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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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インドネシアGT、最終章。S級ポイントへ ~良い子じゃなくてもマネしないでね編~


やっぴー!ひさぶりの更新です。
あいかわらずの更新しなさっぷりですが何か問題があったわけでも病気になったわけでもなく、元気にしてます。
現在はネパールのカトマンズ。なーんかやる気のない日々が続いちゃってます。

ハードながらも魂の震える絶景と出会えたパミールハイウェイ、
親切すぎてうっとおしくて大好きで大嫌いなパキスタンを走り抜けてやってきたインドは、
期待しまくってきただけにちょっと肩透かし。

"うっとおしいインド人、車リキシャ牛で汚い町、宗教権力差別好奇心の入り混じったカオス、うまいカレー"

ぜーんぶ大したことなさ過ぎてなんじゃこりゃ状態。
自転車でのインド旅は想像の100倍簡単で、想像の10分の1もおもしろくない。
親切でもないし、かといって不親切でもない。
そのくせうっとおしいやつはパキスタンよりはるかに少ない。
高速道路はよく整備されていて自転車で距離を稼ぐことは簡単やけど、
とにかく景色が変わらずフラットの直線なので走るのがまったく楽しくない。
カレーは知らんスパイスが入っててすんごい辛みはがあったりするけど、味の層がなくてペラッペラ。
半分食べたら飽きちゃってあとは胃袋に流し込む感じ。

とにかく!
何をしてもガツンとこないのだインディア!!!


まぁこれには理由もあって、
デリーやバラナシといったインド色宗教色の強い場所に行っていないからというのが大きい。
時間とお金的な問題でインド北部を突っ切っていくようなルートで旅をしてきた。
インド北部はイスラム・仏教徒の多いエリアで、中央や南部の街と比べると「人も優しく穏やか」らしい。

そんなわけでとにかくインド自転車旅は刺激がなくおもしろくもないので、
自転車で走ることに対してテンションだだ下がり状態で観光地に着くたびゆっくりしてる。

でも時間もお金も泣きたくなるほどカツカツなのでそろそろ行かんとマズい。
桜満開の大阪城にゴールすんだー!というのを夢見てきたけどどう考えても間に合わないので、6月の「トカラ列島GT釣り」に間に合うように日本を目指してます。

さぁたまりにたまったブログをやっつけようぜバディ!!


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ブログは2018年12月ごろ。

どこまで進んだか正直覚えてないのでちょっと振り返り。


2009年7月 自転車世界一周旅行スタート!

2018年7月
ゴールの日本を目ざし、UKからユーラシア大陸横断開始

       ↓

2018年10月
北欧が寒くなったのでインドネシアへ巨大魚GTを釣りに越冬旅へ
       ↓
首都のジャカルタから東へ自転車旅
       ↓
2018年11月
ロンボク島まで走り、GT釣り開始!
島中をバイクで周ってポイント探しの日々
ひと月くらいあっちこっちで釣りするも、本命GTはアタリすら無し

       ↓

バリ島へ戻ってGTを狙う。何にもなしの大惨敗。
インドネシアビザが切れそうなのでマレーシアへビザ繰り(ビザのリフレッシュ)。

       ↓

2018年12月
最後の希望を託してバリ島近くのヌサペニーダ(ペニーダ島)へ渡る

       ↓

2回目のビザ繰り。今回はシンガポールへとんぼ返り。
まったく金のかかる釣りだぜ・・・

       ↓

ヌサペニーダに戻り、腰を据えてGT釣り開始だぜフォー!!



ふむふむ。
二度目のビザ更新を終え、バリ島の沖にあるヌサペニーダへ戻ってきた。
インドネシアも3か月目(釣りは2か月目)、この島でGTが釣れなければ撤退。
島の防波堤や磯、崖の上からと、日ごとに場所を変えて竿を出し、ポイントを探す。



gh (1)
結果分かったことは、
魚の多いGTのいそうなポイントはダイビングポイントで竿を出せなかったり、
山を登り崖を下って自分だけのポイントを探すのだっ!と考えていたけど、
安い中国製の漁業用ネットの普及と、「スピアーガン」の一般人への普及のせいで、
魚もタコも貝も取りつくされ、海はきれいなのに異様に魚が少ないという悲しいことになっていた。

gh (2)
潮も正面から当たるいいポイント。
深さがないのがイマイチやけど、小~中型の魚釣りは楽しめそう。

ただ、、、こんな急なガケは降りてけない。



gh (3)
踏み跡の見えた岬。
こりゃ先端まで行く道がありそうやったけど、時間がなかった。
ただ、この急さやとルアーを振りかぶって投げるスペースがないかも。
かりに魚を掛けても水面から高さがあるので引き上げることができひんやろうから、
こういう場所では釣りをするべきじゃないというジレンマ。





gh (4)
崖が崩落した隙間に続く道。
バイクで外周をまわりつつこんな道をひとつづつチェックしていく釣り。ショアGT。



ここで振出しに戻って考えてみた。
バリGT釣りの一番の有名ポイントはヌサペニーダ沖にある「ヌサバトゥアバ」。
東部のビーチからわずか数百メートル沖に浮かぶ2つの小島と激流の水中に屹立した2つの岩。



gh (6)
これがバトゥアバ。(ここでは小島と岩群を呼ぶことにする)
ちょっと前のブログで書いたようにそのバトゥアバへ、
地元漁師のボート「ジュクン」に乗せてもらって釣りに行った。
命掛けの大揺れと船の小ささ、アウトリガーや帆柱のせいでいつも通りの釣りができない。
というかゲロゲロに酔ってわずか数投しただけでダウンしてしまった。

船でバトゥアバに渡してもらうのもアリかも。キャンプ道具はあるし。

ってか矢印のところ、海を泳いで渡れないのか?
バトゥアバを見渡す場所から探ってみる。
ビーチと小島の間は外洋からの流れがまっすぐ当たる激流でその流れはそのまま沖へと流れている。
流れは強く速く、潮が下がっている時ですら同じ方向で流れるほど。
(普通の場所は、満潮の時は右から左、干潮では左から右と、潮の上げ下げで流れる方向が変わる)
あの海の中に入るとしたら猛烈なスピードで沖へと吐き出されていくやろう。

しかしその深さは底が見えているので、歩いて渡れる深さかもしれない。
潮が大きく動く「大潮」の、それも干潮の時間帯なら、海中を歩いて渡れるかもしれない!



gh (7)
日をあらため早朝5時出発。干潮で渡れるか調査にやってきた。
崖の上からビーチへと降りていく。




gh (8)
おぉー引いてる!!
島沿いのサイドは川のように沖に向かって流れているものの、激深ではなさそうに見えるのでトライ。
バックパックを頭の上に乗せ竿をもって海に入ると、どんどん深くなっていく。
これならイケるか?と思ったのもつかの間、流れに抗えず、コケないながらも流され始めた。
コケの生えた岩でスリップしながらなんとかこらえる。最深部で腰の上くらい。
予定より50mほど左側(沖方向)に流されながらも対岸に渡り着くことができた。

そっからはガリガリの磯にへばりついて登っていく。傾斜は60度以上。
ぜぇぜぇなりながら島の上へとたどり着くと、ある程度フラットな場所が広がっていて、
定期的に人が歩いているような轍があった。島の先端を目指す。




gh (9)
島の最高所から先端の岬を望む。
外洋からの流れは写真の右後ろ側からやってきて島にぶち当たり、
はるか沖に見えるロンボク島に向かってまっすぐ伸びていた。
島からは数十メートル以上の深さの海、外洋。



gh (10)
上陸した手前の島からもう一つの小島を望む。
バリGTではこの小島と2つの岩こそがまさにポイント!
立っている島と沖の島の間は急激に狭くなっていて、ラフティングする川のような激流。
しかしこれこそがGTの生息するベストな環境。
とんでもないS級のGTポイントを見つけてしまった・・。
これまで2ヶ月間釣りのためにあちこち探ってきたけど、ここはレベルが違う。
ヤバい、ヤバすぎる・・。ポイント見ただけで武者震いが。こりゃ釣れるで!GTあざす!

島のぐるりは激流にえぐられた崖になっていて、水面に近づけるような場所がない。
はやく投げたい気持ちを抑え、岬へはどうかと向かってみる。




gh (11)
ふぁ?人!?

向こうもまさか、こんな場所に外国人が来るなんてとビックリしてた。
英語はまったく通じないものの、GTを狙う者どおし、すぐに打ち解けた。



gh (12)
島の山手に住んでいる兄ちゃん。よくGTを釣りに来るらしい。
携帯の画像を見せてもらうとなんてこった!!
20kgから50㎏のGTを釣り上げた写真がいっぱい!1度の釣りで5匹とか!
こりゃ期待できまくりやんってかもはやコングラチュレーション!!


すこし落ち着いて、この兄ちゃんの釣り方を見てみる。
この写真の木でできた波切版に糸を通してバケ針でダツを釣る。80cm~1m。
そのダツをロープ&特大フックに掛け、岸のすぐ近くに流している手釣り。
岸に引っかからないようにラインを竹の棒の先端に引っ掛け、岸から5mくらいの水面にダツがぷかぷか浮いているような状態。生餌トップウォーターか。




gh (13)
これがダツを釣る用の波切版。
岬から糸(ロープ)を出し200m以上の沖を流す。
ラインのテンションで左右に操ることのできるよく考えられた仕掛け。


自分も釣りをしようと周囲を見てみると、
外洋向きのポイントに計10本くらい竹竿を出していて、沖に向かっても仕掛けを2つ3つ流している。
ぼくが釣り出来そうなスペースがない!!
狙いたいポイントは、激流の下流の潮が緩んで深くなる岬の先端あたり。

唯一竿を出せそうなのは2つの島の間の激流ポイントのみ。

うぅぅー、ちょっとくらい場所ゆずってほしいけど、
兄ちゃんの方が先に来てるだけにしょうがないか・・。

なんにしても!絶好のGTポイントなのは間違いない!やるしか!
まずはトップウォーターからとポッパーを投げてみる。
アップクロスで投げ着水からラインのたるみを取る。
もうその時点でルアーは激流に流されぼくの正面くらい。2~3回ポッピングするともうはるか下流にある。
そうなると流れの抵抗が大きすぎてリールを巻くのが重すぎて筋トレ。

ネガティブ要素はまだまだあって、ウネリがつねに1~2mほどあるの。

沈むルアーだ!と思っても、沈む前に流され切ってしまい、巻くと浮かんじゃうしで釣りにならない。
苦し紛れに200gのジグを投げるも、流されるだけでダメっぽい。

どう攻めればいい? これは難しいぞ・・・

釣り座が水面から2~5mくらいあるのと2mほどのウネリが合わさって、とにかくルアーが浮いちゃう。
ダイペンなんて空飛んでる。

リーダーに150gの重りを付けてヘビキャロ的に沈めようとしたり、あの手この手でいろいろ試すも、
今持ってるルアーの中にこの激流で使えるものはなかった。

満潮の潮止まりを待ってみても、まだ激流。ダメだこりゃ。
 ※だいたい6時間ごとに満潮、干潮がやってくる。

そうこうしてるうちにカンカン照りの太陽に肌を焼かれ、熱中症気味になってダウン。頭痛い。
涼しくなる夕方前のマズメ時に絞ることにして、岬に立てられた仮設の小屋で休ませてもらった。


夕方になりキャストを再開する。も、ダメ。
気が付いたら干潮の時間。
このタイミングを逃すと海峡を渡って陸側に戻ることができなくなるので、泣く泣く納竿。

兄ちゃんは小屋で寝泊まりしながら釣りをするらしく、泊って行けと誘われるも、
さゆっぴには夕方に帰ると言ってきてあるので、泊っちゃうと心配させちゃう。
携帯の電波なんてもちろん入らんので連絡取られへんしね。

兄ちゃんと、次の大潮にまた島に渡ってくるからまた会おう!と約束してお別れ。

渡ってきた海峡のとこまで降りてみてビックリ。
ネットで調べた干潮の時間ズバリドン!のはずが、止まってるはずの潮がとっくに動き出していて、
水面もかなり上がってしまってる。
これは無理か?島に泊まる??
なんやかんや考えてタバコ吸ったりしてるうちにどんどん流れが速くなってる。
1分ごとに状況が悪化していくのを感じる。決断するなら今しかない。
一晩中魚を釣っていたいけど、結局いま戻ったところで水・食料がないし、
この激流に対応する釣りの仕掛けがない。
つまり、島に残っても何もできることがない。

帰ろう。

貴重品をビニール袋で何重にも包み、薄暗くなってきた激流に飛び込んだ!
底に足がつかない!
頭の上の荷物までとっぷり水に入ってしまい、もがいて足の立つところへ。
島の周りがまずドン深になっていたようで、島から離れるとなんとか足は着く。
でも流れが速すぎて沖へと流されていくー!こわい!サメいる!

