現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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成田から大阪に到着!!お世話になったみなさんほんとうにありがとう!充電期間に入りまーす

osaka (27)
なんだかんだすったもんだありましたが無事、大阪に帰ってきましたー!


日本での旅の道のりを順を追ってご紹介。


osaka (1)
成田空港に着いたのが3月26日。
夜着だったので空港で一泊し、翌朝外に出ると一面の雪景色!
写真の服があったかいMAX。
こりゃ都内まで80kmも走れないー!とバス会社に頼み込んで乗せてもらうことに成功!
バスを降りた東京駅近くのビルですったもんだありながらも自転車を組み立て世田谷へ。




 osaka (2)
10年来の旅友達、だん君ちにお世話になります。
ひさびさの待ちに待った日本食は海鮮!肉!ビール!朝までノンストップ




osaka (3)
翌日はあいにくの天気やけど都内のオアシス、等々力渓谷~玉川をぶーらぶら。



osaka (4)
多摩川の川原ににはサバンナが広がっていて、ただならぬ殺気を感じて目をやった先には、獲物を狙うライオンが!!
雄ライオン、3歳くらいいだろうか・・。だん君とのにらみ合いが続くっ!!


そんなこんなな二子玉川駅の発展ぶりにびっくりしつつ、蔦屋家電の物のあふれっぷりに外国人お上りさん気分。アフリカから帰ってくると毎回あらためて日本に驚くことが多いけど、今回はアフリカ帰り。
あまりに多くの人が無表情に行き交いすぎてて、この人たちは人間なのか?機械じゃね??
ひとつひとつの物自体の必要性と値段があまりに釣り合ってなさすぎてもう頭が混乱してくる。ほんとうにいるもんなんてひとつもねえなこの町は。

まるで未来の町にまぎれこんだような錯覚におちいっちゃいました。

にしても人間おおいなー



 osaka (5)
おれのだん君を横取りしたオンナ、まみた(嫁)。 

結婚おめでとうやで!
だん君、家事手伝うんやで!


 
 osaka (7)
翌日はプリンスホテルの回しもの斉藤が新宿プリンスのお部屋を取ってくれ、昼ビール!
夜はエリートコース乗りまくりのはた坊も仕事上がりにやってきた。
結婚、マイホーム、お父さん。はんぱねぇな!
ちんちくりんっぷりは変わってないのに大きくなったね~




osaka (6)
斉藤とふたりでホテルとか嫌やなーと思っていたら、
スペインで一緒に三週間タンデム旅したちょこちゃん&親友うっちゃんがやってきて朝までどんちゃん騒ぎ!

ちゃんとあのドラえもんを持って帰ってきたんやけど、ふと。
あのお金って・・・ うっちゃん



 osaka (10)
お次はちょこちゃんち!
相変わらずかわいいかわいい爆裂おしゃべりモンスター



 osaka (9)
同じタイミングで日本に帰ってきていたちょこ友達もいっしょに滞在ー

きれいにしてるちゃんちに大きなバックパックふたつ、自転車バック6つ。
なんだかほこりっぽいゴミ屋敷! うそうそ




osaka (12)
4月1日にはいつも出演させてもらってるNHK「地球ラジオ」にスタジオから出演するので、世田谷から渋谷まで自転車でゴー!

・・の前に、ずっと来たかった友だちのお店へ!

代々木上原にある Mi Choripan
アルゼンチンのソウルフード、チョリパンの日本初のお店だぜ!




osaka (13)
まる秘ブレンドのチョリソーをじっっっくりと焼いてオンザパン!
お野菜のっけて魔法のソース・チミチュリぶっしゃー!

これがアルゼンチーナのmiコラソン、チョリパンだー!!
香ばしくて肉汁じゅわーでいろんなスパイスうめー



 osaka (14) おしゃれでかわいい夫婦、真也君・ともちゃん




osaka (11)
数日間滞在させてもらったちょこちゃんちを出発!
次は大阪?またすぐ会おうね




osaka (15)
そして向かったのは代々木公園!
モロッコはエッサウィラで仲良くなったシリカワキフレンズとのお花見ー!

日本では離れてたり仕事があったりするなか集まってくれた、横綱!!
そして横綱と同部屋のくーちゃん。
人だらけの代々木公園をタンデム押して場所取りして、酔っぱらってはすぐ竹藪・・・じゃなかったおトイレ行って、




osaka (16)
昼すぎにはタンデムに乗ってくれてたともにゃんもやってきてもうウレションだよー!
トイレ待ち長すぎて常に誰かがトイレ行ってるような状態で写真にくーちゃん先輩いませんごめんよー!

次は絶対ぜんいん参加!!

横綱くーちゃんが取組みあるってんで見送って、ともにゃんと二人。
その夜は川原で寝ようとしてたけど、ともにゃんが電話一発、しゃれおつシェアハウスに住んでる友だちのところに飲み&お泊りに。

建物まるまるシェアハウスのナウでホットで飲みまくりナイト。
ともにゃんのお友達も面白くて、もっと時間があったらなーってな東京ラストナイト。




osaka (17) 東京で会いたい人はあと200人くらいおったけどお次の予定が決まってる!
6日後、大阪で花見。ダッシュで帰らんと間に合わねえぜ!

・・とか言いながら、お友達のとこに寄って温泉宿に連れてってもらい、お泊りんこ。
帰国してこんなすぐに温泉に入れるなんて思ってもなかった。
アフリカでガサガサに乾ききったお肌もツルスベだぜっ!




osaka (18) 地の物を使った食事がうまかったー!
むちゃくちゃ太った2日間でした。ありがとう!





osaka (19) そこからとにかく自転車で大阪を目指す!

も、日本は信号多いし車もビュンビュン!道も悪いしバイパスでコンプリケートしちゃいます。
先進国の仲間のはずの日本。
自転車ブームもあったってのに、いまだ自転車と車の共生はなってないねー。
いろいろ活動されてる友達もいるのでこれからに期待!




osaka (20)
さすがにタンデムで箱根は越えらんねーってんで御殿場周り。
天気は下り坂やったけど、時折てっぺんを見せてくれました。

富士は日本一の山。
唯我独尊、どこにいても見守ってくれてるなんとも頼もしいお山です。
ゆっくり富士山楽しみにいきたいなー



 osaka (21)
タンデムが4月1日に解禁されたばかりの静岡に、帰国したら絶対会いたかった人がいる!

