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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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独立国?紛争?? 西サハラに突入だよーん!


サハラの洗礼砂嵐でボロボロにされ、Tarfayaで休息。

気持ちを取り戻して100km先のLaayoun=ラーヨーンを目指す。



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とも君、ほほ笑んでるのではなく、歯を食いしばって風に耐えてます。爆裂向かい風。




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その風を利用した風力発電はなんとアフリカ一の規模!

奥に15機ほど並んだラインが何十列。
この発電エリアを抜けるのに2日以上かかった。




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なんの骨やろう。

こんなきれいな骨になるくらい乾燥してる。喉かわいてきたー




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町? 町だよねー!?




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やったー! Tahの町!




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国王の写真とか国旗とかがやたら掲げられた新しい町。
ここもまた道路、建物の割に人が少なく、どことなく不気味。

後から気づいたけど奥の三角のモニュメント、あそこが西サハラとの国境だ!!




w (7)
「西サハラ」とは世界50か国以上から認められた独立国。
しかし実際はモロッコに実効支配され、アルジェリアに亡命政府が置かれている状態。

スペインの植民地支配の終結時、隣国モロッコ、モーリタニアが領有を主張し、
独立を目指す住民側ポリサリオ戦線との三つ巴の紛争となった。

モーリタニアは首都まで落とされ早々に戦線離脱したものの、モロッコと戦闘が続き、
国連の仲介で停戦。地元住民による投票で独立かモロッコ併合かを問うこととなった。

しかしなんだかんだとモロッコ側からケチがつき、いまだに投票は行われていない。

その間も実効支配しているモロッコは、砂漠の荒野に道を引き、町を作り、
移住者を募って将来行われる投票に向けて「票」を蓄えている。

まぁそんなわけで「国境」と言えども国境線やイミグレーションオフィスがあるわけでもない。




w (8)
夕暮れ時で宿をもとめて来てみたものの、町と言っても国道沿いに数件の商店があるくらいで、宿がなかった。

こりゃ参った。
おまけに広場の子供が石を投げてきた。

うぐぅぅ~イライラするー。




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日暮れぎりぎりまで走ってようやく、凹地になって風を防げそうな場所を見つけた。




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今日も風車発電地帯を走る。

そか、風車があるってことは風強いってことよな。




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あっち→ キャンプ場4.5km。

見渡してみてもないよね、こういうのは。




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夢の国みたいなガソリンスタンドー!!




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川の向こうは大都会!




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「西サハラ」の首都、ラーヨーンに到着だー!




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おっ、国連(UN)の車両!

この町中では国連の車両をよく目にしたけど、半分は白人、あと半分は現地人が運転してた。
ちなみにこの建物はホテルで、国連職員が宿泊してる。(なのでお酒があるっ!!)




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町の広場。
ほかの町なら日中から屋台や出し物が出てそうなもんやけど、
この町も新しい建物だらけでインフラも整ってるのにやっぱり人が少ない!

町の中心近くに宿をとった。
その辺りはにぎやかで、商店も、少し歩けば安い食堂街もある。
さすがに「首都」というだけあってたしかに村ではない規模。


にしてもこの町もまた、、、バカにしてくるやつが多い。

子供らは群れてれば高確率で石投げてくるし、
珍しいことに、大人の女性が差別的。

そもそも女性はむやみやたらに外を出歩かないイスラムの国。
町中で女性を見かけることがあったとしても、ゲラゲラ笑いながらバカにしてくるなんて
モロッコでも、、これまで旅したほかの国でも遭ったことがない。




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なんだかなぁ・・。


まぁこういうのは西アフリカを旅するなら慣れていかんとあかんことなんかもね。


心配してた「西サハラ」の治安。

見たところ、西サハラに入る前も入ってからも全ての場所はモロッコが支配していて、
独立を求める機運なんてものは感じることはない。
ポリサリオ戦線によるありがちなスローガンとか公共の場へのゲリラ落書きとか、そういったものもまったく目にしない。
軍人や警察もめんどうくさいくらいそこら中におるし、治安の悪さを感じること全くなかった。


シノワ攻撃以外はなっ!

もしかして西サハラって中国と戦争してんじゃないかと思えてきた。

再見!!



295km / 2300km

次回! 『サハラ縦断、さっそく中断!! ~砂漠チャオっ!編~』




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| 46 MOROCCO | 07:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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これぞ、サハラ・・・!! ~砂漠の洗礼ヒジョウにキビシー編~



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ここまで100km走ってきた。
予想外の爆風に阻まれ、3日もかかっている。

とりあえず次の町Tarfayaを目指そう・・・




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大穴発見!陥没?隕石??




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洞窟が崩れたようで、穏やかなうち湾に小魚が集まっていた。




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ラクダがっ!! サハラ感っ!!



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吹き荒れる南風は夕方になると弱まっていく。

朝からフルに走って30kmくらいしか進めないので、
日が暮れるギリギリまで粘って走り、少しでも距離をかせいでおく作戦。

なので夜ご飯は真っ暗な中で作って食べることが多かった。




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食後一服してるだけでこんだけ虫が飛び込んでくる。
知らずに今まで何匹食ってきたんやろう・・。




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朝テントのジッパーを上げると、どこまでも続く砂丘がどーん!!





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今日もものすごい風で、砂が川のように道路上を流れ、飛砂がバチバチと痛い。

しだいに強くなり視界が砂で霞みだした。砂嵐初体験!!




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とか言ってられへんくらいの砂が舞ってて、顔にタオルを巻いていても口の中はジャリジャリ。
目も痛いし、耳の中からはサラサラ聞こえてくる始末(おおげさ)。

とにかく息が苦しい!ペダルが重いー!!





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この状況で上り坂とかやめてくれー!

ってか道路ほとんど砂に埋まっとるがな。ムキー!!