岸に着くのが早いか、沖の深みに流されるのが先か。

最深部を過ぎるて岩とサンゴの浅瀬に入ると腰くらいの深さ。
浅くなるとこんどは潮の流れと反対に外洋からの流れが沖からビーチへと打ち寄せる。

つまり水中ではビーチから沖へ流れ、水面付近は沖からビーチ。

もう全身水没しちゃってるし、これは板なしサーフィン!!

波の来るタイミングに合わせて荷物といっしょに水面に浮かぶ。
猛烈な波のエネルギーでもみくちゃにされながら岸に近づいていく。

はたから見たら完全に溺れてる人やなこれ。

ビーチ側まで渡りきるとツルツルの岩場。ハードだ・・。
ビーチのカフェにたどり着くともう真っ暗。
崖を登ってバイクで45分。さゆっぴの待つゲストハウスへ戻ってホットシャワー。

生き返った~

さゆっぴ大先生はその間に夜めしを買いに行ってくれていて、至れり尽くせり。
生きて帰ってこれてよかった。じんわり疲れが気持ちよし。




gh (14)
どわ!!
GT釣りのためにわざわざ日本から送ってもらったリールが壊れた!!
フルメタルでシンプルでタフさしかメリットのないPENNリール。
釣行30回くらいで壊れるとか不良品じゃねーかクソ!!

アメリカのメーカーなので部品の取り寄せができたとしても何週間も待ってるわけにはいかんし、
使えそうなリールはないか、バリ島まで探しに行かなくては・・。


正直、今回のバトゥアバ釣行ではなすすべなくの大惨敗。
自分の釣りの引き出しの少なさが悔しいけど、今あるタックルを使って魚に有効なアピールをする方法が浮かばない。バリでリール探すついでにいろんなルアーを見て回ろう。thinkだ!!


バトゥアバに渡れることが渡っただけでも大収穫。
今回のGT釣り旅で見つけた中でもとびぬけたS級ポイント。
なにか別のアプローチ方法を見つけ出すことができれば、、、獲れる!!



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実は先週でてました。
ネットでいつでも聞けちゃうよー!
NHKラジオ第一「地球ラジオ」


| 71 INDONESIA | 21:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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インドネシアGT最後の希望、ヌサペニーダへ ~ジュクンの帆を上げろ!編~


てぃす!
現在パキスタン。風の谷のナウシカのモデルといわれるフンザにいます。
こっちの旅行シーズンが終わって閑散としてるものの、お友達のちょこちゃんと再会したり、
いい感じに同世代な旅友達ができてかなりゆっくりしています。

というのも、
パミール高原とカラコルムハイウェイという5000m弱の高地をずっと走ってきて、
ようやく高地とおさらばしてイスラマバードへ下っていける!
と思っていたら・・。

距離的にはフンザからイスラマバードが700km。標高を2000m下げる。
しかし、標高的には下がるはずやのに道路の作り方が悪いせいでとんでもないアップダウンが続くらしい。まっすぐ2000m下らせてくれたらいいのに、、、

調べてみると、700kmの工程の間に上り坂がトータル12000m。下り坂が14000m。
富士山を3つ登って富士山4つ下りるみたいな感じ。


なんとおろかな・・。


途中には8000m峰があったり紅葉の景色は良いやろうし、
釣りパラダイスもきっと見つけられるとは思うんやけどさ、
目の前に富士山3つあると思ったら出発する気にはならんよねー(笑)


ってなわけDE!
申し訳程度にこの前の冬、越冬東南アジア巨大魚釣りの続きのお話だよー

時は2018年11月ごろ! もはや1年前!!




hj (1)
バリ島、ロンボク島での巨大魚GT(ロウニンアジ)釣りに挑んだものの、
本命の姿を拝むこと、1度のアタリすらなく敗退となった。

陸からこの魚を釣ることはそれだけ難しく、インドネシアに入って2か月、
まともにこの釣りができるポイントは1~2か所しか見つけることができなかった。

シンガポールに飛んでタイを目指す自転車旅行に戻るいいタイミングなのかもしらんけど、
このGT釣り、負けっぱなしのままで終わりたくない。

タンデムでいっしょに旅をしてるさゆっぴに無理を言って、
あと1か所だけ、GT釣りをさせてもらうことに。ありっぴー!


ロンボク島からフェリーでバリ島、翌日別のフェリーに乗り換え向かったのは、
バリ島沖に浮かぶヌサペニーダ。ヌサは「島」の意味




hj (2)
じつはこの島、バリを旅行で訪れた観光客なら一度は足を運ぶ島。

バリ島のアクティビティ、ダイビングやシュノーケリングのポイントは
ほとんどヌサペニーダ周辺に集中していて、インスタで有名になった岬などもある。
そしてなんといっても!
バリ島GT釣りの大本命ポイントこそがまさにこの島!!

なんでそんな島を後回しにしていたのかというと、

そもそもGTを釣るのはボートからの釣り。
1日あたり安くても4万円くらいのボートを雇う釣り。
日本より安いとはいえ、まぁ無理よね。

陸から狙うにしても島は断崖絶壁だらけ。釣りができるポイントは限りなく少ない。
なので他の島でダメだった時用に後回しにしてた。

しかし惨敗続きのいま、最後の希望をたくしてヌサペニーダにやってきたのだっ!!




hj (3)
島のメインロード。
しずかでのんびりした島やなーと思ったけど、じつはこれでもにぎやかになった方らしい。

つい2年前までヌサペニーダに舗装路はなく、
観光客は日帰りで島にやってくるだけで島民の生活は苦しく、
伝染病が蔓延したり餓死者すら頻繁に出るほど貧しい島だったらしい。

それが道路ができたのおかげで交通の便が良くなり、小規模なゲストハウスが立ち始め、
観光客も日帰りではなく島に滞在するようになり、結果島民の生活は劇的に改善された。

現在では70軒のゲストハウス・安ホテルがあり、200軒の建設計画があるらしい。
(島を回ってみたけど宿は30件くらいじゃないかなーと感じたけど)




hj (4)
フェリーが着いたパダンバイ港近くの釣り道具屋NUSA PANCINGに寄っていく。
釣りでいちばん大事な「情報」をゲットするため。




hj (5)
店の若夫婦は英語がほんの少し話せ、GT釣りポイントなどを教えてもらう。

と、この近所に移住してるらしいブラジル人セルジオがやってきた。
普段はスピアガンで潜って魚を突いてるらしいけど、
釣りをはじめようと釣り道具を買いに来たとこで、竿や釣り具を選んであげる。
ラインの結び方などをレクチャーしてると、店員もPEの結び方を知らないようでいっしょにお勉強。
最近は海外でもPEが売ってること多いけど、
正直その使い方とか結び方を知っている人はかなり少ない。

セルジオがうちに泊まればいいと誘ってくれたけど、
今日はとりあえず島の北西にある観光エリアのトヤパケへと走った。




hj (6)
トヤパケ。
海沿いの小路に宿や旅行会社がちょこちょこ。
このコンパクト感、、、快適な予感っ!




hj (7)
トヤパケの海はビーチやけど、観光船のたまりになっていて泳ぐ感じではない。

ちなみにこの島もバリといっしょヒンドゥー教エリアなので、
ビーチでビールをぐいぐいイケちゃうの💖




hj (8)
1部屋800円くらいでエアコン付き快適なホテルにイン!
さゆっぴはロンボク島で買ったギターの練習。
聞くに堪えないけど楽しそうにやってるのでヨシ。




hj (9)
バリ島から日帰りツアーのためのフローティングベースが浮かんでいる。
ベースにはシュノーケリングやジェットスキー、バナナボートが楽しめたり、
レストランまであって、ほとんど中国と化している。

そんな中の一つ、某サーフブランドのベースではなんとGTの餌付けに成功しているらしい。
ベースの下には数十匹のGTが集まってるとかっ!!

ビーチからベースへの距離およそ300m。
ルアーを投げても届かない距離。でも投げてみたい・・。

もちろんここのGTを釣ることは暗黙の了解的に禁止されてます。




hj (10)
トヤパケの防波堤は沖に200mほど突き出していて、
夕方には雑談がてら釣り人が集まる。




hj (11)
西の小島との水道に面していて、潮の流れがとんでもなく早い。

餌付けされたGTの通り道になってるんじゃないかと早朝・夕方とかなり通ったけど、
何事も起こらず海は平和でした。




hj (12)
トヤパケ湾の先端へと回り込んでいく道を発見。

道はしだいに薄くなり藪をこぎ進むと、深さのある青い海。
珊瑚礁帯の切れ目の底からスズメダイやらカラフルなのが見渡す限り数百匹!!
GTはいそうにない地形やけど、ほかの魚を餌釣りで楽しめそう。

駄菓子菓子!

そんないいポイントはやっぱりシュノーケリング・ダイビングの人気スポットになっていて、
早朝から日暮れまで1日中ボートが途切れることがなかった。
トラブルの元なので釣りは自粛。無念・・。




hj (13)
発泡スチロールをボートにする漁師さん(笑)




hj (14)
釣り道具屋で会ったセルジオ宅におよばれ。
竹とヤシで作った東屋で海を眺めながらブラジル料理とピニャコラーダ!

ブラジル人セルジオとロシア人ヴィクトリアの夫婦は白砂ビーチに立つ一軒家に住んでいる。
舗装路ができる前に移住してきて、すげー安く手に入れておいた土地でウハウハだとか?

のんびり海を眺めて日が暮れていく生活。
景色も環境もすべてがゆっくりで、ふたりも心の底からリラックスした暮らしを送っていた。




hj (15)
バイクを借りてブラブラ。
1日350円くらい。




hj (16)
白い砂のビーチは島に点在していて、観光客の来ない隠れ家的な所も。




hj (17)
インスタ映えする小島、ヌサ(島)バトゥアバ。
崖っぷちに階段があって、その下には白砂のビーチがござんす。

写真には写ってないけど島の右側に別の小島があり、
さらにその沖に巨岩が2本海中にそそり立っている。
それこそがバリGT釣りのNO.1ポイント!ヌサバトゥアバ!

このきれいに見える海やけど、
実際は太平洋の海流が2~3mのウネリとなってぶち当たる。
島と島の間はせまくなってるので見たことのない速さで潮が流れる。
GT釣りの舞台としては完璧としか言えないロケーションっ!!!




hj (18)
はっ!!島の先端に小屋がある!

さすがに住める大きさではないし、、、漁師の避難小屋かな?
人は見当たらんけど、もしかして岸から泳いだらたどり着けるのか??

なんとかあしてあのバトゥアバに渡られへんかな~
ちょっと島の住民に情報収集してみよう。




hj (19)
後日。ブラジル人のセルジオと釣りへ。
ヌサバトゥアバを見渡せる激流ポイント・・・の崖の上。

外洋からの流れがバトゥアバの島の間で加速して潮目になり、まっすぐロンボク島に向かっている。
海中を見下ろしてみると水は透明。足下の珊瑚礁からすこし沖で垂直に切れこみ深場となる。
そこには小~中型の魚が無限に湧いていて、ウミガメが呼吸をしに水面から顔を出したり、
毎日昼間にイルカの群れが回遊してくる。

釣りのポイントとしてはいいんやけど、
30mくらいの崖の上からなので風にラインが煽られて釣りにならず。




hj (20)
釣具屋NUSA PANCINGで買った釣り具。

左のシンキングミノー(90g)は450円。ポッパーは350円。
どちらも重心むちゃくちゃで泳がなかった・・。
ジグ(ひとつ250円)、フック(1本30円)、ライン(50lb=250円)はまぁまぁ使える。

こいつらはGT用にはちっさいもんばっかりやけど、わざわざ用意したのは理由がある!!




hj (21,)
現地の漁師と交渉して、ジュクン(ローカルボート)で釣りに行くのだ!
目指すはバリGTの聖地、ヌサバトゥアバー!!!

ジュクンのスペック。
FRPの船体は前後3m、人の体ほどの横幅で両側にアウトリガー。
小さなエンジンに加え、頭の上の木の棒に巻きつけてある帆でも航海できる。

ペニーダの漁師は早朝エンジンをかけて沖に出て刺し網、手釣りでカツオの若魚を、
浅瀬では珊瑚礁帯での追い込みでカラフルな熱帯魚を捕り、帆を立てゆっくりと帰ってくる。
年明けからはキンメダイのシーズンに入ったようで(この時は2018年10月)、
足の踏み場もないくらいキンメを積んだまっ赤なジュクンで村は盛り上がっていた。




hj (22)
セルジオ家の近くからジュクンに乗ってヌサバトゥアバまでは1時間。

バトゥアバ近海は前述の通りの激流。
流れの速さだけではなく、ウネリが2~3mの高さ。
波の上から一気にボトムへ叩きつけられる時の衝撃は絶えづらい怖ろしさ。
しかし狙いのGTはその流れの真っ只中に潜んでいる。


虎穴に、、 激流に入らずばGTを得ず!!


