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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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国境の緩衝地帯は地雷原! ~ビザ失効?波乱のモーリタニア入国編~


セネガルダカールなう。
西アフリカ縦走に向けてブログを書き溜めてます。
このブログを書いている今は3月15日。
これがアップされる時ぼくはどこにいるのだろうか。

まさかダカールなんてこと・・・ないよね? ないないっ!! ないっ! ない・・な・・・



ブログはモロッコから48ヵ国目モーリタニアへの入国編だよー!

いま思い出しても身の毛のよだつ・・・ ヒアウィーゴォっ!!



j (24)
モロッコから始まったサハラ砂漠縦断も、西サハラを走り抜けモーリタニアとの国境にやってきた!

モロッコ側、まずは海底鬼岩城に行く手を阻まれた。

果たしてサハラルク(サハラルクアンシエル)は国境を突破しモーリタニアにたどり着くことができるのだろうか!!




z (1)
モロッコ側のイミグレーション(入国管理)オフィスが開く朝8時にはトラックが100台ほどの大行列!

がんばって早起きしたってのに、結局3時間くらいは待たんといかんよね・・・

と思ったら自転車は最前列に割り込ませてもらえた。さーせんお先っす!

オフィス前はサハラ仕様に改造された4WD車と外国人でいっぱい。
聞くと、『ラリー』がいくつも開催されているらしい。
『ラリー』とはオフロードレースという意味と、「おおぜいが集まるイベント」といった意味もある。

この場合のラリーはレースではなく、何月何日にどこ集合!という号令の元、
各自がそれぞれのルート、ペースで集合場所(ゴール)を目指すというもの。

ヨーロッパからアフリカ、サハラを越えてマリの首都バマコでゴール。というのが典型的。

道中出会った人たちがキャラバン(隊列)をなし、砂漠の一本道をぶっ飛ばし、
夜はキャラバンパークでBBQ。という「遊び」。

楽しそうすぎるっ!!!




z (2)
車とちがって自転車にはめんどうな手続きがないのでひと足お先に通り抜けー

モロッコ側で出国の手続きを終え、モーリタニア側のオフィス・・・




z (3)
砂漠どんっ!!
イミグレーションオフィスがねぇ!?


というのも、モロッコとモーリタニアは件の西サハラ問題がいまも決着しておらず、
国境線は幅3㎞に渡って地雷が埋められた緩衝地帯になっている。

どちらの国でもない場所なので道の整備は行われておらず、車の通ったあとの轍を追って進んで行く。


この一本の轍ができるのにいったいどれだけの人柱が・・・




z (4)
絶対にトレイルから離れるな!トイレに行きたくてもだ!!と、会う人みんなに忠告された。

それもそのはず、轍から一歩でも外れるとそこはもう地雷原。

轍からたった1mのところに地雷を踏んでサヨナラした車の残骸が・・・




z (5)
いや違うか。

この車の量と整然とした様子は地雷を踏んでとかじゃなさそう。

どちらの国でもない場所なので不法投棄しても足がつかず都合が良い。みたいなことか。




z (6)
砂が深いところや岩の上を行くようなところもあって、緩衝地帯の3㎞はほとんど押しになる。


大型トラックがすこし先にいたので轍を見失うことはなかったけど、
もし前後に車がいなかったらこれはヤバいよね。





動画でどうぞ~




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モーリタニアのイミグレーションオフィスにたどり着いた。

係員みたいな顔をしたやつらが寄ってきてパスポートパスポートと言ってくる。
もしここでパスポートを取られると、手続き代行という形でお金をせびられることになる。

お前係員じゃねーだろ!とパスポートを握りしめて先へ進みましょう。


イミグレーションオフィスの中にはたいてい窓口があって、中の係官がパスポートを見ながらPCに情報を打ち込んでいく。
滞在日数や目的などを聞かれて問題がなければ入国スタンプを押して返してくれ、手続きは終了。
空港での入国と同じで、関税のかかる物などがあれば申告するようにはなっているけれど、陸路では聞かれることはない。




z (8)
ニセ係官の手をかいくぐりようやく手続きが始まったと思ったら、なお君のパスポートだけ返された。

なお君のパスポートに何か不備? かと思ったら、ぼくととも君の方が問題だった。


モーリタニアビザを取得してからここまでやってくるのに時間が経ちすぎいてて、
ビザの指定する入国期限を過ぎていたのだ!それもわずか1日!!


ということはどういうこと?

二度のラバト行き&最近の3倍値上げで合計3万くらい費やしたモーリタニアビザ、、、紙クズに!!!
そーんでもってもう一回ラバトのモーリタニア大使館にビザを取りに戻らんとあかんとか・・・


安心してください!この国境オフィスでビザが取れるんです!!

120ユーロと、ラバトより20ユーロ高いけど、こうなったら払う他に道はない。



そもそもさ、この国境でビザが取れるの知ってたら、ビザ取りの為だけにラバトに行く必要はない。
ここで取った方がよっぽど安上がりやし、無駄がない。

まぁ来てみるまでここでビザを発行しているかが分からなかったので、
ここで取られへん時のリスクを下げるためにラバトへ行ったという選択は正解である。


ビザ取り直しで120ユーロ(16000円)。
ラバトに2回、ビザ取りに行ったので3万円。

ビザひとつに4万円以上かかった計算に・・。

たいした見どころもないくせにビザ代15000円てなんやねん!働いて稼げモーリタニア!
プライドはないのかくクソ国家!クソ国!クソリタニアアアオぉぉぉーー!!!!よんまんごせんえぇーん!!!!!