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坂道と砂ってのは自転車にとって最悪の組み合わせ。

路上に浮いた砂でタイヤがスリップして走れまへん。もう勘弁して・・・





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ようやく砂嵐のひどいゾーンを抜けることができた。

キツかった~。
ちょっと最近感じたことないくらいほんまに辛かった。
この先ずっとこれが続くならサハラ縦断なんて不可能に思えた。

サハラといえども1日50kmも走られへんとは予想してなかったので
3~4日分用意していた食料、水が底をついた・・。

町まで40km。がんばれば今日中に着けるやろうけど、キツイなぁ。

休憩の時、風をしのぐのにこの建物を借りた。




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裏手で休ませてもらおうと思ったら中に招き入れてくれ、
ミントティー、そしてご飯まで!!

話してみると彼らはモロッコの軍人。
西サハラ問題で微妙なこのエリアの海辺を監視する役らしい。

そういやEl Ouatia以来、海沿いのがけっぷちに上の写真と同じつくりの建物が1kmごとに建ってる。
人が住んでるようやったし何やろーと考えてる間に道路は内陸の砂丘地帯に入ったもので忘れったけど、

1つの詰所に、3ヶ月交代の軍人が3人。
これが西サハラないにもずっと続いてるとしたら、1000以上の詰所がある計算になる。
これは警察のチェックポイントとは関係のない軍の施設。
警察の詰所や軍の通信所、基地などもここまででもかなり目にしてきた。

そんなに西サハラってやばいのか・・??




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軍人さん詰所でお腹いっぱい&休憩させてもらい、その勢いでなんとかTarfayaの町に到着。

宿を見つけてシャワー!宿の人に気つかうくらい砂でてきた。




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ぐっすり眠ってゆっくり起床。窓をあけ放ちセイハロー!今日は休養日だー!

耳から出てきた砂でまくらが砂まみれ。調子イイネッ!!

さて街歩きへ。




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なんか、、、

この町、歩いてるとシノワ(中国人)!とからかってくる奴が多い。
子供らが着いてきながらチンチョン言って、めんどくさいから角を曲がるとたむろしてる女たちがシノワー!!

シノワ!ニーハオ!と侮蔑まじりながらもフレンドリーないつもの感じとはぜんぜん違う。

わざわざ前に回り込んできてヘイ中国人!チンチョン!アチョー!目つり上がってんなー!ゲラゲラゲラー!

こんな奴らにバカにされてるシノワ(ぼくも含む)の方がよっぽど人間としてまとも。
まったく見も知らん他人を出会い頭に差別して罵倒するような奴は生きてるだけでもはや公害。
酸素食料などなどもったいないので一刻も早く死んだ方がいい。

過去に中国人にいやな事でもされたんかと思うくらい、Tarfayaの人たちはクソが多かった。




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宿のおっちゃんはモロッコ一の大都市カサブランカの人。ちゃんとしてます。

雑談してると散歩へ誘ってくれた。 この町唯一の観光地Casa Marを案内してくれた。




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広い海岸を海に向かって歩く。飛砂の風紋は見ていてあきない。




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Casa Mar スペイン語で海の家の意味。
このときは干潮で砂浜から歩いて渡れたけど、基本的には海の中らしい。
人嫌いの富豪が娯楽交じりで作った別荘。っぽいけど実際は監獄。

200年ほど前のスペイン統治時代、反逆する現地人を捕まえていたらしい。




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中にへもどーぞ。


サハラ砂漠の洗礼、強風砂地獄の3日間をへてたどり着いたTarfaya。
疲れ果てた体にアジア人に風当たりの強い人々。

次の町Laayoun(ラーヨーン)は大都市。
お酒もあるやろうし、旅行者にも慣れててシノワ!とか言うやつおらんねやろうな~

ラーヨーンまで100kmちょい。
風向きが変わってくれたら楽になるんやけどな・・。

その道中には西サハラの主張する国境線を越える。


ハードボイルドな予感がするぜっ!




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おぉっ砂漠!ほんとにサハラ砂漠だよー!! ~砂丘はおあずけよ編~



@ダカール・セネガル

アパート借りてブログ&フラ語生活してるっちゃん。


いまブログで書いてるサハラ砂漠。

自転車で走ってても終わりがないように長かったけど、
ブログで書いてみるとこれはこれでまたしても終わりなき旅。
スターウォーズでいったらルークがライフセイバーを受け取ったあたりか。

まだまだ始まったばかりのサハラ砂漠縦断本編ですが、
フォースに目覚め帝国に立ち向かい宇宙の平和をめざした感動のラストまでしっかり書き切りたいと思っています!


フォースと共にっ!!





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サハラ砂漠が始まる町、El Ouatia。

ここから次の町Tarfayaまでの200kmは水や食料の補給ができるか怪しいエリア。

カラッカラに乾燥した無人の大地。ついにサハラ砂漠本番がやってきた~!




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3食3日分の食料を買い込んだ。水も自転車に積めるだけ積んだ。

タンデム自転車がこれまでで一番重い。




h (3)
町を出るとおぉー砂漠!! 地平線まで砂!砂っ!




h (4)
っぽいー!!




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この辺りは海沿い。

キレイなビーチでも広がってるのかなーと海に向かうと・・・




h (6)
崖ー!!

サハラ砂漠は海に切れ込む垂直の崖が延々と続く。

砂浜はほとんどなく、あったとしても100m近い崖を降りる道がない。
海水は青く透き通って最高に美しいのに、海辺の町特有のゆったりした雰囲気はない。
風がゴウゴウと吹きすさび、人はただ耐えるのみの過酷な自然。




h (7)
崖に巣を作るカモメ。 けっして海から離れて砂漠の方にはやってこない。




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崖に巣を作るヒト・・・じゃなかった、釣りをする遊牧民族ベルベル人.
100mほどの崖の上から糸を垂らし、釣った魚がこのあたりの主な収入源らしい。

たしかに砂漠じゃ農業は難しいし、物作るにも材料が砂以外ないし、ほんま釣りくらいしか現金収入ないよなぁ・・。




h (9)
地平線がエンドレス!!