2011年に帰国したとき、同じように成田から大阪に向かう道中で出会い、走りやすい道を案内してくれたサイクリストのお父さん、瀧田さん。

瀧田さんは退職された後、自転車乗るは海外行くわでスーパーアクティブ!そん時もすごい話が弾み、ぼくが海外を旅している間も近況を送ってくださり、綺麗な富士山の写真には日本を懐かしんだなー。
そんなわけで今回帰国したら絶対に会いに来たかったわけです。

待ち合わせしたときからポツポツ降り出したものの、タンデムに乗ってサイクリング!




 osaka (22)
どしゃ降りの中瀧田さん宅へ、泊めていただくことになった。

かわいらしい奥さんがお鍋やらおつまみやらフルコースでもてなしていただきました。
おふたりとも海外経験豊富で本当に楽しい夜でした!ありがとうございました!





osaka (23)
さて、そこからはレンタカーだぜ!

というのも、この2日後に大阪で花見をする。
遠くから来てくれる人もおるし、大好きな人たち。
ただ大阪までえ350kmあって、漕いで行ったのでは間に合わない。
宅急便で送ることもできたけど、せっかくならタンデム自転車に荷物満載で現れたいよね!
ってんで軽トラをレンタカーして大阪までタンデムを運び、また車で静岡へ戻り、夜行バスで大阪へ戻るというなんともなーな予定を組んだ。

お花見の段取りを友達に聞いているとなんだか話がかみ合わない。

あさってだと思っていた花見、、、明日だった!!

この時AM11:00。

高速ぶっ飛ばして帰れば、軽トラで静岡ー大阪ー静岡、夜行バスで大阪。
いける。でもすっげー金かかる。

下みちでは片道7時間はかかる。
往復して戻ってくるのは翌日早朝。安い夜行バスでは大阪に帰れない。
となると静岡から新幹線?鈍行??

宅急便で自転車まるごと送ってしまえば時間もゆったり夜行バスで帰れてトータル1万円ですむ。

でも、、、自転車乗りやし自転車は見せたいよねー!

で結局、ケチなぼくは考えうる一番安くて花見の時間には間に合うけど、最低最悪にハードなプランを選びました。
 



osaka (24)
軽トラ、した道で静岡を出発し、雨と渋滞を走り、大阪ついたのが19:30。
ケツ痛いし肩こるし、何より軽トラじゃエンジン回しまくりで怖い~

1年10か月ぶりの実家を懐かしむ間もなく自転車を下して再出発!!

今度は真っ暗な中をぶっ飛ばし、山の中では大雨で何にも見えへんし眠いしぐわー!!!
頭おかしくなって叫んでどついてなんとか朝方静岡へ帰ってきた・・。
車の中で1時間だけ仮眠して、早朝5時1分発の新快速にライドン。

大阪への帰り道、四日市で金券ショップに寄って買っておいた青春18切符。

うちまでの乗り換え5回。
出発地は始発やけど乗り換えは途中の駅。
一回でも寝過ごしたら花見に間にあわん地獄。

電車の中やけどごめんなさい!
アラームのボリュームMAXでなんとか寝過ごすことなく、
時にはばぁちゃんに席を譲り、足を広げて座る兄ちゃんを注意して、
垂れたよだれでヒザべとべとなりながらなんとか帰ってきたおおさかー!!




osaka (25)
お花見間に合ったー!!
わがスイートホーム、住吉公園にお友達がいっぱい集まってくれました!



 s-DSC_0052.jpg ぼくの彼女を紹介します

愛してます!葉純たん!




osaka (27)
いやーほんと落ちつくお友達たちです。
みんなが持ち寄ってくれたおいしい餃子や餃子や、それに加えて餃子とか、ほんとに腹いっぱいで夢いっぱい!

楽しませてもらってる中でもずっと、
あぁ~、ここがおれのホームやなぁ。
と感じてました。

うれしくて楽しくて大好きです!!

お次はもっとゆるい日程で楽しみましょう(笑)



そーんなわけでとりあえずの予定を終えたいま、山積みになった荷物を前に途方に暮れているのですが、働き始める前に少しだけほかの予定が・・・

またそれは別の話。

今回、東京から大阪で会ったみんな。
こんな手ぶらで帰ってきたフーテンを迎えてくれ、楽しく過ごさせてくれてほんとうにありがとうございました!
まだ旅は続くのですぐにこの恩を返す。ということにはいかないのですが(笑)、末永くかわいがっていただけたらうれしいです!


アイラブユーオール!!!




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| 資金稼ぎ帰国2017 | 19:26 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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スクーター逝去にて西アフリカバイク旅終了@マリ ヤッタ―\(^o^)/―!!!


やっほーフレンズ!

去る3月2日アフリカ大陸のゴールとなる南アフリカは喜望峰に到達し、
現在はタンデム自転車を預けてナミビアからボツワナ、ザンビアへと恋のバカンス中!

アフリカ後は自転車世界一周ラストステージのユーラシア横断に向かいたいところですが、またして資金不足・・。
いったん日本に帰国し、資金稼ぎの為に半年から1年ほど働きたいと思います。

なもんで日本に帰るぜっ!!
帰国日は3月26日に成田空港着!
4月1日土曜日にはNHKラジオの番組「地球ラジオ」に渋谷のNHKから出演してから、
マイスイート大阪へむかってタンデム自転車で走りまーす。

働き始めるまでに何やかんやと楽しい計画もあったりするのですが、そりゃあまたそん時。
とりあえず今は帰国までにブログを全部書ききって気持ちよく帰るべし。


・・・と書いたのも今は昔、現在3月25日。
ケープタウンから帰国の途に就き、乗り換えでエチオピアのアディスアベバに早朝到着し、
夜のフライトまで航空会社の用意してくれた4つ星ホテル(自称)で優雅に過ごしてまーす。

明日の夜には成田着、そのまま空港泊。
大都会東京は厳しそうだー!



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んじゃそんなわけで去年6月。
西アフリカスクーター旅行の続きだよー!



maribamako (1)

絶望的に故障しまくりのスクーターで川を渡りジャングルを抜け、
エボラやラマダンやワイロ要求を跳ね返し、内陸国マリの首都バマコにやってきた。

押しなべて貧しい西アフリカ諸国の中にいくつか存在する大都市、バマコ。



maribamako (2)
ニジェール川沿いに栄える180万人が暮らす大都市!
例によって盗難で写真を失ったの写真はないんやけど、
2階建以上の建物見たの久しぶりな気がする(笑)

計画的に作られた片側3車線の大通りや省庁街、他には、、、うーん。

マリはイスラム教の強い国なので洋服を着た女性はほとんど見ないけど、
女性が数人でアイスクリーム舐めてたり、ちょっとオープンな空気も感じる。

まぁなんしか広大な街!