ふぅ・・。

結局日数オーバーしてたのは事実やし、自分が悪いんやけど。てへぺろ☆(・ω<)




z (9)
ビザ取り直しであっちこっち行かされ、その都度ニセ係官と同じやり取りをして、
ドリフかよっ!とか突っこみながらモーリタニアに入国したのがお昼すぎ。遠い3㎞だなー

余っていたモロッコマネーでコーラ&クッキーのお昼ご飯。

今日はここから40km先のモーリタニア第二の都市ヌアディブを目指す。




z (10)
モーリタニアもやっぱ砂漠っすよねー。

モロッコからの変化というと、さらに砂漠感が増したこと。

具体的には草が減っただとか、砂粒が小さくなったとか大地が白っぽいとか。
人工物も、道路沿いのマイルストーン、標識看板、送電線などが激減。

砂漠の中にただ道があって自分がいる。だけの世界。

その砂漠にも、「エグさ」みたいのが出てきた。
砂の量が増え、砂が地の底から湧き出してきるかのよう。
おふざけでも砂漠に入る気にならない過酷な自然。
ただ立っているだけでも体力ゲージが減少していく。




z (11)
モロッコからずっと一緒に旅してきたとも君。
南米に飛ぶために次のヌアディブで自転車を降りる。


ヌアディブまでの40km、とも君ラストランだー!!




1223km / 2343km(サハラ砂漠)


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| 47 WEST SAHARA | 17:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サハラ、、、渇きとの闘い。 ~砂漠に突如現れた神殿 編~



現在セネガル・ダカールにてお部屋借りて生活してます。 もうひと月になるとか・・・!!



ブログはサハラ砂漠縦断にマッスルなお君が加わり3人になったサハラルクアンシエルがモーリタニア国境を目指すっ!!


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休憩はわずかな日陰を有効利用。




j (2)
ダフラ(DAKHLA)から南下し、モーリタニア国境を目指す行程。




j (3)
砂漠の一本道を歩いてくる人が! サハラの人=サハラウィ。

『サハラウィ』については前回の記事
あつーい砂漠の1日と、サハラを歩き続ける『サハラウィ』





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あいさつしても無視・・・かと思ったらタバコをくれとのジェスチャー。

タバコに火をつけてあげると何も言わずにまた砂漠にむかった。なぜ歩く・・・




j (5)
砂漠はつづくよどこまでもー




j (6)
川筋を発見。

サハラに入って川を見なくなってけっこう経つ。
さすがにここで雨は降らなそうなので、けっこう昔の川跡だと思われるけど、
川筋に沿って草が生えてるので水脈はあるんやね。こんな乾いたところにも。




j (7)
川底に降りてみると、モロモロと石の地層が崩れる。粒子が細かい。

地盤や岩石が風化し崩れて細かい砂粒になるのが砂漠の成り立ちの最初。

これこそがまさに砂漠化の最中。サハラ砂漠最前線!!




j (8)
サハラ砂漠では水・食料を普段の倍以上持ち運んでいて、プラス10㎏以上の重さになる。

ダメージがタイヤに出た。

タイヤサイドのほんのちょっとした切り傷に空気圧と重さがかかり、裂けてきた。

これ以上進行するとタイヤの穴からチューブが飛び出しブレーキ等に引っかかって破裂する。
まだ2000kmくらいは走れる山が残ってたけど泣く泣くタイヤ交換をする。

ちなみにこのPanaracerのリブモPT、耐久性が非常に高いタイヤ。
重ーいタンデム自転車でもローテーションして5000km以上使える。
日本で普段使いの自転車なら余裕で1万キロは持つはず。

これまで5本履きつぶしてきたけど、パンク回数は計5~6回!!
自転車本体と違って見えにくいけど、タイヤもどエライ進化してるんやねー。




j (9)
長い無補給地帯に入って4日目。キャンプが続いて水ないっすよ・・。

喉カラカラ。全身の血がドロドロになってる気がする。
日射しで肌の表面がパリパリに焦げてる。わしゃ北京ダックか。

せめて日陰で休憩したいなぁ。




j (10)
今日の目標のガソリンスタンドまで30km。
飲み水はあと300㏄。コップ1杯分+αくらい。

なんとかなるか・・。

町に着いたらコーラをイッキだ!!コーラ!虎火甲羅ー!!!




さ、、、いこ。





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死にかけてるとこに通りがかった軍の給水車がヘルプミーでメルシーボクー!!

陽気なアミーゴたち(軍人さん)に水をもらって復活!




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夕方になって風が止んだ。

向かい風に耐え渇きを忍び、この時を待っていたのだ!! 今だ!町まで駆け抜けろー!!




j (13,)
ガススタ併設のホテル・・・ですよね??

砂漠に突如あらわれたギリシャの神殿みたいなホテル。
ちょっと高めやけど(2人部屋が2000円)、この豪華さから考えると拍子抜けする安さ。




j (14)
とりあーずメシだぎゃー!!タジンうみゃー!!




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翌朝、ホテル正面。 改めて、、でけぇ!




