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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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そう、大事なことは今を生きること。 旅を覚悟した、アメリカ最後の出会い。

さて、Lee家から出発して久しぶりの自転車・・・と思いきや、まず向かったのは電車の駅。
そう、アメリカでは自転車はバスにも乗れちゃうし電車にも乗れちゃうのだ!!しかも追加料金無し!

01 電車内
こんな感じ。
ちなみに電車内にはトイレやコンセントまであって快適。
でも車社会なので通勤時間でもガラガラ。本数は1時間1本くらいやし、駅と駅が数十キロと使い勝手が良くない。

02 ユニオンステーション
100km近い距離を移動し、L.Aの中心の駅に着く。
ちなみにこの駅舎は映画の撮影にもよく使われていて、Catch me if you canでレオ様が詐欺る銀行はここを使ったらしい。

久しぶりの自転車でヒィヒィ言いながらL.A中心地から離れ、海岸沿いを走る。

アメリカ西海岸沿いにはサイクルロードが整備されていて、前後左右のどこかに常にサイクリストがいるような状態。
からっとしたカリフォルニアのビーチ沿いの道をみんな笑顔で声掛け合いながら走ってる。
みんな笑顔で、スピードの速い遅いに関係なく(ドロップハンドルが逆になってても気にしない)、それぞれのスタイルで楽しんでる。こんないい所やったらすげー強いレーサーがばんばん生まれそうやけど残念なことに、乗ってる自転車はTREKとSPECIALAIZEDばっかり。そこまでアメリカにこだわるなんてもったいない!
車道にはバイクレーンがあるし、ヘルメットも義務化されてたりするし、環境は最高。 アメリカがロードレース後進国なんて呼ばれてたのはもはや過去。 日本もがんばってほしいね~

04サイクリスト
重そうな荷物でえっちらおっちら走ってると、抜き去っていくサイクリストが話しかけてくる。この彼は、
「ほんと君がうらやましい!俺の分まで楽しんでくれ! うらやましい!あぁうらましい!ウラヤマシスー!!」
と、ひとしきり羨ましがった後、困ったら連絡してくるようにと連絡先とメッセージをくれた。
他にも、何度も抜きつ抜かれつした87歳のおじいちゃんや、坂道でも息を切らさずしゃべり続ける80歳のおばあちゃん。
ロード15台くらいのチームに追い抜かれたときは、代わる代わる世界一周計画を5回続けても話すはめに(笑)

05  日本人家族
海岸沿いの見晴らしいのいいところで休憩してると自転車の日の丸国旗を見て日本人が話しかけてきた。
娘さんがすぐ近くの保育園で日本語を教えていて、両親が日本から遊びに来ているらしく、昼飯前のぼくらにジャコと竹の子入りのおにぎり、チョコのお菓子、亀田製菓などなどいろいろ持たせてくれ、激励してくれた!
日本人は同じアジアの韓国・中国人と違って同胞意識が弱く、海外で出会っても話しかけたり助け合う意識が弱い(・・と思う。)
自分からはできるだけ話しかけていくようにしてるけど、こうして話しかけてくれるとほんと嬉しい。暖かい人たちでした。ありがとうございました!

06  基地
いい出会いをして気持ちよくツールドフランスごっこしてると、突然目の前にゲートが。
制服着てて銃持ってるし、なんや物々しい。 顔も怖いし。
聞いてみると、なんと海軍基地。どっかで道間違ってもたと思いきや、サイクリングロードが基地の中を通ってるらしい。
さすがに戦車は無かったけど、装甲車や腕立てしまくってる人らがおって、軍マニアにはたまらん感じ。

07  飛行機
1時間かかって基地を出るとお次は飛行場の近くを通る。
金網を挟んで数十mで滑走路。着陸する飛行機の真下からあんなとこやそんなとこまで全部マル見えの恥ずかしい状態な近さ。これまた飛行機マニアにはたまらん。任ちゃん!

08 カリフォルニア夕焼け
雨の降らないカリフォルニアでは毎日この夕焼けが見れる。
走り疲れて眠るのはもちろんビーチ!
といってもビーチエリアでのキャンピングは違法なので、ちょっと離れた空き地とかトイレの裏でテントを張らず、マットと寝袋だけで寝る。今夜のBGMは波の音。


09トーマスドロシー
ところどころ海に突き出した桟橋があって、バーやレストランがあったり釣りをする人たちで賑わってる。
その先端で休憩してると、ボロボロの釣り道具を置いてレンタル屋?のようなことをしてるトーマスと話が弾み、その友人ドロシーも一緒になってビールをご馳走になることに。

好奇心旺盛で冗談ばっかり言ってるけど、落ち着いた雰囲気のトーマスと、旅の話一つ一つにアンビリバボーと驚き、ちょっと汚い言葉を使うおちゃめなドロシー。
ビールで乾杯し旅の話やバカな話で盛り上がってると、ドロシーがトイレに席を立った。
するとトーマスが顔を寄せ、「ひとつ話しておくことがある」と真剣な顔。とって置きの冗談かと顔を近づけると、
「ドロシーは病気で、あと数ヶ月の命なんだ」

はじめ英語を聞き間違ったかと思ったけど、頭の中で反芻して何回考えても、間違いじゃない。

「でも今のドロシーはすごい楽しそうに見えるのに!」

「そう、だから、今ドロシーは幸せに生きてるんだ」

言葉が見つからず混乱しているところに「何の計画を練ってるのよ?」と、ドロシーが陽気に帰ってきた。
何も無かったようにバカ話に戻ったけど、何も無かったように装う息苦しい時間・・。
今聞いた話が冗談のようやけど、それには何のメリットもないし、トーマスがそれをぼくに話したことにもメリットは無い。
酔っ払って頭がボーっとしてきて悪い夢を見てるような気分・・・

大統領も神様も大嫌い!と明るく笑うドロシー。ドロシーにもトーマスにも変わったところはない。
よく見てみると、出会った時から感じていた違和感。 口の周りだけが異様に乾燥していて、そこだけ目を引く。

一時間ほど楽しくすごし、そろそろキャンプ場を探さないといけないので、お開きにして店を出る。

トーマスは桟橋の先端に戻り、ドロシーは家に帰るからここでお別れという。
ふいにドロシーが寂しげになり、言葉に詰まる。 そしてふいに、

「あと2ヶ月で私は神様に連れて行かれるの・・。

私は死んだら海になりたい。だからいつでもそうなれるよう、こうして毎日ここに来てるの。

今日あなた達と出会えて本当に楽しかった。いい思い出になったわ」

死と向き合わされ、それを受け入れ、ポジティブに毎日を送ろうとする彼女。
その彼女にぼくが語った、旅が始まってのたった3ヵ月は、永遠より長い。

もうさっきまでの明るく悪態をつくドロシーではなくなっていた。
このドロシーのことをずっと忘れないと思った。

「これから、海を見るたびにドロシーのことを思い出すよ」

そう言うとみるみるうちにドロシーに涙があふれ、隠すように強くハグしてきた。
ぼくの耳元でそっと何かをささやいたけど、聞きとれなかった。それはもう言葉でなかったのかもしれない。

これが永遠の別れのようで、もちろん本当の意味での永遠の別れやけど、このまま離してしまってはいけないような衝動に駆られ、今度はぼくから何度も強くハグした。

「ありがとう、これからの旅、気をつけてね」

それだけ言うと、クルリと後ろを向きゆっくり歩き出したドロシー

これで終わりにしたくない! ぼくに出来ることは?今できることは??

「I love you Dorothy!!」

叫んだぼくに片手を上げ、ドロシーは振り返ることなく、ふらふらと去っていった。


桟橋先端のトーマスのところに戻ると、彼も無口になっていて、椅子にもたれて海を見ているのか居眠りをしているのか、西日が逆光になって表情は読み取れない。
それが何だか立ち去りがたくて竿を借りて少し釣りをしてみたけど、小さい魚が1匹釣れただけで陽はさっさと海に沈み、ぼくたちもそこを離れることにした。


10桟橋、日が沈む
トーマスは毎日朝6時から夜9時までここにいる。
観光客や地元民と話し、こうして海を眺めてきたし、これからもここで年を重ねていくのだろう。

彼にとってはぼくもドロシーも、たくさんの人と出会い、別れる中のひとり。

トーマスの人生を想像することはまったくできなかった。 ドロシーもまた。


でも、これだけは確か、

そう近くない将来、ドロシーはここで海になる。



11世界一周、決意
話し足りなすぎて、次の日またあの桟橋に戻ろうかとも考えたけど、やっぱりぼくは先へ進もうと思う。

あの時ドロシーが耳元でささやいたのは、そういう事だったんじゃないかと今は思っている。

| 2 U.S.A | 04:05 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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Riversideのおうち ~旅の第2ステージに備えて~

気づけばロス生活が2週間以上に!!
その大半をすごしたRiversideでの日記をヒアウィーゴー!

01lee家の3人
この一番左の美女がデボやんの知り合いの知り合い、Leeなおみさん。
元自衛隊員でヘリ免許所持、晩飯にマクドを出しちゃう料理嫌い。これだけ読んだら男だろ!ってつっこみたくなると思うけど、すごいしっかりしてておまけに美人という才色兼備なのであります。
えっ?言わされて? ・・・ないない!!
旦那さんエリックは元海兵隊員でパソコンがどうとかの難しい仕事してて、キックボクシングやってたりマウンテンバイクでウイリーできたり、おまけにサックスまで吹けちゃうマルチっぷり!
そんでもって娘のあやのちゃんは美少女コンテストで賞とっちゃうほどの美少女。でも勉強嫌いの暴れん坊プリンセス。

02あやのちゃん勉強中
これは勉強している奇跡のショット。

03サーキット
エリックの毎週水曜は、サーキットの日。
夜な夜な車好きが集まって愛車を走らせタイムを競い、WANGANとかTSUCHIYAとかITASHAだとか語り合ってるわけです。
エリックは三菱ランエボでタイムアタックに出場。
手軽にサーキットで遊べちゃうアメリカはやっぱり遊びの天才だ!


04ランエボ
助手席にデボやんを乗せてるにもかかわらず、エリックがこの日のファステストをマーク!
写真はクールダウン中~

05ハイリーZ
友人ハイリーは古ーいZを駆る! Zに迷彩とはすげーよね。
帰りにこの車に乗せてもらったら、ハイウェイを他の車の倍のスピードで、右へ左へ車の間をすり抜けるとんでもないスピード狂!
「違反切符が5枚貯まってるんだ・・」は名言か?

06バスプロショップ
次の日は、日本でも釣り好きの車に張ってあるステッカーでおなじみ、Bass Pro Shopに連れてってもらう。

07バスプロ中
ホームセンターコーナン数個分の敷地の中に、釣り道具、キャンプ用品、服、ハンティング用品、銃、おまけに四輪バギーやでっかい船までが並ぶ。
しかも内装が凝ってて、ログハウス風の建物の中に川が流れてて、動物の剥製、数十種類の魚が飼われてる高さ3×5mの巨大水槽やら銃の試射レンジまで!もはや大人の遊園地!

