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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

2018年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年10月

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バイク乗りの聖地、マン島へ!!~クラシックTTとホンダの夢ノ跡編~



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ヘイメーン!!
現在U.Kの旅を終え、飛行機に乗ってバヒューン!と大陸へ。

やってきたぜHOKUO!!
ローマ字で書くと牛乳っぽいっけどまさにそんな感じ、乳くせーぜ北欧!!

いろいろツッコミどころはあると思うんだけどさ、
そこんとこは胸にプットして今はドントアスクだぜマイフレン!

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そーんなわけでブログはまだまだ8月真っただ中のイギリスのお話だゼーット!


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自転車旅を再開、ロンドンからビートルズの町リヴァプールへ。
リヴァプール観光は3時間くらいでやっつけちゃって港へgo!

夜8時のフェリーで深夜1時に到着したのはIsle of Mann、マン島。



IoM (1)
夜中1時着だったのでフェリーターミナルで寝れるかと思ってたけど夜間閉鎖らしく追い出された。
地図で発見したキャンプ場に行くにしても夜道を走るには遠い。
何よりキャンプ場の管理人もきっと寝てるよね。
どうしようかと携帯を見るも、イギリスの携帯会社と契約してあるのに電波が拾えない!!

それもそのはず?マン島は「英国王室属領」。
イギリスの一部ではなく、英国王室の一部らしい。
なんじゃそら大英帝国・・。

ってことは!! マン島もひとつの国でカウントしていいのか?? そりゃセコイか(笑)

そーんなわけで電波がない!

夜中に放り出されてネットもない、うーむ。
暗闇の中、目を凝らしてみると、首都(!)ダグラスの町とは反対の方向に山影が見えた。
山まで行って森の中に入り込めばきっとテントが張れるはず。
とりあえず朝になるまで山の中で夜を明かそう。


 
IoM (2) 
ダグラスの町のはずれ、普通の国道がこんなことになってる。
バイクのオイル会社MOTULのクッションバリアが道路脇に設置され、
よく見てみると車道と歩道の段差には白・黒のペイントが。

これって・・・ サーキット!!
そう!ここマン島はバイク乗り憧れの島なのだ!

毎年マン島では、市街地をぶっぱなす公道オートバイレースの世界最高峰「マン島TT」が行われる。

最高時速320km/h、平均時速220km/hでぶっ飛ばすのはサーキットではなく島の生活道路。

舗装もぼこぼこだったりマンホールがあったり、壁は普通に民家の壁だし、山の方はガードレールもないのでコースアウトするとそのまま崖下まで空を飛んでいくことになる。

恐ろしいことに1年あたり平均2人のレーサーが死亡している、超デンジャーなレースなのだっ!



とりまこれ見てぶっとべ!




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現代日本の秘蔵っ子こと磯田喜之は自転車で世界一周してますが実はバイクの方が趣味だったりするのだ!


このマン島TTというのは1950年代、敗戦後の日本に希望を与えたいと本田宗一郎(HONDA)が初めて世界に挑んだ舞台であり、それってつまり工業国ジャパンがはじめて世界で注目されたってことなのだ!!工業日本の夜明けぜよー!




倒産寸前の本田宗一郎が日本に希望を~で、マン島TTに挑む「プロジェクトX」が超泣けるんよね。

この動画じゃないんやけど、これもイイっ。ハンケチ必須!


マン島では年に一度6月に行われるレース「マン島TT」が最高峰で、

その予選を兼ねていたり、より多彩なカテゴリを持つ「マン島クラシックTT」が8月に行われる。

今回はバッチリその期間にグゥ~なのだ!!

フェリー宿代が高騰してるのも気になんねぇ!キャンプだぜ!泳いでいくぜ!魚釣るぜー!!


長くなりましたが、「マン島クラシックTT」を見るためにここまでやってきた訳です。



そーんなわけで夜を過ごすためにやってきた山のほう。岬の灯台の下にスペースを発見。

天気も良かったのでテントを張らず寝袋にくるまって眠ると、数時間後に雨が。

あわててテントを張って眠りなおすと徐々に荒れ始めた天気は朝方にはA・RA・SHIに!