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オペラ劇場のような凝った造り。

広い中庭にはカフェレストラン、スーパーもありの砂漠のオアシスです。




j (17,)
車やバイクのキャラバンが残したステッカー。

ぼくがコラボするGTRステッカーのほうがカッコイイな。とカバンをガサゴソ。
しかし見つからぬ! どっかの宿に忘れてきたよう・・。

まさかこんなとこに来えへんとは思うけど、西遊旅行社のステッカーがありました。素晴らしい営業力。




j (18)
さぁ国境まであとひと頑張り! 渇く~!




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日陰・・・




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この辺り、起伏が出てきたと思ったら砂地が岩場に。

ところどころ風化していて、触ってみると砂粒に砕けていく。




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これまた日暮れごろ、西サハラ~モーリタニア国境に到着!!

夜間は国境が閉まる。朝8時のオープンを待つトラックが並びはじめてた。




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国境の町はアラブ人とブラックアフリカンの入り乱れた雑多な雰囲気。

今は3人で旅してるので気楽なもんやけど、一人やとちょっとビビってたやろうなー。

町に3軒あるレストランは町の社交場でもある。
エスプレッソをちびちびやりながらヨーロッパサッカーを見る人たち。




j (23)
明日モーリタニアに入るのでもしかしたらタジンもラスト??

大盛りチキンタジンで食い納め。




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門が開くぞぉー!!



次回、国境の緩衝地帯は地雷原!ビザが失効?? ~波乱のモーリタニア入国 編~






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| 47 WEST SAHARA | 07:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あつーい砂漠の1日と、サハラを歩き続ける『サハラウィ』

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内陸に入ると、サハラでよく見かける丸裸の車。

部品はすべて取り外し不法投棄されたよう。 鉄くずで売れそうやけどなーこの時代。


はぁ、、、今日もあつくなりそうだ。





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よく見る作りかけの町は、西サハラを実効支配するモロッコが人を送り込んで既成事実化するための町づくり事業。
うす気味悪いくらい、家々に生活臭がない。

あっ、ぼくは別にどっちの味方ってわけでもないですが、別の国として考えた方が旅が面白くなるので
西サハラを独立国としてカウントしてます。




u (17)
日陰だぁー!!!

サハラ砂漠に入ってほんと休憩できる場所がなくなった。

日差しもすごいけど風も強く砂が飛んでくるので、遮ってくれるものがないと休憩をとってるのにむしろ疲れてしまう。




u (18)
日陰で休みつつ日なたで充電。

ソーラーパネルは5wでPC以外の電化製品を。
右下のはいま流行のエアーランタン。自転車旅行にすげー使える。




u (19)
さぁ、走ろう。 ん??




u (20)
この砂漠まっただなかで人。
この辺りには街もなければ遊牧民もいない。
40℃を越える日なたをいったいどこにむかって・・・

ボロのジャケットにスラックス姿で、カバンもなければ水すら持っていない様子。
髪の毛は垢や皮脂で毛どうしがくっつきナチュラルドレッドになっている。
見た目はいたって普通のホームレス。 でも普通じゃないっすよ、この環境・・・。

こんなとこ2時間歩いただけで熱中症でぶっ倒れると思うわ。


挨拶してみても無視されたのでそれ以上何もなかったけど、
この数日後、道の先をゆくこのおっちゃんがまた追い越した。。

昼夜関係なくふらふらと歩き続け、ホテルで2泊していたぼくらを追い越したよう。 すごすぎる・・。謎すぎる・・・




後で現地人から情報をゲットしたところ、
あの人たちは『サハラウィ』(サハラの人)と呼ばれ、このあたりの住民から尊敬を受けているらしい。

サハラウィとはもともと西サハラに住んでいた遊牧民のこと。
独立を求めた人たちは紛争後、亡命政府のあるアルジェリアやヨーロッパに移住(亡命)した。
しかしこの歩く人たちは、難民にならず、モロッコの支配も受けず、「遊牧民」として自由に生きることを選んだ。
彼らは車に乗らずただ風の向くまま歩き、疲れたら路肩で眠る。
車で通りがかる人たちがパンや水を差し入れる。

きっと、彼らにとっても簡単でもっと楽に生活をする方法は知っているけど、
そんなもの以上にこの生活を守るのは、「信条」や「目的」を持ってるんやろう。


世界の人の中で、ぼくからいちばん遠いところにいる人かも。

こういう時、現地語が話せたらいいのになと思う。




880km /2340km


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サハラルク伝説序章、始動! ~暑くなったサハラのエンドレスロード編~


予約投稿ですよー
現在セネガルダカール!

そろそろ出発かなーというこの頃。
最近、気温や湿度がいっきに変わった。
雲のバリエーションが3つに増えた。

雨季が始まる・・。

この記事が上がるころには雨季まっ只中??

海沿い、内陸などで気候がガラっと変わるので、いったいどこを軸にして予定を組めばいいのやら。


07_2016031305591207c.jpg
サハラルクアンシエル、暖機運転はバッチリだぜっ!

アクセルぶん回して行こうぜ!フォウフォーゥ!!眠そうやけどー!!




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町から出るまえ、最後の商店。

ダフラ滞在でリフレッシュしたので、80km先の次の町を一日で目指してみる。




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が、ここダフラは大西洋に張り出した半島の町。

来るときは北風だったので追い風を受けて走れたけど、町を出るときは40kmのド向かい風となる。
やってらんないので自転車を車に積んでいく自転車乗りも多いけど、
タンデム自転車はトラックでもないと乗せれないもので・・・




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ドッカーン向かい風!!!




