ラストサムライたちの住む町=パラグアイ・イグアス日本人居住区 ~夏休みの風景~
どこにあんだパラグアイって? ハト胸18番汚すぎやろ!!(W杯)
ってなくらいのことしか知らずやって来たパラグアイ。
パラグアイの日本人移住区にあるペンション園田はすごいぞ!
と、今から1年前、メキシコ・ペンションアミーゴにて、バイクで世界一周中の石澤ゆうこ&よし夫妻に強く勧められてたのがなんでか頭に残ってた。
旅の酸いも甘いも知り尽くしてる(たぶん)熟年夫婦、とくに甘いところの知り尽くしっぷりは半端ないヨシさん(特にエロ)が熱く語ってて、こりゃパラグアイにゃあ何かあるな。ゆうこさんの手前隠してる何かもあるんじゃないかと。
その何かとはピンクな何かなのか、それとも赤い?いや金色か!? まさか白ってことは・・・
なんしかそれを確かめに来たわけです!

赤土の大地、灼熱のジャングルを切り開いてイグアス日本人居住区はあった。
こっからちょっとイグアス知識を。
日本から南米への移住が始まったのは100年以上前のこと。
しかしペルーやブラジルなどではJICA前身の海外移住斡旋団体による誇大宣伝、約束された土地・資金が渡らないなど、日本政府の詐欺同然の移民政策に対する不満が爆発していた。
しかし戦後復帰の人口爆発で失業者は溢れ、冷え込んだ地方の景気は回復のめどすら立たず、海外移住での一攫千金を夢見て、家族単位・村単位で移住を希望する人たちがいた。
南米最後発の約50年前から日本からパラグアイへの移住は始まった。
JICAは他の国での反省から、パラグアイ移住に関しては徹底的な農地調査と土地や資金の融資を行った。
それでも初期の移住者はジャングルをのこぎり1本で切り開いていくという途方もない作業から、大豆畑を作り、日本人の持つ勤勉で少しずつでも豊かになるための努力を続け、現在パラグアイ国内に確固とした地位を築いている。
現在パラグアイ国内に10か所の日本人移住区があって、ここイグアス移住区には約800人の日本人移民がいるけど、そのうち約300人ほどは日本へ「出稼ぎ」に行っている。
こっちで学校を出て技術があろうと、外国育ちの日系人を雇ってくれるのは多くの場合が工場の現業で、多くの日系人が働くその工場内にすら「ガイジン」としての差別があるという。
確かにペルーやブラジルのように日本語の話せない日系人はあからさまな違いが見て取れても、ここイグアス移住区の日系人は顔もまんま日本人なら日本語もぺらぺら。 二重国籍で(違法やけどね)日本の国籍も持ってるし、今の日本に住んでる日本人よりよっぽど日本人らしくあろうとしている。
ここイグアス移住区では日本人会が採石場などを経営し、その利益で日本人会員の会費負担を減らし会員数をキープ。
小中高学校を作って日本語教育に力を注いでいるおかげで、イグアスは子供に至ってもみんな日本語がぺらぺら。
幼いころから現地のスペイン語教育の学校と日本語学校に昼夜で通い、スペイン語はもちろん、人によっては現地語ガラニー語まで話す。
日本より日本らしい心を持った人たちが地球の裏側にこれだけたくさんいて、日本語を子供やさらにその下の代まで紡いでいく努力をしていること。
それをこれまでまったく今の今まで知らなかった自分が居ても立ってもおられへんくらいに申し訳なかった。
日本で就職・結婚してパラグアイを離れる若者の多さは深刻な問題になっている。、

この大鳥居の地球の真裏は沖縄の宮古島だとか。

これは農協のスーパー。
日本人移民の多くは大豆農家で、それをまとめる農協には日本の野菜や食材も多く並んでる。
玉ねぎとかどこでも売っているもの以外では、山芋、長ネギ、サツマイモ、きゅうり、白菜、オクラ、しょうが、醤油、納豆、味噌、ふりかけ、ご飯ですよ、海苔、鮭などなど。

パラグアイは赤土の大地。炎天下の下歩くと体力を大量消費。
広い道の脇にちょこちょこ民家があって、セミの中を聞きながら汗をダラダラ流して歩いていると、子供時代の夏休みにタイムスリップしたような気持ちになる。

皇太子(現天皇陛下)パラグアイ訪問記念碑。

タイムスリップ中に見つけたDATSUN。オブジェでなく現役。

アイス屋さん 石橋

グランドでは少年野球が!!