風が強すぎてテントから出れなく2時間ほどテントを押さえたけどいよいよ壊れちゃいそうなくらい荒れてきたので、覚悟をきめてエイヤっと外へ。

いろんなモノを風に飛ばされ失いながらもなんとか撤収、山を下りてふたたびフェリーターミナルへ避難。


フェリーターミナルのあるのは首都ダグラス。島の南東部。

周囲200kmほどの島で、4日滞在するベースキャンプは島の反対側、南西部のPeelという町のキャンプ場。

山道を40km走らなくてはいけない。


いやだー!いやすぎるー! 

雨の中走行が嫌すぎてむだに荷物・雨具のチェックを2時間くらいしてみたものの天候は回復せず。

ぶつぶつ言いながら外へ出て出発。はぁ~いやだ~


すると後ろから呼び止める声。 ん?誰か乗せてってくれるの??


超フレンドリーな笑顔のおじさんで、旅の話など雑談してるとガサゴソとカバンからマイクを取り出した。

なんとラジオ番組のパーソナリティーらしく、雑談が取材に切り替わった。

同じようなことをもういちど話してると、雨が小降りになってきたのでごめんやけど行くよ。とバイバイ。

走り出してから、ラジオ会社聞いときゃ良かったなーとか考えつつ、

でもラジオがないからなんにしても聞かれへんことに気づいた。


そーんなわけでパンツの中までビショビショになりつつPeelのキャンプ場に到着。

なんやかんやでその日は終了。



IoM (3)

マン島2日目!! 写真はピール城。


今日はレースの行われる日。

ってか昨日もレース日やったけど雨で中止になってたらしい。

レースが行われるってことは、島のメイン道路が通行止めになる。

そうなると昨日ダグラスからここピールまで走ることはできひんかったので雨でラッキーやったんかも。


キャンプ場は世界中のバイク乗りの数百台のバイクとテントでぎゅうぎゅう詰め。

浮かれず落ち着いてキャンプを楽しんでるとなりのおじいちゃんは何十年も続けてやってきてるらしく、

おすすめ観戦ポイントを教えてもらい向かってみると、

「もしかしてそのタンデム自転車で世界一周してる日本人か?」と話しかけられた。

昨日受けたラジオの取材はあの直後に放送されたらしく、それを聞いて声をかけてくれたらしい。

ラジオ局は島いちばんのラジオ局「MANX RADIO」で、かなりの聴取率らしく、この後あちこちで声をかけられることになる。



さてさてレースのほうはこの時クラシックレース!

なんということか、ぼくの大大大好きなジャンル!!

ぼくは上の写真のバイク以外にもあと2台、合計3台のバイクが家にある。




s-est2.jpg 

その中でもいちばん手を入れ愛情を注いできたバイクはカワサキ・エストレヤ。

イギリスのクラシックバイクをモチーフにしたバイクをさらにモチーフにしたバイク(笑)

ぼくのはそれを1960~70年代の旧英国車風に改造している。カフェレーサー!

そんなぼくの趣味ど真ん中ドストレートの胸キュンストライクバイクたちがー!!



IoM (4)
おっと、レースが始まりまずあらわれたのは普通のバイク。今どきのヤツ。
 


IoM (5) 
おや? 微妙~に古い、CBR。



IoM (6)
こ、、これは「つうかあ」!!じゃなかったレーシングニーラー。
超絶体重移動が面白かっこいいサイドカーバイク。
ってかその先にクラシックなのいるじゃーん!
 


 IoM (7)
ここからはクラシックバイク祭りひゃっはー!!




IoM (8) 
ビモータ、ドゥカティ、トライアンフ、BSA、ノートン、MVアグスタ、、、
ほかにもぜんぜん知らんかったマチレスとかヴィンセントやら、

セパハン&バックステップ&ロケットカウルは飾りじゃねぇ!
走りのために生まれた装備なんだっ!!

 こーんな50歳以上の旧車がフルスロットルで駆け抜けてく。老体にムチー!
クラシックバイクのシングルサウンドが北別府じゃなかった五臓六腑に染みわたるゼー!!



IoM (10) 
インディアン!!
 