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砂漠に不似合いなマッスル号。

ママチャリにズタ袋のサイドバッグ。
海外で自転車旅行って意外と簡単に始められるんです!




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坂道になると軽いギヤの無いマッスル号では押しに。

マッスル号の変速はむちゃくちゃになっててというか壊れてて、なんとか3段だけ使えるようにしたけど、いつ壊れるやら。


ちなみに、
荷物満載状態で、二人乗りのタンデムと一人乗りの普通自転車なら、タンデムの方が少し速い。
どちらも一人乗りなら自転車と荷物が重いぶん、タンデムは遅くなる。




s-u (6,)
どわー!!アレはー!!




s-u (7)
RA・KU・DAー!!




s-u (8)
こっち見んな(笑)




s-u (9)
地獄の40kmを乗りこえ、暗くなる寸前なんとか目的の村に到着。

村といっても軍の基地向けに数件食堂と商店があるだけ。
地図アプリに載ってたキャンプ場は存在してなかった。ホテルもねぇ。

風が強すぎて砂漠ではキャンプできないし、隠れられる場所もなく、
キャンプ場があるはずのあたりをもう調べようと来た道を引き返す。
そのころには夕方ハルマッタンがゆるみ、なぜか風向が正反対に・・・。
向かい風の中進んでき道を引き返してまた向かい風という死亡遊戯。




s-u (10)
結局キャンプ場なんてなかった。
日が落ちてどっぷり暗闇の中、崩れた家を見つけてテントを張る。

マッスルなお君の初キャンプ飯は、カナリアから仕入れてきたチョリソーを使った夏野菜パスタ。




s-u (11)
翌朝。こんなとこやったんやねー




s-u (12)
ひとり一部屋という贅沢。




s-u (13)
ビーチ!! がけっぷちにベルベル人が住んでた。

こんなとこでゆっくりしたいけど、水もなければ浜まで降りたら登ってくんの大変だ。




s-u (14)
はい、チーズ。


サハラルク3人旅はとりあえず転がり出した。

なお君が加わり3人2台。
自転車のペースの違いはまぁ問題がないし、
初日はペース配分のミスで夕方には死んだようになってたけど、翌日にはピンピンしてた。
アウトドア適正もあり(適度な体力・小さいことを気にしないなど)、違和感なくすっと横にいてるような感じ。


過酷さを増すサハラ砂漠に虹を架けるが如く、サハラルクは今日もゆく~っ!!



u (21)
砂丘はたまに現れるくらい。
見渡す限り砂丘ー!ってなとこはなかなかないなー。





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| 47 WEST SAHARA | 07:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本からの救援物資アゲイン ~『サハラルクアンシエル』結成 編~





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どどんと聳える七合瓶!! ヒカエオロー!ズガタカイー!!

われら日の元が誇る食文化、技術の結雫、、、  酒DAー!!!




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カナリアに渡る前に発送してそのまま行方不明になってた日本からの救援物物資を、
国際郵便局のあるカサブランカまで戻って(!!!)見つけだしてきたのだ!!




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ちゃっかりぼくのモノもいっしょに送ってもらった。
このちょっと前にエッサウィラで物資補給を受けたけど、この間サイクルメーターを失くした。
おまけに突然ペダルが壊れ、ここまでだましだましでやってきた。

このタイミングで補給できたのはほんとラッキー。
とも君ママありがとうございました!お酒もおいしくいただきましたー!


荷物も届いたし、新しい仲間も増えたし、U.TA.GEの準備じゃー!!




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KARAAGE!KAKIAGE! うみゃー!!日本酒キュウゥーん!!




06_20160313055917fd8.jpg
DAKHLA最後のタスクは、ずっと調子の悪かったサドルの調整。

いろんなとこがダメになっててもう限界やけど、なんとか生きながらえた。
あと半年くらいもつかなー。手がかかるけどかわいいやつです。



ってなわけで、ととのいました。




07_2016031305591207c.jpg
ぼくらサハラにかける虹、『サハラルクアンシエル』!!

この世の果てまでぶっ飛ばそうぜ! カッコィィ(゚∀゚ )






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風雲急を告げる新展開 ~お前おれの仲間になれ!編~


現在、セネガルはダカールにてブログ更新滞在3週間目。え?3週間っ!?

ブログは今年の1月1週目、サハラ砂漠縦断序盤のお話だよー



01_201603130533089b0.jpg
ヤッホー!

日焼けでサングラス跡くっきり・・・と思ったけど写真じゃイマイチでした。




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西サハラの事実上最大都市(?)DAKHLA=ダフラで、エッサウィラ友達のなお君と再合流!




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3人1部屋のお部屋にはコンセントがひとつ。

共用で延長コードを買いにきたらコードと金具が別。
長さをオーダーして購入すると2mで150円くらい。
完成品は輸入になるので1000円を越える。




04_20160313053250fe4.jpg
さてDAKHLA。
例に漏れず、西サハラを実効支配するためにお金を注がれた新しい町。
見るとこなんてまったくないので実務的なことをこなしていく。




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この町で一番のタスクは、なお君の説得。


彼も西アフリカを下っていく旅行者。
どうせなら自転車買っていっしょに行こうよ~!
と、エッサウィラにいるときから誘い続けてた。
まんざらでもなさそうな態度ながらもなーんか煮え切らんかった。

それがここの前の町BOUJDOURで再会したとき、乗り気に見えた。

しかし筋肉原理主義者の彼。
BOUJDOURにはトレーニングジムがなく、
おまけにプロテインが切れかけという緊急事態。

プロテインを買うためひと足早くバスでDAKHLAに向かうというので、
ぼくらもダフラまでダッシュで追いつき、ようやく落ち着いて説得再開。

すると割とあっさり「自転車が安かったらべつにいいよ~」とのこと。

もっとさ、クソお世話になりました!!みたいなさ、アツいヤツさ、、、あんじゃん??