こんな延々続く一本道やというのに横風が爆裂してる。

ものすごい風圧で路肩の砂場に押されるので、体を車道側に傾けバランスをとる。
向かい風でもないのに登山用の一番軽いギヤでないと走っていられない。時速6km。

恐ろしいのは、トラックが通過するときで、
横風が一瞬さえぎられバランスを崩したところに巻き込む風がグワン!と自転車ごと車道側に引っ張りこまれる。

もし後ろからトラックがきていれば一発アウト。ミンチ。

おまけにこの辺りはまだ町から近いので交通量も多く、1分に1台くらいでトラックがやってくる。
後方の気配に気を払いつつ、ふらつかないようハンドルにしがみつき、ひと漕ぎず確実にこなしていく。




h (10)
なんとか、、、1日が終わった。
砂漠に沈む夕日の鮮やかさはこの砂の世界唯一の平穏と思えてくる。

砂漠地帯も例にもれず夕方には風が止み、静かに夜が訪れる。




h (11)
出発準備。

夜中に数時間、風が吹き荒れあまり眠れずぐったりとも君。




h (12)
砂漠といえばこれっすよねー 硬くて太いトゲをもつサボテン。




h (13)
非常時に飲めるような水分をため込んでないかなー?と折ってみる。
砂漠でいざというときの為にいろいろ試しとかんとね。あと鳥取いくときの為にも!


白い樹液がじょわーっとあふれてきた! ペロリ。


閻魔様のペンチで舌をつかまれたような激痛!!

たったひと舐めしただけで2時間のあいだ、くちびるの周りまでひりひり痛んで悶え続けた。

サハラに来るみんな!そして鳥取県民のみなさま!
このサボテン、ダメなやつですよー!




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今日もトラックは多いなー 風つえーよー!




h (15)
砂が道路を侵食しているのもでてきた。砂漠っぺー




h (16)
崖上なので標高100mくらいある平地がずっと続いていた。

にわかに下り始めたと思ったら川があった!
これがあまたのサハラ関連書籍に登場する最重要サハラワード、ワジかぁ~(川跡のこと)

いや、まだ涸れてないからただの川か。そうだそうだ。




h (17)
しかし水があるのは河口付近のみ。すぐ先のところで川筋は地中に消えていく。
砂漠方向からの水の流れはなく、潮の干満で河口付近に海水がたまっているよな状態かな。
雨が降って砂漠から水が流れてくる「川」を見てみたい。 
どうでもいいけど、乾いた塩水ってくさいよね。

なもんで!
汽水域のギャングスター、ボラさえもここにはいなかった。

そーんでもってこれ以降、川どころかワジすらなくなっていく。





h (18)
そしてこれもこの辺りから始まった。警察(軍)のチェックポイント。

モロッコの南部には独立を主張する「西サハラ」がある。

西サハラとは、世界50か国以上から国として認められているものの、
近代、スペインからの独立のゴタゴタに紛れてモロッコが手を伸ばし、現在までモロッコに実効支配されている「国家」。
国連の介入で紛争は終結したものの独立を目指すポリサリオ戦線は現在亡命政府をアルジェリアで設立している。

ポリサリオ戦線の戦闘員はそこらじゅうの砂漠に潜んでいるといわれていて(モロッコ人曰くテロリスト)、
その反乱を押さえるため、すべての町に出入りする人全員のチェックが行われる。


砂漠の中の一本道にポツンとある詰所。

その手前で車も人も一旦停止。
警察様の来ても良し。の合図で近うより、丁寧にあいさつ。
身分証を出しどこから来てどこへ行くのか、その目的、職業などなど一連の質問があり、警察様は台帳に記録していく(アナログ)。

基本的にお巡りさんはいい人ばっかりやけど、向かい風で疲れ果ててる時に何回も止められるとけっこう辛い。
1回10分のピットストップ。

警察(軍)の施設なので写真は禁止だよ。こっそりね。




h (19)
おぉ!ガススタがある!!

人は住んでなくとも往来する車はある。ならガススタは必要よねー

でもどうせ建てるならさ、無人地帯を埋めていくようにすればいいのに、
前後100km何にもないってのに、なんでここだけ3軒も並んでやがんだ!

60kmごとに分散しよーよー




h (20)
エスタシオン(駅)と呼ばれるガススタには、こういった食料雑貨を売る商店とレストランが併設されている。

レジカウンター左側の小窓が厨房。タジンとコーラふたつずつー!




h (21)
あったけぇメシだー!!

モロッコ名物タジンも、ここで獲れる魚を使ったタジン。
貴重な野菜は人参、玉ねぎが申し訳程度。とはいえうめーよ!

魚は60㎝クラスでハマチかな。




h (22)
道路は続くよどこまでもー



2日で100/2000kmってとこです。





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サハラ縦断のスタート地点 ~準備万端でちむどんどん編~


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迫るモロッコビザ期限、サハラ砂漠はあますことなく全走破すべく、
サハラ砂漠が始まる町TanTanまで200kmバスでスキップ!

ほんと地図で見るとよくわかるけど、TanTan以南、ほんまに町の数が減るねー。

もちろんこの縮尺で表示されないちいさい村もあったりするけど、
そこにまともな商店や宿があると信じて行動予定を立てるにはあまりにもリスキー。

日本列島の大きさと当てはめてみるとその深刻さがわかりやすい。
次の町Tarfayaまでの200kmは、大阪から名古屋までの距離。
その間に店がないかもと考えてみるとサハラデカすぎて草生える。



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さて朝3時、バスでTanTanに着き、夜明けを待ってタンタンから追い風に乗って20km先の海沿いの町El Ouatiaまでやってきた。

キャンプ場に突撃ー!



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引き続き大風が吹いてるので壁ぎわでキャンプ。

サハラに入ったら廃屋でもなきゃキャンプできなさそうやなー



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El Ouatiaの町。
メインの大通り以外は未舗装。



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町の中心のモスク。

それにしても人気ねぇなー
建物はすべて新しくてキレイやのに、肝心の人がいない。ちょっと不気味。



w (15)
中心にレストランと商店が集まってる。それ以外は見どころの無い新しい町。

しかし眠い目こすってこの町まで走ってわざわざ一泊するのには理由があーる!!



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食料の買い込み!

