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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

2019年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年08月

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ロンボク島GTポイント開拓でトホホ ~ボウズがひと月半経過編~


やぁ、ぼくだよ!
おとといは、この旅を始めたときから10回目(!)の、誕生日でした。
たくさんの人にお祝いのメッセージをいただいちゃってほんとにほんとに嬉しかったです!ありがとうございました。
自分は人に何にもしてあげれてないのにこんなに自分のことを考えてくれている人がおるんやなぁと思うと、
この一年はすこしでも自分の考えるいい人間に近づけるようにしようと、
ちょっとした決意を固めたような固めてないような・・・

そーんなわけで(!?)相変わらずなぼくだとは思いますが、この1年もどうぞよろしく願いします!


でだ!現在はイランから始まった灼熱砂漠を走り抜け、中央アジアはウズベキスタンへたどり着きました。
一週間もしないうちに「世界の屋根」と呼ばれるパミール高原(ヒマラヤ山系)に入ります。

タンデム自転車できたことを深く後悔するであろう厳しい山々ですが、
その分とんでも絶景に出会える予感でドキがムネムネしています!


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ブログは2018年12月くらいの越冬東南アジアGT釣り旅行。
ジャワ島からバリ島を経て、ロンボク島でGTを狙うオハナシ。


qp (1)
ロンボク島にやってきて2週間、くらい。
小魚は釣れるものの、目指すGT(ジャイアントトレバリー)は未だ1度のアタリすらない惨敗の日々。

ロンボク南部・クタの超居心地のいいゲストハウスを拠点に、
タンデムに乗ってくれてるさゆっぴを置き去りにして毎日釣りに行った。

釣りといっても、もはや釣りをしている時間は行動時間の2割くらいで、
大荷物を担いで山を越え、岬を目指し、ポイントが悪ければまた次の岬へ。
と、地図にある岬を西へ東へひとつひとつ巡っていく日々。

釣りができるスペース、海底の地形、それに加えて潮通しの良いこと。
この3つが揃う釣り場はなかなかなく、近場の岬は周りつくし、
もはや毎日片道100km近くバイクを運転するまでに。




qp (2)
放牧なのか、牧場なのか、こんな原っぱの道なき道を進む毎日。




qp (3)
ここは潮通しも良く魚がいそうやったけど、沈み根(海底の岩場)が水面近くまで張り出していて、
もし魚を掛けたとしても、釣り上げることはできなさそうなので、却下・・。

ポイントとしてはいいのに釣りができないのはツラすぎますー!




qp (4)
島にある釣具屋めぐり。片道60km。

毎日毎日これだけ努力してもまったく釣れないアタリすらない理由は、
自分のウデではなく道具のせいにでもしないと精神が持ちたない(笑)




qp (5)
ロンボク島南部・西部で回れるところはすべて回った。
地図上でもっとも有力そうな場所を残して・・。

ココでダメなら今回のインドネシア釣り旅行は惨敗ということになる。
バリ島でダメ、開拓の進んでいないロンボクでダメとなるともうめぼしい釣りポイントはない。


さぁ、最後の希望を目指していこうじゃないか、ロンボク最西部の岬へ!!

まずは舗装された山道をバイクで2時間。




qp (6)
海はきれいだー

海水浴しに来てんやったら海飛び込んでビール祭りなんやけどなー




qp (7,)
ダートにはいる。




qp (8)
ダートに入るとむちゃくちゃ道が悪い。
石がゴロゴロしてる中で崖みたいな急坂や、エグレまくって走るラインが無かったり。
飛んだり跳ねたり滑ったり、その振動がすごくてぎっくり腰きそうになって何度も休憩。

バイクにかなり乗り慣れてる人じゃないとこれない道。
岬はすぐそこでもう見えてるってのにぜんぜん近づかない。

歩くくらいのスピードで6kmを1時間半かかりつつも岬の付け根にたどり着いた。
そこからは深いジャングルで、その中に家々が点在した薄ーい集落のようになっていて人も見える。
でも道はない。

井戸端会議してるお母さんたちに近づいて「マンチング!(釣り)」と言いながら岬の方を指さすと、
ここを通っていきなと敷地内を通らせてくれた。
しかしそこは獣道のようなトレイルで道に迷ってしまう。
バイクを押したり引いたり、コンパスで方角を確認したりしてると、どこからともなく村の少年登場。

こっちだよ。っと道を案内してくれる。

ありがとう助かったー!と手を振りさっそうと走り去るも、また袋小路。
すると前方の草をかき分け子供がまた現れた。
バイクより速く先回りするって、おれは化かされてるのか?