まぁええや、自転車探しだエイエエイオー!




06_20160313053250630.jpg
なお君の見つけてきた中古自転車屋。

20年落ちくらいでブレーキかギアチェンジのいずれかが壊れた最低ランクのMTBで8000円くらい。(日本でいうとゴミ)
それよりは新しいけどやっぱりどこかに不安が残る中レベルで15000円。(日本でいうとゴミ)
不安なく乗れそうなのは2万3万。(日本のホームセンターレベル)

すげー高い。

この町はモロッコの主要都市から遠く、おまけに新品の自転車を扱う店がない。
町としては平らで道が広く車も多くないので、自転車こそが至高!
なもんで、程度の悪い中古自転車でも値段がつり上がってると思われる。

交渉しても値下がり幅はわずか。なすすべなく退却。




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なすすべないので、、、




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食べて!

DAKHLAはレストランいっぱい!




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ズボンも新調したよー 

ポロラルフが1000円くらいだぜ!西サハラはブランド物が安いなー(棒)




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この国でピザやハンバーガーのレストランは、ファーストだけど「ファストフード」ではない。
簡単に手に入らない食材も多く、現地料理の倍くらいの値段になる。

なので、客は金持ちばっかり。
ハンバーグ屋にアウディやBMWを乗り付けるというシュールな光景。




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なすすべないもんっ!




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リラックスタイムはミントティー。

コーヒー代わりに1日3回、4回、5回、、、




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食って!




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滞在予定もそろそろ終盤。ケツに火がついてきたー

しかしここの自転車屋、ぜんぜん値段を下げん。
現地人にも同じような値段言ってたのでぼったくる感じではないのか。

旅に耐えれそうな自転車は15000円はくだらない。

他の町なら半額で買えるのに、ちょっとバカバカしいよね。




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ケツかっちんで本気になってみると道は広がるもので、
タクシー運ちゃんにガラクタを売ってるスーク(専門店街)に連れてってもらう。




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ゴミしかねー!

そもそも「ガラクタの専門店街」って、ゴミ集積所やん・・。




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しかし運命の出会いが!!

店主私物のプジョーのシティサイクル。

売ってくれと交渉すると、
「9000円で買ったから、、、10000円だな」

中古で買ってさらに自分が使ってなんで値段が上がんねん!おまえはアイドルかっ!
つっ込みたくなるのをぐっと飲みこみ、おっさんの気が変わる前に10000円でハンマープライス。

自転車のコンディション。
前後ブレーキは問題ないけど(不安はある)、変速は気まぐれ3段。
スポークが3本折れててタイヤは前後1部山、裂けまくり。

文字に起こしてみると地獄のような自転車やな(笑)
まぁ腐ってもプジョーや!


んーなわけで新たになお君が仲間に加わり、3人でサハラに挑むよー!!



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サハラ温泉 ( ・ω・) イイユダナー  ~サハラでイチバンホットな穴・・・ 編~


セネダカなう!(セネガル・ダカール)
ふと数えてみたら、こっちでアパートに住み始めて3週間が経ってた。

ダカール到着当時、鈍くギラついていた黒い肌は現在、和室の砂壁のように精気をそがれた色に落ち着き、
現地の衛生状態と24時間絶え間なく戦い続けてくれた働き者のお腹は都会にてその任を解かれ、醜いまでに緩みきっている。

何が言いたいかってーと、3㎏くらい太った。
感じる変化というと、自分がひょうきんになった気がするのと口内炎が増えたこと。

チャッラーン!こんぺいで~す!!




01_20160312124009f0d.jpg
この日も走り始めた直後から警察官(普通の車&私服)がやってきて、
車で伴走してやる!どっかいけ!やだ離したくない!うっせー! みたいな喧嘩をしながらの走行です。




02_2016031212372738c.jpg
建設中の町。人気がなく薄気味悪い。
「西サハラ」を実効支配しているモロッコが人を送り込むためにあちこちで作っている。


休憩ついでに村を見てみようと中に入っていくと、後ろでキキィー!っとブレーキ音。

後ろを走ってた警官が、「道間違ってるぞー!」とシャウト。 わーっとる。

そんなことでまた大喧嘩。
電話通訳としてむちゃくちゃ英語の下手な婦警さんが登場したからもう収集つきません。

なんか笑えてきて、おっさんも電話の婦警さんもほったらかして走り始める。すると、何やら路肩が楽しそう!




03_20160312123803844.jpg
人inマンホール!!

楽しそうだね!あいさつすると、兄ちゃんもどうだい?とお誘いを受ける!やっほー!!