海沿いの国々から悪路を超えてこの国にやってきたのはいくつか理由がある。

ひとつ目、バイクの旅がしやすそう。
マリは幹線道路が舗装されていたり最低限のインフラの整った「平らな」国。
エンジン焼き付きの影響でパワーのないバイクでも、平地なら安定して走ることができる。
その反面、サハラ砂漠の国なので毎日気温が40℃以上にあがるという灼熱地獄というデメリットも。

二つ目。
スクーターの部品を手に入れれる可能性がある。
バマコは大都市でバイク部品屋が多そうなのと、
舗装のされた平地なのでスクーターが走っている可能性がある。

加えて、この先旅する国々の大使館が集まっているのでビザを一気に取ってしまえる。
到着早々お隣ブルキナファソのビザ申請をしておいて町を探索だー!


ふぅ…、その結果。


バイクと歩きで2日間町をくまなく探し回ったものの、スクーターの部品を扱う店は無し。
西アフリカ諸国のビザも次のブルキナで取ったほうが安そう。

バマコに期待しまくってきただけに肩透かしを食らったような気分やけど、
ラマダンも終えたことやし久々のビールを楽しみつつリラックス滞在。


ちなみにこの半年ほど前にバマコではアルカイダ系組織の大規模なテロがあり、
外務省の安全情報では首都バマコ以外ほとんどの場所が最高レベルの「退避勧告」。
他の国からの旅行者も限りなく少ない。

いくつか地方にある観光地に向かいたかったけど、現在の情報も手に入らない状況で、
またセネガルに戻る復路の時に状況を見て観光に行くことにして、
今回はまっすぐ隣国ブルキナファソに向かうことに。

ひさびさビールもたらふく飲めたし、お粗末な英語でやけど人としっかり話せてストレス解消!
ブルキナに向けてスタートだーっ!


平らなマリの美しい舗装路の上を時速30kmでぶっとばしてゴーゴゴー!!

次の町あたりで宿を探そうかなと考え始めた夕方ごろ、またしてもオーバーヒート・・。
あまりに順調すぎて冷却水の確認を怠るという凡ミス。
地平線まで伸びる一本道で路肩にスクーターを止め、考える。

こんなことは2日に1回起こることなので自分でエンジンばらして修理するにしても、水がない。
もう夕方なので今から修理はできひん。キャンプして明日修理ってのがいいけど、キャンプするにも水がいる。
次の村Sidoまでは3kmほど。

ほんっと何ひとつ簡単に進んでってくれないなーこのスクーター旅は。
とはいえ、旅のしやすいマリにきた気楽さもあって、にやにやしながらバイクを押す。

日暮れ前にSido村に到着、電気もなく国道を走る車向けの商店が並ぶだけの小さな村。
この村には宿泊施設がないらしく、バイクを走れる状態まで急いで整備してキャンプ場所を探しに行かなくては。

青空メカニックに飛び込み、自分で作業するからと場所と工具を貸してもらう。
超速でカウルを全外し、エンジントップカバーをオープン。
症状は軽度のエンジン焼き付き。いつものやつだー。

とりあえず日が暮れるまでにキャンプ場所を探しに行かんとあかんので、
焼き付きの方には目をつぶって(冷えればある程度収縮するw)、冷却水漏れの方の応急処置を。

マフラーを外し、エンジン腰下左側をオープンしてみて、、、

ワオ!

こないだギニアの首都コナクリで奇跡的に手に入ったた部品がさっそく壊れてる・・。

ウォーターポンプ部のシャフトを保持するためのベアリングが砕け散って、
シャフトがギヤボックス内で大暴れしていた様子で、水漏れを防ぐメカニカルシールにダメージがあるかも・・。

こりゃえらいこっちゃとシャフトを抜くため部品を外していく。
どうやらメカニカルシールに致命的なダメージはないようでひと安心。

汎用のベアリングを村内で手に入れることができたので、元通り部品を組んでいく。

だいぶ前に日は暮れてしまっていて暗闇の中ヘッドライトでの作業に、メカニックのお父さんも付き合ってくれる。
普段やったらとっくに閉めてお家におる時間やろうに、、、むっちゃメルシー!!

そんなこともあってちょっと焦り気味での作業の途中、
エンジンとウォーターポンプシャフトをつなぐベルトが、ギヤの間に引っかかった。

押しても引いても抜けないので、タイヤを回して強制的にギヤを動かしてみる。
ギヤの間に食い込んでしまってるようでタイヤが回らない。
おりゃ!動け!そりゃ!

ふぅ。抜けたかな。
外れたはずのベルトをギヤにはめるのに車体の反対側に回ると、砂地に横たわる一本のヒモのような物体・・・
暗くてよく見えないので拾い上げてみる。

ヒモのようなこれはいったい、、、 


ベルトだ。


ベルトが、、、 切れたー!


このベルトは車のドライブベルトとは違ってギヤどうしをつなぐので、
円の内側にはギヤの歯に合うよう凹凸がついている。
まったく同じ部品はまず絶対手に入らないやろうし、
長さと歯の数が合うような汎用品なんてものはあるわけない・・・
瞬間接着剤どばどば流し込んで繋げてみたけど、エンジンの動力の前ではプチっと切れちゃう。



とりあえず、このベルトがなくなるとどうなる!?



このベルトがないとエンジンからの動力がエンジンを冷却するウォーターポンプに伝わらない。
ただでさえ冷却水が漏れて一瞬でオーバーヒートするってのに、、、

試しに部品を借り組してエンジンをかけてみる。
アイドリングだけでも1分もしない内にオーバーヒートだ。



バイク\(^o^)/オワタ




いやぁ、予想してない急展開でバイクが死んでしまいました。
ここまでかなり重篤な故障にも限られた部品と知識でなんとか乗り切ってきたけど、
最後はこんな凡ミスで復旧不可能とは・・・

なんだかここまで必死に旅してきた自分の姿がおかしく思えて笑えてきた。
ふしぎなことに喪失感も後悔もない、晴れ晴れとした気分。


ふぅ・・。

これにて、、、  バイク旅終了ー!!