El Ouatiaを出るとついにサハラ砂漠!!

まずはお次の町Tarfayaまで200km、町はない。
小さな集落はありそうやけど、野菜などが適正な価格で売っているか怪しい。
とりあえずサハラしょっぱなは準備万端で挑むことに。

食材3㎏。水8㎏。10㎏以上重くなるとさすがにキツそー



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この日の為にとっておいた謎のモロッコ産スピリッツ、SAHARAOU!

臭いのきつい香草でも入ってそうやなーとか言いつつ開栓

笑っちゃうくらい予想通りツーンと臭いの香草と、ベタベタに極甘なリキュール。
飲めたもんじゃなさすぎてがんばったけど頭いたくなった。ごめんなサハラ。



w (18)
町人にお酒売ってないー?と聞きまわる。

郊外にあるコリアハウス(韓国人の家)で売ってると聞きつけやってきると、ハウスってかちょっとしたお城。

中は韓国料理屋。休み?っぽくて客はいなかったけどビールは売ってくれた。

それにしてもなんでこんなとこに移住してきたんやろう・・。

海沿いとは言えリゾート的なゆるい場所ちは全く違うし、
ごうごうと風が吹き荒れ、街も道路もすべてが砂に埋もれた過酷な環境。
日用品にしても食料品にしてもまともなものがない。あったとしても値段がまともじゃない。
この町の人が月に一回でも韓国料理を食べる気になるほど裕福とは到底思えない。観光客も来ない。
娯楽がない、遊び場がない、楽しくない!!
現地人と隔絶した町はずれに高い塀までつくって、、、

この町が好きで移住したというより、華僑のようにランダムで行き先を割り振られるシステム(全てじゃない)かな。



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コリアハウスでお酒を仕入れ、キャンプ場へと戻る分かれ道。右はEl Ouatia。左はサハラ砂漠。

昼は灼熱、夜は極寒。
人の住めない砂の世界。
むっちゃキツイんやろなぁ・・。

びびってるのと同時に、自分が興奮しているのを感じる。なんかすごい久しぶりかも。

その興奮の感じを言葉にしてみる。
ま、まさかの、、、

どきどきワクワク(笑)

なんてシンプルな興奮!
自分の好きな事物がそこにあって準備も万全、あとはただそこに飛び込むだけ。
小学生の遠足前夜状態。

旅の期間が長くなってきて旅に対する姿勢だとか出会ったことの感じ方とか、
なんか擦れてきてるよなーと感じる今日この頃。


こんなまっすぐな感情に体が震えるなんて、、、  うれしかった。



どきどきワクワクのタンデムあいのりサハラ縦断!はっじまるよー!!





あっ、タイトルの「ちむどんどん」とは沖縄弁で、胸がドキドキ。の意味です。


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サハラのスタート地点El Ouatiaへっ!


Heyメーン!
アフリカのパリ、セネガルはダカールでアパルトマン(?)を借りてフランス語のお勉強&ブログ書き溜め生活を送ってまーす


一日部屋にこもってパソコン作業をしてると文字と写真が目から頭をぐるぐる回ってほんとどうにかなってしまいそうです。
みなさんも毎日のお仕事でありますよね?そんなときにとっておきのリフレッシュ方法を教えします!


まずは元SKE48、矢神久美の写真集「くーみん」を開きましょう。
いえ、正確にはまず表表紙・裏表紙から始めます。

表表紙は皆さん予約時、届くまでの待ち遠しい日々に何度も注文画面で目にしていますよね。
ですので表側は割愛させていただき、裏表紙のせっけん泡々くーみんへと参りましょう。


s-000封底
着替えを用意し忘れたことに気付き、お風呂からそぉーっと出てきたくーみん。
夜の展開を考え、歯を磨いておこうと洗面所に向かったぼく。

脱衣所でばったり!

キャーッ!! と声が出る寸前、頭が状況を理解できていない呆然顔のくーみん。
でもちょっと余裕があったりなんかして。くーさん、ほんとおおきくなったね。


このあと展開されるラッキースケベ → ビンタ、
口をきいてくれないくーさん、手作りの夕ご飯。
ツンデレリラックスタイム、、、 両親の帰ってこない夜・・。

くーさんとのきゃわわな夜を想像しながらコーヒーとタバコで一服。

どうです?PCでモヤモヤした頭もすっきりしたでしょう?

それでははりきってブログ本題にいきましょー!




w (1)
2度目のラバトで念願のモーリタニアビザをゲット!
0泊3日の強行日程で早朝、アガディール手前のキャンプ場に戻ってきた。



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すげー辺鄙なところにあるキャンプ場に颯爽とタクシーで乗り付け、どでかいゴロゴロ引っ張っる謎の中国人旅行者が!

オランダ在住で口を開けば母国中国の悪口が飛び出すピーター。
移動手段もなければ食料もないようなので飯をごちそうしつつ話してみると、、、突っ込みどころが多すぎる。

まず、中国で育ったものの参加していた法輪功が政府からひどい弾圧を受け、
命の危険を感じ、逃れるためにオランダに留学、そして移住したそう。
しかし(彼曰く)中国政府の怪電波やら嫌がらせのせいで頭がおかしくなってしまったらしい。
テレビや携帯の電波が見え、とくに電話線は見てると会話内容がわかるらしい。
常に頭の2m上に神様の目があったり、大量の大麻をシャンプーボトルに入れてもちこんでたり、、、(笑)

中でも一番突っ込みたかったのは、
持ってきたテントが30人くらい寝れるちょっとした体育館みたいなやつ。ひとりやのに・・。

3週間くらいキャンプ療養生活するって言ってたけど、、、元気になって帰ったかなー



w (3)
さて出発して向かうは南。サハラ。

しかしここんとこのラバトビザ取り遠征×2で予定が厳しい。
何が厳しいってモロッコの方のビザ。

残り3週間で1500kmを走り切らなくてはいけない。

その中に寄りたい町は4つほどあって、丸1日滞在できるように調整していくと、、、

1日あたり100km。無理だ!!