これは水・土・日曜限定オープンのカラオケスナック。
女の子のいる店ではなく、ママが一人いてお酒を飲んで唄うところで、
イグアスに移住された1~3世の方々に移住当時の苦労話を聞かせてもらうことができた。
とくにこのマイクを握ってる中島さんは、猛烈酔っ払いキャラで、次の日には会ったことや約束したことを100%忘れてる人やけど、中島さんのお話はガイドブックで読むのとは大違い、聞く側だけじゃなくて、語る側にも涙があふれる。
もちろん最低限の礼儀や失礼にあたらない服装は必須!!

たくさんの話を聞かしてもらって心が引き締まった後は、やっぱりみなさん酔っ払い!
唄って酔っ払って楽しくすごさしてもらい、べろんべろんに酔っ払い・・。

このあたりで有名な落ち着きキャラともさんもこの通り。

パッと見、普通の民家のここは、土日限定オープンのラーメン屋竹下。

営業日は土日のみで、しかもAM11:30~PM1:30という狭き門!!
というのも、竹下ママが月から金曜までかけてひとりで準備するから。
*パラグアイ通貨5000ガラニーが約1ドル。

ラーメンのワカメ以外の食材はすべてイグアス移住区産(海ないからね)というこだわり!!
餃子をつまみながらビールを飲んで、ラーメン食ったらシメはあずきバーというのが定番コース。

ペンション園田の向かいの病院の裏庭では釣りができ、

しょっぱなから40cmのナマズが釣れ、小魚ピンコが入れ食いに!

ペンション園田で働くアキ君はみんなに好かれるいい人キャラ。
物腰の柔らかさはぼくら日本人旅行者が太刀打ちできるレベルじゃないけど、いろいろ突っ込んでみると砕けた部分が見えてきて、また一層アキ君のことを好きになる!! 久しぶりに出会った、いい男。
しかしここ最近、アキ君腹黒説が(笑)

そのアキ君に連れてってもらい、イグアス移住区の卓球部の練習にお邪魔させてもらうことに。
小学校の体育館みたいなココは日本人会館。

中学のころに経験のあるぼくが旅行者では強かったけど、本気のアキ君には11-2とか3でボロ負け。
小太りながらサッカー・卓球がすげーウマイ。
このギャップはなんだ(笑)

忘れちゃいけないここペンション園田の現オーナー、はじめさん。
この人はアキ君と真逆の腹黒キャラ。
でも毒を吐きつつもすげー働いてる姿や、気遣ってるところもちょっとあったりして(ちょっとね)、ペン園の大黒柱DA!

そんなペン園にやってきたフランス人Gayaと日本人ひろみさんのカップルサイクリスト。
Gayaは7年も世界を周っていて、ひろみさんは途中から合流してブラジルを目指す。
しっかりしてるのにどこかとぼけた感じの2人の会話がおもしろく、つくづくいい相手を見つけたなーって思った。
ぼくもこの自転車世界一周旅行を決めた時から、「新婚旅行自転車世界一周」で行きたくて、いろいろ努力して相手を探してきたけど結局見つからず。
カップルで旅してる自転車乗りがうらまやしいのだ!!
あー結婚してー

灼熱のパラグアイでは南米名物マテ茶も氷水で出したテレレという飲み物に変わる。
これをパラグアイスタイルの回し飲みで飲み干せば、マテの苦みと冷たさでキュッと体が引き締まる。
冷やしついでにもう一枚

ラーメン竹下さん、冷やし中華始めました。 (1~3月)
日本より日本人らしい気持を持って日本を誇りに生きている人たちが地球の反対側にいること。
なかなかパラグアイに来る機会はなくても、日本に住む人たちにそれを少しでも知ってほしいと、にわか滞在者ながら心の底から思った。
パラグアイ・イグアス日本人移住区、ぼくの大好きな所です!!
毎週登場してます! NHK「地球ラジオ」
I'm apearing on this NHKradio program!
http://www.nhk.or.jp/gr/shoukai/
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Compere under Japanese character and figure,
It'll be 4digit, and, Tipe fixed one!