08バスプロ水槽あやのちゃん
モエモエあやのちゃん。
カメラの前でポーズを取る姿はもはや大女優の風格!
萌える・・・

09バスプロガン
そしてハードコア、乱射するあやのちゃん。

10バスプロゲイリー
釣り道具売り場はフロアの半分くらいあって、日本と比べるならタックルベリー数十軒分!
ゲイリーの値段はこんな感じ。日本よりちょっと安い。
ルアーの並べ方がメーカーで並べずにグラブ、フラグラブ、クリーチャーなど、ワームも細かい種類ごとに分かれてる。トップもポッパー、ペンシル、ノイジーなど全部種類別にうち場が違う!
ジグスピナーはジグ売り場かスピナー売り場、どっちだ?

11バスプロラパラ
これ全部ラパラ!! ラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパー!!!

12バスプロリール
リールのお値段はこんな感じ。
アメリカ製ルアーの印象は、さすがヘドンの国・・。といった感じ。
見たことないメーカーいっぱいやったけど、ヘドンみたいな大雑把なんが多い。
日本でカゴに入って安売りされてるワームは全部アメリカ製と見て間違いなし!

毎晩いろんなとこに連れて行ってもらい、昼間は旅の情報収集の名目でネットサーフィンしてる生活じゃさすがに悪い!
ってので、感謝の気持ちをスパイスに毎晩のご飯を作ることに。

13lee家の食卓
この日はチャーハンと紅茄炒蛋、スープの中華コース。
他にもカレー、とんかつ、餃子、ハンバーグ、お好み焼きなどなど。
いろいろ作ったけど、あやのちゃんの一番好きな食べ物はマクドナルドだそう(笑)

15空手教室
毎週~曜はKARATEの日。
あやのちゃんと一緒に通ってる元海兵隊員エリックの本領発揮!と思いきや、まったく勝手が違うようで窮屈そううにKATAをやってました

16日本人学校
土曜はあやのちゃんの日本人学校の日。
ついてってみると、いるわいるわ日本人ばっかり!ひと学年4クラスという日本の小学校以上の規模。
それにしても週一回の授業だけで漢字や九九を覚えるのはかなりハードそう。
日本でハーフのタレントが大流行やけど、実はみんな苦労してんやね~

そして現代日本人の本領発揮。
アメリカで一度は行っとかなと思ってたライブにも行ってきた!
現在のオーセンティックスカでは世界一有名な(?)バンド、Hepcat。
そのライブハウスが住所をよくよく調べてみると、なんとかかんとかDisney Land Driveなんとかかんとかアナハイム。
行ってみると案の定、ディズニーランド内にある木造の古いライブハウスで、雰囲気はもう最高!

17アナハイムHepcat
ちなみに、日本と違ってこっちはアーティストの写真撮り放題!!もちろん合法でね。
開場して前座がやってても人がポツポツしかおらず、スカはやっぱり人気無いんか~と思ってたら、Hepcatが始める頃にはギュウギュウすし詰めに。
すんげー歓声でドッカーンと盛り上がったけど、音楽のノリ方はシンプルでスカダンスは皆無。
酔っ払ってるし旅の恥は掻き捨てだーと、狂ったように踊ってると、メキシコ系の女の子が隣に来ていっしょに盛り上がる!
ライブの爆音の中で顔を寄せて「君いいね!」「あなたも最高よ!」
この旅初のスイートメモリーに高まる期待!ドキがムネムネ!! もうライブどころじゃねー!!

曲が終わって楽器のチューニングするメンバー。
客は服の乱れを正したりビールをあおったり、一瞬静まり返ったライブハウス内。
彼女に何かしゃべり掛けな!と頭をフル回転させてるところに割って入ってきた背の高い男前。
よりによってぼくと彼女の間に陣取りやがった!
くっそー!次の曲の間になんとかこいつを弾き飛ばして・・・

とか考えてると、どうやら彼女の友達のようでひと言ふた言交わし、、

ぶっちゅー!!

仲良さそうに後ろのほうへと消えていきましたとさ・・。ちゃんちゃん。


18みんなでサイクリング
その週末。
Lee家のみんなと俺とデボやんで湖でサイクリングへ!

ロス滞在の目的、中南米に向けての準備。
毎日遊び回ってるだけじゃなく、ちゃんとやってます。

19自転車ショップ
世界一周の話をしたらいろいろサービスしてくれた!
足りなかった工具やパンク修理アイテムなどをゲット。

20マットレス

この厚みの違い!!
10年前、自転車日本一周の時から使ってるマットレスをついに新調。
日本での数々の旅、チベット自転車旅行などなど、数々の思い出がよみがえる。
でも新しいのを使ったらそんなのすぐ忘れちゃった(笑) 新しいのはフカフカだ~

21レゲエの兄ちゃん
現在のLee家は事情によりシェアハウス。
謎のメキシコ人4人家族、謎の中国系アメリカ人。Lee家の3人。
そこに以前の住人で警察に捕まって行方不明になってたレゲエの兄ちゃんが帰ってきた。
ギターの音合わせれるか聞いてみると、ささっとチューニングし即興でBob MarleyのRedemption Songを。
カリフォルニアの刺す様な陽射しの下で、レゲエ。片手にビール。 ・・・エクセレント!!

22しし座流星群
出発前の最後のイベントしし座流星群。
町から外れたところの砂漠でピークの深夜一時前から陣取り、寝袋にくるまる。
数分おきに流れる星に、見えた見えないとキャーキャー騒ぎ、また黙って空を見上げる。

23流れ星
星屑が残るほど明るい星が流れると、一瞬の沈黙の後、また大騒ぎでわいわい。
ずっと車の中で寝ていたあやのちゃんも、その騒ぎに起き出して、初めての流れ星を満喫。


レンタカー旅行の期間も含めて2週間以上も滞在したRiverside最後の夜は、、

24最後の晩餐
やっぱ焼肉でしょう!!
ホットプレートで焼いてタレをつけて食う日本式焼肉。
バンバン食ってガンガン飲んで、もう動けません!!

25ケーキ
そしたらLee家のみんなが用意してくれてた、Kazu & Yoshi World Tour Good Luckと入ったケーキ!
やっぱケーキは別腹だね(笑)とか言いながら今度こそもう動けなくなり、最後の夜は幸せに更けていく。


26お別れ
次の朝、仕事前のみんなに見送ってもらい、出発。


毎日仕事が終わってからいろいろ遊びにつれてってもらったり、寝る直前までみんないっしょにいろいろ話したり・・。
宿ではなく一般の家庭で腰を据えアメリカの「生活」を体験できたのは、毎日が移動のせわしない旅人にとってとても貴重な体験。
そして何より毎日楽しかった!!
いつも笑わせてくれるエリックと、お姉ちゃんのように何から何まで(料理以外)お世話してくれたなおみさん、暴れん坊プリンセスあやのちゃんがたまに見せる甘えん坊なところとか・・。
ぼくのアメリカの家族は、個性豊かでほんま素敵な家族。
この次Lee家のみんなと会うときはガラリと環境が変わってそうやけど、自分もそれに恥じるようなことがないくらいポジティブに変わっていたい。
英語もうまくなってもっといろいろ話したいし、次会うのが日本なら最高の案内プラン練るし、アメリカでなら日本の食材もって至高の日本料理を・・・

夢は限りなく広がるけど、、、何より今は世界一周だ!!
なおみさん、エリック、あやのちゃん。Thanks all!!
Be safeにHave funで、片手にはBeerで旅を続けていきます!

| 2 U.S.A | 07:04 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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羅府での日々と大展望渓谷・賭博都市への小旅行 ~取材受けちゃいました編~

前回日記の続き。
L.Aに着き、なんとかもぐりこませてもらった浜田宿。
旅始まって以来初のあふれる日本語と日本食!

01 お富のご飯たち
これから5年は食べれないと思ってた日本食たちを見ろ!!
おかかのおにぎり。 さんま定食。 親子丼定食。 塩さば定食・・。
二日間で得た脂肪の量、、、プライスレス!!

この浜田宿と日本料理屋を経営してる浜田さんの働きかけで、ロサンゼルスの日本人に愛され続けて100年の羅府(ロサンゼルスの意)新報という新聞に取材してもらうことに!
砂っぽい服をしっかりはたき、石けんでごわごわの髪をツバで撫でつけいざリトルトーキョーの羅府新報本社へ!

04取材永田さん
担当の永田さん。豊中出身。
緊張してたぼくの話を興味を持って聞いてくれたので、調子に乗ってぺらぺらしゃべりすぎた感が(笑)
外での写真撮影はバックや構図を変えてけっこういっぱい撮った。その度に笑顔を作るのは照れる。
プロってすげえ!!えなりかずきすげえ!!

05羅府のみなさま
羅府新報で働くお姉さま方からそれはそれは熱烈な応援と、ヨウカンなどなどお土産までいただいた。
この記事は普段の新聞に掲載すると小さくなってしまうので、正月用の新聞でちょっと大きく載せてくれるらしい!
ロス在住以外の人も、ネット新聞もあるってことで要チェキだ!

06 お富みんな
そんでもって、いろいろお世話になった浜田宿のみんなとお別れ。
浜田さん、日本語ぺらぺらヴィッキーちゃん、不法滞在根岸さん。
この他にも、ガチムチバディにもかかわらずN.Yで一日三回強盗にあったゴリ・・じゃなかった浅井君。
浜田さんの奥さんに、そのお母さんなどなど登場人物は盛りだくさん。
L.Aにお越しの際はぜひ、浜田宿へお越しやす(笑)
そいういや個人旅行者に嬉しい、ロスからヨセミテにキャンプツアーを来年に企画してるらしいしです。


浜田宿を出て、L.Aからすこし離れたRiversideという町へ。
デボやんの知り合いの知り合いが住んでいて、そこでしばらくお世話になることに。
そこでの話はまた次書くとして、、


チートしちゃいました!!


07ポンちゃん
あっ? あれー!?

08歯が抜けたー
これじゃない!
ちなみにこれは銀歯が取れたのでボンドで修理してるの図。

09ロビン
これは女装して家政婦になりすましてた変態のおっさんだー!!

そうです、、
Riversidに自転車を置かせてもらい、
日本でパパに国際免許を代理申請して送ってもらい、、


レ、レ、レ、  レンタカーを、、、


ってのも、グランドキャニオンはロスから北東に1000kmくらい。
海沿いの国境からメキシコに入りたいから、ロスまで戻ってきてこんとあかん。
グラキャニのためだけの約3000kmの旅はさすがに辛いんで、二人でシェアしてレンタカーでゴーゴゴーすることに!!

ちなみに上の写真はハリウッド観光で、特におもしろい所も無くてしょんぼり帰ろうかと思ったところに、OLD DOGって映画のプレミア試写会でレッドカーペットが敷いてあって、
一時間待つと、リムジンやら何やらでハリウッドスターたくさん現れた!
ロビンウィリアムズはぐんぐん近づいてきて、まん前まで来たけどサインしてもらう紙が無かったんでとりあえず握手しといた!
この他にもミッションインポッシブルのボス役のおじいちゃん、

10たばこスパイダーマン
仕事終わりのスパイダーマン

11トラボルタ
あとジョン。
トラボルタはフェイスオフの悪役そのままの悪そーな雰囲気。んでデカイ。

これには出てないけど、ひまやったんかトムハンクスも来てた。写真は間違って消去(笑)


12ベガス
そしてヴェガース!! 
エッフェル塔やら凱旋門があってここはフランスか!?と思うと

14ニューヨーク2
そのお向かいは摩天楼! ついでに道を挟んだ所にはピラミッドとスフィンクス!!
何がなんやか分からん豪華さとネオンのまぶしさ、そして浮かれた人の熱気がギラギラ!