IoM (11)
うぎゃー!!ついにきたー!!モノホンのホンダー!!!
他のクラシックレーサーより甲高いサウンド。マフラーがびびるような音を立てて駆け抜けていく
ホンダRC。世界でいちばん好きなバイクです。



IoM (12)
RCがくるー!いっぱいくるー!!
物知りおじさんによると、今年はホンダとマン島TTの何かしらの何十周年らしく、
特別ホンダRCが多いらしい。そんでもってホンダイベントがあるとかないとか?



IoM (13)
ライムグリーンの風が吹き抜けるー!

オトコカワサキラブズッキューン♡

何がうれしいって、自分は日本人でホンダやカワサキやスズキヤマハにプライドを持ってるけど、
超絶プレミアムなこんなオールドバイクを整備しレースに挑み、愛し続けてくれてる人たちが世界中にいるってこと。見下してるアジアの小国にお株を奪われて憎む。ってならず、いいモノはいいと認めてる。
ここにいると日本人ってことが誇らしく感じる。
ありがとうホンダカワサキスズキにヤマハー!!バイク好きでよかった!



IoM (14)
さっきの観戦場所は90°コーナーからの立ち上がりでいまいちスピード感がなかった。
(代わりにシングルバイクの前開ドコドコサウンドが楽しめたけどね)
なので封鎖されてる道を迂回して山を越えダートを走り、長いストレートにやってきた。
会員制なのか有料なのかすんげー特等席な敷地があるけど、入ったらまずいよなーと思ってると、
これまたラジオを聴いてくれたおっちゃんに話しかけられ一段高いVIP席へ!!
おまけにヒーコーにマフィン、サンドイッチなどなど出してもらいレースの説明、
お願いしたら肩でも揉んでくれそうなVIP待遇。ほんとに感謝です。



IoM (15)
このおっちゃんがVIP席に招待してくれた。
ちなみにこのバイク、世界に一台しかないBURNEYというものらしく、
世界中の金持ちから言い値で売ってくれという話があるけど手放さない宝物。3速手動変速。
なのにそんな貴重なバイクが現役で!しかもロンドンから奥さんとタンデムでマン島まで毎年来てるらしい。乗っちゃだめだよ!!
さらにさらにはオリジナルにこだわってるから塗装が剥げても塗りなおせへんという、
大事にしてるのかそうでもないんかよく分かんない愛し方(笑) まぁバイクは乗ってこそやんね!



IoM (16)      
秋に行われるオバケカボチャの品評会。その為だけにビニールハウスが。
ヒマなんでしょうね、ここの人ら。



IoM (17)
バイク漁りにGO!
手前から1960年代、70年代、80年代とならぶカワサキグリーン。
ロケットカウルのもっこり感が好きだー!



IoM (18)
70年代のん。
直線的な感じが混ざってくるね。



IoM (19)
80年代の。
なんだタンクのとこの丸はっ!
カクカクしてるテールといい、これはこれで好き♡



IoM (20)
無料のバイク博物館に入ってみる。
ピカピカのBSA。鏡代わりに一家に一台。



IoM (21)
スズキ、GT380。
ほぅ、2stで三気筒。マッハとかのライバル車なんかなー。
乗ってみたいね~



IoM (22)
だれだか有名レーサーが乗ってたTRIUMPH。
トリンプじゃないよ!トライアンフだよ!



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TRITON。
なんでもTRIUNPHのエンジンをNORTONに搭載したバイクらしい。
TRIUMPH+NORTON=TRITON!!

無駄なものが一切そぎ落とされたシンプルなエンジン回り。
赤と銀ってこんなに合うんですね。



IoM (24)
ハンドル回りもシンプルビューティー!
自転車のハンドル回りとたいして変わらんシンプルさ。美しいゆおー!



IoM (25)
ダイナミックだよタンク&シート!!
乗ってみたくなりすぎますー!


IoM (26)         
いやぁほんとシンプルで整備がしやすそう。
でもボルトナットのサイズは英インチサイズというアメリカで使われてるあのインチと互換性のないサイズらしい。英旧車を買うときは注意なっ!



IoM (27)
どっひゃー!!ホンダが初めてマン島TTに出場した時のやーつ!!!