アクセル全開うなりを上げたエンジン!激流へ真正面から突っ込んでいく。
どっかんばっこんと船底が割れるような衝撃!上からかぶさる波、
振り落とされないようジュクンにしがみつく。

こみ上げてくるのはアツい巨大魚への思いっ!憧れ!! ・・ではなくひどい吐き気。

ポイントに着いたころには酸っぱいツバがじわじわ滲み、それを胃袋へ押し返すこと数回。


うえぇぇ~ゲロゲロ~


・・ってな訳で、2~3投してダウン。うぇっぷ。

セルジオは元気にGTロッドを狙ってたけど心配してくれ、
陸からはたどり着けない小さなビーチにおり、ヤシの下に日陰を見つけ横になる。

セルジオはスピアガンを持って潜りに行った。
薄れゆく意識の中で楽しそうなセルジオ。まるで夏休みの小学生(笑)


1時間ゆっくりしてマシになったものの、潮の流れる時間が終わってしまい釣りは終了。
ってかほとんどギブアップやったね。





ようやく帰れるとホっとしてる様子(Youtube)

結果はアレやったけど、とりあえずこの島のポテンシャルと
陸からGTをゲットするには何が必要か垣間見えた気がする。
GTが釣れる予感しかしねーぜヌサペニーダ・・。


ペニーダGTの火ぶたは切って落とされたー!!!



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次回は9月22日!
ネットでいつでも聞けちゃうよー!
NHKラジオ第一「地球ラジオ」

| 71 INDONESIA | 20:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ロンボク島ラストにして待望のアタリっ!? ~越冬アジアGT釣り旅行編~

にゃおーん!
現在、中央アジアはタジキスタン。
とんでもない悪路を越えて世界の屋根と呼ばれるパミール高原のふもとにたどり着いたところです。
装備も自転車も自分自身もかなりのダメージを負っていて、ちょっと休憩かな。




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ブログは2018年終盤、越冬東南アジアGT釣り旅でのオハナシ。


yhjk (1)
ロンボク島ショアGTフィッシング。

バイクや歩きで3時間かけてたどり着いたポイント開拓最終章も空振りに終わり、
拠点のクタへの長ーい帰り道、
何日か前にポイントを探しに行ったエリアがちょうどド干潮で潮が引き、
浅瀬を歩いて沖の島まで渡れそうなことを発見した。




yhjk (2)
ありゃあ良さそうだぞってことで翌日アタックする。

クタからバイクで30分。
そこから歩いて30分。
普段は沖に浮かぶ小島が、干潮の前後2時間の間なら潮が引いて島まで歩いて渡れそう。

荷物をごみ袋に2重に入れて防水にし、竿と一緒に体に縛り付け、
激流の中をつま先立ちで渡っていく。

釣りで粘りすぎて帰りが遅くなると渡ることは不可能になる。
行って帰って4時間。




yhjk (3)
島まで渡って外海側のポイントまで30分。準備をして20分。
帰りのことも考えると釣りができるのは2時間。
しかも残念なことに潮止まりを挟んでの2時間なので釣りの時間としてはあまりよくはない。

それでも、昨日行ったポイントほどではないけどある程度外からの潮が入って水が流れてる。
バリ島もロンボク島も外洋の流れが南から島に当たるので、南側ならある回遊魚への期待はある程度は持てる。

それにしても連日のポイント探索で全身がバキバキに筋肉痛でGT用のルアーを投げるのが辛い。
竿もリールもルアーも何から何まで特大で、息を整え、全身の力を込めて投げる。
もしこんなコンディションの時にGTがかかったら、自分の体は魚の引きに耐えることが、
そして魚を陸まで引き上げることができるのか?

本来潮止まりのあまりいい時間帯ではない頃、投げて届く距離で小魚が何かに追われて水面を逃げまどう「ナブラ」が立った!

ここぞとばかりに特大のGTルアーを投げアクションを付けながら引いてくる。
小魚はルアーの大きさにさらに追われて逃げまどうばかり。
群れの下にいるはずの大きな魚はルアーに食いついては来ない。

散発的にナブラがたち、海面とにらめっこしながらあっちへこっちへと投げてみるけど、
場を荒らしてるだけで食ってくる気配がない。

GTではないのか?
ショアジギング用のロッドにスイッチ。

小魚の動きを模して、水面を滑らせるようにジグをゴリ巻きする。

出たっ!しかし乗らない!

ルアーを追って水面から飛び出してきたのはダツでもバラクーダでもない魚。

もっかい同じラインに投入。
3匹の魚が争うようにルアーを追ってくる。そら!食えっ!

水面から飛び出しながら1匹が食いついた!

ひさびさの魚の感触にも慌てず、反射的に大きくアワセる。
同時に水平に走り出す銀色の魚体!ショアジグロッドが気持ちよく曲がる~!

ルアーをしっかりくわえこんでるようで、追いアワセを追加して魚の引きを楽しむ。




yhjk (4)
手元まで寄せてからは波をかぶりながらフィッシュグリップでランディング!
上がってきたのはクイーンフィッシュ。テレビとかでしか見たことのないやつ。
日本名はオオクチイケカツオ。

確かに魚を追ってくる姿はカツオのようやったなー。

このサイズなら、外道といえども誇らしく宿に持って帰れる。
毎日釣りに行ってるのに何にも持って帰ってこないから、宿の人にあいつは釣りが下手くそだと思われてるやろうしね(笑)

2匹目を狙ってしばらく投げてみたものの、それ以降はナブラはたたず。




s-PB251210.jpg
宿に帰り、さゆっぴと2人分のお刺身用にだけ切り取って残りは宿のひとにおすそわけ。

暑い地域なのでキュッとしまった身ではないけど、アブラがのっててとろけるお味。柚子胡椒でいただきます。




s-PB251215.jpg
残りを宿の家族が作ってくれた魚のスープ。激辛。




yhjk (7)
ひーひー言いながらみんなで食卓を囲む。




yhjk (5)
その後何回も小島に渡った。4回?5回?

その最後。

この日はナブラもたたず潮が上げ止まり下り始めても沖にいい潮の流れがなかった。
ゆるやかに大きな湾の潮の出口がちょうど立ってる磯に沿っていて、
一部だけ激流になっている。
でも深さはなく数メートルほど。底も砂地と思われるのであまりキャストしてこなかったけど、
何となくそこにキャストして足元でルアー回収しようとしたとき、
砕けた波で真っ白に荒れた水中から魚が飛び出しルアーを加えて走り出した!

バラクーダだだだ!!
 
ガツンとアワセをいれたものの魚は勢いを増しながら沖へと走っていく!
全体重をロッドにかけて魚の引きに耐えるもリールからは糸がジャンジャン出ていく。


気持ちよいー💖💖


銀色の魚体は1mはゆうに超える、1.3mくらいあるか?
これまで釣ってきたバラクーダと種類が違うのか、太い!
胴体が中野浩一のふとももくらい太い!

イヤッホー!とか叫びながら魚の引きを堪能し、
魚のランを止め、強引にこちらを向かせて寄せにかかる。

10㎏以上ある魚が何度も豪快に水面を割ってジャンプ。轟音とともに水面が爆発する。

体重を使ってぐいっと竿を立て、水平に戻しながらラインを巻き取る。何度も繰り返す。

足元まで寄ってきたとき、動画を撮ってなかったことをふと思い出し、
竿から片手を放して胸に取り付けたゴープロを操作する。
動画スタート!とともに魚が最後の力を振り絞ってジャンプ!!


フっ・・・



外れたー!! シイィィィーーット!!!!


魚がジャンプした時のロッドワークに片手では対応できず口からルアーが外れてしまった。
くっそーでかかった!逃がした魚はデカいっていうけど、あれはマジででかかった!
1.3mとは言わず2mくらいあったんちゃうかな?10㎏?20kg? クジラやった??


くっそー!!


はぁ、、。

とは言ってもGTではなくバラクーダ。自分の釣りでは外道になる。
たぶんこのポイントでは底の地形的にGTが居ついてるとは考えにくい。
回遊のGTを狙うことはできるかもしれへんけど、それじゃ釣りの効率が悪い。
このポイントはここまでとしよう。

この小島まぁまぁよかったんやけどなー

小島から岸へと戻る道中は、大潮からだいぶはずれていたのもあって干潮になってもあまり潮が下がらず、ゴウゴウと流れる流れの中を、水面から顔だけ出して荷物を頭の上にのせて泳いで渡るようなこともあった。

ほんと、陸からGTを狙う釣りってのは危険が多い。

ぼくは泳ぐのが得意で、アウトドアの知識が最低限あるからこれまで大きな事故に遭うことなく釣りをしてこれたけど(GT釣れてないけどw)、誰にでもできる釣りではない。
友達とか、誰かと一緒にこの釣りをするってのはほんと難しいよなー。
もしさゆっぴなんて釣れて来てたら釣り場までたどり着かずにビーチでまっ黒に日焼けしてたやろうな。




yhjk (8)
バリ島に引きつづき、ロンボク島でもGT釣りは惨敗。
ビザの期限もまた近づいてきたのでロンボク島を後にするしかない。




yhjk (9)
快適で2週間ほど過ごした宿ともお別れ。いいお宿でした。




yhjk (10)
ここまでバリ島、ロンボク島と釣りだけでもひと月以上の時間を費やしてきたけど、
ほんとうにただの一回もGTの顔が見れていない。

GTの住む環境としては良いと思うんやけど、岸からの釣りが成立する場所を見つけることが難しい。
バリ島・ロンボク島でめぼしいところはほとんど攻めた。
ビザも切れるし、また外国に出国してビザを延長して釣りをするのか、撤退か。

うーむ・・。


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| 71 INDONESIA | 07:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ロンボク島GTポイント開拓でトホホ ~ボウズがひと月半経過編~


やぁ、ぼくだよ!
おとといは、この旅を始めたときから10回目(!)の、誕生日でした。
たくさんの人にお祝いのメッセージをいただいちゃってほんとにほんとに嬉しかったです!ありがとうございました。
自分は人に何にもしてあげれてないのにこんなに自分のことを考えてくれている人がおるんやなぁと思うと、
この一年はすこしでも自分の考えるいい人間に近づけるようにしようと、
ちょっとした決意を固めたような固めてないような・・・

そーんなわけで(!?)相変わらずなぼくだとは思いますが、この1年もどうぞよろしく願いします!


でだ!現在はイランから始まった灼熱砂漠を走り抜け、中央アジアはウズベキスタンへたどり着きました。
一週間もしないうちに「世界の屋根」と呼ばれるパミール高原(ヒマラヤ山系)に入ります。

タンデム自転車できたことを深く後悔するであろう厳しい山々ですが、
その分とんでも絶景に出会える予感でドキがムネムネしています!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ブログは2018年12月くらいの越冬東南アジアGT釣り旅行。
ジャワ島からバリ島を経て、ロンボク島でGTを狙うオハナシ。


qp (1)
ロンボク島にやってきて2週間、くらい。
小魚は釣れるものの、目指すGT(ジャイアントトレバリー)は未だ1度のアタリすらない惨敗の日々。

ロンボク南部・クタの超居心地のいいゲストハウスを拠点に、
タンデムに乗ってくれてるさゆっぴを置き去りにして毎日釣りに行った。

釣りといっても、もはや釣りをしている時間は行動時間の2割くらいで、
大荷物を担いで山を越え、岬を目指し、ポイントが悪ければまた次の岬へ。
と、地図にある岬を西へ東へひとつひとつ巡っていく日々。

釣りができるスペース、海底の地形、それに加えて潮通しの良いこと。
この3つが揃う釣り場はなかなかなく、近場の岬は周りつくし、
もはや毎日片道100km近くバイクを運転するまでに。




qp (2)
放牧なのか、牧場なのか、こんな原っぱの道なき道を進む毎日。




qp (3)
ここは潮通しも良く魚がいそうやったけど、沈み根(海底の岩場)が水面近くまで張り出していて、
もし魚を掛けたとしても、釣り上げることはできなさそうなので、却下・・。

ポイントとしてはいいのに釣りができないのはツラすぎますー!




qp (4)
島にある釣具屋めぐり。片道60km。

毎日毎日これだけ努力してもまったく釣れないアタリすらない理由は、
自分のウデではなく道具のせいにでもしないと精神が持ちたない(笑)




qp (5)
ロンボク島南部・西部で回れるところはすべて回った。
地図上でもっとも有力そうな場所を残して・・。

ココでダメなら今回のインドネシア釣り旅行は惨敗ということになる。
バリ島でダメ、開拓の進んでいないロンボクでダメとなるともうめぼしい釣りポイントはない。


さぁ、最後の希望を目指していこうじゃないか、ロンボク最西部の岬へ!!