15カジノ
もちろんカジノもプレイ!
1セントから賭けれるスロットマシーンで、一時は投入金額の5倍まで増えるも、じわりじわり、真綿で首を絞められるかのように負けてゆき、トータルで8ドルの負け。
ラスヴェガスまで来てすげー話がちっちゃくて申し訳ない(笑)

16ギターゲット
カジノでは負けたけど、5ドルのゲームで勝ってギターをゲット!

17ベラッジオ
もちろんヴェガス名物ぶっしゃーん!やら、どっかーん!も見てきたよ。

18寝方
そしてこれがこの旅のキャンプスタイル。
ちなみに車はPontiacのG6 GT。3,5リッターの中高級セダン。
こっちで赤色の車は飛ばす人が多かったり警察に目をつけられやすいから、自動車保険料が他の色に比べて高いらしい。どんだけー!

デボやんは免許無いのでロスから1000km近く一人で運転し、たどり着いたこの小旅行の目的地。

19崖下のぞく
グランドキャニオン!
たけー!でけー!ひょえー!

20登山動
こんな登山道がグランドキャニオンを見渡す展望台のすぐ横から出ていて、グランドキャニオンの中腹まで下りれる。往復7~8時間の行程。
今回は時間が無くて行かれへんかったけど、グランドキャニオンの谷の南側から崖を下って、底を流れるコロラドリバーを渡り北側の崖を登るトレイルコースもある。
さすがアメリカ、どこにでも道を作る。

21グラキャニ下から
谷底に向かう途中の景色。


絶景は動画でどうぞ~!!
グラキャニの中腹

22グラキャニ見る俺
たまには自分もインしたい。
有名すぎるし人も多かったグランドキャニオンやけど、その迫力はさすが、有名なだけはある。
景色があまりに大きすぎて目のピントがうまく合わせられへんというくらいのでかさ。
でも、ここまで車でブロローと楽に来てもうてるから、自転車で旅して見る景色と比べると景色に重みが無いというか、思い入れが出来ひんというか、、、
そう思うと、自転車はやっぱり最高の旅行手段。ありのままの自然の姿を感じれて、人とも同じ目線で出会える。

23運転する俺
成金中国人のボンクラ息子のようなスタイルで次に向かうのは・・

24ブルガリポップ
ビバリーヒルズ!
ヒルトン姉妹やらYOSHIKIやら何やらかんやらセレブが集まる目抜き通りでポップコーンをぼりぼり食べる!
だってグッチにもシャネルにもビトンにも、どこにも入る気なんてなーい!そんな金ないなーい!

25ビバリー
そして、ビバリーヒルズ散策。ウルトラスペシャルな豪邸たち山の斜面に並ぶ。
なんで金持ちは斜面に家作りたがんだ!!
スターマップという有名人の家を書き込んだプライバシー侵害しまくりマップが売ってるけど、もちろん10ドルをケチる。
今が旬のマイケルジャクソンやらジャッキーの家やらがあったらしいけど、近くを通っただけで表札も無いのではっきりせず。ケチるんじゃなかった・・。


26夕焼け凧揚げ
さぁ、レンタカーの旅も終盤。
ロングビーチ、サンタモニカの夕暮れターイム!
上半身はだかにヘアバンドして、ローラースケートでビーチ沿いをシャーっと行くあの感じ。
それを浜辺のカフェでカクテル片手に眺めるちょっと身なりのいいおじいちゃんおばあちゃんのまったり加減。
帰っていくカモメの群れと沖のサーファーたち。


27でぼやんおれ
カリフォルニアのサンセットには誰でも絵になっちゃう魔法がかけられている!!


追記
さて実はもうメキシコ入っちゃってます(笑)
日記に書きたいことがありあすぎて追いついてないけど、詳細は次回を待て!ドンミスイッ!!

| 2 U.S.A | 02:14 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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キイ君ますみ君お待たせ! 北米バイク日記でござい~

いやーついに書きます!
一部の人から熱烈な要望があったバイク日記!楽しみにしてたでしょ?キイ君ますみ君??
なんだかんだで撮りためたバイクの写真100枚以上!
選り分けたけど60枚になってしいました・・。
よりによってパソコン持ってない二人には大変申し訳ないけど、、、パソコンで見ることを強くオススメします。

んじゃー旅の始まりカナダから!

01 ハーレーディーラー
カナダのハーレーディーラー。ホームセンターコーナンくらいのおっきさです。

03 ハーレーflvh??
まずはハーレー、クルーザー。
ラジカセにスピーカー、長距離走行用のエクストラステップ、グリップヒーター、アクセル開きっぱなしにするクルーズコントローラー、後部座席には背もたれひじ置き・・。こんなの全部付いたゴージャスバイク。
カナダで見るほとんどのハーレーがこのクルーザー。一日数百台見ます。

02 走るハーレー
こんなのはちっさいバイクに分類される・・。

04 BMWクルーザー
そしてBMWクルーザー。
ハーレーよりちょっと若めの人が乗ります。

05 伝統のRシリーズ
伝統のRシリーズ。

06 BMW
Kシリーズかと思いきや、これもR。かっちょいい!!

07 Gold Wing
そしてわれらがGold Wing!日本でめったに見ないこのバイク。それもそのはず、アメリカで生産、販売されていて、日本へは逆輸入になります。
ハーレークルーザーに比べてもの静かな、落ち着いた人の乗り物。
国立公園とかでは一日数十台見ます。

08 GWandハーレーパレード
カナダでのバイクツーリングはこんな感じ。
ハーレーのクルーザー、Gold Wing、BMWのクルーザー。この3種類で90%を占める! みんな金持ってます。
そんでもって改造してるバイクはほとんどなし。

09 GSX
スーパースポーツ。
SSは日本車がほとんどやけど、ハーレーエンジンを搭載のビューエルも北米だけあってけっこう見ます。 MVアグスタ、ドゥカティ、アプリリアもたまーに。

10 GSX
吉野家のマークに見えたけど、ヨシムラ(笑)
こうゆうの見るとうれしくなっちゃいます。

11 GSX2グリップ
こっちのツーリングは時速100キロ以上で一日数100キロ、人によっては1000キロ以上走る。なのでSSにもスピードをキープするこんなのがついてます。

12 マッドブラック!
このマットブラックは渋かった!!
でもスポーツスターはカナダでは2~3台しか見ませんでした。

13 v-rodボードゴーグル
スキー用品だって使っちゃいます。

14 ヨセミテホワイトウォールハーレー
ここからアメリカに入り、やっと改造バイクが!
こっちの改造は買ってきたもの取り付けて終わりってのが多い。

15 おやおや
遠くにかっ飛ばすバイクが。あのキャストホイール、古い日本車か?

16 おやおや2
立派な横置きボクサーツインでしたー。 BMW。
それにしてもすっきりしたエンジン周り!

17 なんだっけ?
何だっけこのバイク?ホンダの・・・
本人に聞いたけど名前知りませんでした(笑)
日本のアメリカンも年配を中心に結構見ます。

18 ソフトテイル
ついにきましたソフテイル!
ちなみにキャンプ場で見たこのバイク売り出し中らしく、走行5万キロでお値段約80万。

19 kz400
そして旧車! カワサキkz400。 なぜ特大カウルをつける!?
マフラーの溶接部分が旧車ってていい!

21 並列対向4気筒
住宅街で見かけた並列対向4気筒。 近づいてみたらGold Wingでした。

22 ホンダの・・・
ついに出ましたビッグスクーター!一月に一回ペースでしか見れないレアポケモン!

23 V-MAX’s ようやく
そしてこれも・・・
北米くりゃ腐るほど見れると思ってたV-Max。今まで見たのはこの2台のみ。

24 cub monkey baha
日本が誇る世界のスーパーカブ!! えっ??なんかちがいません??

25 cubメーターレス
なんとメーターレス!! スイッチもセルとウインカーしかついてまへん!

バイクはちょっと休憩して、北米自動車事情を。

26 基本はコレでしょ! 工具箱付き
やっぱ北米といえばこれでしょう! 特大ピックアップ!
日本のSUV、パジェロ、ランクルとかの1.5倍の大きさ!運転席に上がるのがたいへん。
この運転手に聞きました。
「ハイラックスサーフやプラド、ランクルも結構人気あるよ。 乗り降りがしやすいって年寄りや女性にね」

・・・。

26 TOYOTA SUV
我らがTOYOTA NISSAN MAZDAも、アメリカサイズのピックアップをこっちで生産・販売してるけど、いまいち売れてません。
そこで登場したこのFJクルーザー!日本じゃまず受け入れられないこのデザイン(笑)
この車はハマーの対向車だそうです。

27 おんぼろシボレー
でっかい車と、アメリカを象徴するようなおんぼろカー。
よく見ると・・・

28 シンプルウインカー2
すっげーダイレクトにウインカーが付いてます(笑)

29 ダイハツ車!!
そして現れた初のダイハツ車!!
親切にしてくれたママが運転してたキュートな海外使用のkei車両。

30 何乗りだよ!!
これも忘れちゃいけません! 定年退職したお父さんのマストアイテム、RVカー!!
キャンプ場で、ぶっとい電源のコンセントと給水・排水のホースをつなぐともうそこは家。
ボタンひとつでぶぶーんとサイドが飛び出してきて2m四方の出窓になります。
もちろんガスキッチン、トイレ、風呂付き。
一台1200万からでございます。

31 デコトラ!
これもいました! 日本の艶やかさとはまったく違う、デコトラ。

32 奇跡の4量編成!
日本のよりも大きいこっちのトラック。 州によってはコンテナを3つ引っ張ったモンスターがごろごろ。
これは最高記録の4輌編成!!

33 でっけー!
こんな無茶な車も届出無しでふつーに走ってます。

34 旧BB
そしてついに現れたBB!!
ダイハツで作ってたのはこれの新型やけど、うれしくて追っかけて写真撮らせてもらいました。西海岸から東海岸へ帰る途中の軍人さん。
 
35 基本パトカー
そして恐怖のこの車! 映画でよくみるこのデザイン。

36 でたー!カムリパトカー!
でたー!カムリパトカー!! まったく逃げれる気のしない完璧なデザイン。
アメリカで一番人気のあるモータースポーツ、ナスカーで優勝したTOYOTAのカムリ。
日本では中~上級車で、累計1000万台セールスのTOYOTAの海外戦略車代表車。

37 作ってたBB
ついに現れた、ぼくが作ってたBB!! この車の左フロントタイヤ周辺は危険だ!!
こっちの高速道路(フリーウェイ・ハイウェイ)では平均時速140kmくらいでぶっ飛ばすので、1200cc程度の車じゃ辛すぎる。 都心部でしか見れないレアな車。


さぁ、ここからはカスタムハーレーだ!
キイ君ますみ君、萌える準備はいいですかー!!