普通の自転車ならいざ知らず。
一人タンデムですら、よく走って80km。
男を乗せたダブルエンジンでも、別の疲れが出るので同じく80kmくらいが平地でのマックス。

無理だっ!!

なので車を使ってスキップすることに(あっさり)。

走れるとこまで走ってヒッチハイクでもいいんやけど、サハラ砂漠は完全に走り切りたい。
なので、サハラ砂漠が始まる手前のTanTanという町まで200kmほどバスワープ!!

そこからちゃんと走ればサハラ砂漠をチートしたことにはならない。という自己満足(笑)



w (4)
最寄りの大都市アガディール。バスに乗る前にしっかり腹ごしらえ。

タンデム自転車といえども大型の観光バスの荷台ならしっかり収まります。
とはいえかなりスペースをとるし何かあったら面倒くさいので乗せたがらないバス運転手。
毎回必ず揉める。ひどいときは押し問答になったりもする。
タンデムの運搬はできるだけ回数を減らしたいほんとに憂鬱なイベント。

今回は事前にチケット売りの兄ちゃんたちを味方につけておいたのですんなりいったけど、
それでも積み込み時のバタバタでサイクルコンピューターとグローブを落としたり、、、

自転車以外のところでダメージが大きかった。自転車は無事っ!



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凍える夜中3時、TanTan着。

朝日が昇るのを待って出発。



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眠い目をこすりつつ海辺の町まで20kmほど走ることに。



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どわー山!上りー!!

ってか砂漠っぽいな!
おっきな木も灌木すらなくなって、土が砂に変わってきた。
微妙に変化していく様をバススキップで体感できひんかったのはちょっと心残り。



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ひぃひぃ言いながら坂を上り切ると、そこから先は大平原!

いま立ってるとこから坂を下りきるといっさいの起伏がなく木も生えていない。つまり、、、



w (9)
サハラ砂漠、、、こっから始まるよー!!!


明確にここからサハラって区切られてるわけじゃないけど、見た目的に完全にここがボーダー。

テンションあがるー!とか言いってると風も爆裂追い風!!!



w (10)
驚異の時速30kmであっちゅう間に海沿いのEl Ouatia着。

ちっちゃい町やけど必要なものはぜんぶありそうな町。



w (11)
キャンプ場に突撃ー!



0km / 2300km


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ぐぬぬ・・・モーリタニアのビザ取りラバトアゲイン! ~0泊3日のやってらんない小旅行編~


ボンソワーモナミ。
ミルフィーユをフォアグラフォンデュでシルブプレっ!


いやーすっかり板についてきましたパリジェンヌ(パリジャン?)生活。

まぁパリってもアフリカのパリ、ダカールなんやけど。

アパートの前、フツーに砂漠やし。ってか砂漠の中にアパートが立ってんか。
牛とかヤギとかちょっとしたふれあい動物園よりよっぽどケモノくせぇぜアフリカのパリ!!

ブログは2か月くらい前のモロッコ中部のオハナシだよー やっつけ仕事!!



s-r (1)
とも君とのタンデムでエッサウィラから次の大きな町、アガディールの手前30kmのキャンプ場まで来た。

順調に走ってきたものの、ほったらかしてた問題がひとつ。

エッサウィラから夜行バスで次の国モーリタニアのビザを取りに行ったものの、
ビザ申請用紙切れにて発給停止というひどい事態。

大使館職員は国境でアライバルビザが取れると言っていたのでとりあえず自転車旅を再開してきたものの、モーリタニアが近づいてきて思う。

あの職員はやいやい言われるのが面倒くさくて国境でビザが取れると言っただけなんじゃないか。

日本では考えられないけど海外ではそういった無責任な発言はほんとに多い。
ちょっと道を聞いて時も、「知らない」という人は皆無。
I don't knowとかI'm sorryなんて言葉の概念は海外にはないのだっ!

もしこのまま走っていって国境でのビザ発給がなかった場合を考えてみる。

自転車で国境に到着するのはモロッコのビザ期限3ヶ月のギリギリになる感じ。
そこから首都のラバトまでモーリタニアビザを取りに戻るとなるとバスを乗り継いで片道2~3日。
ビザを取るのが即日から週末なら週明け月曜まで3日かかる。そこからまた夜行バスで2~3日。

どう考えてもモロッコビザ足りひんがな・・。

ここアガディールからならラバトまで直通の夜行バスがあるんよなー。
かと言って、こないだ夜行バスでラバトに行ったばっかやのにもっかい行くって・・・なぁ。


悩みに悩んだ結果、あやふやな国境アライバルビザ情報を信じることはできず、
スーパー面倒くさいけど、少しでも可能性の高いラバトに戻る方を選ぶことにした。

足りなくなるかもしれないモロッコビザは、この先のサハラ砂漠に入るまでのエリアをバスでスキップすることで対応しよう。
サハラ砂漠だけは最初から最後まで自転車で走りきりたいしね。



s-r (2)
はぁ、、、
この短期間に何べんバス乗るねん・・。



s-r (3)
早朝5時着。さみーよ。カフェで朝日待ち。



s-r (4)
もう慣れたもんです。
タクシー乗ってやってきたモーリタニア大使館アゲイン。



s-r (5)
ビザ発給再開してたー!!

駄菓子菓ー子!!
2か月前まで3000円くらいやったビザが14000円にサプライズ値上げ!!

クソみたいな理由のせいで2回もラバトに来た交通費と滞在費を考えたらこのビザ3万円くらいするんですけど・・。

そんだけ楽しましてくれんだろーなぁモーリタニアっ!?



s-r (6)
モロッコとは思えないキレイな町だなー
受け取りまで半日あるので眠い目をこすりつつ市街地に出る。



s-r (7)
メディナの門の迫力はモロッコの中でもかなり高ランク。



s-r (8)
朝ごはんにジュース生しぼり屋さん。



s-r (9)
メディナ脇にある保健所。



s-r (10)
薬局で買ってきた髄膜炎のワクチンを打ってもらう。

公立なので接種代は無料だよー!(私立のクリニックでは2800円取られた)



s-r (11)
夜行バスで着て寝不足のところに予防接種。もうヘロヘロ。



s-r (12)
おっ、むかし作ってた車じゃん!