ってなくらいのことしか知らずやって来たパラグアイ。
パラグアイの日本人移住区にあるペンション園田はすごいぞ!
と、今から1年前、メキシコ・ペンションアミーゴにて、バイクで世界一周中の石澤ゆうこ&よし夫妻に強く勧められてたのがなんでか頭に残ってた。
旅の酸いも甘いも知り尽くしてる(たぶん)熟年夫婦、とくに甘いところの知り尽くしっぷりは半端ないヨシさん(特にエロ)が熱く語ってて、こりゃパラグアイにゃあ何かあるな。ゆうこさんの手前隠してる何かもあるんじゃないかと。
その何かとはピンクな何かなのか、それとも赤い?いや金色か!? まさか白ってことは・・・
なんしかそれを確かめに来たわけです!

赤土の大地、灼熱のジャングルを切り開いてイグアス日本人居住区はあった。
こっからちょっとイグアス知識を。
日本から南米への移住が始まったのは100年以上前のこと。
しかしペルーやブラジルなどではJICA前身の海外移住斡旋団体による誇大宣伝、約束された土地・資金が渡らないなど、日本政府の詐欺同然の移民政策に対する不満が爆発していた。
しかし戦後復帰の人口爆発で失業者は溢れ、冷え込んだ地方の景気は回復のめどすら立たず、海外移住での一攫千金を夢見て、家族単位・村単位で移住を希望する人たちがいた。
南米最後発の約50年前から日本からパラグアイへの移住は始まった。
JICAは他の国での反省から、パラグアイ移住に関しては徹底的な農地調査と土地や資金の融資を行った。
それでも初期の移住者はジャングルをのこぎり1本で切り開いていくという途方もない作業から、大豆畑を作り、日本人の持つ勤勉で少しずつでも豊かになるための努力を続け、現在パラグアイ国内に確固とした地位を築いている。
現在パラグアイ国内に10か所の日本人移住区があって、ここイグアス移住区には約800人の日本人移民がいるけど、そのうち約300人ほどは日本へ「出稼ぎ」に行っている。
こっちで学校を出て技術があろうと、外国育ちの日系人を雇ってくれるのは多くの場合が工場の現業で、多くの日系人が働くその工場内にすら「ガイジン」としての差別があるという。
確かにペルーやブラジルのように日本語の話せない日系人はあからさまな違いが見て取れても、ここイグアス移住区の日系人は顔もまんま日本人なら日本語もぺらぺら。 二重国籍で(違法やけどね)日本の国籍も持ってるし、今の日本に住んでる日本人よりよっぽど日本人らしくあろうとしている。
ここイグアス移住区では日本人会が採石場などを経営し、その利益で日本人会員の会費負担を減らし会員数をキープ。
小中高学校を作って日本語教育に力を注いでいるおかげで、イグアスは子供に至ってもみんな日本語がぺらぺら。
幼いころから現地のスペイン語教育の学校と日本語学校に昼夜で通い、スペイン語はもちろん、人によっては現地語ガラニー語まで話す。
日本より日本らしい心を持った人たちが地球の裏側にこれだけたくさんいて、日本語を子供やさらにその下の代まで紡いでいく努力をしていること。
それをこれまでまったく今の今まで知らなかった自分が居ても立ってもおられへんくらいに申し訳なかった。
日本で就職・結婚してパラグアイを離れる若者の多さは深刻な問題になっている。、

この大鳥居の地球の真裏は沖縄の宮古島だとか。

これは農協のスーパー。
日本人移民の多くは大豆農家で、それをまとめる農協には日本の野菜や食材も多く並んでる。
玉ねぎとかどこでも売っているもの以外では、山芋、長ネギ、サツマイモ、きゅうり、白菜、オクラ、しょうが、醤油、納豆、味噌、ふりかけ、ご飯ですよ、海苔、鮭などなど。

パラグアイは赤土の大地。炎天下の下歩くと体力を大量消費。
広い道の脇にちょこちょこ民家があって、セミの中を聞きながら汗をダラダラ流して歩いていると、子供時代の夏休みにタイムスリップしたような気持ちになる。

皇太子(現天皇陛下)パラグアイ訪問記念碑。

タイムスリップ中に見つけたDATSUN。オブジェでなく現役。

アイス屋さん 石橋

グランドでは少年野球が!!