04,
入ってびっくり!
ジャグジーみたいに下からどばーっと湧きだしてる!
無色透明のお湯は、ぬめりがあって硫黄臭。完全に温泉ですあざす!!
モロッコ式の垢すりで汗もよごれもごーりごーり。

後は風呂上がりにビールでも出てくりゃここも世界遺産なんやけどなー

この乾燥したサハラ砂漠で露天温泉とはなんてミスマッチ!そしてベストマッチングぅぅ~!!
『サハラマンホール温泉』
不定期営業、営業時間不定、無料、脱衣所なし。
電話:なし HP:なし 安心安全、男性スタッフのみでの営業です!




05_20160312123757401.jpg
なお君とは3日後にDAKHLAで会おう!と約束していたけど、この日が5日目。
なんとしてでも今日には到着したい。

DAKHLAは大西洋に飛び出した細ーい半島の先にある町。
国道から半島に向かう道に入るとこれまでの横風が追い風になる!!

2時間で50㎞を駆け抜けるぶっとびスパート!!

これぞサハラの正しい遊び方(自転車版)よなー




06_20160312123740a21.jpg
湾内がまるまる干潟になっていて、適度な間隔でカイトサーファーが滑空している。

湾の向こうがサハラ砂漠。ぼくが立っている側がDAKHLAのある半島




07_201603121236309c6.jpg
国道との分岐から検問だらけ。




08_20160312123633791.jpg
ばばーん!どーん!の世界。




09_20160312123640fa1.jpg
追い風ダッシュで奇跡の100km越え!!

日も暮れて約束のホテル着。マッスルなお君とも無事合流!




10_20160312123635731.jpg
ウッホ!肉ダ!

ダフラを探せばビールだって売ってるッホ!




11_2016031212363814f.jpg
食ったー!

朝から喧嘩して温泉入って死ぬ気で漕いで・・・ 

そんなハードな1日のシメ、『秒速5センチメートル』鑑賞会。
泣きたい盛りの青春野郎たちは眠らないーっ!



DAKHLA
833km /2340km


次回、風雲急を告げる新展開 ~お前おれの仲間になれ!編~






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| 47 WEST SAHARA | 07:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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強盗?警官?戦いの火ぶたは切って落とされた・・・




セネガルはダカールから予約投稿だよー

アップされる頃はどこを走っていることやら・・。


f (1)
日暮れごろ、一本道を走っていた。


一台のセダンが後ろからついてきていることに気づいた。

嫌なものを感じ、車を先に行かそうと立ち止まってみる。
するとそのセダンも一定の距離を保ったまま停止し、動きそうもない。

うーむ、やな感じだ。


頭によぎっていたのは旅の序盤、ホンジュラスで遭った強盗のこと。
当時あの辺りで大流行していた、車で自転車ごとはね飛ばし物を奪う強盗の手口。
あの時はちょっとした殴り合いになり、運も良くて無事やったけど、、、


タイヤをチェックするふりをして急停止してみたり、スピードを上げたり逆にゆっくり走ってみたり、
そんなことをしてみても、セダンはぼくらの近くまで寄ってはこない。


こっちが二人やから迷っている。仲間が来るのを待っている。・・ってとこか。


こりゃ先手をとるしかない。

手を上げ、セダンに向かって歩いていく。


モロッコナンバーのセダンの運転席に座っていたのは普通のおっちゃんだった。
特に緊張感もなく、あいさつし話してみると自分は警察官だと言ってる。

そして、「お前たちをガードしてやる」と・・。


今日は警察所でテント張らせてもらう予定だったので、
そこまで行くから先に行っててくれと伝えても、ぼくらの後ろを車でついてくると譲らない。


このおっさん、、、パトカーでもないしおもっきり私服。正直警察とは信じ切れない。

それに、後ろからついてこられるということは、相手が悪人なら常に跳ね飛ばされる危険があるし、
なにより後ろに車がいる状態というのは自転車乗りにとってものすごい居心地が悪いこと。


「どっか行ってくれ」

「なぜだ!護衛だぞ」

「いらん!」

「無料だぞ!」

「迷惑だ」


結局、追い払おうにもラチが開かず、ぼくらの周りをちょろちょろとついてきた。

ぼくらのスピードにイライラして突然ぶっ飛ばしたり、先の空き地でしょんべんしながら待ってたり。。

こっち見てるのに目はそらしやがるしおれらの周りをうろちょろすんじゃねーイライラするー!!




f (2)
テントを張らせてもらおうと思ってた警察の検問所。

ついてきてた自称警察官が保護者ヅラしてしゃしゃり出て、
「ここでは泊まれない、キャンプ場があるからおれについてこい」と・・。

おまえがいなけりゃここでテント張らせてもらえたんだよ!!
揉めに揉め、結局日が暮れ始めたのでしょうがなくついてくことに。


国道を外れ、海まで5km駆け降りる・・。




f (3)
キャンピングカーが集まるビーチ。

風ゴウゴウのこんなとこにテント張れるわけないやろうが!!

ええとこやろ?みたいなドヤ顔してるしムキーっ!!!
1日つきまとったあげく5km下ってこんなクソみたいなとこに連れてきやがってもう・・。




f (4)
近くの漁協の裏手にテントを張らせてもらえるよう自分たちで交渉。




f (5)
仲買人のおっちゃんはスペイン語を話した。

「日本人は鯛が好きなんだろ?」

鯛をプレゼントしてくれた!真鯛っちゃー!