「1959 HONDA MECHANICS CAP」

マン島に来て見たものの外車との差に愕然とし、毎晩夜通し作業を続けバイクを仕上げていたホンダクルー。そんな彼らをイギリスの新聞は「日本人は天井のネズミ」と揶揄した。

誇り高き天井のネズミキャップ!!
 


IoM (28)
VELOCETTE ベロセット。
オイル漏れが点滴レベル!


IoM (29)
RUDGH-WHITWORTH。
もはや1920年代・・。


IoM (30)
ARIEL。1930年代。


IoM (31)
ふぅ、なんだか落ち着くね、BSA.
ラビットとかに通じるこのベージュ、好きです♡



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20年とか30年くらい前のんじゃ新車と変わらんよね?



IoM (34)
はしゃぎ疲れて海へ。

大好きなクラシックバイク、それもホンダRCをリアルで見ることができて、
それも全開でぶっ飛ばしてるサウンドを全身で浴びまくったマン島クラシックTT。
ラジオ出演のおかげもあってほんとみんなにかわいがってもらった島滞在でした。
クラシックレース以外にも最新鋭のSSバイクのレースやら数十カテゴリーのレースが2週間にわたって行われていて、それを見に来たバイク乗りやレース出場者で島全体がテンション高く、一年のうち数か月がこんな状態で慣れてるはずのマン島の人たちですらウキウキ楽しんでた。

ちなみにレースや来島者のバイクを見ていると、半分くらいが日本製バイク。
日本の工業発展のシンボルともいえるホンダ、その活躍と現在も愛されている姿を見ることができてうれしかったなー。ホンダRCかっこよかったー!

・・ってもまだまだい終わんねーぜマン島!!長くなったから次回につづくー!!


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自転車旅スタートだよーん@アイルランド ~運河とキャンプとビートルズ編~

ヘイメーン!
エジンバラよりブログ書き溜めだメーン!

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ブログは8月中旬、みんなと仲良くなった虹のコンキスタドール、、、
じゃなかった、グッドタイムズ@ロンドンをついに出発。
ようやくタンデムあいのり旅が始まるよー!!



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ロンドン出発は宿の子たちとビートルズのアビーロードに行ってから。
タンデムの後ろには19才チェリーボーイたいち、つづいて元海女ちゃんパリピのみすずちゃん、
さらにはパリピみすずちゃんのお友達。チェリー摘みの少女となるかっ!?



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ロンドン市街を1時間ほどで離れると一気に牧歌的なイギリスがお目見え。これこれー!



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イギリスではこっちの携帯会社のSIMカードを入れてるので携帯が使える。
なのでGoogleマップの地図を見ておすすめルートを使ってみる。
すると、運河沿いのサイクリングロードに。
車もおらんし人もほとんどいない。こりゃあ最高じゃまいか!!



dep (3)
なんかこーんな長ーいボートがいっぱい浮かんでる。
中をうかがうとソファがあってキッチンがあってテレビがあって。
まるでキャンピングカーならぬキャンピングボート。

犬の散歩してる人に聞いてみると、
こんな運河は昔からあったけどただの川として利用されることなく放置され草ボーボーだったらしい。かつての交通手段だったナローボートの文化を守ろうとクルーズできるように15年前ほどにイギリス全土の運河が整備されたらしい。

ホテルのようなこのナローボートをレンタルして運河を旅するというイギリス独自の遊び。

 

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イングランドはほとんど山はないのっぺりとした地形。
といってもずっとなだらかな丘がつづいてるので地味に高低差がある。
運河はほとんど流れていないので閘門を使い、水位の高い方から低いところへ水を流し込み水位を調整し行き来する。パナマ運河みたいなやつね!

 

dep (5)
これは写真奥の上流(高)から手前側下流(低)に向かうナローボート。
水位の違う上流と下流のふたつの閘門に挟まれた閘室に水を流し込んだり抜いたりして水位を変え、船を通過させる。
この写真の時は、これから手前の閘門を開けて閘室(ボートのあるとこ)にたまってる水を抜き水位を下げ、通過していくところ。
のどかだー



dep (6) 
ナローボートのスピードは歩くのよりちょっと早いくらい。時速6kmくらい。
閘門があると水を溜めて抜いてで、通過するのに30分はかかる。
一日がんばってよく進んでも20kmくらいが限界らしい。
コーヒー淹れてのーんびりとすすむボートの旅。
バカになりそうなくらいのどかだー!