まずは舗装された山道をバイクで2時間。




qp (6)
海はきれいだー

海水浴しに来てんやったら海飛び込んでビール祭りなんやけどなー




qp (7,)
ダートにはいる。




qp (8)
ダートに入るとむちゃくちゃ道が悪い。
石がゴロゴロしてる中で崖みたいな急坂や、エグレまくって走るラインが無かったり。
飛んだり跳ねたり滑ったり、その振動がすごくてぎっくり腰きそうになって何度も休憩。

バイクにかなり乗り慣れてる人じゃないとこれない道。
岬はすぐそこでもう見えてるってのにぜんぜん近づかない。

歩くくらいのスピードで6kmを1時間半かかりつつも岬の付け根にたどり着いた。
そこからは深いジャングルで、その中に家々が点在した薄ーい集落のようになっていて人も見える。
でも道はない。

井戸端会議してるお母さんたちに近づいて「マンチング!(釣り)」と言いながら岬の方を指さすと、
ここを通っていきなと敷地内を通らせてくれた。
しかしそこは獣道のようなトレイルで道に迷ってしまう。
バイクを押したり引いたり、コンパスで方角を確認したりしてると、どこからともなく村の少年登場。

こっちだよ。っと道を案内してくれる。

ありがとう助かったー!と手を振りさっそうと走り去るも、また袋小路。
すると前方の草をかき分け子供がまた現れた。
バイクより速く先回りするって、おれは化かされてるのか?

そんなこんなで汗だくになってバイクを押して子供についていくと、ビーチに出た。




qp (9)
岬の先までさらに2km。
ここにバイクを止めてビーチを歩いていくのか・・。
絶句していると、漁具の網を直していた漁師のおっちゃんらが
「バイクで走ってきゃいいんだよ!」ヤシの実を割ったジュースを差し出しながら言う。

常識的には、タイヤの細いスクーターで砂浜なんて走れるわけがない。
それに、チェーンとかの油に砂が噛んでしまうし塩水もかぶる。走れたとしてもやるべきではないこと。

ううむ・・。

でもきっとおっちゃんらは日常的にスクーターでビーチを走ってるみたいやし、
このおっちゃんらにできておれにできないわけがないっ!!
ってかここまで来たら行くしかない。3時間以上かけてきて引き返すなんてありえない。

おれのバイクじゃないし!と覚悟を決め砂浜にタイヤを降ろす。と、
前輪が砂に埋もれバランスをくずして転倒!

子どもらに手伝ってもらってバイクをおこし、なんとか砂浜に降り立った。

今度は足で地面を蹴り勢いをつけながらアクセルを一気にふかす!
スピードが出てないとタイヤが埋もれて走ることができないはずだ。


おぉ、、おお!! すっげードリフトするけど走れる!おぉーちょっと楽しいぞコレ!!


と思ったのも束の間、
波が作った段差に前輪がはまってバイクより先まで吹っ飛ばされた。

漁師のおっちゃんら大爆笑。殴りたい。

すると、身振り手振りでなんかコツがないのか尋ねてる横を、
バイクに2ケツしたカップルが何事もなかったかのように砂の上を走り去っていった。

なんてこった・・ 
砂の上をスクーターで走るだけでもアレやのに、
空前絶後のバイクスキルを持つこのおれでさえ走られへんってのに、
さらに2ケツでなんてデタラメすぎるやろ・・。


駄菓子菓ー子!!ここまできて自信を失なってる場合じゃない!
敗戦から学ぶのがわれら日本人のスペシャルスキルじゃまいか!!


考えよう。颯爽と走り去ったあの2人に何かヒントがあるはずだ。むむぅ・・。


そうか!ひらめいた!なんか引っかかってたのはこれだ!
あの2ケツは「2ケツでも走れるスゴ腕」ではなく「2ケツだから走れる」のか!!

2ケツだからこそ走れる理由、それは

駆動輪である後輪に2人分の体重を掛けることで、しっかり砂を蹴って走ることができるのだ!

さっきぼくがこけた時は段差で前輪が砂に埋もれバランスを失った。
それは体重が前輪にかかってたからか。

いわばこの砂浜はスノーボードでいうところのパウダースノーのゲレンデ。
スノーボードでパウダーを滑るときの要領で、
前は浮かせるくらい思いっきり荷重を後ろにかけて走ればいいんだ!!

これや!イケるでこれ!激アツやで!


さっそくシートの後ろに座り地面を蹴りながらアクセル全開ー!


うおぉー進むー!!むちゃくちゃ蛇行するけど走れるー!


ハンドリングは体重移動、波打ち際の固くしまったところをフルスピードで走ってく。
止まったら砂に埋もれて底なし沼。何回かこけたけどそれでもフルスピードだぜフォンフォーン!!


1kmほどぶっ飛ばして、岬の岩場まで来たところで行き止まり。ここからは歩き。




qp (10)
磯伝いに岬の外洋向きに降り立ってみると、、、

これまでに見たことのないような大波が荒れ狂う、地球創世記のような絶望的に立つ瀬のない岩場。
轟音があたりにひびいて波の押し寄せる衝撃で常に地面が揺れている。

波はゆうに3mはあって、波が押し寄せる前の引き並みとの高低差はビル3階くらい。
波しぶきは10mも20mも重力を無視して空高くまで舞い上がり、水際に近ずくと大雨のように降り注ぐ。

水際のキャストができそうな磯は波がくるたびに大波をかぶるので、
いい磯はいくつも見えるけど、安全に投げれる場所がないっ!!!

磯づたいに進んでいくとどんどん崖になって高度が上がっていく。
それでもへばり付きながら進んでいくと、最後は垂直の壁になった。


くそぅ・・。

岬の最先端までたどり着くため、来た道を戻って反対側から岬の先端に回り込んでいく。

そちらも絶望的に大波が炸裂していて先に進んでいくことは不可能だった・・。

唯一、波をかぶらずに釣りができそうな場所があったけど、
それは外洋向きではなく、岬の内向きの穏やかな湾に向かって投げる場所。
外洋からの潮は入ってこないし、海底までの深さもない。
そんなところにGTは来ない。

ここまで5時間かけたたどり着いたってのに、投げれる場所はこんなショボい場所だけなのか・・。

何とも言えない虚無感と疲れ。
座り込んでタバコを2本3本と、時間だけが経っていく。


ふと時計を見るともう夕方6時。
釣りをするには最高の「夕マズメ」と呼ばれる時間帯。

でも、
今日中に宿に帰るためには明るいうちにあの恐ろしいダートのエリアを抜けておかないといけない。
釣りをしたとすると、もう帰れなくなるので夜を過ごして翌朝帰ることになる。
キャンプ装備はないし水もぜんぜん足りない。


宿に帰るか、ダメもとででも釣りをするか。


せっかくここまできたし・・。でっかいGTさえ釣れたらぜんぶ笑いごとになる。やるしかっ!




qp (11)
ビーチ野宿の覚悟を決め、GT釣り開始。(写真は別の磯)
内向きで穏やかにみえていた唯一のポイントも、いざ降り立ってみると波が上がってくる。


その一発目の波でポケットに入れていたMP3プレイヤーが水没した。
しまったー!慌ててるところに二発目に大波がきて吹っ飛ばされた。

もうメンタルボロボロ、身体もすり傷まみれ。

結局、日暮れまで30分ルアーを投げてちょろっと動画を撮っただけで終了。はぁ・・。





こんな感じのとこ。

さて、長い夜が始まりますー
食べ物が無いのでルアーで小魚を釣って火を起こそううかと考えてると、
そういや漁師のおっちゃんらがおるとこまで戻れば民家で何か食べ物売ってもらえるかも?

というわけで、さきほど習得したビーチ爆走テクを駆使してフルスロットルで集落へ向かい、水と食べ物をゲット。

長くなってきたのでこの辺りは割愛。


陽も完全にくれてしまったので集落にバイクを預け、星を眺めながらビーチを歩いて岬に戻る。


明日の朝、しょうもないあのポイントで釣りをしてみて、ダメならロンボク島敗退が決定する。
もしアタリがあったり、良い釣り場だということが分かったとしても、
ここまでたどり着くのが大変すぎて、また日を改めて戻ってくることなんて考えたくない。

ということは明日の朝しかない!やるっきゃない2018!!!












まぁ、、、




気合を込めに込めた時に限ってやっちゃうもんですよね。寝坊・・。

昨夜、ビーチでは珍しい竹藪を見つけてテンション爆上がり、
張り切ってベッドなんて作っちゃったもんで朝までぐっすりんこー☆


殴りたい。昨夜の自分を殴りたい。


慌てて飛び起き釣り場に行って何度かGTルアーを投げてはみたものの、
干潮から3時間もたってもはや潮は50cmほど高くなり、磯際には立てない状況になっていた。
何度か波の周期を読んでアタックしてみたものの、ヌリ壁みたいにぶ厚い波がぶつかり稽古でカワイガリ状態。
デンモクでどついたろかアホンダラっ!!


擦り傷打ち身だらけ、心にまで海水が沁みてくるー!
もうアカン。今は何をやってもダメだ!

釣りで一番大事な「釣れる気がする」という気持ちを持てそうにない。
加えて、良くも悪くもテンションがどちらにも上がっていない状態で危険な場所にいる、ということは一番死に近いこと。

やーめた。帰ろう。


さっさと宿に帰って、へたくそなさゆっぴのギターを聞きながら冷えたビールでキューっといこう。

寝床に戻り荷物をまとめ、夜歩いたビーチをとぼとぼ歩く。
歩いてみるとあんがい距離ってあるもので、30分以上かかってたどり着いたバイクのとこ。

カギをさしてエンジン掛けたらフルスロットルで風になろうぜ!・・・って、、、

 カ ギ が ね ぇ ! ! !

荷物ぜんぶ掘り返してさがしてみてもねぇ! カギがねぇYO!!


昨日寝たビーチか・・?そうなのか???
も、、もどるしか・・ でも遠いよー!ってか暑いヤだよよよー!


釣りをしてる時に落としたのか、それとも夜にビーチを歩いてて落としたのか。
とりあえずビーチをチェックしながら戻るしか選択肢ってないよね・・。


カギを見落とすものかと、瞬きもせずビーチを探しながら戻ったけど、見つからず。
もしここにカギを落としてたとしたらもはや夜中の満潮で波にさらわれてるやろうし、風で飛ばされた砂に埋もれてるはず。

釣りをしてた磯にいくか。

でもでもでも、もし釣りの間に落としてたらそこはごうごうと波をかぶる環境やし、
何より海に向かって崖になっているので、ポケットから落ちた瞬間、海へとおむすびころりんしてるよね・・。


もはや万に一つの可能性もないように感じてしまう。

こんな時、考えてしまうのはカギが見つからなかった時のこと。

バイクを貸してくれた兄ちゃんの連絡先も分からんし、そもそも携帯の電波もない。
仮に連絡できたところで、ここは車の入ってこれないジャングルの道。バイクの運びようもない。
集落に人はおるから、頼み込んだら自分はホテルのあるクタに戻ることはできるやろうけど、
その後の展開はいったいどうなるのか・・・

ちなみに知識として、
カギが無くてもあそこをこうしてああするとエンジンをかけれるかもしれないというのは知ってるけど、
実際にバイクが動いたとしても、こんなとこまできて犯罪めいたことするのはちょっとな・・・


あかんあかん!ネガティブ輪廻転生に片足つっこんでもうとるがな!心を強く持とう。

とりあえず、磯の先端に行ってみるしかない。可能性はもはやそこにしか存在してない。


ってなわけで岬の西側から磯の先端へと磯を進み、崖にへばりついて先端へ。ない。

崖を下ってこんどは東側から最後釣りをした場所へと周りこむ。やっぱりない。


だめか、、、 ネガティブ輪廻からの解脱ならず。
このまま地獄の底まで落ちていきそうな気持ちで立ち尽くす。


そんな時、むしろ解脱フェイスのmy半眼に飛び込んできたものがっ!!

何気なくふと目を向けた崖のすぐ下、座ってもないし荷物を置いたりもしてない、
そもそも歩いてもないそんな場所にキラリンと光るモノありけりー!




qp (12)
カギだー!!

良かった!帰れる!
もう一生帰られへんかと思ったぜコンチキショー!!

もはやGT釣った時くらいの叫び声をあげちゃってました。


「磯夏にして波高し。時に感じては魚にも涙を濺ぎ、別れを恨んではフナムシにも心を驚かす。心折れてもカギは在りー!!!」


暑さにやられて訳わからん事考えながら来た道を引き返しましたとさ。
2時間のロス!!