そんなこんなで汗だくになってバイクを押して子供についていくと、ビーチに出た。




qp (9)
岬の先までさらに2km。
ここにバイクを止めてビーチを歩いていくのか・・。
絶句していると、漁具の網を直していた漁師のおっちゃんらが
「バイクで走ってきゃいいんだよ!」ヤシの実を割ったジュースを差し出しながら言う。

常識的には、タイヤの細いスクーターで砂浜なんて走れるわけがない。
それに、チェーンとかの油に砂が噛んでしまうし塩水もかぶる。走れたとしてもやるべきではないこと。

ううむ・・。

でもきっとおっちゃんらは日常的にスクーターでビーチを走ってるみたいやし、
このおっちゃんらにできておれにできないわけがないっ!!
ってかここまで来たら行くしかない。3時間以上かけてきて引き返すなんてありえない。

おれのバイクじゃないし!と覚悟を決め砂浜にタイヤを降ろす。と、
前輪が砂に埋もれバランスをくずして転倒!

子どもらに手伝ってもらってバイクをおこし、なんとか砂浜に降り立った。

今度は足で地面を蹴り勢いをつけながらアクセルを一気にふかす!
スピードが出てないとタイヤが埋もれて走ることができないはずだ。


おぉ、、おお!! すっげードリフトするけど走れる!おぉーちょっと楽しいぞコレ!!


と思ったのも束の間、
波が作った段差に前輪がはまってバイクより先まで吹っ飛ばされた。

漁師のおっちゃんら大爆笑。殴りたい。

すると、身振り手振りでなんかコツがないのか尋ねてる横を、
バイクに2ケツしたカップルが何事もなかったかのように砂の上を走り去っていった。

なんてこった・・ 
砂の上をスクーターで走るだけでもアレやのに、
空前絶後のバイクスキルを持つこのおれでさえ走られへんってのに、
さらに2ケツでなんてデタラメすぎるやろ・・。


駄菓子菓ー子!!ここまできて自信を失なってる場合じゃない!
敗戦から学ぶのがわれら日本人のスペシャルスキルじゃまいか!!


考えよう。颯爽と走り去ったあの2人に何かヒントがあるはずだ。むむぅ・・。


そうか!ひらめいた!なんか引っかかってたのはこれだ!
あの2ケツは「2ケツでも走れるスゴ腕」ではなく「2ケツだから走れる」のか!!

2ケツだからこそ走れる理由、それは

駆動輪である後輪に2人分の体重を掛けることで、しっかり砂を蹴って走ることができるのだ!

さっきぼくがこけた時は段差で前輪が砂に埋もれバランスを失った。
それは体重が前輪にかかってたからか。

いわばこの砂浜はスノーボードでいうところのパウダースノーのゲレンデ。
スノーボードでパウダーを滑るときの要領で、
前は浮かせるくらい思いっきり荷重を後ろにかけて走ればいいんだ!!

これや!イケるでこれ!激アツやで!


さっそくシートの後ろに座り地面を蹴りながらアクセル全開ー!


うおぉー進むー!!むちゃくちゃ蛇行するけど走れるー!


ハンドリングは体重移動、波打ち際の固くしまったところをフルスピードで走ってく。
止まったら砂に埋もれて底なし沼。何回かこけたけどそれでもフルスピードだぜフォンフォーン!!