この写真では、人や自転車の通る道は運河の右岸にある。
これが2kmほど先では橋で反対岸に渡り左側になる。そしてまた2kmほど先でまた反対岸へ・・。
橋は急角度になってるのでしょっちゅう橋を越えるのは地味にしんどい。イライラしてくる。

なんでこんなことになってるのかというと、昔々はエンジンを使わず馬に陸からボートを引っ張らせていた。
ずっと同じ側の岸から引かせていると馬の筋肉が左右どちらかに偏ってついてしまう。それを避けるためには左右バランスよくひっぱらなくてはいけない。
なので数キロごとに引っ張る向きを変えられるよう、通路が数キロごとに入れ替わるようになっている。なるほどー。



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初日のキャンプは最高の森!!
道路から遠くて静かで見渡す限り広くてふかふか!
幸先いいぜイングランドー!



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翌日通りがかった村はお祭り間近でハタがパタパタ。



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スーパーで見かけた寿司はとんでもねえ色をしてた。
右上のピンクっぷりと、その下の毒々しい真っ赤なネタ。
ひとつ食う毎に寿命が1時間ずつ縮んでいきそう・・。



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運河沿いのサイクリングロードは完全ダートに。
それもシングルトラックになり、やがて消えてしまった・・。
しょうがないので農園を突っ切ろうとするも柵から出れず、さまよう。

イギリスは個人主義が徹底していて道路と農地や民家の境界には柵、塀、生垣が高くそびえている。
これが曲者で、キャンプによさそうな空き地や森があっても入っていくことができない。おまけにイングランドでは田舎でもほぼすべての土地が農地か牧場になっていて、
キャンプに最適な「誰のものでもない場所」というのが存在しない。
ただでさえ柵があるってのに、キャンプ場所を探すのにひどいときは2~3時間かかって真っ暗になってしまうことも。



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よく考えてみるとちゃんと自転車に乗るのって日本にいた1年間は皆無やったし、
アフリカも最後の2か月くらいは乗ってない。つまり1年半ぶりの自転車! 
なので、半日くらいのサイクリングで体を慣らしていく。
運河沿いの道はダメなことが多くなってきたので、遠回りやけど車の少ない道を行く。
今は焦ってもしょうがないのでのんびりと体を慣らそう。



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しばらく一緒に走ったイケメンは身長2mくらいの20歳。
足が長くて長くて、後ろで見てるとなんと自分の足の短いことよ。
家に招待してくれてご飯とコーシーをごちそうになる。ほんっとイケメン。
ロンドンで一緒やった19才チェリーとは歳は近いけどえらい違いやなー



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ベリーの季節。
茎がトゲトゲなので焦らず摘みます。

 

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これまた幹線道路を避けて迷い込んだ教会?
広大な敷地にひとっこひとりおらず、なんの看板もない。その割きれいに芝は刈られてる。
謎の宗教団体?的な雰囲気を感じつつウロウロしてるとおばちゃんが飛んできてなんだか怒ってる。
はいはい出ていきますよーところでここ何? と聞いても教えてくれない。ますます怪しいぜー!

と思ったら何のことはない、会員制のゴルフ場でした。なるほどね。


 
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ストラトフォード・アポン・エイボンという町ではたまたまシェイクスピアの生家が。
お金持ちって感じでもないし貧乏でもなさそうなふつうのおうち。
ヨーロッパの建築やと石を積み重ねた建物が多いけど、石(レンガ)だけでなくて木材も使われてる。
そんでもって壁は珪藻土的なので固めてある。日本の伝統的なのとちょっと近い。
シェイクスピアの劇はぜんぜん知らんけど、ハロルド作石の7人のシェイクスピア読んでたので中盛り上がり。



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この日はキャンプ場へ~!
広ーい牧場のようなキャンプ場。お隣さんが遠いー!