磯からビーチを歩いてジャングル走ってダートで山越えて舗装路に出てクタに着くまで5時間。
帰ったらもうクタクタ。なんつって(仏)


結局釣りをしたのなんてトータル1時間くらい。
GT釣りのポイントとしてはすんげーいいんやろうけどこんなとこ2度と来ねえ!!
生まれ変わってすっげー勉強していい大学入って、一流企業に就職して15年、
GWの金持ち旅行でボート数日チャーターしてロンボク島に来るようなことがあったら
このポイントの海側からでGTを狙ってやらんこともないけど、ただぜったいバイクでは来ん。




qp (13)
その頃のさゆっぴは高台のカフェで優雅にスイーツをいただいてたことでしょう(想像図)

ロンボク島はバリと比べて開発が進んでないので自然もたっぷり残ってて、
割安でワンランク上のバカンスがエンジョイできる。時間があるなら超おすすめです。
まぁ移動手段に優雅さは一切ないけどね。



最後に、
5時間かかるクタへの帰り道、とある漢詩が頭を巡り続けていました。


 「カギ無くしても海は在り 磯夏にして波高し

         時に感じては魚にも涙を濺ぎ 別れを恨んではフナムシにも心を驚かす」


                                   杜甫 feat.オレ




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| 71 INDONESIA | 08:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ロンボク島GTフィッシングの開幕だよー! ~越冬東南アジア旅行編~

やっぴー!ただいまイラン。
ハードだった釣り生活からの反動でテヘランアニメ祭りを一週間にわたり開催しちゃいましたが、
だらだらした日々に終わりをつげひと月ぶりに自転車旅行に戻ります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブログは去年11月、越冬東南アジアGT釣り旅行だよーん

インドネシアのロンボク島に入り、海がきれいでシュノーケリングツアーが格安で有名なギリ島へショートトリップ。
そこで釣りしても良かったけど結局のんびりしてもうて、ロンボク島へ戻ってきました。

ロンボク島北西部から南部に向かって自転車で移動開始だよーん!




rk (1)
のんびりしてるー

ジャワ島とかバリ島ほど車が多くないので気楽に走れる。
でもほんと暑いよね。




rk (2)
旅してると年イチくらいで出会うGoogleストリートビューの撮影車。
自分が写ってるか確認しようと思うけどいつも忘れちゃう。
今回のは写ってるかなー




rk (3)
一日走ってやってきたのはロンボク島のクタビーチ。
開発されすぎたバリからロンボク島に移ってきたサーファーたちが開拓した村。
でも今は観光に力を入れていて小さかった村のメイン通りは舗装されてきれいになっちゃってました。




rk (4)
これでいったん自転車旅とはお別れしてGT(ジャイアントトレバリー)釣り生活に入ります!!




rk (5)
たどり着いた宿が超快適!!
Together Homestayは二人で800円くらい。
部屋にトイレシャワー、朝ごはん付き。
バイクも一日当たり400円くらいでレンタルできるし、近くにはレストランもコンビニもある。

東屋でごろごろしてる兄ちゃんらは英語がしゃべれたりもするし、
何よりそのごろごろっぷりの緩さと行ったら(笑)




rk (6)
こちら朝ごはん。




rk (7)
各国からのサーファーがごろごろしてる。
バリと違ってみんな数か月単位の長期。
朝にちょろっと波を見に行ってダメなら一日ごろごろ。
バリみたいにクラブに繰り出すようなアツいスポットがないこともこの緩さを醸し出す要因か。

この兄ちゃんは映画監督らしく、東京オリンピックに使われる木材がインドネシアで大量に不法伐採されている現状を撮影してこれから公開するらしい。
それに使う写真のアイデアとかを求められたけど、日本をディスる映画に力を貸すのもなんだかなーって感じなので、積極的ではないよといったうえでちょろっと話をした。




rk (8)
宿でごろごろしてると通りの方から楽器の音色がよく聞こえてくる。
毎日のように結婚式の行列や、何かしらのお祭りが練り歩いている。




rk (9)
ロンボク島はバリと違ってムスリム。
女性は海で泳ぐのが大変です。




rk (10)
練り歩きの時の楽器も、ガムラン音楽のような感じで、
太鼓に加え、イノセントな響きの金属打楽器は重いので山車のようなのに乗ってひかれてきくる。
シンプルなリズムで繰り返される音楽は、酔っぱらってるとトランス状態に入っちゃう感じ。
インドネシアは奥が深いよー!




rk (11)
これが祭りの主役っぽい馬に乗った子供たち。




rk (12)
このあたりで有名なかわいこちゃんたちがいるレストラン。
超かわいくて愛想がよくて、帰るとき、明日もまた来てくれますか?
とか言われたら来る来る来ちゃうー!って言っちゃいます。
味もおいしいしとにかくかわいいし、もうほんとかわいくておじさん辛抱堪んないよー!

でも値段が高いので結局1回しか行かんかったけど・・。
元気にしてるかなーかわい子ちゃんたち。




rk (13)
クタビーチの端っこには地元の人が漁に出るための桟橋がある。
ここでも釣りをしてみたけど、潮が完全に止まってまどろんでてダメやね。

にしても、ここ最近海外で見るようになったプラスチックのピースをつなげていく浮桟橋ユニット。
これなら波が来て沈むこともないし、可動域が広いので波で壊れることもない。
何より工事なしで敷設・拡張できるので、貧しい国や地域でも安全手軽に船に乗りこむことができる。
旅が終わって南の島にでも移り済んだら、家の前にこれ欲しいな~




rk (14)
さて、釣りの時間だ!!

このビーチは海水浴ができて、手前に見えてるボートはサーファーたちを波のある沖まで運んでくれるためのもの。




rk (15)
そんな場所で釣り道具を抱えたぼくはというと、見えている岬の先端を目指す。
ビーチの端から磯伝いに先までいけるかと思ったら、潮が高くて行けそうにない。




rk (16)
しようがなく、山を越えていく。
気温は35ちょっと。日が当たって体感は体温くらい。持ってきた飲み水が心配になる暑さ。

ちなみに、海の底のまだら模様は珊瑚礁。
といっても、湾内はどこも潮通しが悪いので大きな珊瑚礁帯はない。

日本もそうやしインドネシアも、2010年代はじめのエルニーニョ現象の影響で世界的に数十パーセントの珊瑚礁が死滅したと言われている。2年前日本に帰ってた時に石垣や西表島に行ったけど、見なれた海の珊瑚礁が悲しいくらいに失われてた。
珊瑚礁が失われるとGTも釣れなくなるし、順調に復活してほしいな~




rk (17)
ひと山超えて半島の反対側に見えてきたのはプライベートビーチ。
浅瀬の先からすぐリーフエッジになって深場に切れ込んでいるので、
シュノーケリングにも釣りにも良さそう。
でもここにたどり着くには丘越えを30分ほどせなあかんからさすがに誰も来てないね。

ぼくはというとビーチにおりて磯伝いに先に周り込もうとするも、崖になっていて先には進めないので、ふたたび丘の上に登って岬の先端を目指す。


が、
先端近くまでいったものの、この岬は先に降りれそうになかった。
1時間ほど歩いた道のりを引き返し、Googleマップで目星をつけておいた次の岬へ。

このGT釣りはポイントが命。
というのも、本来GTの釣りはボートから狙う釣り。

珊瑚礁帯の終わりは、崖のように垂直に20~30m切れ込んだ深場になっていて、
GTはそのがけ下に潜んでいる。
上の方を通りがかった魚を見つけると、海底から水面へと一気にアタックして捕食する。

ぼくのGT釣りのスタイルでは、珊瑚礁帯の終わりの急激な深場があって、その向こう側にルアーを投げこめる場所でなくては成立しない。
しかし急激な深場は陸上も急な崖になっているのがほとんどなので、こうしてポイントを探して歩いて行っても釣り座に立てないことの方が多い。

加えて、釣り場がただ深ければいいだけではなく、潮通しが肝心。
流れのないまどろんだ場所は水に溶け込んだ酸素量が少ないので、魚にとって快適な場所ではない。
特に大型魚になると消費する酸素量が多くなるので、GTのような遊泳力の強い大型魚は激流の中に潜んでいる。

いかに深く切れ込んだ潮通しの良い場所を見つけるか。
それが陸からのGT釣りでいちばん肝心なことなのだっ!だっ!!





rk (18)
別の岬の先へとやってきた。
島の生活道路から外れてダートを走り、岬の付け根からハイク開始。
ここも崖っぷちっぽいなーと思いつつたどり着いた先端には、
なんとか釣りができそうなスペースがあった。
潮通しはまぁまぁあって釣りには良さそうやけど、水面からの高さが5mほどある。

これが問題。

釣りには良いポイントかもしらんけど、考えておかなければいけないのはもしGTが釣れた時のこと。
数十キロもある魚を崖の上までひっぱり上げることはひとりでは不可能。

そういう場所で釣りをしてかかった魚をなすすべなく殺してしまうということは、
釣れてくれた魚に対してあまりにも無責任。


けどさぁ・・・
やっぱりここまで来たからには投げたいよねー!



その頃さゆっぴは、、、




rk (22)
なんだかうまそうなスイーツ食ってやがった!!




rk (23)
飯も美味そうじゃないか!




rk (19)
どうやら市場にいってたようだ。





rk (20)
アジア旅満喫コースかっ!




rk (21)
こんなことしてたんやねー




rk (24)
ゲストハウスでギターひいて疲れたらぶらぶらして犬と遊んで、、みたいなことかっ!!

このワン公、全身大きなキズだらけ。
いまは歳とってゆっくりしてるけど、昔はこの辺りをしきるボスやったんやろうねー。

なぜかうちの部屋の前にいつもやってきてゴロンしてる。
砂まみれになるからうっとおしいけど媚びてこないええヤツ。




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テイクバックの取れない投げづらい場所やけど、せっかくここまできたし粘ってみることに。
もしGTが釣れたらなんとかして引き上げて持って帰って食ってやる!!

とはいえ、とんでもないウネリの高さ。
バリでも日本で見たことのないウネリやったけど、別に天気が荒れてるわけでもないのに波の高低差は常に2mくらいあって、ときたまとんでもない大波の周期がある。

こうなると手前側ではルアーが波にもまれてアクションしないし、
何より大波が崖の上まで駆け上がってくる。怖い!

夕方まで粘って一回ダツが追ってきたのと青物のナブラが立ったくらいで、
GT用のタックルにはアタリはなかった。

日も落ちてきたころ潮がいい感じに効いてきたけどこのまま釣りしてると、
帰り路は真っ暗ななか崖を登って山を歩くことになるよなー。

激重GTタックル投げるのも疲れたし、
小物でも釣って帰れたらいいかとちょろっとメタルジグで潮目を狙って帰ることに。




rk (26)
結果。

ツムブリをなんとか1匹ゲット。

ふぅ・・。
あんだけ歩いて崖降りて、これ一匹か・・。

あのポイント、深さと潮通しは良かったけど、いざGTをかけた時には対応しようがない。
封印やな。

GTにたどり着くにはまだまだ遠そうなロンボク島ショアGTフィッシングの始まりでしたー



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バリ島~ロンボク島、ギリ島でシュノーケリング ~越冬東南アジア旅行編~

現在はイラン・テヘラン。
巨大魚を狙いに行った釣り旅行に3週間を費やし、痩せこけ傷つき、
快適なゲストハウスでチルしてるとこです。
そろそろ自転車旅再開かなー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブログはまだ去年!
越冬東南アジア旅行。
インドネシアのビザ更新のためにマレーシアに2泊で行って帰ってきたところから始まります。


s-gn (1)
マレーシアはなんもなかったなー。
インドネシアより都会できれいで、ちょっと物価が高くて。
マレー半島の人間以外にインド人と中国人が混ざり合って生活してるのは面白かったけど、
他に取り立てるような場所も物もなかった。

やっぱバリはおちつくよー
バリヒンドゥー最高すぎますー💖




s-gn (2)
バリ島ではめぼしい釣り道具屋をすべて回った。
この店が日本製の高級品もいちおう取り揃えているバリでいちばんの店。

世界屈指のGT(ジャイアントトレバリー)釣りのポイントであるインドネシアは、
案外釣り先進国で、最高級の日本製品や安い中国製だけではなく、
日本製を語ったコピー製品を独自に作っていたりする。

ちなみに、
世界的に見て、釣り道具、釣り方、釣り人の技術などすべてにおいて日本がダントツで進んでいて、すべての釣りは日本から世界へ発信されていると言ってもいい。
たとえば日本を10満点としたら、2位は同率でアメリカ・北欧が3、そしてここインドネシアもマレーシア・シンガポールとともに3点をあげてもいいレベル。
まぁ所詮は日本の20年前の釣りのレベルやねんけど・・。

バリ島からはさらに東のロンボク島に渡る予定で、
この越冬旅行の目的であるGT釣りの未知なるポイントを探し当てるのだ!!
バリはヒンドゥー教エリアでゆるーくてお酒もあるし快適やけど、
釣りをするには人が多すぎる。どこもかしこも開拓され、釣り尽くされてるからね。




s-gn (3)
なんとバリ島産のGT用ルアー。バリ人のビルダーが作ってるらしい。
形だけ見るといい感じ。木製で貫通ワイヤー、ペイントもまぁキレイ。
使って動きを見ないと分からんけど、アラを探すなら木の密度が低そうなくらいか。
大きさの割になんか軽い気がする。

ちなみにインドネシアGTルアーは日本普通なら安くても5000円はするGTルアーが
2000円くらいから。日本の有名ルアーのコピー製品みたいなものある。




s-gn (4)
GTルアーは見てるだけでワクワクするよね!!!