この村には宿がないし、今夜はヒッチハイクしてバマコに戻ろう。
奇跡の奇跡を1%も期待はしてないけど念のため、
切れたドライブベルトを持ってってバマコで探してみよう

見つからなかった場合はスクーターを、場所を貸してくれたメカニックにあげることにした。
バイクもヘルメットも工具もオイルもガソリンもぜーんぶ丸々!!
親切なお兄ちゃんやったし、故障の原因はよくわかってなさそうやけど、
イスか子どものおもちゃくらいにはなるでしょう。


いやーすっきりした!
とりあえず今後のことはバマコに帰ってから考えよう。




maribamako (3)
走馬燈てきなやつ(笑)

買ったバイクを登録するのに2か月かかり、
スタートした翌日にエンジン焼き付きの大故障。
これがすべての始まりやった・・。




maribamako (4)
ダートなんてもんじゃない馬でしか越えられない道を走り、
木彫りの船で川を渡り、土砂降りの雨季のなかバイクを押し国境を超えた。




maribamako (5)
これが唯一このバイク旅のご褒美か?
バイク故障のストレスから離れて釣り生活。




maribamako (6)
昼間は45℃まで熱されるので夜のキャンプが待ち遠しかった。




maribamako (7)
訪れた先々でメカニックに寄った。
むちゃくちゃ荒くて雑な作業、未熟な知識でよくやってけるなとも思うけど、
同じバイク好きどうし、言葉は無くても気持ちはすぐに繋がった。




maribamako (8)
毎日故障してほとんど毎日バイクをばらしてた記憶しかないような気もするけど、
修理の合間に(?)、走ってる時のスピード感はまた自転車とはちがって爽快やった。
故障のおかげで時速30kmくらいでしか走れなくなったのも、逆にゆっくりとアフリカの景色を楽しませてくれることになった。

そして何より!!!

道端で止まったバイクを心配して声をかけてくれる人たち、
町まで一緒に押してくれた子供たち、引っ張ってくれた車のドライバー。
何十軒何百人というバイクメカニックとああでもないこうでもないとバイクをいじくった。

バイクが壊れたおかげで、普段の旅の何倍もの現地人と出会うことができた。

不幸中の幸いというか、
首都の市場のど真ん中で立ち往生していたって、
ジャングルの中で呆然と立ち尽くした夕暮れでも、いつもどこからか親切な人が現れた。
黒人の土地に迷い込んだ見知らぬ中国人に彼らはいつも親切で、
言葉がわからなくても世界のどこにだっていけることを知った。

どうにもならない事なんてほんっっとにひとつもなくて、
自分の周りの、先にあるらしい未知の不安をそれほど深刻に感じなくなった。

おんぼろバイクと旅したこの2か月が、自分をひとまわりたくましくしてくれた。
その変化は人生の転機と言ってもいいくらいの大きなもので、
世界のどこにでもいけるし何をしてもいいという「自由」。
ココロとカラダの重りがボロボロ崩れてドサっと落ちたような、生まれ変わった感覚。


ありがとう、おんぼろスクーター。



ってーなわけで!西アフリカバイク旅は終了ー!!

バイクを降り、荷物を背負ってバックパッカーとして西アフリカを引き続き旅するよ~!!





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| 53 MALI | 23:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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近況:アフリカ大陸のゴール、喜望峰到達!!


こちらでの報告が遅れましたが、2017年3月2日アフリカ大陸のゴールとなる喜望峰に到達しました!

南アフリカに入ってからは暑さと100km続くエンドレス無人区間、そして無茶な坂&強風と、
自転車乗りを苦しめる要素を片っぱしから詰め込んだような苦しい日々が続きましたが、
ほんとに親切な南アフリカ人との出会いに助けられ元気をもらってなんとか走り切ることができました。

いくつか写真をどぞー!

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自分へのご褒美!!

帰国は3月26日に成田空港着!

それまでしばらくの間、自転車を預けて小旅行に出ます。
というかすでにナミビアにいたりするんですが(笑)



あっそうそう、帰国の報告してたっけ…??

ほんとうならこの後イギリスに渡り、日本に向かう自転車世界一周最終ステージを開始したとこなのですが、
またしても先立つものが・・・
旅がぜんぶ終わって帰国した時に無一文やと何かとつらいので(笑)、
ちょっと余裕を持てるように半年から8か月ほど日本で資金稼ぎをしたいと思います。


帰国した週末4月1日には夕方にいつものNHK「地球ラジオ」にスタジオから出演します!
ドンミスィっ!!


そんでもってここまでのブログも片付ける算段はついている!!
随時アップされるのでちょこちょこのぞいてくれたらうれしいです


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| 63 SOUTH AFRICA | 23:21 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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バイク整備備忘録と魔都市バマコ到着。マリちゃん好きだーっ!!!~ラマダンしてました編~


ヘイメーン!!
ただいまボツワナ最後の夜。
今日は昼間に100mmの雷雨だってんで高ーいキャンプ場に延泊してます。
なのにお外は、しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん。たいして降んねーなおい!

明日からついに南ア!
山だし治安悪いしどうなることやらー




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さーてブログはタンデム自転車からスクーターに乗り換えての西アフリカバイク旅。

西アフリカの中でも飛びぬけて貧しく、電気・水・道路が最低最悪のギニアに二回目の突入。
その先にあるという道路がフラットで舗装もしっかりしたマリを目指して走るとこから始まります。

 ※タンザニアでHDDの盗難にあったので現地の写真はありませーん



kankan (1,)
エボラ出血熱の始まった場所、ギニアのゲゲドゥを後にして、マリへと向かってひたすら北へ。

現地人から聞いていた情報が大間違いで、予想外の激荒れダートを走ることに。
これまで旅したどの国のどの道よりも酷いルートで、腰やら肩やらを振動でやられてしまった。
自転車と違って自分でこいでない分楽なはずやのに、一日終わるとぐったり。


ゲゲドゥから100kmでキシドゥグ(Kissidougou)。
キシドゥグからギニア東部一の大都市カンカン(Kankan)まで200km。




kankan (2)
キシドゥグが近づくとダートもひと段落。
写真のようなフラットで締まったダートになり(この写真は別の場所のですが)、
衝撃を気にすることなく走ることができてきた。

キシドゥグからは舗装工事のための地ならしされたダートに変わり、
カンカンに近づくころには舗装されたばかりの高速道路のような広い道に。
これまで一日で30kmしか走れなかったことを考えると5倍の150kmを一日で走るという快挙!!