38 ヴぇがスカジノの飾り
ラスヴェガスのカジノの中にあった飾り。
この派手さの奥に隠れる、右側排気で右側チェーン。さりげなさがたまんないハーレー。

38,5 ベガスクレイジーバイク1
これもヴェガスのバイク。よく見りゃヘッドライトが銀の骸骨!
Devilモチーフだそうです。

38.5 ベガスクレイジーバイク2
鎌!! フロント周辺がヤバすぎる!!

39 ハーレーカフェ外観
そしてマニア垂涎のハーレーカフェ!
5mくらいの特大ハーレーが壁を突き破ってます。

40 ハーレーカフェ星条旗
中にはカスタムバイクが。
アメリカ大好き星条旗カスタムや、

41 ハーレーカフェヴぇがス使用
ラスヴェガスのカジノカスタム。

42 ハーレーカフェ草バイク
究極のエコバイク! 草バイク!

43 ヴぇがス長い車
リムジン

44 ハリウッド大戦バイク
これはハリウッドで見た大戦バイク。
エストレヤをこんな風にいじりたかったー
エキパイの曲がり具合が最高に萌える!!

45 ビバリー何のバイク?
これなんやっけ? シングルで日本車っぽいけどベルトドライブ。
ビバリーヒルズでフェラーリの前に停まってたおんぼろバイク。

46 スクーピー
都会の中心で妖精のように癒しを与える、原チャ。スクーピー

長かったこの日記もついに佳境に!!
サンタモニカのハーレー巨大ショップに突撃だー!!!

47 モニカ店外観
こんな外観。 ここもホームセンターコーナン規模。この横には直営の中古車ショップ。
店に集まりフリーのコーヒーでバイク談義の後は、サンタモニカの海岸沿いをドンドコいわして流しちゃうわけですよ!!
ハーレーに興味はないけど、これはいい!

48 モニカ店内部バイク列挙
中にはハーレーとビューエルが100台くらい。
ウェア売り場は男性と女性に分けられてて、女性用だけでも服屋さん一軒分くらいの広さ!作業場はガラス張りで見学オッケー!
ハーレーのパーツにアクセサリーまで売ってます。

49 モニカ店星条旗柄
アメリカ!!

50 モニカ店トライク
直営店がこれ売っちゃだめでしょ!

51 モニカ店VーROD
ドラッグ用のV-Rodカスタム

52 モニカ店ダートラ
ダートラハーレー! K&Nにスパトラ。音が聞いてみたい!!

53 モニカ店クルーザー
そしてやっぱりクルーザー!
気になるお値段は・・・

54 モニカ店クルーザー値札
大変お安く、220万円ほどでございます。
ちなみに新車の883で90万くらい。

55 モニカ店激安エアクリカバー
パーツは目が飛び出るくらい激安!!
このイーグル模様のエアクリカバーが4000円!上のやつは2800円!!
ハーレーのロゴ入りステップが2500円から!ミラーもロゴ入りで2000円から!

56 モニカ店試着
なんでも似合う

57 モニカ店エロカレンダー
ハーレー使用のエロカレンダー、2000円で絶賛販売中

58 モニカ店オートマ?
オープンベルト!! 大根おろしがわずか10秒で!!

59 モニカ店客のバイク
店の外には客のバイクがずらーり。 全部ハーレー!

60 モニカ店一押し1
客バイクの中で一番目を引いたのはこれ!

61モニカ店一押し2
足元からアップでどうぞ!


写真60枚にも及ぶこの日記。
最後を飾るのはこれだ!!

62 単ポリ全貌
こっちの白バイはもちろんハーレー仕様!!

63 単ポリエアクリカバーロゴ
エアクリカバーやそこら中にPOLICEのロゴが入る。

64 単ポリメーラー周
メーター周りはシンプル。 この無線機は走行中に使えるのか?
ヘルメットの感じがターミネーター2してます。

単ポリスピードガン
横にはサイレンとパトランプ、恐怖のスピードガン!
地味にラジエターも付いてるお仕事仕様(笑)


さぁーて、長々とやってきましたバイク日記。
まとめてやったらしんどいことが分かったので次回からは日記にちょこちょこ挟んでいきます(笑)

| 2 U.S.A | 05:54 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヨセミテからL.Aへ! ~敬虔なクリスチャンはマクドがお好き編~

前の日記からだいぶ空いちゃいましたが、ロスで元気にやっています!
書きたい事が山のように、天保山くらいあるので一日二回更新ペースでぶっ飛ばしたいと思います!
書くことありすぎて出来事を追うだけの日記になっちゃってますが、どうぞご勘弁を・・。

前回日記、ヨセミテ国立公園で10日間、いろんな人と仲良くなって泊めてもらったりお酒飲んだり、崖っぷち登山を筋肉痛と共に満喫し、いざ南へ!
平地へ!下界へ! なんしかあったかいとこへ! 目指すはロスだー!!

01 恐怖のトンネルの中に光・・
ヨセミテ渓谷を出るとすぐ上りになり、歩道のせまーいくらーいながーいトンネルに入る。
その長いトンネルの途中で横穴を発見。 進んでみると・・・

02 グッバイヨセミテバレー!矢印?
ヨセミテ渓谷が一望だー!!

長かったヨセミテ生活ともコレでお別れ。ちょっとおセンチになる。

07  リス
仲良くなったこいつともお別れ。

08 セコイア根っこ
下界に下りてく途中、セコイアの木が群生する森を通る。
最大でもなく最太でもなく最古でもなく、しぶーいところ、容積で世界最大のこのセコイア。 とにかくでかい!!

09 トンネルツリー
むかしむかし、この森を見つけたえらい冒険家たちが馬車を通せるように作ったトンネル。
なんともアメリカらしい・・・  迂回しろ!!

10 木と俺
木とも話せちゃいます。

11 観光バス、観光トラックの荷台
アメリカの偉大な発明。観光トラック。

11.5 ヨセミテ最後の夜、ファイヤー
ヨセミテ国立公園最後の夜は薪木をもらってキャンプファイヤー。
ヨセミテの思い出を肴にワインがすすむ夜。

次の朝、標高2000mから一気に100mまで下る。
針葉樹の山岳地帯から広葉樹の丘陵地帯、丘陵地帯から木の生えない牧場地帯へ。

12 ふつじー!
そしたらこれだー!ひさびさのひつじー!羊ー!もにゅもにゅー!!
羊に萌えてるとカウボーイが現れ、頼んでみると牧場にテント張らせてくれた!
めぇめぇだとかむめーだとかの声を聞きながら就寝。

翌朝は空が妙にガスっててなんかノドが乾くなーとか考えながら自転車こいでると、ゴゴォーと地響きのような音が、、、

13 砂嵐
振り返ったらすぐそこまで砂嵐がー!!
逃げる間もなく砂嵐に巻き込まれ、もみくちゃ・・。
グオォーバチバチグボボーと、風やら砂やらもう何やらかんやらわけの分からん轟音につつまれる。
しかしこの砂嵐、ラッキーなことに追い風で、ペダルをこがずに時速30キロをキープできる!
砂が目に入らんように、でも前を確認しながら仏陀ばりの半眼で進む。

14 砂漠の太陽
砂嵐は夕方まで続き、砂のカーテンの奥に怪しく夕日が沈む。

15 動物ビスケット
2日ぶりに着いた町で衝動買いした動物ビスケット。
おおざっぱなアメリカ品質。らくだ、象、馬くらいは分かるけど後は・・・

16 何やねん!
なんやねん!

17 肉塊
肉の塊!!

動ビスをぽりぽりかじりながらキャンプ場所を探してると、道路脇の木陰に人目に付かなさそうな場所を発見。
あそこにするかと車道から歩道に自転車を入れると、、、

ししししまったー!!!

やってしまった・・・ カリフォルニアでは絶対に犯してはいけないな自転車乗りのタブー、「歩道を走る」を・・

アメリカ南部カリフォルニアにはサボテンやらトゲのある植物が多く、中でもGort Thornと呼ばれるトゲは破壊力抜群!一日数回のパンクはもはやデフォルト。
車道から吹き飛ばされたトゲが歩道に溜まってたとこに踏み込んだらしく、シューというパンク音が夕焼け空にむなしく響く・・。
チラッとタイヤを見てみると見たことも無いようなおびただしいトゲの数!
何も見なかったことにしてとりあえず・・・ 寝るっ!!!


19 Gort thorn
朝起きると、なぜか昨日パンクしたはずのタイヤが治ってる!!

・・わけもなく、前代未聞、前輪160個、後輪191個のトゲが・・。


コレを文字で表すと、、
前輪
トゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲ。

後輪
トゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとゲトとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲとトゲ。

はぁ・・・
全部のトゲを抜くのに3時間、、抜き終わって気づいた、、
パンク修理のパッチ、3枚、、
換えのチューブ、穴だらけのが2つ、、、

ぜんぜん足りひんやんけー!! 無理だー!!! 




20 よ、よ、よ





1枚のパッチを4枚に分割して貼りつけ、それでも足りないので穴だらけのチューブを切って貼ってみたり(失敗)ビニール袋を貼ってみたり(失敗)セロハンテープを貼ってみたり(失敗)ボンドを鼻くそみたいに丸めて貼ってみたり・・・(失敗)。

ぜんぶ失敗だー!!!

もはや無の境地・・。
次の町までの50km、10分置きに空気を入れながら進む。
自転車に乗ってる時間より空気入れてる時間の方が長いんじゃないか・・・

絶望の風がひゅるる~と吹き抜けたその時、救いが現れたのです!その名もJoseph!
名は体を現してるのか、折りたたみ自転車のハンドルにマリア像をくくりつけた自転車旅行者。

そのジョセフ、ただの自転車旅行者でなく、最高にハードで最高にハッピーなスタイルで旅してます!

30 ジョセフマクド
ででーん!!!
折りたたみ自転車にトレーラーをドッキングさせ、その上には犬!! お犬様が鎮座されるのであーる!!
自転車こぐのが辛い要素がたっぷり。

20.5 こんな人と出会いました
街中では飼い犬スターを乗せ、田舎道では仲良く併走する。
テントは使わず、夜は地面にひいたシートの上でスターと一緒に星を眺めながら眠る。

アラスカから南米最南端を目指す、時速10kmの旅。


なんか楽しそうやからいっしょに行くー!!
って言ったら快くOKしてくれ、いざ時速10kmの旅へ!

距離を稼げる大きい道を通らず、地図に載ってない細い道や大規模農園の間の農道を気持ちよく、よそ見しながら走れる道を選ぶ。
回り道や余計なアップダウンもあるけど、時速10kmではそんなに疲れない。

ここ最近パンクも多かったし、山から下りてきて早くロスに着いてゆっくりしたいからと、焦ってた気持ちがウソのように思える。
自転車旅の一番の利点、自然の音を聞いて現地を感じる心。失くしてたなーと知らされる。

22 3人の昼食
2人と1匹で分け合って食べる昼食。

23 ワンワンナイトガレージ
キャンプ場所を探してると、とある豪邸の敷地内でテント張らしてもらえることに!
喜んでたものの、その豪邸には大小様々な犬が約10匹。他にも猫馬牛鶏ロバなどたくさーん。

我らのスターはゴールデンレトリバーとアイリッシュなんちゃらのハーフ6才メス、お父さんの旅行についてったら友だち100人できるかなー? ってくらいの友好っぷりやのに、いつも通りすがりの家の番犬たちに吠えられて悲しそう。

この時も、豪邸の犬たちが吠えまくるので、豪邸の敷地内の柵を閉めて外から裏庭に回ろうとしてた。
そこに、灰色のブルテリアが1.5mの柵を飛び越え、我らがスターに猛突進! 噛み付いた!