お刺身でおいしく頂きました。




f (6)
翌朝、きのう下った5kmを上ることから1日がはじまった。

昨日の検問はガススタに併設(?)されていて、ガススタには食堂と商店がある。
こっから先は町がないのでお腹いっぱい食べておく。




f (7)
(^p^) アツクナリソウダナー




f (8)
DAKHLAまで167km。

風向きはあいかわらずの東風で爆裂している。
なお君と待ち合わせしてるけど、あと2日じゃ無理かも・・。




f (9)
遠くにスラムっぽいのが見える。こんな砂漠で??




f (10)
スラムっぽいのはバラックの集まった巨大集落。

貧しくて・・・とかではなく、季節労働でやってくる漁民の為の村だったみたい。

遠洋に出てた船がついたのか、国道ではヒッチハイクの行列ができてた。




f (11)
夕方になると風が弱まる。

毎日朝からサボらず必死に漕いで、夕方までで40kmくらいしか走れない環境。
絶望的に疲れ果ててるけど、日暮れまでの1~2時間で距離を稼いでおかなくては。
それでようやく1日の走行距離が50~60kmになる。


もうひと頑張りしよっか、とも君。





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サハラのいろいろな地形と不思議。 ~砂漠に咲くお花もあるよ編~


おーそれみーお!

現在ダカール@セネガルにてアパート借りて滞在中。
この記事がアップされる頃、どこまで走ってるんやろうねー

がんばれ4月2日のおれっ!負けないでっ!


; (1)
カナリアから帰ってきて1週間。
お酒飲んで生ハム食べて快適な生活をしてきたから自転車生活に戻るのはキツイかなーと思ったけど、
いざ自転車をこぎ始めると、猛烈な東風(ハルマッタン)で自転車が進まず、あっという間にボロボロで通常営業再開!


それでははりきって意識朦朧ー!



; (2)
BOUJDOUR(ブジュドゥール)から目的のDAKHLA(ダフラ)まで、345km。
ブジュドゥールで別れたなお君とは3日後ダフラで会う約束をした。

いま思うとなぜぼくは3日後と言ったのか・・(笑)

まだこの時点では、
北風さえ吹けば1日100kmくらい余裕でいける。
憎き東風はたまたま天気が崩れてるだけで、北からの追い風が吹いてくれると信じてた。ぼくったらピュア。




; (3)
海沿いを南下。

海までは急な崖になっていて降りていくことはできない。
水と食料に余裕があったら海辺でテント張ってのんびり釣りキャンプしたいんやけどねー。




; (4)
土漠の中に突如あらわれた砂丘。




; (5)
エッジが美しい。

ただ、風が荒れてて日差しも強いので、ゆっくり眺めてる余裕なんてない。
ましてや砂丘に登ろうだなんて・・・ 登っときゃよかったー




; (6)
んんっ?砂丘の子供みたいなのがある。

この広い土漠エリアの中であそこにだけに砂がたまってる。なんか、、、すごい気持ち悪い。

たぶんこの違和感の原因は、境目がクッキリしすぎていること。
そもそも砂漠ってのは、岩やら石なんかが風化して細かい粒となった「砂」が風に飛ばされ、集まったもの。

それがなぜこの狭い範囲だけに留まるのか?
そして逆に、風を受けやすそうなのになぜ砂が飛んでいかないのか・・。

泉のように砂が地下から湧いてきたとしか考えられない。

なんでだ!教えてかしこい人ー!




; (7)
夕方、テントを張る場所を探しながら走ってると、お巡りさん登場。

「どこまでいくんだ? この辺りはぶっそうだから着いてきなさい」

というわけで車の後ろを走りだしたものの5km先のはずがなかなかつかない。
疲れてるのに結局15㎞も走ってこのレストランまで走ってきた。




; (8)
レストランの裏手にテントを張らせてもらった。




; (09)
翌日。変わった風景が見えてきた。

テーブルマウンテンのような小高い丘。アメリカの内陸部っぽい。




; (10,)
ちょっとアップダウンはあるけど、風景に変化があると走るのが楽しい。




; (11,)
お花畑!

ところどころ地下水が流れてるのか、サハラ砂漠にお花畑があらわれるっ!!




; (12)
砂漠でよく見かけるトゲトゲの木には、ネットのような蔦植物が絡みついていた。




; (13)
これまた普通なら砂漠にポツンと生えてる多肉植物。
指先でつぶすと内部に貯まった水がブチュっとはじけ飛ぶやつ。

過酷な環境でがんばってるなーといつも思ってたけど、こんな苔が生える様な場所なら幸せな植物ライフがおくれるね。




; (14)
いいよー砂漠じゃないみたいだー!




; (15)
青、赤、黄、緑。

いやー砂漠にも花ってあるもんやね。


 ※この日が最初で最後でした(笑)





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サハラ縦断再開!やっぱ向かい風じゃんかー! ~マッスルなお君と再会編~


セネガルダカールにてブログ更新滞在中!(フランス語勉強含む)

ブログはカナリア諸島サバイバルキャンプを終え、モロッコに戻ってきたところ。



a (1)
モロッコ、ラーヨーン(LAAYOUN)に戻ってきた。

カナリアの本来の目的モロッコビザの更新も完了し、心置きなくサハラに挑める。

ホテルオーナーに預かってもらっていた自転車を受け取り、さっそく出発だー!





a (2)
目指すは西サハラ第三の町、BOUJDOUR(ブジュドゥール)。約200km。

自転車世界一周2009年組のでぼやん(出掘良一)は北風に乗って1日で駆け抜けた。

「1日200km」ってのは、荷物満載の自転車旅行者にとってちょっとありえない距離。
しかし猛烈な北風のこのエリア。
普段のほほんとして見える自転車旅行者も、このエリアに限っては200kmの大台を標榜し、
身体を研鑽しその時を待つのだ!