冷却水が漏れオーバーヒートしてしまうスクーターも、
ある程度のスピードを維持して走っていれば風でエンジンが冷却されるのですこしご機嫌さん。
まぁまともなバイクなら500kmは走れる道なんやけどねぇ(笑)


カンカンはかなりの規模の町で、買い物と給油だけ済ませて郊外に出てキャンプするつもりだったけど、ガソリンがない!
この町のほぼすべてのガソリンスタンドに飛び込んだけど、どこも品切れで見つからない。
雨季が始まったここ一週間ほどで、首都からの国道が水没・破断して
ガソリンを運ぶタンククローリーがたどり着けないでいるらしい。

同じようにガソリンを求めてさ迷っている同志に聞くと、一軒だけ置いてるらしいぞ!と。
さっそく向かってみるとやけに車が多い。そしてスタンド1km手前から一車線つぶした渋滞の列。
こりゃスタンドにたどり着くのが明日になるか、その前にガソリン売り切れちゃうね・・。
しかし聞くと、明日には町はずれのスタンドにタンクローリーが着くという。

しょうがない、、、宿をとるか~。


実はここの所、大きな町に出るときは昼間に通り過ぎるようにして、町中に滞在することがないよう旅を進めていた。

というのも、シエラレオネのフリータウンからここカンカンまでは先のエボラ大流行の震源地的な場所。
たぶん、ぼくが旅をしてきたルート上だけで数千人が死んでいるはず・・。

厳密には1度目のギニア入国した日から流行地ではあったけど、
特にフリータウンから先は、WHOの終息宣言後も新たに感染者・死亡者の出ているエリアで、
地中に残ったエボラウイルスはかなりの期間生き残るというのを聞いて少しでもリスクを減らすため、
人の集まる大都会を通り抜けるようにし、ローカルの食堂でご飯を食べることも極力避けてきた。


カンカンで見つけた宿は街はずれで人もまばら。治安に関してはターゲットになる旅行者もいないので大丈夫でしょう。
オーナーが少し英語を話し快適だし、ダートを越えてさらにボロボロになったバイクも整備してあげようと2泊することに。

翌日朝からガソリンスタンドに並びに行くもまぁ予想通り、タンクローリー未ダ到着セズ。


バイクの整備でもしますか。

※ここんとこのこのブログ、バイクの専門用語ばっかりで誰得?みたいなのが続いてますが、飛ばしちゃってね。
 まぁこれももうすぐ終わるんやけどね。あと数日でバイク死んじゃうからなっ(笑)


バイクの不具合洗い出しと整備DAっ!!

・ウォーターポンプ部の不具合によるエンジン冷却水(ラジエタークーラント)漏れ。
 5分から30分で2リットルが抜けきってしまうので常に補給。

 →ギニアのコナクリで交換部品を手に入れアッセンブル交換したものの、まだ少し漏れる。けっこう漏れる。


kankan (3)
・エンジン焼き付きよるシリンダーカバー(写真の)の熱変形。
 歪んでできた隙間から吸排気・圧縮が冷却水通路に漏れ出し、沸騰した冷却水がリザーバーから噴き出す!ギャー!
 そして圧縮漏れによる大幅なパワーダウン。坂道は勢い付けるかそれでも無理なら押して上るしか・・・

 →ベルトサンダーの太ーい布(?)ヤスリを平らな場所において、ガーリガーリとフラット出し。
  ほんとはアルミガスケットじゃないとやけど、さすがに適合品は手にはいんないので高温対応の液ガス充てん。
  高温対応液ガスにはヘッドには使用不可と書かれてるんやけどね。その分2日かけて乾燥させてみた。 


この二つがスクーター旅2日目から続くメインの故障。

・ついこないだブラシを交換したセルスターター不動問題。
 治ったと思いきやまだやっぱり動かない時がある。レンチでおもっきりひっぱたくと動くけど、、、
 バラしてみると、ブラシは充分残っているけど他車ブラシからの削りだしなので成型が悪く、
 ホルダー内で引っかかってモーターに当たらなくなっていた。

 →慎重に削り出して即解決!
  ついでに、こないだモーター修理したメカニック、ワッシャーの順番むちゃくちゃだよ!!ファック!


他には、、、


・電気のリーク?
 イグニションコイル周辺で電気がリークしているようで、プラグを抜いて火花を飛ばしてみると火花の弱いポイントがあった。

 →しっかり差し込んでグルースティックとビニールテープで固定。OK牧場!


・キャブの詰まり。
 吸気のインシュレーター・シリンダーカバーを見てると汚れも目立つし、エアクリ開けるとスポンジ入ってねぇ!!
 砂の国セネガルで乗られてたバイクでジャングルを旅してきてスポンジ無しってことは、、、かなりキテるはず。
 しかしとんでもなく整備性の悪い場所にキャブがあってソケットレンチが入らず、長い10mmスパナが必要。
 スイングアーム外してもいいんやけど・・・ ないない。

 →バマコで10mmスパナを買おう。


・2stオイルの減り早すぎ問題。
 しっかり距離を稼げるようになってみると、なんと2日で2stオイルが空に!!!
 混合気が濃すぎて火が付かずパワーロスしてた? ・・あると思います。
 ってことはオイルポンプなんやろうけど、2stのバイクいじったことないからよく分からん。

 →グーグルせんせー!!
 

・ガソリンメーターの針乱れまくり!
 2次エアをさぐると、タンク‐キャブのあいだでホース径を変えるジョイントがあり、接続部がゆるゆる。
 ついでに燃料フィルターが鉄サビだらけ!!

 →洗浄s液ガス盛りまくり。でも治らず。
  タンクキャップのゴムも伸びてたので、板ゴムで切り出し。 しかし治らず!


・スピードメーター不動

 →そんなの知らん


・タイヤエア漏れ
 パンク?ホイール歪み?

 →毎朝空気いれればいいじゃない!


だいたいこんなもんかなー。
2日かけて整備してみて、まだここでは手に入らない工具もあったりするので、マリの首都バマコでしっかりやろう。
バマコの人気宿『スリーピングキャメル』は、メカニックも呼べるらしいし、
オーバーランダー(豪華な四駆で旅する金持ち白人)御用達の宿。しかも一泊600円くらい。
今後の国のビザ取りがあるので滞在も長くなるし、宿でゆっくりしながらビール片手にバイク整備でしょ!!イーネっ!!


何にしてもマリだ! 

マリちゃん、いま会いに行きます!!




kankan (4)
そうそう、カンカンでバイク修理の為に携帯のシムカードを買ってセルモーターについて調べてたらこんなのが。


左上から、

セルモーター
セルモーター
セルモーター
セルモーター

二段目、左から

さんま
セルモーター
セルモーター
セルモーター



さんま??



いやーん!猛烈にさんま食べたなってもたー!
マリまで泳いでけえへんかなー、さんま。



カンカンには結局その後もガソリンはやってこず、
道端で汚いペットボトルに詰めて売ってるのでしのぐことに。
ただでさえ燃料フィルターもキャブも詰まってるっていうのに(笑)


走り出すと、カンカンから先はまぁ素晴らしい道!
・・ってほどでもないけど、舗装されてる。

ぶっひゅーん!と200kmちょっと走ってマリ国境。(ワイロ検問10か所以上!)