ちなみにGT釣りはとんでもなくお金がかかる。
竿が10万円、リールが10万円、糸がひと巻き1万5千円。これが2セット必要。
ルアーひとつ6~7000円を10個。
さらに釣り用の小物数々、ライフジャケット、グローブ、シューズ、
加えて!遠征費用。

GTという魚のパワーはとんでもないもので、
中途半端な道具では壊れたり、魚を釣り上げることができないだけではなく、
魚に引きずりこまれて大ケガをしたり、魚にルアーを残して殺してしまうこともある。
パワーのある道具でないと成り立たない釣りなのだ。




s-gn (5)
ルアーはネシア産でいいとしても、フックはちゃんとしたのを選んどかんとね。
ぼくは日本から釣り用品を送ってもらったけど、こっちで買うこともできる。
ST-55の4/0、5/0が2000円。
日本製のPEやリーダーもあるけどそっちはすごい高かった。
リールに関しては1.5倍くらいする。





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インドネシアの釣り雑誌にGT釣りの写真があった。
GT=ジャイアントトレバリーという魚は1.8m、80㎏まで成長する魚。
この写真の魚はGTとは呼べない大きさ。




s-gn (7)
釣りジョーク。




s-gn (8)
これが日本から送ってもらったGT用の釣り具。
これにインドネア産のGTルアーをいくつか買い足した。




s-P_20181116_215715_002.jpg
購入したのは2000円くらいのダイビングペンシルと
2500円のトランペット。



s-gn (9)
さーあ時は来た!

バリ島クタビーチから自転車で3時間、港のあるパダンバイへ。
そこの海も釣りによさそうで2日ほど釣りをした後、フェリーに乗っていざロンボク島!!




s-キャプチャ
位置関係はこんな感じ。
時間も値段も忘れたけどまぁ安かった。




s-gn (10)
ロンボク島は平和だなージャワ島とはえらい違い。
同じインドネシアなので人口はもちろん多いけど、こっちの方が自然が多い分人の住んでるエリアが限られてるよう。
幹線道路を走っても楽しくないので小さい道を走っていく。




s-gn (11)
ちょうどトウモロコシの収穫期だったよう。




s-gn (12)
収穫の人夫たちも収穫期は笑顔がとまんないよね。




s-gn (13)
ロンボク島北西側にあるリゾートエリア、スンギギを目指す。
こっちの海は色が濃い。
これは水が汚いのではなく、磯が多かったり砂の色が黒かったりするからで、
晴れた日のビーチの透明度はすばらしかった。




s-gn (14)
ボートも見える。これで釣りいってもいいなー
写真はどっかいったけどスンギギは国道沿いに広く薄く伸びたエリアで、
泳ぐにしてはいいビーチもないし移動が大変なのであんまし来ても楽しくないかも。




s-gn (15)
バイクのレンタルをしてロンボク島イチの都会、マタラムへ。




s-gn (16)
ショッピングモールはどこもキレイ。



s-gn (17)
ペーさんとペグレット




s-gn (18)
ジャワ島東側からバリ、そしてロンボク島でもチャンプルー。
沖縄料理と同じ「混ぜる」という意味のぶっかけご飯。




s-gn (19)
煮込んだ鳥や牛肉とご飯がメインで、店によっていろいろな副菜が付いてくる。
ナムルのようなもやし、ひとかけらの魚の燻製、パリパリに揚げたジャコ、ピクルス。
どの店でもたいていひとつまみの焼きそばがどこでもついてくるけど、これはいったい。




s-gn (20)



チャンプルーはゴーヤと卵を炒めたものが載ってた。
ほとばしる沖縄感っ!!




s-gn (21)
ノリノリっぴ。

ぼくが釣りしだすとさゆっぴはヒマなので、ギターを買って始めることに。
ついでにビーチでいつでも潜れるようにシュノーケルも。




s-gn (22)
スンギギからはさらにボートに乗り、スーパーツーリストアイランド、ヌサギリ(ギリ島)へ。



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キレイだ!トロピカル!!




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ギリ島は3つの小島からなるリゾートアイランドで、一番栄えてるのがここトラワンガン島。
物価は本土の1.5~2倍ほどと高いもののそこには美しい海とアクティビティがある!




s-gn (25)
島内に舗装された道路はなく、エンジン付きの乗り物も禁止。
未だに馬が荷物の運搬を担っている。




s-gn (26)
ぼろ自転車をレンタルして島を一周。
内陸部はヤシの木が生い茂る林。




s-gn (27)
海沿いにはシャンティなバーが立ち並ぶ。
この時はシーズンオフで気遣っちゃうくらい閑散としてた(笑)




s-gn (28)
この透明感!! デビュー当時の夏帆クラス!




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物価の高い島ながら、働きに来てる人用の安レストランも発見した。




s-gn (30)
なんといっても目玉は格安シュノーケリングツアー!
ボートでポイントを3~4か所回るツアーが1000円もしない。

運が悪いことに(?)、この時はぼく以外全員が女性。




s-gn (31)
魚はまずまず。
パンとかエサをあげるとかわいいとか言ってられへんくらいパクパクしにやってきます。




s-gn (32)
謎のモニュメント。




s-gn (33)
このツアーメンバー、泳ぐのが下手な人ばっかり(笑)
ガイドの男は先頭になるので、難波のミズスマシこと泳ぐのが得意なぼくはいちばん後ろから脱落する人いないか見ることに。女のケツを追っかけ続ける一日でしたとさ。




s-gn (34)
泳ぐのヘタな人たちの中でも一番ヘタなのがさゆっぴってとこがいいよね!




s-gn (35)
カメがいっぱい見れます。
普通に触れるけど触っちゃダメよ。

無人島に漂着した時はカメだよね。
肉は食べれるし油も搾れる。さらに甲羅はお皿にもなる。
カメを見つけた時はひっくり返しておいておくと逃げられない。これマメな。




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水平線に沈む夕日を追いかけてみな島の西側へ。

夜にはビーチでパーティがって話やったけど、なんだんかんだダラっとしちゃって
あんまし出歩かんかったなー



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猫の糞コーヒーと魚の消えたバリの海 ~越冬アジア釣り旅行編~

イラン the 悪の枢軸国!
いらんいらんと言いながら、来ちゃいましたよイラン。

安倍さんが来たりタンカーに魚雷が打たれたりと何かとホットなタイミング。

悪そーなイメージでびびりまくってたけど超平和。
死ぬほど暑いだけでイラン人は親切やし、ピクニックすきやし、物価安いし。

ただ、まさにこれからちょっとした冒険旅行に行ってきます。
まぁ釣りなんですけど(笑)

場所がいろいろな条件的に最悪なのと、日中の気温が50℃くらいっていうのが無かったら
きっといまごろルンルンやねんけどねー はぁ~。



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ブログは越冬アジア旅行のインドネシアはバリ島。2018年10月末。

プール付きのラグジュアリーな宿に滞在しながらのバリ島観光だよーん。



indnmala (1)
インドネシアはお米を食べる国。
バリ島北部の山岳地帯テガラランには棚田が広がり観光地となっている。
熱帯雨林のヤシの木と田んぼというミスマッチ。




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超絶緑!!





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棚田に降りていける道中にもヒンドゥーの神様ガネーシャオンステージ。




indnmala (4)
棚田を見下ろせる一等地にはカフェが乱立していて、コーヒータイム。

インドネシアの名物、コピルアック。
ジャコウネコにコーヒー豆を食べさせ、おなかの中で熟成し糞として出てきた豆。
それをどうにかこうにかした、世界一高いコーヒー。
日本のコーヒー専門店なら一杯が8000円とかするらしい。

ここは産地なので(どこで採れるか聞いてみたけど教えてくれなかった)、
一杯500円ほどで飲むことができる。

味の方はというと・・・ 正直まずかった。

ここインドネシアでは細かく挽いた豆にお湯を注ぎ飲むスタイルなので、
時間とともに雑味がどんどん出てくる。
高級豆なのでかなり薄く入れたのか、スーパーアメリカン。
このコーヒーうっすーと思ってくると口の中に広がる酸味。そして妙な香り。

たぶんコピルアックの楽しみ方はこの妙な香りの方なんやろうけど、
豆からどんどん出てくる雑味でそっちに集中できないレベル。

ちゃんとしたお店で注ぐのがうまい人に淹れてもらったものはまったく別物のはず。
きっとこのカフェのコピルアックは他の豆とブレンドしてあるやろうし、
それでもさらに使う豆の量をケチりまくってるはず。

どうせ飲むならやっぱり観光地じゃなくコーヒー専門店やね。という結論でした。




indnmala (5)
ナシゴレンは裏切らないなー

ウブドゥエリアは満喫したし、そろそろ海へ下ろうかな。




indnmala (6)
バリもかなりの都会。

激熱交通渋滞の中、バリ島南部の観光エリアクタを目指す。





indnmala (7)
途中マクドへ。
イギリス・北欧ではマクドすら1000円越えで食べれなかった。
ここではセットで300円から。





indnmala (8)
バリ島南東部の観光エリア、クタに到着!
タクシー、客引き、欧米人でごった返す繁華街。
数キロある長ーいクタビーチ。
暑いし人が多いので写真だけ取ってそそくさとホテルへ。






indnmala (9)
ネットで予約しといたBest Guesthouse Baliはシャワートイレクーラーテレビ付きで600円くらい。




indnmala (10)
清潔!ってな宿ではないし住み着いてる人とはコミュニケーションとられへんし、
あんましおすすめはできへんけど、宿の家族の笑顔がとってもいい。
そんでもって宿内にバリヒンドゥーのお堂みたいなんがあってなんだか落ち着く宿。





indnmala (11)
なんだこりゃ?





indnmala (12)
ぬたっとした触感の芋に甘辛いピーナッツソースをかけた、スイーツ。

二度目はないっ!!




indnmala (13)
あら健康的💖





indnmala (14)
えらぶタイプのぶっかけ飯屋。
マジで外さねぇぜ!




indnmala (15)
さゆっぴ大好きデブの素、ロティ。
チョコとナッツとバターとチョコ!
夜飯くったあとに買って帰ってベッドにごろんしながら食べる毎日。


indnmala (16)
ゴロゴロしてるだけではなくて、実は毎日朝からバイクで島中を走り回って釣りしてました。
暑いし荷物も多いしやること多いしで写真はほとんどない。ってか魚が釣れてないからか。

Googleマップで目星をつけたよさげな場所を片っ端から回って釣りをしていく。

ポイントの数で言ったら20か所くらいチャレンジした。
崖になっててたどり着けなかったり、波が大きすぎて釣りにならなかったりでたどり着けなかった場所もあるんやけど、毎日100km以上バイクを走らせ何百何千回とルアーを投げて、
何にもなしって!!!

狙うGTという魚が生息していてもおかしくないポイントはバリ島周辺で4カ所くらいあった。
けどどこも魚の生命感をほとんど感じ取れない。

ベイト(餌)となる小魚のシーズンではないっぽい(常夏なんで産卵期が分からん)にしても、
回遊系のアジとか、ダツとか、なにかアクションがあってもいいと思うんやけどなー。

潮が良く効く場所、深さのある場所、どう見てもテッパンそうなポイントを巡ったのに、、、


こりゃあ何かおかしいぞ。
海洋汚染世界第二位のインドネシア。もしかして毒でも流れ込んでるんじゃあ・・・

行きつけになってた釣り道具屋で聞いてみると、
ここ最近釣り道具が進化して本格的に釣りが簡単にできるようになったらしい。
とくに、日本製品をコピーした中国製、マレーシア製、そしてインドネシア製の安い釣り具が手に入るようになったので、アクセスのしやすいポイントの魚は激減したとのこと。

でも個人的に一番問題だと感じたのは、スピアーガン。
飛距離が長く威力の強いスピアーガンが安く出回っていて、
現地人は夕涼みがてらそれを持って海に潜る。
同じポイントに何人も同時に、毎日、毎日。

人口の多いこのインドネシアでそんなことをすればどうなっていくかは明白で、
何年、何十年もかけて大きく育った居つきの魚はあっけなく取りつくされ、子孫を残すことなくその場から消えていく。


青くて透明なバリの海。
しかしそこは絶望的に魚の消え失せた海だった。






indnmala (17)
こーんなところにおってられん!! バリ空港へっ!!