とはいえタンデム自転車で200kmはさすがに無理。まぁでも150kmくらいは、、、

オレたちが伝説を作る番だ!




a (3)
ひとくちに「砂漠」と言ってもいくつか種類がある。
細かい砂粒の砂丘が続き、月夜をラクダの隊列がいくような、いわゆる「砂漠」のような場所だけではない。

(以下はぼくが名付けたもの)
土の砂漠、「土漠」や、石がごろごろした荒野「石砂漠」、
崩れて砂になる寸前の岩場が続く「岩石砂漠」。

それらの場所にはさらに、石があったり草が生えていたりする。
上の写真の場所は、「土漠」に石(小)と草(低)をトッピング。




a (4)
「砂漠」に草(中)をトッピング。

キャンプする時は、こういった土手の裏に回り込んで風を防ぐ。
もちろん道路から見つからない場所というのは大前提。

このようなふかふかの砂漠にタンデムをひっぱりあげるというのが1日のハイライト。
自転車は重いし息が上がってキツいけど、車が通りがかる前に奥まで入り込むため猛ダッシュをする。

毎夕、この苦行を乗り越えホテル(テント)にたどり着くのだ!




a (5)
わずか200kmの工程に4日もかかった・・。

でぼやんが1日で駆け抜けたってのに、いったい何なんだこの爆風はっ!!!

カナリアに行ってた2週間でちょっとは風向が変わってるかと思ったけど、変わることなく猛烈な東風。

あぁー辛い、、、腹立ってくるー!




a (6)
ようやくのことでたどり着いたBOUJDOUR(ブジュドゥール)もまた、すべてが新しいなんとも嘘くさい町でした。

西サハラを実効支配するモロッコが「既成事実化」するためにインフラを整備し、
モロッコ中から移住者を送り込んでいる。

そのため町並みも道路も真新しいのに人気がなく、どこもうす気味悪い雰囲気になっている。
治安の悪さみたいなのはまったく感じないものの、人々はひどく差別的で町の半分くらいの人がシノワシノワと侮辱してくる。




a (7)
この町はどうかなー。

この辺りは町を建設中。
コンクリを積んだ家、更地にも区画が引かれ数年以内にここまで広がるんやろう。




a (8)
ホテルの窓からの眺め。

きっちり区画が整備された建設途中の町。




a (9)
なのに一本入ればすげー汚い。

町が砂まみれになるのはしょうがないけど、捨てられたゴミの量がハンパない。
ゴミの回収は毎日されてるので(ゆく末は荒野にポイやけど・・)、結局必要なのは「教育」。




a (10)
見たことのない料理!

と思ったら、タジンやった。
タジン鍋をつかわずご飯にぶっかけたもの。

タジンの付け合わせはパンが出てくる。
日本人としてやっぱご飯と食いたかったんよね~。うまかった!




a (11)
BOUJDOURになお君登場!!




a (12)
なお君はモロッコ中部のエッサウィラに長いしていた時に宿で一緒だった旅行者。
西アフリカを南下していくレアな旅人のひとりで、そのためにエッサウィラでフランス語を勉強していた。

再会を約束し、ぼくととも君はタンデムで一足先にエッサウィラを出発した。

まだまだ続く広い西アフリカ。こんな序盤で追いつかれるとは(笑)




a (13,)
再開を祝して豪遊ですよ!




a (14)
次の日も昼から肉ー!




a (15,)
市場にお出かけ。




a (16)
鶏肉、野菜、ご飯に油、小麦粉などを購入。




a (17)
うきうきクッキン!




a (18)
から揚げ祭りだー!!




a (19)
夜は人気のなくなるBOUJDOUR。


この町もまた、、人は残念な感じ。

大人はシャイやけどすごく親切。
なのに子供はすぐ石を投げてくる・・。

もちろんこんなのはぼくの経験であって、誰もがそれを経験するとは思っていない。
どんな声を掛けられたとしても、こっちがフレンドリーに笑顔で寄っていけば子供たちの対応も変わるはず。
いつでもフレンドリーでいい日本人でおりたいけど、それが無理な時もある。

自分がよければ相手もよく対応してくれる。それは事実。
しかしそれは分かったうえで、
よくない人の対応にエネルギーを使う気にはならない。


この町では現地の人との写真がひとつもなかった。




a (20)
3人でのBOUJDOUR滞在中、何度もなお君を自転車旅行に誘ってみた。
なお君もまんざらではないようで、ここぞとばかりに押す!攻める!

しかしそんなことよりもなお君に重要なのは筋肉だった!
この町にはフィットネスジムがなく、おまけにプロテインも残りわずか。
彼は筋肉を維持できないことを危惧し、一足先に次の町DAKHLAに向かった。


筋肉に負けたー!




a (21)
DAKHLAでの再開を約束し、ぼくらも出発!

素晴らしい天気!激しい向かい風!砂まみれのオレたち!  地獄の4日間が幕を開ける・・。



488km / 2300km




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| 47 WEST SAHARA | 07:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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