砂煙を上げて入り乱れる二匹!
ブルを掴んで引き離そうとする豪邸の息子!
だがブルテリアはアゴの力を全く弛めない!

ジョセフもなんとか二匹を引き離そうと叫びながらブルの口に手を突っ込む!

そしてスターを上から抱きかかえ、他の犬から守ろうとするぼく!

そこに視界の端から飛んできたのは…



敬虔なクリスチャン!


ジョセフ・トッドの!


矢のような!



ロー!!!



今から泊めてもらおうとしてるうちの犬を蹴る! 蹴りまくる!!

なんとか離れたブルは飼い主に思いっきり放り投げられフェードアウト。
スターは「友達になりたかっただけやのに・・」と悲しそう・・。

その晩は大きな倉庫の中で寝かしてもらえたものの、豪邸の犬10匹と、近所の数十匹の犬たちが相乗効果で互いに盛り上げあい吼え続け、夜中2時ごろには仲間同士の大乱闘に発展!

扉の隙間から外をのぞくと、ぼくを見つけたブルが牙を剥いて飛び掛ってくる!
1匹、2匹、3匹と、波状攻撃で飛び掛っては壁にぶち当たって崩れ落ちるブルたち。
あっ、こりゃ永遠に続くな・・と悟り、イヤホン耳に突っ込んで寝袋にもぐりこみました。ちゃんちゃん。

次の日からはジョセフとコースが違ったものの、時速10kmの旅がやみつきになり、2日間分遠回りしてついていくことに。

24 夜、風車
二日かかって越えた1000mの峠。てっぺんには1000機以上の風車が並ぶ。

その山の下り、砂漠の中に見えてきたのは・・・

26 にんちゃん萌えろ~
にんちゃん萌えろー!!!

27 飛行機の山
飛行機工場!! 色の塗られてないプレーンの旅客機が数十機!
どうだにんちゃん!うらまやしいだろー!!

27.5 ジョセフパンク
ジョセフ&スター号はタイヤが4つなのでよくパンクします。


さぁ、ついにやってきたジョセフ&スターとのお別れの町。
最後はジョセフの大好物、マクドで締める。

28 この店くもの巣・・・
と、、入ったマクド。 なんかクモの巣張ってねえか?コウモリまでいるぞ!! ちゃんと掃除しろよー!!

29 マクドガール
じゃなかった! 今日は10月29日、ハロウィンです!!
マクドの女の子もこんなキュートに変身。
お菓子くれなきゃイタズラしちゃうぞー!

30 ジョセフマクド
グッバイジョセフ&スター!
あっこの写真2回目です(笑)

今気づいたけど、ジョセフとスター、 ジョセフ・スター、 ジョセフ・・スター、、

ジョセフジョースター!!


32 ロスが見えてきた
ジョセフと別れてハロウィンを爆走し、一気にロスへ!ついに見えてきた~

ロスから少し離れたRiversideという町で、デボやんの知り合いの知り合いの方がしばらく泊めてくれることになってたけど、そこに行く前に、ロスで日本人宿に泊まって中南米の情報収集をせんならん!

という訳で、前々からネットで調べといた、一番安くて有名な浜田宿に向かう。
大都会の炎天下、ロス中心から少し離れた浜田宿に着いたものの、門が閉まって人の気配なし・・・

ロス到着前祝いと称してでビールをあおってたもんで、これ以上動けません!
町の治安も今まで通ってきた町と比べて最狂最悪。 こんなダウンタウンで野宿できる場所なんて・・・

よく考えてみると結構ピンチだ!!

焦り始め、電話帳みて電話したり近所を片っ端から聞込み調査し、何やかんやいろいろあって、2時間後に宿主浜田さん登場!

やっと会えたと思ったら、足元がふらふら・・。
「昨日の玉子酒が残っててさ~」 と・・。
この宿は大丈夫か!?と不安になる。 そしたら悪い予感は的中するもので・・

長期の滞在者が増えて部屋が空いてないので、今は短期旅行者向けの営業はしていないとのこと・・・


Oh men!!!


33 お富さん
下手な発音で狼狽するぼくに、「腹減ってんだろ?うどんでも食わしてやるよ」と向かいの日本食レストラン、お富さんへ。

34 お富のハロウィン
和風ハロウィンのなごり(笑)

35 うどん
ここも浜田さんの経営らしく、定休日のレストランをわざわざ開けて久々のこの旅初日本食、肉うどんをご馳走してくれた!
獣のようにがっつきながら旅のことなど話してると話が弾み、気に入ってもらえたようで浜田宿ではなく本宅に泊めてもらえる事に!!

庭の草むしりを手伝ってると奥さんがおにぎりを出してくれたり、浜田宿のギャグな住人が次々現れたり、L.A&Riversideライフ、小旅行とハリウッドスターとの出会い・・。

長くなったので今日はここまで。続きはまた後でー!

| 2 U.S.A | 05:04 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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谷底生活 その中の上下。光の射すほうへ ~ヨセミテ国立公園ENJOY編~

ハイサイ! 元気にL.A生活エンジョイしてます!
L.Aの愉快な仲間たち、メジャーデビューへの道、激キュートガール情報など書きたいこと山の如し!!といった感じですが、とりあえずヨセミテの続きから。

前回日記のタイオガ峠を越えると、そこからまた10以上の山越えが始まる。
キャンプ場までだいぶ距離を残して夜になってしまい、芥川龍之介トロッコ状態!暗闇をびくびくしながらもぶっとばす。!
夜8時、へとへとでヨセミテバレーに到着すると、キャンプ場がフル・・・
どうしようもない状況を見兼ねた管理人が自分のサイトの影にこっそり泊めてくれ、次の日起きてみると・・・

02キャンプ場正面
これ!! コーヒー片手にぶらぶら、キャンプ場から出たらこの壁!
なんじゃごりゃー! と優作ばりに叫んでしばし立ち尽くす。

このヨセミテバレー、日本にもある大地を川が浸食してできた渓谷のでっかい版ってとこやけど、ここのすごいところは、その1000m以上ある渓谷の底まで下る道路を作り、そこにキャンプ場や商店など観光用の村ができ上がってるわけです。
上から「深いなー」と見下ろすだけじゃなく、下まで下りて「高いなー」と見上げれるんですね。

ほほー。と岩に納得し、そそっとテントに戻る。 

そしてまずした事は、


01財布
お財布づくり。
せんならんことは山のようにあるわけです!

キャンプ場の正面に広がるさっきの岩。
1000mの渓谷にはおもしろい形の岩がところどころ飛び出てて、無数に広がるハイキングロード。サイクリングロード。渓谷を作り出した川は、深い森を道連れにグネグネダラダラ流れ、魚もたっぷりいそう。自転車は泥まみれ、パンク有り。身体は2日続きの1000m峠でちょっと臭い。筋肉痛も。写真を現像して作っておいた絵葉書の束。

2日間何からしよーと考え込み、とりあえずハイキングに行くことに!

ヨセミテバレー中心地のすぐ後ろに流れ落ちる、段々になったふたつの滝。
崖の上まで登ってそれを真上から眺めれるハイキングロードらしいけど、、

03これのどこを・・
どこ登るんですか??
どれだけ眺めても登山道なんて見えまへん。もしかして登山ではなくてロッククライミング?? 不安もありつつとりあえずスタート!

04 がけ崩れを利用した道
なるほど、、
崖崩れが起こったのを利用して、くずれた岩を並べて道っぽくなってる。
といってもやっぱり断崖絶壁で、延々と九十九折がつづく。
大小の岩と、岩から削れたサラサラの砂で歩きにくいし、何より標高を稼ぐために角度が急!

05 登山途中の絶景
息は上がりっぱなしやけど、登りだしてすぐに森よりも高いとこ出て視界がいっきに開ける!

06 この人たちの努力。
2時間くらい登りてっぺんがすぐそこに見え出した頃、こんなところで作業してる人が。
崖崩れしたところを補修し、その上にまた道を作っていて、充電ドリルで大岩に穴を開け、2mのハンマーで石を叩き割る。 ワイヤーを他の岩に引っ掛けてジャッキでひっぱり、切り出した岩を並べて登山道を作る。
その重労働を絶壁で!!
話してみると公園の作業員で、特に給料が良い訳でもなく、そのくせアクシデントの発生率はもう・・。
ってなハードな仕事やけど、最後に、
「でもすんげー楽しいよ」
「いろんな人に自然の良さを知ってもらいたいからね」って。


登り始めて3時間、崖の上に出る。

07 崖っぷち
アメリカじゃ柵なんてありまへん!!
ちなみにこの写真は人に頼んだんやけど、崖から下が写ってなくてただ岩の上で立ってる俺ってな具合やったから、崖だけの写真と合成してます。

登山道から外れ、滝の真上に出るための崖っぷちの危険な道を行く。この頃から天気が急に崩れはじめる・・。 
標高が100m毎に気温は0.6℃下がるので、ただでさえ下から比べると6℃寒い。
そこに風が荒れ、ヒョウが降り、、、 とにかく急ごう!

08 てっぺんから滝
崖の上を流れる川からどどどーと流れ落ちる滝。ガクブル!

09 霧が上がってくる
さっきまで空が曇り始めたくらいやったのに、写真撮ってる間に風が出て、谷底から竜のような霧が上がってきた!

ししししまった!!
登山道に戻る為のアレ、忘れてた・・

10 魯山昇竜波
このダンガイっぷり!
ここをびくびくしながら進んでるときに突風が真下から吹き上げてきて、、、滝の水が空へと大逆流!!
そんでもって突風の終わりと共に舞い上がった水は重力のままに落ちてくるわけで、、、
だれか下で魯山昇竜波打ったんやろなー、とか、ずぶ濡れガクブルで考えてました。

目的地、ヨセミテバレーを一望できるはずのヨセミテポイントにつく頃には猛吹雪!猛吹ヒョウ!! 景色なんてなんも見えまへん!
リアルに遭難の危険が出てきて、1時間、木の下で震えながら天気の回復を待つが、下がり続ける気圧。
非常用の食料はあったけど、カッパがなし、すでにびしょ濡れ、極寒、霧で視界ゼロ!

ゆえに、死の恐怖!!