1kmほどぶっ飛ばして、岬の岩場まで来たところで行き止まり。ここからは歩き。




qp (10)
磯伝いに岬の外洋向きに降り立ってみると、、、

これまでに見たことのないような大波が荒れ狂う、地球創世記のような絶望的に立つ瀬のない岩場。
轟音があたりにひびいて波の押し寄せる衝撃で常に地面が揺れている。

波はゆうに3mはあって、波が押し寄せる前の引き並みとの高低差はビル3階くらい。
波しぶきは10mも20mも重力を無視して空高くまで舞い上がり、水際に近ずくと大雨のように降り注ぐ。

水際のキャストができそうな磯は波がくるたびに大波をかぶるので、
いい磯はいくつも見えるけど、安全に投げれる場所がないっ!!!

磯づたいに進んでいくとどんどん崖になって高度が上がっていく。
それでもへばり付きながら進んでいくと、最後は垂直の壁になった。


くそぅ・・。

岬の最先端までたどり着くため、来た道を戻って反対側から岬の先端に回り込んでいく。

そちらも絶望的に大波が炸裂していて先に進んでいくことは不可能だった・・。

唯一、波をかぶらずに釣りができそうな場所があったけど、
それは外洋向きではなく、岬の内向きの穏やかな湾に向かって投げる場所。
外洋からの潮は入ってこないし、海底までの深さもない。
そんなところにGTは来ない。

ここまで5時間かけたたどり着いたってのに、投げれる場所はこんなショボい場所だけなのか・・。

何とも言えない虚無感と疲れ。
座り込んでタバコを2本3本と、時間だけが経っていく。


ふと時計を見るともう夕方6時。
釣りをするには最高の「夕マズメ」と呼ばれる時間帯。

でも、
今日中に宿に帰るためには明るいうちにあの恐ろしいダートのエリアを抜けておかないといけない。
釣りをしたとすると、もう帰れなくなるので夜を過ごして翌朝帰ることになる。
キャンプ装備はないし水もぜんぜん足りない。


宿に帰るか、ダメもとででも釣りをするか。


せっかくここまできたし・・。でっかいGTさえ釣れたらぜんぶ笑いごとになる。やるしかっ!




qp (11)
ビーチ野宿の覚悟を決め、GT釣り開始。(写真は別の磯)
内向きで穏やかにみえていた唯一のポイントも、いざ降り立ってみると波が上がってくる。


その一発目の波でポケットに入れていたMP3プレイヤーが水没した。
しまったー!慌ててるところに二発目に大波がきて吹っ飛ばされた。

もうメンタルボロボロ、身体もすり傷まみれ。

結局、日暮れまで30分ルアーを投げてちょろっと動画を撮っただけで終了。はぁ・・。





こんな感じのとこ。

さて、長い夜が始まりますー
食べ物が無いのでルアーで小魚を釣って火を起こそううかと考えてると、
そういや漁師のおっちゃんらがおるとこまで戻れば民家で何か食べ物売ってもらえるかも?

というわけで、さきほど習得したビーチ爆走テクを駆使してフルスロットルで集落へ向かい、水と食べ物をゲット。

長くなってきたのでこの辺りは割愛。


陽も完全にくれてしまったので集落にバイクを預け、星を眺めながらビーチを歩いて岬に戻る。


明日の朝、しょうもないあのポイントで釣りをしてみて、ダメならロンボク島敗退が決定する。
もしアタリがあったり、良い釣り場だということが分かったとしても、
ここまでたどり着くのが大変すぎて、また日を改めて戻ってくることなんて考えたくない。

ということは明日の朝しかない!やるっきゃない2018!!!












まぁ、、、




気合を込めに込めた時に限ってやっちゃうもんですよね。寝坊・・。

昨夜、ビーチでは珍しい竹藪を見つけてテンション爆上がり、
張り切ってベッドなんて作っちゃったもんで朝までぐっすりんこー☆


殴りたい。昨夜の自分を殴りたい。


慌てて飛び起き釣り場に行って何度かGTルアーを投げてはみたものの、
干潮から3時間もたってもはや潮は50cmほど高くなり、磯際には立てない状況になっていた。
何度か波の周期を読んでアタックしてみたものの、ヌリ壁みたいにぶ厚い波がぶつかり稽古でカワイガリ状態。
デンモクでどついたろかアホンダラっ!!