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キャンプ場に着くとオーナーのテズがお茶を入れてくれあれこれ話が盛り上がる。
さっさとテント張って風呂入ってきな!最高のフィッシュアンドチップスをご馳走してやんぜ!
にゃおーんありがとー♡
そういやキャンプ場のお代はいくら??
そんなもんはいいってことよ相棒!
ラブずっきゅんすぎますー♡♡♡



 dep (18)
おぉぉーこれがフィッシュ&チップスか!
でけえぜ!とにかくでけえ!
お味のほうは、、、 シンプルだ!
魚と芋を揚げてあるようだ。間違いないっ!
とりあえずケチャップをくれ!


dep (19) 
普段の半分くらいの距離をゆっくりゆっくり10日走って、バーケンヘッドという町に到着。
マージー側というほぼ湾みたいな川をフェリーで渡った対岸がリヴァプールなのだ!!

ここは大航海時代の旅立ちの港。
数々の冒険家が未知の大陸を目指し旅立っていったんやろうな~。
ちなみに豪華客船タイタニック号が沈没することになった処女航海への旅立ちもココ。



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開運倉庫の並ぶアルバートドッグ。



dep (21) 
こういうの好きよね。



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なんだかすんごい厳めしいんやけど案外一般のビルらしいRoyal Liver Building。



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そしてリヴァプールといえばコレ!またまたビートルズだー!
若き日のビートルズが出演していたキャバーンクラブ。
実はほんとうのキャバーンクラブは道をはさんだ離れた場所にあるらしいけど、
これはそこを模したレプリカ的な場所らしい。内装とかは同じだって。

・・と思ってたけど、いまよく写真を見てみたらキャバーンクラブじゃなくてキャバーンパブって書いてないコレ?(笑)



dep (24)
さぁーてリヴァプールでビートルズと大航海時代に思いをはせた後は、
憧れのあそこに向かうぜー!! ブオンブオォーン!!!



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ロンドンの日々 ~スカタライツアゲインで旅のロケットスタート編~


ワツァップフレンド!

地震に台風にと日本は災害が続いてるようですね。
ほんと日本ではこんなに災害が多くて毎年毎年なにかしらの被害が出てるのに、
ヨーロッパでは石を積んだだけのマンションや教会が数百年変わらず在り続けてるのを見て何とも言えない気分になります。
とにもかくにも一日も早く落ち着かれますように。

現在はスコットランドでパスポートを無くしてゲッソリしてるんやけど、とりあえず3週間ぶりに宿に泊まっているのでかけるだけブログを上げていきまーす!



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ブログは8月中旬のロンドンでの日々だよーん



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メトロ、、じゃなかったtubes。
ありゃ?アメリカはメトロ、イギリスはチューブって中学校で習ったけどふつうにメトロって書いてたなー
なんしか地下鉄。

荷物待ってる間、あんま好きじゃないとはいえちょっとくらいは観光も行かんとね。



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ビッグベンは現在工事中。



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ウェストミンスター宮殿は現在の国会議事堂。
なんとここではこの3日前に車が突っ込むテロ?(犯人がシリア人で動機や裏付けができてないもよう)があった。
去年には大勢がなくなるテロもあったので今回もかとかなり騒然としていた。

現場はいたって通常営業。



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宿で仲良くなったチェリーボーイたいち19才と元海女ちゃんでパリピのみすずちゃん。
ニコニコしてるチェリーの後ろのゲートに車が突っ込んだ。



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大英博物館。

リアルジャイアン大英帝国が世界中からぶんどった貴重な品々が展示されてます。

個人的にはイギリスは音楽やバイクやらで好きな国やけど、国としては現在も続いてる多くの国際問題に一枚噛んでる。
というか元凶となったクソみたいな国と思ってます。
パレスチナ問題、中国のチベット征服、北アイルランド独立問題、
過去をたどればフォークランド紛争、アヘン戦争、奴隷貿易オーストラリアなどなど。

個人的に好きなエピソードは、
後継ぎができず、若い女と再婚したかったヘンリー〇世。
しかしローマカトリック教会は離婚を認めない。んじゃカトリックやめてイギリス国教会つくっちゃおーって国&国民の宗教かってに変えちゃうやつ。

いやーすがすがしいくらいカスですこの国。気になる人はググってみてね。キーワードは「ブリカス」だよ☆



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エジプトの動物モチーフの神様が好きです。
リアルさの中にざっくりまるっとした可愛さがたまりません。頭の上の丸はなんだっ!