しょうがない、下山しよう、、、

11 下り、滝
ちょっと標高を下げるとヒョウは雨に変わり、地面もぼくも、とっても危険な状態。
一刻も早く帰りたかったので、ひらりひらりと天狗のように岩から岩へと舞い下っていると、足を滑らせスネ強打、手のひら出血。
もう半泣。

通常往復6~8時間のところ、3時間半くらいで往復。

次の日はもちのろん、大筋肉痛大会!!
現代日本の秘蔵っこは人と比べて筋肉がありません。 
1回筋肉痛になると、どんな小さなものでも一週間は続きます。
歩けない、くしゃみできない、靴下はけない、こりゃどう考えても最低1週間コース。


12 日常的にこれ!
リハビリとして、キャンプ場周辺の散策へ。 そこらじゅう日常的にこの風景。

13 かわいい協会
ここでの結婚式はおじいちゃんおばあちゃんの若い頃の憧れだったそう。

さぁそそて、2日たってもまったく治る気配を見せないテリブルな筋肉痛・・。
完治するのを待っていたらいつまでたってもここから離れられないので、満身創痍の中、こないだ登った滝の反対側の絶壁、Glacier Pointへと登山。

このGlacier Pointhaヨセミテ国立公園で最も人が訪れる場所で、滝の上より高い1300mながら、道が整備されてて楽。
途中でおなかの調子が悪くなりだし、ティッシュを忘れてきてるにも関わらず藪の中に消えること3回。あわやの大惨事!
げっそりして頂上にたどり着く。

14 Glacier Point
ヨセミテバレーの全貌を見渡せるGlacier Point!
越えてきたTioga Passはこないだの荒天で雪を被っていて、後から得た情報によると、雪が深く、今シーズンはもう道が閉ざされたらしい。
そしてこれから行くヨセミテ南側は、はるか先まで山脈が続く。見たくなかった(笑)

15 一心不乱
この絶景ポイントの崖っぷち、一心不乱に鼻くそをほじる中国人男性。死と隣り合わせの緊張感が良いのか!?

16 鼻くそポイントで鼻くそマンに撮ってもらった
鼻くその人に撮ってもらった。

登山は上りより下りのほうがしんどい。とはよく言ったもので、帰りの下りはお尻の筋肉痛にビシバシくる!!
うひぃ!とか、あひぃ!とか叫びつつ登りより下りのほうが1.5倍時間がかかるというマジック!
天気良いのにビバークせなあかんかと思った。

17 Camp 4
さぁそして、ぼくがこのヨセミテバレーで10日間ほど滞在したキャンプ場、Camp4。
他のキャンプ場は一泊20ドルというボーリングなプライス!でもここだけ5ドル。
ひとつのキャンプサイトに4つのテントを押し込んで、数100のテントに対しトイレは一箇所のみ。
というのも、このヨセミテバレーの1000mの崖を見て、観光客より喜ぶあの人たちが集まってるんです!!

18 このガケに・・・

この崖に・・・

19 おんねん!

おんねん!

20 人が!!
ひとが!!

この崖に噛り付くために世界中からロッククライマーがやってきて、このCamp4には常に数100人滞在し、昼は崖登り、夜はバカ騒ぎ。
バカ騒ぎしてる姿はただの若者やけど、こんな風に崖を登ってるとこを見ると尊敬しちゃいます。


さぁ、気づけば10日間も滞在したヨセミテバレー。
朝起きて絶壁を眺め、その大きさにため息ついて、夜中、トイレに起きてまたため息。
夜は電気が消えるので崖と崖の間から星もキレイ。。
最高の景色をたっぷり堪能できたし、そろそろ移動しますか。

Camp4から出ると、ヨセミテ渓谷を一望する写真撮影ポイントがある。
隣の写真家風お父さんに写真を頼む。

ほんま、、人に写真を頼んどいて文句を言うのは礼儀知らずやとも思うけど、今回だけ言わしてくれ!
ヨセミテバレーを見渡せる場所で、

21 なんでこうなるの・・
なんでこうなんねん!!
こんな斬新な構図、今まで撮ったやつおらんわ!!

ここでの写真はしっかり残しときたいから、自転車だけ置いて写真を撮って、こんな風に川、両側の崖、自転車、ぼくが入った写真をお願いします。と、丁重に頼む。
すると、、、

22 今までに無い斬新な構図
マシにはなったけど、、、
このおっちゃん、ごっつい三脚にNikonのD3か何か、かなりいいやつ乗っけてたはず。
やのにこんな写真しか撮られへんとしたら宝の持ち腐れもいいとこ。 もっと安い機種から始めるべきだ!
とりあえず物を一通り揃えたがるのはアメリカ人の性質。庭でほこり被ったボートや自転車をよく見ます。

3度目頼むのはちょっと言い出しづらいし、頼んだところで、、なので、おっちゃんが帰るのを1時間待ち、自分で三脚だして撮りなおします。

23 これですよ!これ!
これですよ!これ! ちょっと顔暗かったりするけど、まぁこんなもんでしょう。
この基本的な日の丸構図。分かんないかなー? 以上、礼儀知らずの文句でした。


んじゃまた今夜、次の日記をあげちゃうから要チェキだ!

| 2 U.S.A | 06:12 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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とりあえずLA到着。 そして・・・

とりあえずロスについて、ネット使えたので報告を。

ロスではでぼやんの知り合いの知り合いの家に泊めてもらえることになってたものの、
そこに行く前にロスの日本人街で情報収集。

ロスで最も有名な日本人宿、浜田宿は満員やったけど、主人の浜田さんに気に入ってもらえたようでお家に泊めてもらえることに。
そして今朝、出発前にいろいろあり、いまから、、、


新聞社の取材を受けることになりました!!

ついにメジャーデビューだよ!
華麗なる芸能界への転身の足がかりかな?

目指すはC.W.ニコルですから!!

また落ち着いたらヨセミテの続きから日記書きまーす



おっ!そういや、
何人かの人から、お手紙のお返しに送りたいから落ち着いたら住所教えてーってお申し入れがあったので、しばらくロス周辺にいるのでこちらへお願いします!

Yoshiyuki Isoda (磯田 喜之宛)
Consulate General of Japan in Los Angeles
350 South Grand Avenue, Suite 1700, Los Angeles, CA 90071
はがきのどっかにAirMail U.S.Aとおっきく書いてね。

んでこの住所、ロスの日本総領事館なんで裸の写真なんて送ってきちゃだめだよ(笑)
できれば2-3日中の発送をおねがいいたします。


んーじゃセニョール!

| 2 U.S.A | 04:24 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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北米ハイライトに相応しい、汗飛び散る男の戦い ~ヨセミテ国立公園突入編~

ひさぶりの更新です! この2週間、いろいろな事がありました。
前回日記を更新した、アメリカ中西部・アリゾナ州から西へ西へ。 南部カリフォルニア州へ!

と意気込んだものの、雪の中でのキャンプなどが堪えてか、風邪をひいてダウン・・。

01 ラビロック

だましだまし走ってきたものの、Love Lockという恋愛至上主義的な名前の町で療養生活に。

02 イヌ散歩インディアン
これ、犬を散歩させるインディアン。

03 初モーテル
この旅初のモーテル!
この手前の町で出会った人が、これでおいしいものでも食べなさいと二人にくれた20ドル。
ありがたくモーテル代に使わせていただきました。

チェックインしてすぐさま横に・・・はならず、せんならんことが山ほどある!

04 お風呂&洗濯
またしてもこの旅初の湯船! お風呂に入りながらの洗濯。一石二鳥。まねしても良いよ。

モーテルでダラダラしても風邪は治らず、モーテル代高いので結局次の日は走行。

05 タラっぽいクモ
タ・・タランチュラ!?

06 砂嵐
とりあえず次の町まで行こうとしたものの、天気が急激に崩れはじめ、日本の台風クラスのストームがあろうことか向かい風で吹き荒れる!!
舞い上がった砂が砂嵐になって飛んできて、痛い。 ジテンシャコゲナイマエムケナイ・・。
一番軽いギアに落としても漕げないくらいの暴風の中、3時間こいだり押したりしてなんとか町にたどり着く。

たどり着いた町でマクドに入る頃には暴風が暴風雨に変わり、窓ガラス一枚隔てて現実逃避。
疲れ果てて座ったまま眠りにつくデボやん・・

どうしようもない絶望がぼくらを包んだ・・

その時、女神は現れた!!
さっき車の中から自転車押してるあんたたち見たわよ。と現れたステファニーおばちゃんが、ガレージの車の荷台でよかったら泊めてあげるわよ。
とのことで、ありがたく好意に甘え、雨の中突撃隣の晩ごはん!

07 フォードピックアップホテル
ちっさい事やけど、毎日かかさずやってる事があって、キャンプ場所に名前をつける。そしてテントに入るときにはただいまと言う。
今日のホテルは「ステファニーピックアップホテル」 ただいま。

風邪と暴雨風の中を走った疲れを癒すため、作った料理はそう、あれ!

08 卵野菜炒め
中国4000年の歴史が誇る「紅茄炒蛋」!! (+野菜)
中国の一般人にとって最もなじみが深いけど、なぜか日本の中華料理屋では目にしないこの料理。シンプルすぎてお金がとりづらいのか?
これを日本に帰って作ろうとした旅人は多いけど、ちょっとした工夫がないとあの味は出せまへん。
日本で作る練習してきてよかったー!! 吃好了!

09 最高の朝焼け
さて次の日、嵐は去り、最高の朝焼けに包まれる。
この町を出ると峠の上りに入る。そしてそれを下ったところにもうひとつ峠。その頂上が、目指すヨセミテ国立公園の入り口。

しかしこのふたつの峠、これまでのモノとは比べ物にならない峠なのである・・。

町の標高が1200m。
ひとつ目の峠Anchorite Passが、標高2300m。
2000mまで下って、ふたつめの峠、Tioga Passが、標高3030m。

そう! ふたつとも1000mアップの峠なのであるのである!!

まぁ、これを読んでるだけではそのしんどさはなかなか伝わらんとは思うけど、朝起きて坂道を上り始めて頂上に着くのが夕方、もしくわ次の日・・。  というとんでもない長さなのであるのであるのである!! とにかく長い!きっと辛い!たぶん泣きたいくらいしんどい!!

そんな峠を前に、まだ体調の優れないぼくはいったんデボやんと別れることに。
風邪を治すための休養、自転車の整備。それともうひとつ。

ふたつの峠を越えて入るヨセミテ国立公園は、なにやらすごいらしい。
そんなすごいところにワイワイと入っていくよりは、景色のいいでは自転車を止めて飽きるまで景色を眺めたり、それでも足りないときはテントを張ってキャンプ。
ひとり静かに最高の景色に包まれたい。味わいたい。
何より、旅というのは一人ですることに意義があると考えている。一人ですることこそが冒険であって、複数になるとそれは遊びでしかなくなる。
すごいしんどいことも人といればしんどさはぼやける。 その分、最高の景色の意義も半分になってしまうとぼくは考える。

ので、デボやんには悪いけどいったんここで別れて先に行ってもらい、ヨセミテを出てどこかで合流することに。

一日休養をとってさぁひとつ目のAnchorite Passへ!
最近のお気に入りBGMはガールズスカパンク。ヤングでポップでキュートなスカパンクを聴いてるとすごい安易にやる気が出る。
テクノとかやとリフが延々とループして頭おかしくなりそうやし、スカジャズレゲエエレクトロやとそんなゆるい気分じゃない!ってなるし、
かといってJ-POPとかロックやと合唱してもうて窒息死してまうし・・。
ノリノリでモエモエなスカのバックビートにあわせてペダルをこいでくわけです、
今のいち押しはInsk@t。100万人に1人くらいしか知らないでしょう。


10  ひとつ目制覇
40kmの上り坂を5時間かけてひとつめ制覇!!
勾配がゆるく、車も1時間に1台くらいしか来ないので気持ちよく登れた。

11 のけぞる牛
散弾銃で撃たれてのけぞっちゃってます。
ハンティング大好きアメリカ人が車の中から撃ったんでしょう。 流鏑馬か!!