擦り傷打ち身だらけ、心にまで海水が沁みてくるー!
もうアカン。今は何をやってもダメだ!

釣りで一番大事な「釣れる気がする」という気持ちを持てそうにない。
加えて、良くも悪くもテンションがどちらにも上がっていない状態で危険な場所にいる、ということは一番死に近いこと。

やーめた。帰ろう。


さっさと宿に帰って、へたくそなさゆっぴのギターを聞きながら冷えたビールでキューっといこう。

寝床に戻り荷物をまとめ、夜歩いたビーチをとぼとぼ歩く。
歩いてみるとあんがい距離ってあるもので、30分以上かかってたどり着いたバイクのとこ。

カギをさしてエンジン掛けたらフルスロットルで風になろうぜ!・・・って、、、

 カ ギ が ね ぇ ! ! !

荷物ぜんぶ掘り返してさがしてみてもねぇ! カギがねぇYO!!


昨日寝たビーチか・・?そうなのか???
も、、もどるしか・・ でも遠いよー!ってか暑いヤだよよよー!


釣りをしてる時に落としたのか、それとも夜にビーチを歩いてて落としたのか。
とりあえずビーチをチェックしながら戻るしか選択肢ってないよね・・。


カギを見落とすものかと、瞬きもせずビーチを探しながら戻ったけど、見つからず。
もしここにカギを落としてたとしたらもはや夜中の満潮で波にさらわれてるやろうし、風で飛ばされた砂に埋もれてるはず。

釣りをしてた磯にいくか。

でもでもでも、もし釣りの間に落としてたらそこはごうごうと波をかぶる環境やし、
何より海に向かって崖になっているので、ポケットから落ちた瞬間、海へとおむすびころりんしてるよね・・。


もはや万に一つの可能性もないように感じてしまう。

こんな時、考えてしまうのはカギが見つからなかった時のこと。

バイクを貸してくれた兄ちゃんの連絡先も分からんし、そもそも携帯の電波もない。
仮に連絡できたところで、ここは車の入ってこれないジャングルの道。バイクの運びようもない。
集落に人はおるから、頼み込んだら自分はホテルのあるクタに戻ることはできるやろうけど、
その後の展開はいったいどうなるのか・・・

ちなみに知識として、
カギが無くてもあそこをこうしてああするとエンジンをかけれるかもしれないというのは知ってるけど、
実際にバイクが動いたとしても、こんなとこまできて犯罪めいたことするのはちょっとな・・・


あかんあかん!ネガティブ輪廻転生に片足つっこんでもうとるがな!心を強く持とう。

とりあえず、磯の先端に行ってみるしかない。可能性はもはやそこにしか存在してない。


ってなわけで岬の西側から磯の先端へと磯を進み、崖にへばりついて先端へ。ない。

崖を下ってこんどは東側から最後釣りをした場所へと周りこむ。やっぱりない。


だめか、、、 ネガティブ輪廻からの解脱ならず。
このまま地獄の底まで落ちていきそうな気持ちで立ち尽くす。


そんな時、むしろ解脱フェイスのmy半眼に飛び込んできたものがっ!!

何気なくふと目を向けた崖のすぐ下、座ってもないし荷物を置いたりもしてない、
そもそも歩いてもないそんな場所にキラリンと光るモノありけりー!




qp (12)
カギだー!!

良かった!帰れる!
もう一生帰られへんかと思ったぜコンチキショー!!

もはやGT釣った時くらいの叫び声をあげちゃってました。


「磯夏にして波高し。時に感じては魚にも涙を濺ぎ、別れを恨んではフナムシにも心を驚かす。心折れてもカギは在りー!!!」


暑さにやられて訳わからん事考えながら来た道を引き返しましたとさ。
2時間のロス!!