マリ側のイミグレ(入国管理オフィス)ではすげー親日でチヤホヤされた。
なんでも警察官の教育施設は日本が建てていて、おまけに日本の警察官が来て教育までしてるらしい。


そんでもってマリに入った途端に完璧フラット!
坂がないからバイクを押さんでいい!!楽だー! なんていい娘なんだマリちゃん!!


景色もテーブルマウンテンみたいな絶景が続く。
村に立ち寄ってみると人はかなりシャイ。落ち着きがあるっ!!


ドカンと走って魔都市バマコ着。

粘土で作ったまるっとしたかわいいモスクがあったり都会がちゃんと都会!
バイクレーンが細いのにガタガタ&ものすごいバイクの数でちょっと怖いのと、
夕方になると渋滞解消のため上り車線も下り方向に向かって突然一方通行になり
前から猛スピードで車が突っ込んでくるのは怖いけど、
そんなのご愛敬!



マリちゃん好きだー!!!




あっそうそう、
この時期イスラム教国ばかりの西アフリカは断食月でラマダン中。(太陽の出てる時間帯断食)
初めの頃は、日中レストラン開いてねーなーってイライラしてたけど、
モロッコで仲良くなったブラザー、イスマイルのフェイスブック投稿を見てるうちに
ちょっとラマダンしてみよっかなーってな軽いノリでラマダンしてました。

駄菓子菓ー子!!
バマコの快適宿スリーピングキャメルは白人経営でビールが安い!
おまけに地獄のダートを走りぬきたどり着いた達成感・・・!!


ラマダン終了でーっす!!


ちなみにラマダンしてみた感想はというと、
自転車で旅してたら100億万パーセント空腹で無理やろうけど、バイクならなんとかなる(笑)
日中40℃を越える気温と雨季のムシムシもあって、疲れ果てててメシがノド通らんってのもあるけど。

現地人は、日が昇る前にしっかり食べ、日が沈んだ後は毎晩パーティーみたいに食いまくってるので、
ダイエットの為のファスティングとはまったくの別物。夜飯食うだけ食ってすぐ寝るからね。

でも、食べたいときに食べる生活をしてる身からすると、食べることの意義とか(食わんと死ぬししんどい)、
食べたいものを食べることのできるありがたみ(日本人であることも含め)が薄れてたなーと考えさせられた。
あと、「おれ仏教徒だけどラマダンやってんだー」って言うと現地人めちゃくちゃ喜んでくれた!!
厳格な人はツバすら飲まないけど、お茶飲め!ジュース飲め!ってもてなしてくれたり、なんていうか一体感!

もしラマダン月に旅することがあったら、一日でいいから体験してみることをおすすめします。

最後に繰り返します。




ダイエットにはなんねぇぞ!!

だって太ったしっ!!







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| 52 SIERRA LEONE-GUINEA | 07:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ギニアジャングルと人々の暮らし ~エボラが始まった場所にて・・ 編~


sgf (1)
現在は2017年1月25日。
南部アフリカのボツワナ、首都のハボロネでJICA隊員さんの家にお世話になってます。
昼間からビールを開けてソファでくつろぎ、ときおり猫をなでなでしながらのブログ更新。

この先、南アフリカに入ると物価が上がってキャンプ場すら1000円以上。なかなか泊まれなくなるので
こんなリラックスして過ごしてられるのもゴールのケープタウンまでで実質最後かも!?
こっからはずっと山岳地帯が続くし南アの治安といえば修羅の国・・・

明日からのおれ、、、がんばれっ!!


----------------------------------------------------------------------


7か月くらい遅れてますが巻き返しを図ってます西アフリカスクーター旅ブログ!

タンザニアで外付けのHDDを盗まれたので、幸か不幸かここからは写真がありません。
ただでさえ読むに堪えないこのブログ、写真なしでいったいどうなることやら・・・



sgf (2)
シエラレオネから、地獄の悪路ギニアへと向かう山道。
ギニアを抜けたマリはどこもフラットで舗装されているというハナシ。
天国マリを目指して今一度、ギニア地獄に挑もうじゃないか!!

この時の現在地はピンク?と黄色の重なる黒点。




sgf (3)
ジャングルを縫うようなダートの道が続く。

バイク旅スタート直後の故障から、まともな走行ができないスクーター。

・エンジン冷却水漏れ(ウォーターポンプから)
・オーバーヒートでエンジン(シリンダーヘッド)が変形し、排気がシリンダーから冷却水通路へリーク
 →漏れた排気の勢いで冷却水が噴出する。一人熱湯コマーシャル状態!
 30分も持たず冷却水は漏れきってしまうのでさらにオーバーヒートが加速するという負の連鎖。

このふたつの故障のおかげで、ひどいときは5分ももたずにエンジン冷却水2リットルを補充しなくてはいけない。
おまけにエンジンの圧縮が漏れているのでパワーが出ない!発進時は歩きより遅いぜバディ!
坂道になると登り切れずに止まってしまうので、勢いをつけてバイクを押してかけ上がる。

こんな状態のバイクじゃまともに進めるわけもなく、一日のうちでバイクで走ってる時間がほんとに少ない。

平坦で舗装されていても最高で100km走れるかくらい、
それがダートともなると1日に30kmも走れない、汗と油まみれの西アフリカスクーター旅。

これってむしろ自転車のほうが、、、  って考えは危険だー!  だって、涙が出ちゃう・・。


そーんなわけでとにもかくにも水が必要。
鼻くそほじっててもタバコ吸ってても冷却水は抜け落ち続けてるからね。
ジャングルを進みながらたまに現れる家を見つけると、ペットボトルを持って水をもらいに走る。


この辺りの集落は泥と牛の糞を塗り固め、屋根には藁が吹いてある伝統的な家屋。カーズと呼ばれている。はず。
井戸から水を汲み、ヤギとトリを飼うほぼ自給自足のジャングル生活。

訪れたぼくを見つけるとシノワ!(中国人)と叫びながら寄ってくる子供もいれば、
恥ずかしがり屋さんは大人の後ろに隠れてこっちを見てる。
でも恥ずかし屋さんのわりには真っ裸やったりするけど、そこはいいのかっ(笑)
女性たちはでっぷり太った体にこれ以上はないだろってくらいカラフルな布を体に巻き付け、
男たちはその辺でごろごろしてる。