トヨタパッソ=ダイハツブーンは海外に輸出されていて北米ヨーロッパではたまに見かけた。
アフリカ輸出用も一日に数台は流れてきてたなーそういや。
古さからみてぼくがラインにいたころのものっぽい。

左前ブレーキ辺りを探ってみたらぼくの指紋が出てきたりするんかなー?
一瞬とはいえぼくが携わったものとこれだけの距離・時間を隔てて再会するってのも、
車業界の一労働者として込み上げてくるものがあります。  日本の車・・・っ!!




s-r (13)
道売りのおじいちゃんからピーナッツを買う。

年がいってヨボッとしたおじいちゃんやけど、ピーナッツを計って紙で包む一連の流れはあざやか。



s-r (14)
夕方モーリタニア大使館に戻ってビザゲットー!!

この日は旅行者の多い日でキャンピングカーの老夫婦やバイクカップル、
バックパッカーにヒッチハイカーと10人以上の外国人が集結してた。

やっぱり西アフリカは共通語であるフランス語を話せる人が多い。
スロヴァキアのバイクカップル以外はフランス人かベルギーのフランス寄りの地方出身だとかでみんなフランス語を話す。

バイクなら最悪ブイーンと走り抜けることができるけど、
進むのが遅い自転車じゃあどうしてもフランス語がないと不便がでてくる。

はぁ~どうにかせんと・・。



s-r (15)
ラバトに夜行バスでやって来て、その日のうちにまた夜行バスで帰る。

モロッコビザが残り少ないのでしょうがないよね。

バスの時間まで時間つぶし、買い込んだビールを森の奥でこっそり乾杯!



s-r (16)
ローカルのハマム(イスラムの銭湯)で汗を流す。



s-r (17)
イスが壊れてたり夜通しやかましい奴がおったり、快適なバスになかなか出会えないモロッコ。

今回のはバスは安いけどどうかなー






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ヨーソロー!サハラに向けてタンデム発進だーっ!! ~プレサハラエリアは快適サイクリング編~


ボンジュール日本のみんな!

セボーンな一日をメルシーしてるかいっ!?

こちらはダカールより怪電波発信中!


ブログは2か月遅れ、モロッコ中部のエッサウィラから始まるよー!



d (1,)
エッサウィラはこんなポジショニング。


アフリカ大陸に入って1月走ってきた。
広域で見るとほんまやる気が失せるくらいアフリカ大陸ってデカいよなー。



d (2)
さてエッサウィラ!

東京生まれ東京育ちのチェリーボーイ、とも君とここから一緒にサハラに向かい縦断する。

とも君はお酒飲むし音楽も好き。宿ですぐに仲良くなった。
年はひと回り離れてるんやけどソウルフラワーとか聞きます(笑)



d (3)
宿のみんなに見送られてメディナを出る。



d (4)
かもめ号の女主人、みっちゃんともお別れ。

素晴らしいホスピタリティに長居しちゃいました。かもめ号、イイよー!!



d (5)
エッサウィラのメディナを出るとビーチが広がる。

肌寒いメディナ内とは打って変わって南国パラダイス感!



d (6)
町を離れると国道は内陸に。

風景はアルガンオイルのもとになるアルガンの農園がエンドレスに続く。

エッサウィラから南はプレサハラエリアに入って町が一気に減る。
その分、通行する車も減るし農園に木陰も多い。サイクリングとしては快適っちゃねー。



d (7)
モフモフ(・ω・)メーメー



d (8)
そーんな標高は高くないけど山地なんだよねー

タンデムで走り始めてすぐに上りってのもなかなかハードやけど、
この先は砂漠でずっとフラットやろうし、山の景色をいまは楽しみましょう。



d (9)
ケツいてぇ休憩。

ともくん、本格的な自転車が初めてなのでさぐりさぐりのスタート。

バランス感覚がいいのでタンデムにはすぐに慣れたけど、ペダルを回すペース配分をミスって初日はかなり足にきてた。


d (10)
初日のキャンプはいい場所が見つからず暗闇の中で設営。

朝日が昇るとこんな素敵ロケーションでした。



d (11)
アルガンの木にメーメーさんがのぼってる。この地方のちょっとした名物。



d (12,)
水をもらおうと寄ってくと昼ごはんまでごちそうになった。



d (13)
ここはオリーブの農協で、トラックに満載のオリーブの実が運ばれてきてここで絞り、精製される。
搾りたてのオリーブオイルと同じく搾りたてのハチミツを、シンプルにパンでいただくという贅沢!


d (14,)
中を見せてもらうとオリーブを絞る工程すべてが手作業。ってか人力!

オリーブの実を巨大なウスにぶち込み、ゴロゴロを3人がかりで回して挽き潰す。



d (15)
種ごと挽き潰されたオリーブを麻袋に入れてここにセット、
ダンジョンの落ちてくる天井の要領でハンドルを回すと鉄板が降りてくる。
圧搾されたオイルがツツーっと流れて右側の槽に溜まってく仕組み。

スーパーで売ってるような瓶詰されたオリーブオイルはお金持ち用。
こうして手で収穫、圧搾、ペットボトルに詰めたものを一般庶民は使ってます。
無添加無着色、そんでもって安いってんだからもう。
ちなみに1リットルで150円くらい。

正直なところ、
オリーブオイルって値段の割に味もねーし、みんなオシャレだとか思って使ってるだけじゃねーの?
的なアンチオリーバーですが、この値段ならまぁいいよね。苦しゅうないぞ。


ここでふと疑問。
この辺りは世界で唯一アルガンオイルが生産されている場所(モロッコ人曰く)。
オリーブオイルと比べると販売単価が何倍にもなるアルガン。
採って搾ってと、どっちもやることは一緒だしアルガンはやんないの? と尋ねると、

「アルガン?あんなもんは外国人とか金持ちのもんだよ。
 オリーブオイルはオレたち市民のためのものさ。
 これがなかったらモロッコ人はだれ一人として生きていけないんだから」

街道沿いに建つ「アルガン御殿」に目が奪われがちやったけど、
御殿は立派でもそこで働く人たちはもちろん一般市民で田舎の生活がそこにはある。

仕事選択の幅はせまくそこにある仕事をするような社会かもしれないけど、
仕事に誇りをもってる人たちってのは世界中どこでもかっこいいよね。



d (16)
30kmごとに商店やガソリンスタンドの揃った集落がある。
お腹ペコペコでレストランに飛び込める幸せ!