つづく



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バリ島へルーラ! バリヒンドゥでカームダウン ~越冬アジア旅行編~


やまーんフレンズ!
こちらはコーカサスはジョージア。
お隣アゼルバイジャンのビザ待ちで日本人宿にチンしてます。

ただでさえ4週間自転車に乗ってなくてぶくぶく太ってるってのに、
プロ料理人の旅行者が来てさらに体重ましまし中。
昨日はちゃんこ鍋。シメのラーメンからの雑炊までいただいてお腹いっぱい夢いっぱい。
はちきれちゃいそです。今日は居酒屋料理のフルコースらしい。

自転車乗るのが怖いよー!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブログは2018年越冬アジア旅行、ドネシアだよーん!



bali1 (1)
インドネシア中部の遺跡、ボロブドゥールを観光したのが前回のブログ。




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ボロブドゥールからは古都ジョグジャカルタへ。
やたらと競ってくるおっちゃんと先頭交代しながら走る。




bali1 (3)
画期的なギターの運び方。




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ジョグジャカルタで泊まったお宿は激安なのにゴージャスなひと部屋貸し切り。




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ひさびさ都会に出てきた。
なにかお祭りでもやってるんじゃないかという人混み。





bali1 (6)
ネシアでは都会以外でお酒を見つけることができなかったので念願のお酒を飲みに
ジョグジャカルタのカオサン通り、マリオボロ通り。

この日はサッカーの日本代表戦があったのでバーヘゴー!




bali1 (7)
飲んで食っての贅沢ナイト!
ローカルレストランの3倍くらいの値段やけど、生野菜はついてるし量も多くて大満足。

マリオボロ通りはかつてはバックパッカーで賑わってたらしいけど、いまは閑散としてる。
オーストラリアが近いのでホリデーシーズンはすごいらしい。





bali1 (8)
ジョグジャカルタではたいして観光もせずにバスターミナルへ。

インドネシアの自転車走行は辛すぎるうえにのんびり感もないし、
目指すバリ島までに興味を引く寄り道場所もない。
楽しくないまま2週間もサイクリングするのは時間もお金ももったいないので、
サクッとバスに乗っちゃいまーす。





bali1 (9)
すぴーすぴーさゆっぴー




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ジャワ島からバリ島へ、夜明けごろバスごとフェリーに乗る。

奥に見えるのはバリ島最高峰のアグン山3014m。




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バリ島中部に到着して自転車チェック。異常なし!
荷物の積み込みよしっ!




bali1 (12)
お花のお供え物。
イスラム教徒の多いインドネシアながら、バリ島はヒンドゥー教の島で、
お花にお米、お香などを乗せたこんなセットを女性が家の前やお祈り場所にお供えをする。
供えものを置きすこしお祈りして何事もなかったように家事に戻っていく姿はとても美しく、
信仰の深さが知れる。
そしてバリ島に着いた時からなにかいい香りがすると思っていたら、このお供え物のお香だった。バリ島はどこへいっても白檀の香りが漂っている。



bali1 (13)
これまたバリヒンドゥーの祭りの飾り。
街中ののものが目新しいものだらけで、次はどんな景色が広がってるんだろうと
ワクワクしながら前へ前へと自転車をこいでいた。
旅が長くなると何を見ても既視感があって好奇心がそそられることが減ってくる。
この感覚はひさしぶりだー!




bali1 (14)
バリは寺院だらけ。
教会やモスクは長旅で見飽きてきたけど、ヒンドゥー寺院は初めてで新鮮。
前面に施された彫刻と装飾は豪華で迫りくる迫力。
ほんと町のどこにでもあって、日常生活に溶け込んでいるように感じた。凛とした雰囲気。




bali1 (15)
お祭りの時期以外でもバリ島をぶらぶらしているとどこかでこんな行列に遭遇する。

これまでのインドネシア・ジャワ島は地獄のサイクリングやったけど、バリはいい!
運転も心なし穏やかに感じるし、島全体が穏やかな雰囲気で自然も豊か。
好きですバリ💖




bali1 (16)
バリ辺りの名物らしい激マズウコンドリンク。
バリは好きやけどこれは・・・




s-PB011031.jpg
バリ島といえばトロピカルな海やけど、内陸部のウブドゥも外せない観光地。
自然と寺院が多く、とにかく静かに過ごすことができる。

そんなウブドでちょっとゆっくりすることにして、お宿はちょっといいところをチョイス。
プール付きのお部屋にクーラーが付いてなんと1300円もしない!!
安いドミに泊まってもひとり500円くらいするならこっちの方がよっぽどいいよね。




s-PB021037.jpg
夜もあたたかいからお酒飲んでプールに入って温泉気分。




s-PB021043.jpg
こっちの観光はもっぱらバイク。
ぼくは朝夕ひとりで釣りに行っちゃうので
その間さゆっぴもひとりで動けるようにバイクの練習。

ところがあまりのセンスのなさ(!) こりゃバイクに乗らない方が・・・と思うけど、
この先まだまだインドネシアに滞在するから早いうちに乗れるようになっておいた方がいい。
本人が大丈夫っていうし、とりあえず近距離から慣らしていくことに。

にしても、
写真撮るときいつも目をつむるさゆっぴ。
バイク乗ってる時にも写真撮ったら目をつむっちゃうんやね。危ないよ。




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おサルさんいっぱいモンキーパークへ。




s-PA311650.jpg
きゃっきゃうふふ




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ダラダラごろごろしていやがるぜ!




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モンキーパークは渓谷のある自然公園で中に寺院もあったりして、
おサルさんを眺めながらゆっくり散策できる。
インドネシアのサイクリングやバリのビーチで疲れた人には絶好の癒しスポット。




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デッキウォークや橋であっちこっち行ける。




bali1 (21)
デフォルメされた愛らしい顔の神様。ほんとバリヒンドゥーはいいよねー。

バリでは大木や大きな岩にも何か意味ありげな布が巻かれていてお祈りの対象になっている。
多神教のヒンドゥー教と自然を敬うアニミズム(精霊信仰)の混ざったバリヒンドゥーは、
日本人にとって心地の良い宗教に感じるはず。




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大きな寺院もあるよ。




s-PA311666.jpg
森の中の寺院、なかなか大きい。でも入れない。




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きれいな沢沿いも歩けます。




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森でゆるふわっぴ。




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ウブドゥの町中にある寺院。




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ベリッシモ!




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町中にあるだけで特別たいした寺院じゃなかったけど、修復作業を見ることができた。
作業しやすい高さにするための作業足場に日よけを乗せた竹の作業台。
竹の組み方が勉強になります。





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固めたばかりでまだ生乾きのやわらかいセメントをノミで彫っていく。




bali1 (29)
ドネシアではラルフローレンのお店が多い。
土産物屋で偽物が安く大量に売ってるのでこれはお金持ちの観光客用。




bali1 (30)
アジアらしい染め物。




bali1 (31)
お菓子の小袋、ひとつ10円くらい。

さーあお次はバリの海へ!?
そろそろ釣りがしたいよー!



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ボロブドゥール遺跡へ ~越冬アジア(釣り)旅行編~


ジョージアから予約投稿3発目!!

これがアップされる頃はアゼルバイジャンで石油温泉に入ってるかなー


そーんなわけで2018年10月ごろのインドネシア越冬(釣り)旅行の続きだよー




bolobuibudda (1)
世界最悪と言われるインドネシアの首都ジャカルタの地獄の渋滞を抜けたものの、
インドネシアはこれまで70ヶ国旅してきた中でいちばん運転マナーが悪い国だった。
街中も田舎もどこに行っても結局は地獄。
ひさびさの熱帯で暑さにもやられ、辛い走行がつづく。




bolobuibudda (2)
しかしジャワ島も中部で山を越えて内陸に入るころ、雨季に入った。
雲がでて涼しくなった分だけかなり楽になる。




bolobuibudda (3)
幹線道路もマイナールートも交通のひどさはかわらんけど、
トラックがいないマイナールートを選ぶことがふえた。
もちろん舗装状況とか勾配とか考えてね。





bolobuibudda (4)
ちょっとしたレストランでお食事。




bolobuibudda (5)
バクソ。100円くらい。

鶏ガラのスープに鳥のつみれ(バクソ)を浮かべたヌードル。
麺はたまご麺、米麺、平麺から選べることが多い。
奥に浮かんでるのは豆腐を揚げたやつ。これまたポイント高し。




bolobuibudda (6)
最後に900mくらいの峠を越えて下ってきたら、目的のボロブドゥールの村に着。

世界遺産にもなっている世界最大級の仏教遺跡、ボロブドゥール遺跡が目的。
カンボジアの「アンコールワット」ミャンマーの「パガン」と並んで三大仏教遺跡にも名を連ねる。

ボロブドゥールの街はちょうどいいサイズで坂もなく歩きやすい。
なんたって歩道があるっ!!インドネシアの奇跡!




bolobuibudda (7)
ボロブドゥール遺跡ではマノハラホテルという高級ホテルが主催する
「サンライズツアー」というのに参加して、遺跡の上から朝日を拝むツアーに参加する。

チケットは町中のオフィスでゲットしたものの街中でお酒を出すレストランが見つからず、
結局そのマノハラホテルまで歩いてビール&高級メシ。

っても500円くらいなんやけどねー





bolobuibudda (8)
帰り道にはさゆっぴのでぶっぴが発動。
ついさっき腹いっぱい食ったのにロティを買って帰る。
チョコ&アーモンドとオレンジかなんかのコンビネーション。
10cm×10cm×20cmくらいあるので大ボリューム。100円くらい。



bolobuibudda (9)
さぁサンライズツアー!
マノハラホテルに5時着。受付で懐中電灯を貸してもらってボロブドゥール遺跡へ。
真っ暗で遺跡の全体像が分からないまま、9階層あるてっぺんへ!

村の明かりがぽつぽつ見える。




bolobuibudda (10)
あいにくの曇り空できれいな日の出は見れなかったけど、朝もやのかかった夜明け。

ちなみにこの時周りには100人以上の観光客が。




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遺跡の上部にはストゥーパと呼ばれる仏塔が建っている。




bolobuibudda (12)
これがストゥーパ。




bolobuibudda (13)
中にはお釈迦さま=仏陀が。





bolobuibudda (14)
破壊されたのか自然に落ちたのか。





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ストゥーパが崩れて露出してるお釈迦さまも。





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ボロブドゥール遺跡のいちばん高いところに中心塔。

この中には仏像は据えられておらず、大乗仏教での「空」をあらわす様式だとか。





bolobuibudda (17)
ボロブドゥール遺跡は780年ごろから当時の王朝によって建造が始まった
漆喰とかコンクリとかアースバッグとかを使わず、岩を積み上げただけの工法。
計504体の仏像があり、9階層がそれぞれ仏教の三界に分かれている。
下層から、人間のいる欲界、その上は神と人間が触れあう世界である色界
上部にはいる無色界となっていて、この建物自体が巨大な曼荼羅でもある。

イスラム帝国の侵略・破壊から隠すため(諸説あり)、ジャングルの密林の中に隠れていて、
1814年にイギリスの探検家によって発見され、発掘・修復が開始された。



bolobuibudda (18)
ダメだよー!
地元の人らは登ってたけど、仏教遺跡だからリスペクトがないのか?



bolobuibudda (19)
9階から下へいく。





bolobuibudda (20)
これは全体像ね。山感!!




bolobuibudda (21)
壁面のレリーフには仏教の説話や物語が描かれている。
上の方の階層には天界の物語。
降りていくと、色界、無色界へと変わっていく。





bolobuibudda (23)
これは四門出遊という、シッダールタ(仏陀の幼名)王子が外の世界を身にいくシーン。
一般大衆の生の苦しみを知り、仏教界に下り、修行者となることを決めることになる。





bolobuibudda (24)
これはなんだろう。茶話会かな?

人間が描かれているので欲界ですね。




bolobuibudda (25)
モーモーさんもいます。





bolobuibudda (26)
ぞ、ぞ、ぞ、ぞう!!




bolobuibudda (27)
カラス人間もいます。

この辺はヒンドゥーとか土着の宗教とも混ざってる様子。





bolobuibudda (28)
うーん、、、右から4番目でっ!!





bolobuibudda (29)
2階くらいから上見たところ。





bolobuibudda (30)
バリのヒンドゥーっぽいね。





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ケチャ!