現地人と話したり家にお邪魔してみると、貧しく見える彼らはとても親切にもてなしてくれる。
こんな田舎でも警察官には出会う度、金くれ!時計くれ!自転車くれ!とやかましいのに、
一般人にお金を要求されることはない。

つつましい暮らしの美しい人々。

・・と思いきや、彼らはみな自分たちはこんな辺鄙な土地で暮らしていて不幸だと話す。
たしかに、毎日水を汲むのは重労働だし、電気は通ってない、満足な道路がなくて人が通らないから商売ができない。

しかし、ぼくにはずっと気になっていたことがあった。
この辺りではどこを見回しても畑を見ることがない。
尋ねてみると、ジャングルのあまりの深さで畑を作れない。種を買うお金がない。と地元民。

そうは言っても、どこの国でも農地を開拓するときには一本ずつ木を倒し、森を切り開いてきたわけで、
これだけ植物の生い茂る豊かな土壌があって、雨もよく降り地面を掘れば水が湧く農業に向いた土地。
旅してきたサハラやそれ以南の乾燥帯ではほんとうに水が貴重で農業に回す分がないというのが理解できたけど、
調理用の炭を作るために無計画に森に火を放って燃やし尽くした空き地が腐るほどある。それを畑にすれば・・・

先進国からの金持ち旅行者の勝手な意見やけど。
貧しい貧しいと不平を漏らすだけでお金を手にする手段を放棄している彼らは怠け者に思えた。



sgf (4)
シエラレオネとギニアの国境には川が流れている。
(この写真はギニアビサウとギニア国境の川の写真。まぁこんな感じ)

大木を切り倒してくりぬいた丸木舟が渡船をしていた。
すぐわきにはドイツ製のトラックも運べる台船が見えたけど現在は動かないという。
国際協力で先進国から与えられ彼らが引き揚げた後、整備できずにほったらかしになっている。
こういった国際協力の実情はほんとよく目にする。現地人だけで継続可能な国際協力が必要ですねー。

ぼくが川辺に降りていくと、たむろしていた若者たちが我先にスクーターに群らがり、丸木舟に乗せようとする。
口々に法外な値段を要求してくるので彼らの手を振り払って3人を指名し、
「お金をゲットするか(現地人プライス)、一円も手にしないか、どっちがいい?」
と交渉し100円ほどでバイクを積み込んでもらった。

しかし丸木舟がむちゃくちゃ不安定!
バイクの重みで沈み込み喫水線まで5cmもない。
少しでも揺れると水が入って沈没するので呼吸を止め体を固めて、祈る。

無事向こう岸につくとこの船頭も法外な値段を要求してきてまたひとモメ。

ギニア側に上陸すると今度は軍服を着たワイロ要求のプロフェッショナルが待ち構えていて、
船からバイクを下そうとする人夫もいっしょになってやいやい言ってくる。フランス語で!!

こういう時は怒るが勝ち。
日本人旅行者の間ではワイロ要求には笑顔で応じ相手を怒らせることなく時間をかけて拒否する、
っていうのが常識(?)やったけど、これはとんでもなく大間違い。
権力者にびびって怒ることのできない言い訳を苦笑いでごまかす気弱なカモネギさん。
それでは完全に向こうのペースで話が進む。交渉できたとしてもむちゃくちゃ時間がかかるかワイロ額の値下げくらいでしょう。
現地での権力ピラミッドの頂点にいる警察・軍人はふだん人に怒られ慣れていないので、
こっちが怒ると案外どう対処していいか分からず戸惑う。そして諦める。

「お前らのボス呼んで来い!英語も話せんのか!
 人守るのが仕事のくせに人から金とんなクソが!!」

こうやって叫び散らせばだいたい黙り込んで通してくれる。叫ぶのが大事。

散々叫んで罵って、胸糞悪いやり取りをしても(実はストレス解消w)、
いざ出発するときになると「また来いよフレンド!」と手を差し出してくるから憎めないよね(笑)


入国審査はジャングルダート沿いいにポツンと建つ小屋で済ます。
あれくれこれく・・・(略

そこから最寄りの町ゲゲドゥ(Gueckedoe)までは地獄のダート。
山あり谷ありどっかんぼっこん!もうぐちゃぐちゃ。
振動でバイクのカウルが吹っ飛び砂にタイヤを取られて転び、
押して上ることができない坂では近くの集落に助けを求め・・・
ぜったい歩いたほうが楽な、たった30km。30kmがこれほどまでに・・・

「ゲゲドゥから先には舗装路がある」
その現地人からの情報を希望にして、たどり着いたゲゲドゥ。ふぅ。

地図上ではまぁまぁの規模の町。しかし町中は舗装されておらずでこぼこ。
市場なのか家なのか、ブルーシートの掘っ立て小屋の続く砂まみれで人大杉な町。

すげー疲れてるしダートでの汚れを落としてあげたいけど、ここで泊まるのはよそう・・。
舗装路で距離を稼いでキャンプ場所を探そうかと国の大動脈、国道一号線(N-1)に出た。

しかしダート!!またダート!!国道1号線やで!

大昔に舗装されたアスファルトが雨水に侵食されて、道路を横断する川のように削られ、
アスファルトの残ってる部分も障害物競走のように穴だらけ。


スピードなんて出せない!歩くようなスピードで発進しては止まって段差を乗り越え、また発進して・・・

この道、200km続くんすけど・・・


これまで出会った現地人に舗装状況を尋ねた時、全員口をそろえて、
「ゲゲドゥまではハードだがその先は舗装されてる!幸運を!」と親指を立てた。それが、、、

何の為の嘘だよ!!くっそーあいつら適当に言いやがって!!

ひとしきり思いつく限りの罵詈雑言を叫びまくった後、
結局この道がきれいに舗装されていようが無かろうがどのみちぼくはこの道路を通ったわけで、
期待させたり適当なことを言ったこと対して彼らに怒るのはいいけど、
この道のひどさからくるイライラを彼らにぶつけるのは間違ってると思い直した。
おれも大人になったもんだぜ・・。



けどムカつくー!!!