これは水・土・日曜限定オープンのカラオケスナック。
女の子のいる店ではなく、ママが一人いてお酒を飲んで唄うところで、
イグアスに移住された1~3世の方々に移住当時の苦労話を聞かせてもらうことができた。
とくにこのマイクを握ってる中島さんは、猛烈酔っ払いキャラで、次の日には会ったことや約束したことを100%忘れてる人やけど、中島さんのお話はガイドブックで読むのとは大違い、聞く側だけじゃなくて、語る側にも涙があふれる。
もちろん最低限の礼儀や失礼にあたらない服装は必須!!

たくさんの話を聞かしてもらって心が引き締まった後は、やっぱりみなさん酔っ払い!
唄って酔っ払って楽しくすごさしてもらい、べろんべろんに酔っ払い・・。

このあたりで有名な落ち着きキャラともさんもこの通り。

パッと見、普通の民家のここは、土日限定オープンのラーメン屋竹下。

営業日は土日のみで、しかもAM11:30~PM1:30という狭き門!!
というのも、竹下ママが月から金曜までかけてひとりで準備するから。
*パラグアイ通貨5000ガラニーが約1ドル。

ラーメンのワカメ以外の食材はすべてイグアス移住区産(海ないからね)というこだわり!!
餃子をつまみながらビールを飲んで、ラーメン食ったらシメはあずきバーというのが定番コース。

ペンション園田の向かいの病院の裏庭では釣りができ、

しょっぱなから40cmのナマズが釣れ、小魚ピンコが入れ食いに!

ペンション園田で働くアキ君はみんなに好かれるいい人キャラ。
物腰の柔らかさはぼくら日本人旅行者が太刀打ちできるレベルじゃないけど、いろいろ突っ込んでみると砕けた部分が見えてきて、また一層アキ君のことを好きになる!! 久しぶりに出会った、いい男。
しかしここ最近、アキ君腹黒説が(笑)

そのアキ君に連れてってもらい、イグアス移住区の卓球部の練習にお邪魔させてもらうことに。
小学校の体育館みたいなココは日本人会館。

中学のころに経験のあるぼくが旅行者では強かったけど、本気のアキ君には11-2とか3でボロ負け。
小太りながらサッカー・卓球がすげーウマイ。
このギャップはなんだ(笑)

忘れちゃいけないここペンション園田の現オーナー、はじめさん。
この人はアキ君と真逆の腹黒キャラ。
でも毒を吐きつつもすげー働いてる姿や、気遣ってるところもちょっとあったりして(ちょっとね)、ペン園の大黒柱DA!

そんなペン園にやってきたフランス人Gayaと日本人ひろみさんのカップルサイクリスト。
Gayaは7年も世界を周っていて、ひろみさんは途中から合流してブラジルを目指す。
しっかりしてるのにどこかとぼけた感じの2人の会話がおもしろく、つくづくいい相手を見つけたなーって思った。
ぼくもこの自転車世界一周旅行を決めた時から、「新婚旅行自転車世界一周」で行きたくて、いろいろ努力して相手を探してきたけど結局見つからず。
カップルで旅してる自転車乗りがうらまやしいのだ!!
あー結婚してー

灼熱のパラグアイでは南米名物マテ茶も氷水で出したテレレという飲み物に変わる。
これをパラグアイスタイルの回し飲みで飲み干せば、マテの苦みと冷たさでキュッと体が引き締まる。
冷やしついでにもう一枚

ラーメン竹下さん、冷やし中華始めました。 (1~3月)
日本より日本人らしい気持を持って日本を誇りに生きている人たちが地球の反対側にいること。
なかなかパラグアイに来る機会はなくても、日本に住む人たちにそれを少しでも知ってほしいと、にわか滞在者ながら心の底から思った。
パラグアイ・イグアス日本人移住区、ぼくの大好きな所です!!
毎週登場してます! NHK「地球ラジオ」
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http://www.nhk.or.jp/gr/shoukai/
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| 16 BOLIVIA-ARG-BOL | 08:32 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