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メーメーさんのスフィンクスもいました♡



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就寝中。電気消してあげたくなります。



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本邦初公開、ミイラの作り方!
しれっと局部を隠す作業員がグッジョブ!

大英博物館は地方年代ごとに分かれて展示されていて、その中でもヨーロッパとエジプトに力は言ってんじゃないかと思う。
ヨーロッパものにはそんなに興味がないのでさらっと。
エジプトさんのはカイロにあるエジプト考古学博物館に以前行ってるので比べるとかなり見劣りがする。
ここまで来て中国のを見てもしゃあないしなーと思ったら日本コーナーが!
そうだそうだ!富岳三十六景の「波ばっしゃーん」があるんだった!!

と思ったら、まさかの工事中! なんてこった・・。
まぁ日本にもいっぱいあるから帰ったら見に行こう。



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今回いちばんのお気に入りは、天体儀?なんてんだろ?
サターンとかジュピターとか惑星がくるくる同期して回るような天体観測器。



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あーそだ!これも素晴らしかった!! エスキモーのヤッケ!!!
アザラシの内臓を(腸やっけ?)を縫い合わせた一品。
この形!完成度!そして透明感(笑)
男の中の男ならもっておくべきアウトドアアイテムでしょう。

寒いのややけどこれ作りに北極行こうかな~



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さてさてロンドンで滞在している日本人宿グッドタイムズでは宿泊客スタッフと仲良くなり毎晩飲んでた。
イギリスはレストランとか物価は高いけど(タバコ1箱1600円)、スーパーで売ってる食材は案外安いのでシェア飯が捗るぜ。
チェリーボーイたいちが意外な才能を発揮したオムライス。

ほんと毎回後悔するけど、みんなでいる時の写真はねぇ!
楽しんでるときって写真とろうなんて考えへんよね。
おもしろい子いっぱい集まってたのになー、無念。



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おもしろい子。
タケナカー!!



s-14,
モテもせんのに面食いをこじらせて未だチェリーボーイの19才(お母さんが超かわいい♡)と、ようやく届いた荷物。

今回は荷物の受け取りにすげー時間がかかった。
いったい何が問題やったのかというと、荷物に関税がかかるという連絡で宿に電話したけど不在、
その後連絡が取れずに荷物があちこち彷徨いだし、検査ラインの途中では取り出すわけにいかずあちこち回され・・。
結局、予定到着日から8日遅れた。宿には3泊延泊し、おまけに関税が140ポンド。


19600円!!!


テントとか寝袋とか自分のモノ受け取るのになんでこんな金払わなあかんねん!!と思うけどうぐぐー、、、
これがないと旅もできひんししょうがない。
ちなみに、送り状に「Personal Belongings(個人の身の回り品)」って書いとくと関税をパスできたりするんやけど、
今回は書くの忘れったー。



荷物も受け取ったし長居してお金つかってしまったのでぱぱっと出発すっぺ。
久々のキャンプも楽しみやしなーとか思ってたらオーマイーガー!!
何気に調べたロンドン夜遊び情報にスカタライツが!


夜に行われるイベント。


しかも野外で!?


フェス・・・だとっ!


MURYO!!! 


ってーことは、
フェスの野外夜が無料だー! じゃなかった、夜の野外無料フェスだー! しかもトリだー!!!

さらに滞在伸びちゃうけどこりゃ行くっきゃねーぜヤーマン!!



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宿から電車と歩きで1.5時間くらいかけて郊外のイーストハム公園へ。

UNDER THE STARS FESという4日間連続で毎晩行われる無料フェス。
この日はジャマイカのアーティストばかり。やっすいレゲエでもやるんかと思ったらスカ・ロックステディーも!
分かってんじゃんイギリスー!!