峠を越えて視界が開ける。峠の向こう側は大平原で、その前には壁のように聳え立つ山脈! おとといのストームで雪を被ったその山々は、視界の右はしから左はしまでずーっと続いてる。
これがアメリカで最も険しいとされる、シェラネバダ山脈。

この大パノラマのなか、風は無く、完全な無音。
目の前の大山脈に睨みを聴かされたように、キーンと張り詰めてるひんやりした空気。
この景色を見た瞬間、大きく息を吸ってそのまま息を吐くことができなくなり、思わず自転車を降りた。


なんという豪快な静寂!!


ゆっくり静かに息を吐いていく。

はぁ、、もうむり、、、

12 おつかれー!
おつかれー!
こうゆう時はビールです(笑)

キャンプしたかったけど、あいにく水と食料が無く、今日中に次の町まで走らないといけなかったので、おやつがてらにかんぱーい!
日本では絶対言わなかったあの乾杯の言葉、おつかれー。
今日は自然に口をついて出ちゃいました。

地図とコンパスで確かめてみると、上の写真の一番高いところらへんを超えていく次の峠、Tioga Pass。
MTBメーカーのタイオガ。あれはここから名前をとってることでしょう。アメリカでも有名な峠。

あの険しい雪山の向こうにはいったいどんな景色が広がってるのか。
もうそれが気になって、想像して、楽しみで楽しみで仕方なかった!
こんな純粋な好奇心は今までない!

この日は、タイオガ峠にさしかかった雪山の真正面でキャンプ。キャンプ禁止の場所ですが(笑)

さて、ひとつめのAnchorite Passは40km走って1000mアップ。
そしてこのTioga Passは、20km走って1000mアップ。
ということは、、、

上りの角度が倍!! 

ところどころ10%にもなるような急坂! はるか遠くの雪山の頂上に向かって細ーく延びる道。
カナディアンロッキー、イエローストーン、初雪降ったユタの山脈。
比べ物にならない辛さ!!

13 終わらないでほしい坂
4時間かけ、山の中腹に入る頃には遠くに見えてた雪景色がすぐそこまで!

雪景色の中をTシャツ姿でハァハァ進む。
ペダルは回すというより、右、左、右、左と半回転ずつ力を込めて踏む感じ。

おかしくなってたんかな?
もう楽しくて楽しくて仕方なかった!!

真っ青な空の下、緑と白の山脈。三色だけの風景。
そこに人力で挑む自分がいる。

ロウソクのように命の炎が燃えてるとしたら、ゴウゴウと音を立てて燃えてると思った。
命を燃やして、自分の持ってるものすべてを今この雪山に向けてると思った。

そして、この最高な景色、このしんどさが終わらんとってほしいと心から願った!!

14 雪の上り坂
むっちゃくちゃしんどい! でも、ちょっとずつ楽になってきてる。
もう頂上が近づいてきてるのが分かる・・。

15 完璧な湖
10%近かった急坂が4%ほどになり、ペダルが回りだす頃、山上湖が現れた。
車が通り過ぎるとまったく音が無くなり、 キーンという無音の音が頭の中で響く。

なにひとつ足す必要がなく、なにひとつ引く必要も無い、、 最高の景色!

最高の景色と最高の充実感の中、ついに終わりが見えてきた。

16 ヨセミテNP
Tioga Passの頂上、そしてヨセミテ国立公園の入り口!
アメリカ人がイエローストーンと並んで一目置く、この国立公園。

いったい何が自分を待っているのかまったく想像もつかないドキのムネムネ!胸のドキドキ!

とはいえ、まずは記念撮影。
とおもったら、タイオガ峠の記念碑は数日前にガケ崩れで壊れたらしく、しょうがないので自分で作ってハイチーズ。

17 Tioga Pass
標高3030mです。はい、計算まちがってます(笑)

18 雪解け川
峠を越えると一気に下り!!6時間上った分楽しませてくれよー!
と思うけど、景色がよすぎて進んでは写真とって・・の繰り返しでなかなか下りを楽しめません(笑)

19 御影石の大地
このヨセミテ国立公園のあるシェラネバダ山脈は御影石の地盤。
ここで事故って死んだらそれはそれは大きな墓石となることでしょう・・。

20 クレイジーアメリカン
坂を下ってる途中でであった彼。
アリゾナインディアンの血を引くらしく、自転車のフレームには毛皮を巻いてます。
荷物はテントとギターと獣の毛皮、小さい水のボトルだけ! これだけでニューヨークから旅してるとのこと。
「めし? そんなの誰かがくれんだよ!」

21 でか岩 序の口
高さ800mの岩。あまりにでかすぎて写真じゃ分かりづらいですが、小田原から箱根峠のてっぺんまでと同じくらいの標高。

タイオガ峠の標高3030mから、標高1200mのヨセミテ国立公園の中心地ヨセミテバレーまでいっきに下るのかと思いきや、、
山の中を上って下りてを繰り返し、下りを楽しむところなんてほとんどなく、10回くらいの山越え!
地図上では35kmほどの道路が、実は70km以上もあるというまさかのトリック!

ヨセミテ国立公園東端のタイオガ峠から西端まではそんな感じで、そこから南に折り返し、30km以上の崖っぷちダウンヒルで一気にヨセミテバレーへと下っていきます!

22 焼け野原
下りに入ってすぐ、妙にムシムシして変な臭いも気になるなーと思ってると、見渡す限りの焼け野原・・。

アメリカは空気が乾燥してるので、雷とかだけでなくタバコの吸殻とかちょっとしたことですぐ山火事になる。
ぼくがイエローストーンを出てすぐにも、山火事でごうごう燃えて映像がニュースで流れてました。

夕焼けのオレンジ色に焼け野原が赤く染まって、とんでもなく怖いものに追いかけられてるような気分にさせられる。


そこから、

どどどかーん!!!
と、30kmを下るとそこはヨセミテバレー!ヨセミテ渓谷!

ヨセミテって名前は聞くけどいったい何があんの? どんなとこ??
そうですよ、ぼくも行くまで知りませんでした!!

日記が長くなっちゃったのでとりあえず今回はさわりだけ・・・

地盤の変動を繰り返し、でき上がった山脈地帯に雪解け水が流れ込んで川となり、岩山を侵食し、12000年前にほぼ今現在の風景になったこの渓谷。
この左右のガケの高さ、なんと1000m!1kmです!
垂直に切り立つがけの下を、右へ左へ蛇行を繰り返すヨセミテ川。その周りに広がる深い森。

うだうだ言ったけど、これだ!

kesiki.jpg
This is ヘブン!!

詳細は次回を待て!!

| 2 U.S.A | 05:14 | comments:18 | trackbacks:0 | TOP↑

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地球のみんな!おいらに力を分けてくれ!! そーれっ、たいよーけーん!!!

さぁーて、本日ふたつめの日記!
ひとつ目をチェキってない人はまずこちらをプッシン(前回日記)

キース、ジェイとお世話になって、心もホクホクでソルトレイクを出発!
目指すは西。 ヨセミテ国立公園を経由し、西海岸ロスアンゼルスだー!


01 どこまでもどっひゅーん
そんな中を地平線まで一直線に伸びる道!
ソルトレイクの町から出ると、地図上では湖沿いの道になるはず。  が、湖が無い!
湖(Great Salt Lake)は計画的に水を抜かれ、塩が乾いた白い台地が見えるだけ。
楽しみにしてた釣りもできまへん・・・

02 山もゆらゆら~
鋭い陽射しに山もゆらゆら~
漕いでも漕いでも景色が変わらん! 疲れたー!走るの飽きたー!

03 わーお お尻もアメリカサイズ
ボンネット凹んじゃうよー!

ソルトレイク以来の町に夕暮れに到着し、ここで教えてもらったキャンプ場にピットイン! ・・と思ったら、オフィスが閉まってる・・。
困ってるところにさっきこのキャンプ場を教えてくれたお父さん登場。
「受付が帰ってくるまでうちでゆっくりしていきな。」 無骨にそう言ってすたすた歩き出すお父さん(ウェイン)

04 ウェインと家
こーんなキャンピングカー(こっちではRVと呼ぶ)にひとりで住んでます。
オフィスが開くまでの間ゆっくりさせてもらうつもりが、テレビ見て、ビールを開けて、ご飯をご馳走になり・・・
最初無骨で目線を合さずしゃべっていたウェインが、打ち解けていくにつれ冗談を言ったりどんどん饒舌になってきて、家族の写真を見ながらひとりひとりこいつはプロのフットボール選手で、こいつは町で一番モテて、、、
夜も更け、「そろそろオフィスに行ってくるよ」と言うと、「この車で寝れねえ事もねえぜ」と、RVの中に泊めてもらうことに!

消灯して寝袋に入り、眠るまでの間考えていた。 打ち解けてからのウェインのはしゃぎ様。
ところどころ気になった小さなウソ。見栄というべきか。
地元を離れての1年6ヶ月、ひとり生活の長さからか、その寂しさの分、僕たちをほんとの子供のように扱ってくれ、すこし強がったウェインをかわいいい人だと思った。
安心させ、楽しませてくれた小さなウソは、アメリカンパワーを信じる世代の寂しさと、優しさ。
気ままな放浪生活の末、家族と笑顔で再会する日が早く来ることを祈った夜は、ウェインの枕もとのラジオの音と共に、かすれて消えた。


05 Mr.アメリカ ウェイン
Mr.アメリカ Wayne・White


さて、ウェインの町を出ると100kmの間町はなし! 水をたっぷり補給していざ!塩砂漠へ!!
ソルトレイクの西側は計画的に封鎖され、地図上では砂漠という表示になっている。
Great Salt Flatと呼ばれる乾いた塩が結晶した白い大地が東西100km、南北ではそれ以上に広がっている。

06 塩の山
塩とり放題!!  この仕事ボロイね~

07 塩どどどー
どどどー

08 塩湖 足跡
そんな塩の大地でキャンプ。
自転車のタイヤからブレーキ、ギヤが埋まるくらいに塩の泥がへばりつき、大惨事に・・・

09 怪しい月夜
そんな夜は月が怪しくかがやく。
日本では昨日が中秋の名月だったみたいですが、こっちの月も煌々と輝いてましたよ。


10 さっぱりー
翌日、ハイウェイの休憩所で水道を使って自転車・人ともにさっぱり!
出発してから初の自転車メンテナンス。

11 おっと
おっと

さぁそして、ここGreat Salt Flatには空軍基地がある以外に何も無いと思っていたところ、
塩砂漠の中に小さく長い単語が書き込まれているのに気づいた。

「Bonneville Salt Flat Speedway」

も、もしかしてあれか!!!

バイク乗りの皆さん、特にエスト乗りの皆さん、、 萌える準備はできてますか!?



13 ボンネビル!!
ここです!!
自動四輪・二輪共に世界最高記録を生み出し続けているスピードアタックコース!ボンネビルスピードウェイ!!
このあたりでますみ君きょうへいさんはうぉっとひと声上げたでしょう。

では他の人、ボンネビルというバイクがあるのは知ってますよね? トライアンフのアレです。
トラのボンが日本のメグロのモデルになって、それを買収して引き継いだのが現在のカワサキの、Wシリーズ。
そのWシリーズの血筋を引くエストレヤのルーツ!おじいちゃんかひいおじいちゃんくらいですが、エストレヤはここから産まれたのだ!!!(無茶)
なんか急に親近感湧いてきたー! ただいまー!ボンネビル!!