海が近いので魚が安い。
アジの塩焼き4尾150円。安定のタジンとともに。



d (17)
夕方のお風呂ターイム



d (18)
山地を走りきり、眼前に大西洋を見下ろすキャンプ地。星空もきれかったなー



d (19)
さぁついに海沿いに出た。サハラまで一直線待ったなーし!!

夏休暇シーズンはフランスからの避暑客でとんでもなく混雑するらしい海岸線リゾートエリア。
この季節はガラーンとしてるしまだ涼しいし、来るなら今ですよー!



d (20)
ほうほう。こんな感じなのね。

サハラ砂漠がガチで始まるのは上から3つ目、TanTanから。まだけっこうあんだねー。



d (21)
とも君をタンデム自転車に慣らしつつ、山岳地帯を抜けるのになんだかんだ1週間ほどかかった。

エッサウィラではあんだけ酒浸ってたのに、noアルコールに極度乾燥の毎日。
リゾートエリアに入ったしどっかお酒売ってないかなー?



d (22)
と、訪れたキャンプ場にはバー併設でビールがぁぁっ!!

極上の海岸線に沈む夕日を眺めながら、、乾杯!






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| 46 MOROCCO | 17:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サハラに向けて準備の日々 ~日本からの荷物が来たよー編~


だいぶ時間があいちゃいましたがセネガルはダカールでフランス語合宿してます・・。 してますっ!!


勉強と並行してブログもやってかんとねー。



ブログはモロッコ中部のエッサウィラ。

首都のラバトまで次の国モーリタニアのビザを取りに行ったもののあえなく発給停止・・。
戻ってきたエッサウィラでのお話だぜアッサラーム!!



f (1)
レンタカーキャンプ旅行に行った子たちもひとりまたひとりと出発していく。



f (2)
毎晩シェア飯おいしいなー



f (3)
増えてく空き瓶。デポジット!



f (4)
郊外のサンデーマーケットへ。



f (5)
オリーブオイル工場の並ぶエリアで、搾りかすの黒い油が道路にあふれてひどい臭い。

ちなみにこれを塗りたくる祭りがスペインのカスカモラス。



f (6)
コレね。

油まみれの奇祭カスカモラス、、ス、ス、、スタートォォーッ!!



f (7)
野菜のエリア、服を売るエリア、日用雑貨を売るエリアにおおまかに分かれていて、
雑貨エリアには工具とか雑多なものを売るこんな店が多い。

水道の蛇口から裁縫の針、メガネのネジまでありとあらゆるものは全然ないけどあるものはある!



f (8)
オレンジを買うザマス

村中のオレンジを積み込んでみんなに見送られてきたんやろうな~

1キロ100~200円と果物の中でもダントツのコスパ。

ちなみにリンゴはカスカスで汁気の無い物しか存在せず、バナナは意外と高いモロッコ。



f (9)
こんなのはどーだ?

自転車用のパンツが激安の400円くらいで売ってた古着屋さん。



f (10)
エッサウィラに来る日本人の中で人気のシーフードグラタンのレストラン。



f (11)
シーフード食べれないのでぼくはマラケシュ名物のパスティラを。

クロワッサンみたいな生地のパイで、野菜に加えて鳩肉が入ったのが名物。
粉砂糖がかかっててスイーツみたいなお料理。
手間がかかるのでその辺の安レストランではお目にしませんが、この繊細さ。

具材ほりこんで火にかけるだけのタジンクスクスと違って旧宗主国の香りを感じる一品です。



f (12)
朝な夕な市場にブラブラ。



f (13)
シェア飯は今日も豪華だっ!! カツオのズケ丼。



f (14)
シェア飯の後はエッサウィラ名物「毛沢東ゲーム」で食器洗い当番を決する。



f (15)
2年前、病に伏せたブダペストの宿で一緒だったケンさんがやってきた!



f (16)
タンデムのパートナーととも君(左)と筋肉留学中のマッスルさん。

この一月後この三人で自転車旅をすることになるとは・・。



f (17)
数日一緒やったしょうよう君。

オシャレさを維持しつつパリッとまとまった感じが素敵。



f (18)
屋上は喫煙場所。

海をながめてプカーっとしつつ、バカ話のはずむ思い出深い場所。



f (19)
に、に、、、荷物が届いた-!!

エッサウィラはただ酒を飲んでダラダラしてた訳じゃございやせん。

ディープなアフリカに備えて、こっちでは手に入らない自転車・キャンプ装備と、
支援してもらっているスポンサー企業からも多くのものを送ってもらった。



f (20)
タイヤやギヤなどの消耗品に加え、カメラのレンズ!!
西アフリカ唯一のガイドブック、ポータブルバッテリー、最近壊したスピーカーの替え、
注目のアウトドアアイテムエアーランタン。



f (21)
ぼくが使ってるガソリンストーブはSOTO(新富士バーナー)のMUKAストーブ。

ガソリンストーブと言えばMSR社のものがダントツシェアだったところに数年前参入した日本企業!

ストーブの使い勝手、大きさや火力、燃費、アイテムとしての質感など、ほぼすべての面でMSR製品を凌駕する一品。
発売間もないので頼りない部分もあったけどマイナーチェンジでしっかり対応されている。
具体的な故障個所はなかったものの、この先の過酷な環境に備えて相談するとたくさんの交換パーツを送って戴くことに。

パーツの詳細な説明文や、税関でトラブルにならないようの注意書きなども添えられていてホロっときた。



f (22)
このストーブね!