夕方ごろには振動で腰をやられてしまい、バイクに乗れなくなってしまった。
バイクを止めて休もうとスピードを落としていくと、道路沿いのジャングルの木々の隙間に家が見えた。
でっぷり太ったお母さんが、臼のような道具で木の実を砕いて香辛料を作っていた。
その傍らには炭火にかけられた鍋。トマトでヤギを煮込んでいる濃厚な匂いに誘われ、木のアーチを通り抜けていくと、
はじめ驚いた顔をしたお母さんが、椅子を出していらっしゃいと迎え入れてくれた。

「どっから来たの?」といつものやり取りをしていると、
お父さん、小さい男の子とお姉ちゃんも家の中から現れた。
ここのところ行程のハードさから人と話すよりひとりで休んでいたくて、休憩をとるとき現地の人のところに向かわなくなっていた。
それがなんとも落ち着いた雰囲気の家族で、こちらも気張る必要がないので疲れを感じず気づくと長い時間話していた。
日暮れも近づきそろそろ出発しようかと思いつつも、絶対に聞いておきたかった質問をぶつけてみた。

それは、ギニア、シエラレオネ、リベリアで猛威を振るい10000人以上が死に、西アフリカを恐怖に陥れたエボラ出血熱のこと。

シエラレオネ側でも何度か尋ねてみたけど、近くの村では何人か死んだんじゃないか。とそっけない答えばかりだった。
ぼくが旅したルートはエボラの大流行地帯だったけど、多くを語らないということは話したくないということ。
それ以上掘り下げて聞くことは止めておいた。


シエラレオネの首都フリータウンを出るとき、最後にネットを使ったときのニュースで、
WHOが発表したエボラ出血熱の終結宣言からわずか数時間後にシエラレオネで新たな感染者が見つかり、
それに続いてここゲゲドゥでもまた感染者・死亡者が出たというニュースを見ていた。

首都を離れるとまともな電力もなくインターネットは皆無なので、
その後ゲゲドゥでエボラが流行しているかどうかというのは危ぶまれたものの、
国境のエボラ対策医務官や現地人に聞いても、もうとっくに終わったよ。と、これまたそっけなかった。

エボラの再流行も気になるけど、
何よりここゲゲドゥは、2013年末に始まったエボラ出血熱の始まりの地だった。


~以下ウィキペディアより抜粋~

エボラ出血熱は、バイオセーフティーレベル4に属する最強の感染性と毒性を持つ
エボラウイルスが原因となっておこる急性ウイルス性感染症。
ヒトにも感染し、発症後致死率50-80%とされ、仮に救命できたとしても重篤な後遺症を残すことがある。
感染者の嘔吐物、血、肉、唾液、粘液、排泄物、汗、涙、母乳、精液などから感染し、
死亡した患者の遺体への接触からも感染する。
ウイルスは大抵、湿った地中で生き延びるため、地面に触れないよう注意し、地面に触れたところは消毒する必要がある。
感染源はコウモリが有力とされていて、現地ではサルの燻製を食する習慣があるため、これを原因とする噂がある。

累計患者数 28512人
累計死亡者数 11313人
死亡率 40%

ギニア 3803/2535 (67%)
リベリア 10672/4808 (45%)
シエラ 14001/3955 (28%)

~抜粋おわり~

2013年12月、ゲゲドゥ在住の2歳男児が死亡した。
すぐに母親、姉、祖母が死亡したものの、その時点では誰もエボラだとは考えなかった。

この正体不明の感染症はゲゲドゥから近隣の町々、首都コナクリ、そして国境を越えてシエラレオネ、リベリアで猛威を振るい、
翌年の3月22日になってようやく、フランスのパスツール研究所からエボラ出血熱だと発表された。
しかしその猛威はすでに手の施しようのない勢いで広がっていて、各国が国家非常事態宣言・外出禁止令を発令し、
周辺国は国境を封鎖し世界各国も空路での3国からの入国を禁止した。
しかし海を渡ったアメリカ、イギリス、スペインなどでも感染者は見つかり、死者も出た。
世界をパニックに陥れたエボラは、WHOや各国NGOなどの協力で衛生管理や消毒などを行い、
2016年1月、WHOがエボラ出血熱流行の終息を宣言。
しかしその2時間後にはシエラレオネで新たな感染者。ついでゲゲドゥでも新たに2人が確認された。

ぼくがゲゲドゥを訪れた時点ではまだ本当の意味での終息は迎えていない時点となる。


顔色を伺うようにその家族にエボラのことを尋ねてみると、

「誰も何が起きてるのか分からないうちにバタバタと死んでいったんだ。
 死んだ人の家族が次々倒れていって、一番ひどかった近くの村は子供ひとり残して全滅だよ。
 ここでも何人が死んだかなぁ・・・
 感染症がエボラ出血熱だと発表された後もそれを知るすべのない人、
 知っていても他人事と楽観していた人、家族の死体を焼くことをためらった人はみんな死んだよ。」

ゲゲドゥだけでも400人以上が亡くなったらしい。
この猛烈な感染力を持った病をいったいどうやって封じ込めたのかと聞くと、

「握手とハグをやめ、家族といえ他の人に近寄らず距離を取り、愛しい人の死体を焼き、ひたすら手を洗ったのさ。」

あいさつで握手・ハグをする習慣があり、食事には手を使い、
浄水・下水の設備もなく、サルやコウモリを食べるこの地。
遠くない未来また同じような感染症が起こったとき、今回と同じ規模で流行してしまうことは想像に難くない。


エボラ流行初期にギニアのお偉いさんが語った、
「HIVやマラリアで毎日それ以上に死んでるんだからこんなのは誤差の範囲内だ」
という発言を思い出した。

たしかに、エボラが流行した3国にナイジェリアを加えた4カ国の1日あたりの死者数は、
ラッサ熱14人、結核114人、下痢404人、マラリア502人、HIV/エイズ685人。 そしてエボラは4人。
繰り返すけど、これは1日あたりの数。

この国では病気・死が常に身近にある。
それを裏付けるようにこの家族がエボラを語るとき、ふしぎなくらい悲壮感を感じさせなかった。
想像もつかない外の世界に侵略を受け支配され続けたアフリカの人たち。
辛い現実を受け入れることに慣れすぎているのか・・・


そうこうしている間に日暮れ時。
仲良くなったその家族はぼくを夕食に、そして敷地に内にテントを張って泊まって行けばと誘ってくれた。

しかし、外務省が渡航を勧めていない危険地帯を旅している身として、
この地にとどまることのリスクは自分だけでなく国にもかかってくる。

丁寧にお誘いを断って、バイクの元へと戻った。





ヤギのスープおいしそうだったなー!

・・・そろそろスコールがくるかも。

ガソリンは残り、、、 だいじょうぶそやな。 よし、キャンプに向かおう。





非日常にいつづけるという日常が長くなり、
何か大きく突き動かされることを遠回しにするのに自分は慣れすぎていないだろうか・・・?

まぁいいや。 ゲゲドゥを後にした。





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