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天人も一般人もみんなでお祈りだー!!





bolobuibudda (33)
デケーっす!





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角から。
ボロブドゥール遺跡には4面すべてに階段があり、構造が同じで、正面がないらしい。





bolobuibudda (35)
カッコつけてる姿がもはやダサいという考えは無いのか?





bolobuibudda (36)
広場には中国政府が主催する式典の準備が。

金ぴかの仏像にでっかいスピーカー。そのセンスよ・・。





bolobuibudda (37)
象も飼われてます。




bolobuibudda (38)
でかい実。





bolobuibudda (39)
サンライズツアーを申し込んだマノハラホテルでは、観光後に軽食をいただける。





bolobuibudda (40)
遠足できたっぽいマレーシアの子供たち。





bolobuibudda (41)
これがボロブドゥールの正面入り口。




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≫ EDIT

メシウマインドネシアの自転車走行は地獄death ~越冬アジア旅GTパラダイスを目指して編~



これまた2018年10月ごろのインドネシアの続きだよーん
ジャカルタでJKT48の公演で恋をし、釣り道具も仕入れ、いざ自転車旅。
GT=ジャイアントトレバリーのいる海へ!



s-キャプチャ
ルートはこんな感じ。
ジャカルタから東に進み古都ジョグジャカルタを通りつつ、GTのいそうな海があれば釣りをしながらバリ島、ロンボク島、へと進んでいく。





polandia-punya-cara-atasi-kemacetan-jakarta-zmjkdftern.jpg
うすうす気づいていたけど、ジャカルタ都心部を横切って東に進むとなると、
この大渋滞の中を突っ切っていかなくてはいけない。
迂回するルートも考えたけど、どっちにしても大渋滞にかわりはないので、
右左折なしでひたすら直進できるルートを選び突き進むことにした。

が、、、あまりにこの大渋滞が辛すぎた。
写真なんて1枚も撮る余裕がなかった。地獄。

大渋滞の道路の端っこを走るにもマンホールのフタが無かったりぼこぼこで走れないし、
すこし中央寄りを走ると右から左から追い越していくバイク、車。
バスはかぶせるように前に回り込んで急ブレーキ、
人を昇降させ黒煙を浴びせながら去っていく。

前後左右を囲まれた状態でジリジリと進む渋滞。
タンデム自転車は前後2人のペダルが繋がっているので、いっせーのーでの掛け声で同時にペダルを踏みださないとバランスを崩してしまう。
スタートした瞬間前が詰まって急停止、すぐにまた動き出してを延々繰り返す。
その間もすり抜けしてきたバイクが左右後方からプレッシャーをかけてきて、
挙句の果てにはこの大渋滞の中を逆走してくるやつもいる。

あまりのキツさに汗はだくだくと流れ、イライラばかりたまっていく。

しばらく走ってみてこの国だけの運転ルールが存在することに気づいた。

「前方の車両優先の運転」。

前にいる車(バイク)の運転に自分が合わせ運転をする。後ろを気にした運転をする必要はない。

例えば前の車の無茶苦茶な運転を避けるとき、うしろの車を気遣ってできるだけやさしくよけたり、ウインカーをだしたりする必要はない。それを避けるのは後ろのドライバーの仕事だから。自分の前の車にいる車にだけ対応して運転する。
なのでバックミラーは必要がなく、誰も見ない。そういう連鎖で交通が成り立ってる。
これは本当に見ない。よく海外のドライバーはバックミラーを見ないというけどそういうレベルでなくてほんとうにまったく見ない。必要がない)

わき道からメインの大きな道にバイクが出てくるとき、普通なら合流前に一時停止をして右側を見て車が来ていないのを確認してから合流する。
しかしインドネシアでは確認するのは後方から走ってくる車の仕事なので、右側から車が来てようが確認する必要がない。何の確認もなく一時停止もなく、細い道からそのまま道路に飛び出し合流する。

これが自転車にとっては最悪で、こっちを見ずに合流してくるバイクを避けようにも、
車の流れより自転車が遅いので、車線側に避けることができない。
バイクが合流してくる度仕方なくブレーキを握り、一度もこっちを見ずに合流し走り去っていくバイクを眺めながら、スピードが落ちて重くなったペダルを力いっぱい踏んで再加速する。これを一日中エンドレスで繰り返す。


こんな大渋滞は街を抜けるまで3時間ちかく続いた。




jakji (1)
とにかく町の中心から抜け、幹線道路ではない道なら少しはマシかと思ったものの、
マイナー国道も、道路沿いにはエンドレスで家々が立ち並び、
車、バイク、トラックがぶっ飛ばしていく。

2億6千万人の人口はダテじゃない!!
大都市部だけでなく、郊外に出ても田舎に行っても、
どこもかしこも家々で埋め尽くされている。
農村部だとしても人のいないキャンプのできそうな無人区間なんてなく、
とにかくすべての場所に人がいる。バイクがいる。
それがみんな右から左から狂った運転をするもんやから一秒たりとも気を抜くことができない自転車乗りにとっては最低最悪の国。




jakji (2)
ホンダのスクーターを隙間なく満載したトラック。
路肩がないのでこれが30cm横をすり抜けていく恐怖と言ったら・・・




jakji (16)
熱帯の暑さにもやられた。




jakji (3)
涼しそうな屋台で昼ご飯。




jakji (4)
MIE AYAMは、ミー(麺)+アヤム(鶏)
ガスコンロで麺を茹で、トッピングの野菜をその場で刻み、乗っけて完成。




jakji (5)
ここのミーアヤムはトマト入り。
ダシはつけ麺のような濃いもので、濃厚な唐辛子が入って辛いけど、
香草がきいていて味が多い!旨い!!
これはインドネシア前半で食べたベスト屋台。

インドネシア料理はなぜかどこでも量が少ない。
麺料理でもナシゴレンでも、米菓子(味付きの時もある)やえびせんと一緒に食べてお腹を膨らませる。




jakji (6)
幹線道路からマイナールートを選んでのんびりしたような景色になったけど、
車やバイクの交通量が減ることはなかった。おまけに、車線が減る分だけ車が近く、
自分の横で車同士がすれ違う時の危険さといったら・・・

これならむしろ幹線道路の方が安全なので、メインの国道に戻ることにした。




jakji (7)
泥棒発見?
ホテルの部屋のカギを閉じ込めたらスタッフが扉をこじ開けてくれた。

自転車で走行すしているときはあまりホテルには泊まりたくない。
タンデム自転車から荷物を外して宿内に運ぶ労力と、
スタッフによる盗難のリスク。キャンプの方が時間を気にせず気楽やし楽しいよね。

けど今はさゆっぴ(女子)もおるし、こっちの物価は1泊800円くらいと安いし、
クーラー付きの宿にチェックインしてシャワーを浴びたら屋台へGO!
これが正しいインドネシアの歩き方。
クーラーガンガンじゃないと眠れないカラダになっちゃったよー。




jakji (8)
ほんと北欧ヨーロッパから比べると料理のバリエーションは100万倍増えた。
野菜の種類も多い。タケノコなんて5年ぶりくらいに見たでほんま。
揚げた魚と鶏、謎ソース。米があるっていいねー。辛し。




jakji (9)
ほう!自転車道路!!
と思ったらバイクは来るわ、逆走だらけやわ、むしろ危ないサイクルレーンでした。




jakji (10)
世界最低最悪ファックでシットでクソでうんこなインドネシアの交通状況。

でもなぜか、停止線は守る。

急ブレーキで後ろから突っ込んでくることになろうが何が何でも事故ってでも
停止線の手前で止まる。信号無視しまくりのバカ運転のくせに停止線だけは絶対に守る。

なんでやねんインドネシア・・。

あれだけクソな運転しといて停止線なんて、もうどうでもいいやろ・・。
停止線だけ守ってんじゃねーぞインドネシア!守るな!もう停止線守るな!!!


あとで聞いてみたら、停止線を守ってないのは警察が簡単に取り締まれちゃうから、
罰金がこわくて停止線を守ってるとのこと。
つまりは信号無視とか無茶苦茶な運転とかはそのまま逃げちゃうってことやんね。




jakji (11)
宿に泊まってぶらぶら。
おさかな屋さんで並んでる魚を見てビツクリ!
近海もののカツオ、フエダイ、スズメダイ系のやつ。そこ混じって、バラマンディ!!

バラマンディ、近種の魚も合わせて世界中の釣り人に大人気のターゲットで、
アフリカではタンザニアでナイルパーチ、日本でも近種のアカメをある地方に狙いにいった。
大型化するしその強烈な引きといったらヤミツキだぜバラマンディ!ディ!

聞いてみるとこの近くの浜で獲れたとか。
そういや汽水域に集まったりするみたいやから川があったら調査に行ってよう。
インドネシア釣り旅行の楽しみがまたひとつ増えたー!




jakji (12)
デコボココンビの食堂もおいしかった!




jakji (13)
SOTO AYAMという、鶏ガラスープのラーメン。
どれだけ感じ取ろうとしても、何が入っているのかまったく分からない複雑な薄味。
調味料を自分で足して好みに完成させる。

インドネシアでいちばん好きになった料理。




jakji (14)
2週間ほどこいでようやく曇りの日。ちょっとマシだ。
さゆっぴも笑顔。



jakji (15)
SANKYO





jakji (17)
どこにでもある料理。フライドチキン。 
これは世界中にあるからあえて食べる必要もないんやけど、
何も見つかんなくてしょうがなく食べてみたら、炭火焼きだからむちゃウマ!





jakji (18)
信号赤かー。ん?何かおるぞ。

クネクネくねくね動く不気味なやつ。
近寄りたくねぇな・・・




jakji (19)
やっべーこりゃ絡まれたら大ケガするやつだー
目線合わしたくないけどこっち見ながらクネクネ踊ってるー(恐怖)

でもこの生物、案外おだやかなようでこころよく写真を撮らせてくれた。




jakji (20)
田舎だー米だー!われら米の民ー!




jakji (21)
道端にはいろいろ売ってて休憩しやすい。南国にきたのを実感。
さゆっぴが食べたことないっていうのでストップしてみる。




jakji (22)
こっちではお高い100円くらい。
実際とくべつおいしいもんでもないんやけど、たまに飲みたくなるよね




jakji (23)
陽がでるとほんとに暑いー。 自転車をこぐのはきっちり1時間。
商店で自転車を止め、冷たい炭酸をキュイーンといっき飲みだぜコンチキショー!




jakji (24)
だいぶ進んできました。
ジャワ島の東端ジャカルタから中部に入ってきた辺り。
農地が増え、お米やらお米やらお米を盛んに栽培している。




jakji (25)
インドネシアの有名料理、ミゴレン(MIE GORENG)、焼きそば。
これも外せない安定の味。





jakji (26)
高級っぽいホテルが安くてラッキー、1泊1部屋800円くらい。
宿の中心には広ーい屋根ありスペースがあって、象の神様ガネーシャが鎮座。
インドネシアはイスラムの国ながら、島や地方によってヒンドゥーやキリスト教徒もいる。

旅をしていてヒンドゥーエリアに入るのは初めて。
なにやらいい香りのお香が漂っていてなごみますー




jakji (27)
デパートで中華料理。
中華はやっぱりセカイイチ!!




jakji (28)
これまた豪華な料理。
淡水魚ティラピア。
こっちの川で獲れたやつっぽくて泥臭さがたまんない。空芯菜と。




jakji (29)
どんだけ腹いっぱい食べてもスイーツを食べたがる別腹系女子さゆっぴがみつけたロティ。




jakji (30)
ホットケーキみたいなパンにチョコとかアーモンド、各種フルーツのジャム
なんかをはさんで焼いたやつ。日本でも流行ったとか?

めちゃうま!激太り!危険なヤツ!!




jakji (31)
脱落して必要だったボルトを買いに寄ったバイク屋さん。

インドネシア人は運転はクソでカスで最低でどないかなってまえといつも思ってるけど、
人はほんっとにあったかくて穏やかで、適度な距離感があるから大好きです。




jakji (32)
インドネシア第二の都市、古都ジョグジャカルタに向かう山道に入った。
1000mくらいの標高を上るルートになると雨が。インドネシアでは初の雨。

これが2018年の雨季で初めての雨らしく、
空気中のホコリが雨水に含まれるので町も自転車もドロドロに。

インドネシアでの自転車走行は交通状況、気候、風景の変わらなさも相まって、
これまで旅してきた70数か国の中でダントツに辛い場所やった。

美味いネシア飯と、タンデムに乗ってくれるさゆっぴがおらんかったら
途中でくじけてすぐにヒッチハイクしてたんやろうなーと思う。




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