小さなボディに性能を凝縮したようでいてシンプルな削り出しボディ。

ここから引けるものは何もない。禅マインドを感じさせてくれる素晴らしい一品!



f (23)
さぁ、、、待ってた荷物は届いた。

モーリタニアビザはゲットできひんかったけど、タンデムのパートナーも見つかった。そろそろ出発すっぺ!



f (24)
イカリを上げろー!サハラに向けて全速前進だー!!





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| 46 MOROCCO | 00:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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近況報告、サハラ砂漠縦断完了ー!! んでもってダカールでパリジェンヌ!


s (1)
砂砂砂砂砂砂砂砂砂砂砂砂ーー!!!!



長かった・・。

猛烈な追い風で一日200km!!
みたいなボーナスステージになるはずだったサハラ縦断。
しかしいざ来てみると何だか様子がちがう。

他の自転車乗りが訪れる時期以外を選んできたことが裏目にでたのか、
一日200kmを後押ししてくれるはずの風は完全な向かい風で・・。
死ぬ気で漕いでも歩くほどしかスピードの出ず、砂漠の暑さも相まって常に水不足に悩まされ続けた。

やっぱりサハラは強かった!!



s (2)
モロッコ、モーリタニアと越えてきてサハラ終焉の地セネガルに入ると完全なブラックアフリカに。



s (3)
2か月かけてたどり着いたアフリカのパリ、、、ダカール!!!



s (4)
2000kmの渇水飢餓灼熱暴風砂塵蝿地獄を走りきったぜコンチキショー! サハラ縦断終了じゃーーー!


モロッコからタンデムで旅してきたともくん(右)は南米に向かう為ひと足お先にモーリタニアで自転車を降りたけど、
おなじくモロッコ・エッサウィラ友達のなお君が自転車を買い、ダカールまで走った。

3人いっしょのゴールだっちゃ!



s (5)
ダカールには西アフリカ初の日本人宿「和心」へ。
部屋もネットも快適で、住んでるスタッフも素敵ないい宿です。

自転車の完全整備、テント・寝袋などなどサハラの砂にまみれた装備を完全クリーンナップ!



s (6)
「和心」にはもちろん日本料理だってあーる!!うめー!

そんでもって、、、
セネガルにゃビールが売ってんだ!!ミラクル!ワンダホー!スーパー!ブヘー!


ちなみに、、
ひさびさに手加減することなくお酒と向き合った結果、、

たった2本の缶ビールとワイン半分で、なお君は4日間寝込みました(笑)



s (7,)
サハラ越えに2ヶ月、モロッコからアフリカに入って3ヶ月半。


それでもまだまだこんだけだけ。アフリカ大陸マジでけぇ。


ここからは完全に気候帯が変わってサバンナ、そして熱帯になる。
蚊を媒介とするマラリアや黄熱病、眠り病。他にも髄膜炎腸チフスA型B型肝炎破傷風狂犬病、、、エボラ!!
気温はガンガンに上がるし雨季にもなる、ほとんどが世界最貧国で、警察が賄賂を要求してきたりする腐った国も多い。

そんなディープアフリカに突入するにはやっぱり言語の習得が不可欠。

ここまで少しの単語だけでやってきたけど、いい人は多いのに会話が発展しづらいというジレンマ。

危ないうえにしんどいところを走るのに楽しくないだなんてただの苦行。KUGYO!!

旅の充実度を上げるにはフランス語をマスターするしかない。 いつやるのっ!? い(略



s (8)
ってなわけでアパート借りまーす!
一緒に走ってきたなお君といっしょにフランス語の勉強とブログを上げたりなんやかんや、1月くらいおるかなー?


アフリカのパリ、ダカールに住むということはもしかして、、、 ぼくってパリジェンヌ!!


紙袋からフランスパンをのぞかせて落としたオレンジが坂道をコロコロ・・・

ボンソワ (ふわっと広がるように息を吐きながら) 
メルスィ (舌先をエッフェル塔のカーブのように優雅に細めながら)
シルブプレ (唇と吐息の破裂音をあなたのテンポで楽しみながら)



なんてパリジェンヌ!! 


そーんなダカール生活、始まります。



オーシャンゼリーゼっ!!




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近況報告ヌアクショットより ~砂まみれの愛を込めて、、、すなっ!~

き、









き、、、、















清原ぁぁぁああーーーーーなんでだーーーーーーーーーー!!!!









まぁそんな雰囲気マックスやったけども、、、いざ逮捕となると。
秋山清原デストラーデの爆裂クリーンナップにセリーグを代表するピッチャーがバカスカホームラン打たれる日本シリーズを毎年のように見てきた元子供としてはなんとも押さえきれないこの気持ち今っ!って感じです。Oh By For Now!!!



軽口たたいてますが、やつれてます。


サハラ砂漠縦断、すんげー厳しい。

ぐんぐん上がってく気温、昼間吹き荒れる砂嵐!爆裂向かい風!

キャンプで落ち着こうにも飛砂がすごすぎて飯もテント内も砂まみれ。

落ち着けるひとときがありません。


ついには病にダウン。

マラリア感染も疑われたけどどうやら違ったみたい。

そんなこんなでお写真です。


01_201602041901123ff.jpg
モーリタニアは砂漠だよー 砂しかないよー

すっちーのすなっ!すなっ! が延々頭ん中ループです。




03_20160204190115377.jpg
ラクダもヤギも犬もヌコもいっぱい干からびてます。




02_201602041901140a5.jpg
お昼休みはウキウキ砂嵐。

口も目も耳も砂でじゃりじゃり。

絶望的に自転車旅行に向いてません。この季節。




04_2016020419011797f.jpg
アフリカ大陸に入って初の自転車旅行社との出会い!

他にも近くにいるらしい。 快適なとこでゆっくりキャンプしましょー




05_20160204190119b6b.jpg
旅程の説明がしずらいのでプリントして見せるようにこんなの作りました。

あっ、年賀状ですがそろそろ・・。



あと1週間ほどでついにサハラを抜けます!

そしてビール!

それだけを楽しみに向かい風の中でも気を確かに進んで行きたいと思います。 すなっ!










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