映画好きの人には、単館系で「世界最速のインディアン」というのを知ってる人も多いと思います。

さぁ、ちなみに皆さん気になる自動車世界最速記録は1997年に記録された時速1227.99kmだそうです。
もちろんロケットエンジンにパラシュートブレーキ付の例のアレです。


ここまで来たら挑まんといかんでしょう!!男なら!!!
ただ、自転車の世界最高記録は出せそうに無いので、こんな記録を狙ってみました。

15 自転車裸世界最高速記録
自転車全裸世界最速記録!! 光るケツ!!
結果、、時速33kmというビビリまくった記録におわる。無念。
ってか写真撮ってるところにカップルが来たんだYO!!

14 白い塩湖に黒い男
白い塩湖に黒い男って感じですが、ちゃんとした写真も撮りつつ。

12 数々の写真
近くのカフェには最速を目指す走り屋たちが集う。


17 エノラゲイ出発地
ボンネビルを離れるとすぐにアリゾナ州に入る。ここの空軍基地は第二次大戦中に原爆を積んだエノラゲイが離陸した場所。
碑には世界の核をなくすうんぬんと書かれてますが、ここの記念館の案内係は「戦争を早く終わらせるための唯一の方法だった」としきりに繰り返していたのが腹立たしかった。
英語で言い返せない自分も歯がゆかった。



さぁそして!
100km続いた大平原はアリゾナ州に入ったとたんに終わる。
いろんな人からの情報で、すんごい山道になってもうすぐ雪が降るとの情報を得ていたものの、アリゾナに入って地図をゲットし、広げた瞬間おもわず笑った!
すんげー高地じゃん!!
1300mのソルトフラッツから1800mの峠、2100mの峠、もひとつ2100mの峠を、一日で越えなくては!!!
その後もつづくつづく、、、 毎日1400mと2000mの往復生活death・・・


19 そして・・ 初冠雪
朝から上りが始まり、しこしこ峠を上っていると何やら遠くに・・・  雪山じゃん!!
ここ最近、朝は水が凍るほどではないものの、昼になっても気温が一ケタから上がらず、、、ついに初冠雪death・・。

18 やぱりステーキ!
アリゾナ初日は初冠雪を横目に3つの峠を越え、やっぱりステーキ!
そんでもってネットの使えるキャンプ場で一日休養をとることに。

20 adidas ZX8000
だいぶやれてきたadidasの名器ZX8000を、ワイン片手にお風呂に入れてあげたり、昼寝したりブログの日記書いたりしてのーんびり過ごし、夜には豚ステーキを食べ、明日はしっかりこぐぞー!!! と気合を入れて眠りについた昨日の晩・・・


今朝起きると・・・




yuki1.jpg
ん???




yuki.jpg
!!!!!!!!!


テントに積もった雪を取ってあるけど、一面の白世界!!!気温は4℃! 心は氷点下!!
雪が融けてくれないと、走れない・・・

ってか、いま目指してるヨセミテ国立公園は標高3000mオーバー!!グランドキャニオンもまた・・・



地球のみんな!おいらに元気を分けてくれ!!! そーれっ! たいよーけーーーん!!!

あれっ、これ天津飯か??

| 2 U.S.A | 08:08 | comments:18 | trackbacks:0 | TOP↑

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蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻!! ~ソルトレイクシティへの道~ 

01 アイダホ アホ
ハーイ アホデース
IとDを頭で隠せばAHOの看板になると思ったのに間違ってAを隠しちゃった、ほんとのアホデース

さてさて、アメリカ北西部からそろそろ中西部へとやってまいりました!
ワイオミング州、アイダホ州、ユタ州、そしてただいまアリゾナ州にいます。
そう、アリゾナといえば、、、 エリア51!!
見ちゃいましたよ、さっそく。 えっ何おって? ふっふっふ。 あいつですよ、あいつ・・・

04 アルパカ!
こ、これだー!

ryama.jpg
どどーん! みんな萌えろー!!!

リャマだかアルパカだか知んないけど萌えちゃうよねー あの首、あの表情。
馬と鹿でバカってのも、来世紀あたりには馬アルパカでバカって読むようになってんだろうね。

そんなわけで、標高2000mの国立公園ゾーンから1200mくらいの平原に下りてきました。
風景は森林から牧草地、牧場に代わりました。

02 カウボーイズ
リアルカウボーイが数百頭の牛を追ってます。 牧場内じゃなく、一般道を!!
カウボーイズの後ろを走ってるとアレやらアレで道がとんでもないことになってるので、追い越してみました。牛チェイス(動画)

03 ツノゲート
この辺りの町は、古き良きアメリカ時代の遺産のような町が多く、力を示すようなこんな物がいたるところにあります。
このゲート全部シカの角でできてます。 何千頭のシカの角。 グリーンピース、反応せよ!!

そんな町での夕暮れ、ガススタでビール一気飲み大会をしている僕らのところに現れたキースという初老のお父さんが家に泊めてくれることに。

05 キースの家
ついていってみると、こんな素敵なおうち! 驚くことに、、、これぜんぶキースの手作り!!

05-2 1F 俯瞰図
中に入ると、家具はぜんぶ100年以上昔のアンティーク!
とりあえず酔っ払わしてもらい、べろんべろんで家の見学ツアーへ。

06 星空ルーム
壁一面には大草原、天井には満面の星空!! 酔っ払う為だけのお部屋。

広い土地にはシボレーのピックアップ、キャビン付きのヨット、カヌー、でっかい風車、直径3mの巨大キャンプファイヤーポッド。BBQグリルが数個、ロッキングチェアーにソファーに、高さ20m以上あるハイジのブランコまで! くちぶえはなーーぜーーー!!! ってなります。

そして、、、
08 建築中、キース邸
となりには建設中の建物が。
あれは何かとたずねたら、 家。と。 サマーハウスと・・。
最初に案内されたアンティークな家はゲストハウスで、今建ててるのがサマーハウス。
ということは、、、つまりは別荘! そんでもってソルトレイクにはもっとでっかい家がある!!
なんちゅうお金持ち・・ なんちゅう道楽・・・

09 まじめなカンディーナ
趣味の家作りのため、グアテマラから連れてこられて5年間ここで働いてるカンディーナ。
作業場には特大アンプ付きラジオがあり、陽気なスペイン語ミュージックが流れる。

普段は刺すように激しい陽射しも、日陰に入れば最高の居眠りアイテムに。
働いてるキースとカンディーナを眺めながらロッキングチェアーで居眠り・・ 

キース邸ツアーをどうぞ(動画)

10 危ない! スナイパーが!!
あぶない!!スナイパーがいるぞ!!!
ぼくらの話を聞きつけてか、たくさんの友達が集まりワイワイしてるうちに、こんな事をしながら2日間のんびりさせてもらいました。

11 キースfamily
サンキューキース&ファミリー!!

さぁそこからソルトレイクへは2日の距離。
が、ソルトレイクの町は西に入るには険しい山脈を越えなければいけない。

4時間ずーっと上り続けて気づけば標高2300mに! イエローストーンと同じじゃねえか!!
が、そこから標高1300mのソルトレイクシティ中心まで25kmの豪快ダウンヒル!!(動画)

12 パンクだー
大惨事!! まさかのクラッシュか!?
いえいえ、パンクです。
道にホッチキスの芯が100万個くらい落ちてて後輪をパンク。「誰だよ捨てたの!」と標準語で怒りつつも修理し、いざ出発!と思ったところ、デボやんの自転車もパンク・・・
もしや・・と自分の自転車をもう一度チェックしてみると、前輪に針が3つも刺さってる!!ちなみに昨日も釘を踏んでパンクしてます。  気持ちいいダウンヒルが一転、地獄に・・。

だがしかし!着いたもんは着いた!! ソルトレークシティ!町に入ったのが夕暮れ時になったけど、キースと別れる時、「実家に戻るから泊めてやるよ!電話してきな!」ってなわけでさっそく電話してみると、
「いろいろあって実家に帰るの2日後になっちったよ!がっはっはー!」
ぜんぜん笑えませんよ?市内じゃ高くて泊まれまへん、キャンプできるとこありまへん。

呆然としたままコーラを握り1時間経過。しゃあなし、地元の人が教えてくれた 町外れの公園に向かおうとしたところ、さっきの地元の人が再登場!「うちの裏庭にテントを張ってもいいよ」ってなことで「あざーす!」と、お世話になることに。
ソルトレイクシティのアップタウンにこれまたキュートなおうちに暮らすJayファミリー。
奥さん、二人の子供、でか犬といっしょに照り焼きスパゲティーにビール、クッキーまでいただき今日の峠の疲れは一気にふっとんだー!!

13 ゴーストタウン
翌日午前はJayのうちに荷物を置かせてもらい、市内観光。
ここソルトレイクは知る人ぞ知る、モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)の本部がある町。
モルモン教では安息日や断食、お布施などの戒律が厳しく、その総本山の町の日曜日ともなると、この目抜き通りすら歩く人、通る車は無く、昼ごはんを食べようにもマクドもサブウェイも閉まってる!!
町外れのダウンタウンまで行くと有色人種が増え、開いてる店もあったので助かったけど、こんな大都市が静まり返っている姿はまさに異様!! 他の町ではありえない光景です。


15 大聖堂
さてモルモン教総本山!大聖堂。
ちょうどミサ(あってるのかな?)が終わったところで、ドーム型の教会から数千人の信者が出てきました。
その人の流れの真正面、各国語のボードを持った美女たちがズラリ。「敷地内の案内ツアーをしまーす」と、各国語でアナウンス(動画)。

16 父よ・・ 眠たい・・・
父よ・・ 眠たいです・・・  バチ当たりですいません!!
奉仕活動に来てるナカジマシスターに敷地内ツアーに連れて行ってもらい、モルモン教会の歴史やキリスト教に関しての疑問などに丁寧に答えてもらい、充実の45分でした。

宗教と聞くと身構えてしまいがちですが、無宗教者なぼくは単純に宗教に興味がある。
形の無いものを信じるにいたる経緯、神・仏と自分との関係。 口だけではなく、その信者と話してみて分かる実情、人間臭さなど。
自分という人間の一番対極にあるもの。 興味は尽きません。

14 NOリベラル
そんな保守派の町の風景

17 オリンピック開閉会式場
ソルトレイクシティオリンピックの開閉会式をしたフットボール場。
Jayのうちから徒歩20分。

18 ヘルメットゲッツ
市内観光からJayの家に戻りいそいそと荷造りをしていると、おとなりさん登場。
ヘルメットを持ってないぼくを心配してプレゼントしてくれた!
トップブランドGiroの高級品!しかも黄色でかわいい! 毎日しっかりかぶってますよー!

19 Jay family
Jayファミリーとお別れの時は近所の子供たちも集まってきて盛大に!

ソルトレイクを出発し、一路西へ!
目指すはヨセミテ国立公園、そして西海岸ロスアンゼルスだー!!!

| 2 U.S.A | 08:42 | comments:18 | trackbacks:0 | TOP↑

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