オープンの20時、OAはLEVI ROOTS。
まだ辺りは明るく、しっかり上がるルーツレゲエ!
バックの白人バンドがなんとも精密な演奏。
ビール買うのに30分並んでてちゃんと見れなかったけどとりまハッピーに!


つづいてロックステディーの貴公子、BITTY MCLEAN!!
アルトンエリスのようなスウィートな歌声が夕焼け空に飛んでって、あたりに甘~い余韻が充満してる。
人の好さそうな笑顔となんだかワクワクしちゃうダンスで1パイントのビールが3分で蒸発しちまったぜ。

つなぎのDJは60'sジャマイカンのキラーチュ-ンを連発。
ほとんど黒人のオーディエンスは曲を知らない若い世代も腰から踊り始める。

こないだのドーバースカタライツ遠征の時もそうやけど、集団の中にひとり中国人が紛れ込んだ状態。
オレらの音楽知らねぇだろ?みたいな顔でじろじろ見られるのも酔っぱらうとむしろ気持ちいい。


 ※この辺からコアな話になってきます。



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そして満を持してのカウントダウン、スカタライツだー!!!

Freedom SoundからのEastern Standard Time、ここんとこよく演るTwo For One。メロウな流れ!!
はじめ意外そうな顔でこっち見てた黒人といっしょになってモンキーダンス!
ビンビン響いてくるリズムと豊かすぎるホーンの波。もう笑顔がとめられへん!素敵すぎる!踊れー!!

こないだドーバーのライブハウスでは、室内でメンバーに触れられる距離、客は白人の年寄りやった。
それが今回は野外フェス、大ステージ!そしてジャマイカ系移民!黒い波!
ロケーションも客層もぜんぶ正反対やなーとかボンヤリ考えたりしつつでもどっちだって盛り上がるんだー!

ドリーンシェファーが登場し、ボブマーリーがどうとか言ってSimmer Downやって、リアルロック、
Latin goes Skaのラスト盛り上がりの泣けるとこまたまた録画したー!100憶万回はイケるでコレっ!!

ステージ脇になんか気になるでっかいハンチング被ったおっさんがおるなーと思ってたら、
Ska CubanoのNatty Boじゃまいか!!

このSka Cubanoってのはもちろん音楽的にもいいんやけど、音楽が好きじゃなくてもちょっと興味がわくステキな実験バンド。

1960年代カリブの国々は次々と独立を果たし、音楽的にもジャズとそれぞれの国の音楽が融合するという開放的なムーブメントの中にあった。 しかし1962年に封鎖されてしまったキューバだけはその流れに乗ることがなく、良くも悪くも古い音楽が残ることに。
イギリス人のNatty Boは、もしキューバ危機が起こらずカリブの島々の音楽革命がキューバにも波及していたらどんな音楽が生まれていたのか? その疑問を解き明かすため、当時のキューバ腕利きミュ-ジシャンを選りすぐり、古くも新しい存在しないはずの音楽を作りだした。
社会主義の国を動かしてこんな訳わからん実験するようなむちゃくちゃなエネルギー。
Natty Boの動きがまたたまらなくダサくてかっこよくて、これまた客をノせる~


そーんなわけで今回も空前絶後に酔っぱらってしまい何をどうして帰ってきたのか・・・
口笛で演奏して自分で歌う一人バンドスタイルでステップ踏みながら歩いてた映像だけ残ってます。

ちなみにこの夜は、The Trojansのギャズメイオールのクラブでイベントがあった。
世界一のSKAレコードコレクター、そしてショーンメイヤーの息子。狂ったダンス。リンゴ追分、ギャズメイオール!!

すんげー行きたかったけど疲れすぎてた。
今夜のイベントはブルース寄りやったしと言い訳し、スカタライツを反芻しておやすZZzzz・・・



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そーんなわけで、半端なかったぜロンドン・・。
義務でする観光よりも好きなことやらにゃあいかんばい。趣味が多くてよかった。

最後に義務でエイビーロード行って出発だぜー!
グッドタイムズで知り合ったみんなありがとな!
合言葉いくよ!せーのっ!


虹のコンキスタドーールっ!!


最後のビートルズ写真はバックパッカーのショウダイ君に取ってもらった。こんなブログやってるよー!
こまきねポンプの漢2人旅


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