磯からビーチを歩いてジャングル走ってダートで山越えて舗装路に出てクタに着くまで5時間。
帰ったらもうクタクタ。なんつって(仏)


結局釣りをしたのなんてトータル1時間くらい。
GT釣りのポイントとしてはすんげーいいんやろうけどこんなとこ2度と来ねえ!!
生まれ変わってすっげー勉強していい大学入って、一流企業に就職して15年、
GWの金持ち旅行でボート数日チャーターしてロンボク島に来るようなことがあったら
このポイントの海側からでGTを狙ってやらんこともないけど、ただぜったいバイクでは来ん。




qp (13)
その頃のさゆっぴは高台のカフェで優雅にスイーツをいただいてたことでしょう(想像図)

ロンボク島はバリと比べて開発が進んでないので自然もたっぷり残ってて、
割安でワンランク上のバカンスがエンジョイできる。時間があるなら超おすすめです。
まぁ移動手段に優雅さは一切ないけどね。



最後に、
5時間かかるクタへの帰り道、とある漢詩が頭を巡り続けていました。


 「カギ無くしても海は在り 磯夏にして波高し

         時に感じては魚にも涙を濺ぎ 別れを恨んではフナムシにも心を驚かす」


                                   杜甫 feat.オレ




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ロンボク島GTフィッシングの開幕だよー! ~越冬東南アジア旅行編~

やっぴー!ただいまイラン。
ハードだった釣り生活からの反動でテヘランアニメ祭りを一週間にわたり開催しちゃいましたが、
だらだらした日々に終わりをつげひと月ぶりに自転車旅行に戻ります。

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ブログは去年11月、越冬東南アジアGT釣り旅行だよーん

インドネシアのロンボク島に入り、海がきれいでシュノーケリングツアーが格安で有名なギリ島へショートトリップ。
そこで釣りしても良かったけど結局のんびりしてもうて、ロンボク島へ戻ってきました。

ロンボク島北西部から南部に向かって自転車で移動開始だよーん!




rk (1)
のんびりしてるー

ジャワ島とかバリ島ほど車が多くないので気楽に走れる。
でもほんと暑いよね。




rk (2)
旅してると年イチくらいで出会うGoogleストリートビューの撮影車。
自分が写ってるか確認しようと思うけどいつも忘れちゃう。
今回のは写ってるかなー




rk (3)
一日走ってやってきたのはロンボク島のクタビーチ。
開発されすぎたバリからロンボク島に移ってきたサーファーたちが開拓した村。
でも今は観光に力を入れていて小さかった村のメイン通りは舗装されてきれいになっちゃってました。




rk (4)
これでいったん自転車旅とはお別れしてGT(ジャイアントトレバリー)釣り生活に入ります!!




rk (5)
たどり着いた宿が超快適!!
Together Homestayは二人で800円くらい。
部屋にトイレシャワー、朝ごはん付き。
バイクも一日当たり400円くらいでレンタルできるし、近くにはレストランもコンビニもある。

東屋でごろごろしてる兄ちゃんらは英語がしゃべれたりもするし、
何よりそのごろごろっぷりの緩さと行ったら(笑)




rk (6)
こちら朝ごはん。




rk (7)
各国からのサーファーがごろごろしてる。
バリと違ってみんな数か月単位の長期。
朝にちょろっと波を見に行ってダメなら一日ごろごろ。
バリみたいにクラブに繰り出すようなアツいスポットがないこともこの緩さを醸し出す要因か。

この兄ちゃんは映画監督らしく、東京オリンピックに使われる木材がインドネシアで大量に不法伐採されている現状を撮影してこれから公開するらしい。
それに使う写真のアイデアとかを求められたけど、日本をディスる映画に力を貸すのもなんだかなーって感じなので、積極的ではないよといったうえでちょろっと話をした。




rk (8)
宿でごろごろしてると通りの方から楽器の音色がよく聞こえてくる。
毎日のように結婚式の行列や、何かしらのお祭りが練り歩いている。




rk (9)
ロンボク島はバリと違ってムスリム。
女性は海で泳ぐのが大変です。




rk (10)
練り歩きの時の楽器も、ガムラン音楽のような感じで、
太鼓に加え、イノセントな響きの金属打楽器は重いので山車のようなのに乗ってひかれてきくる。
シンプルなリズムで繰り返される音楽は、酔っぱらってるとトランス状態に入っちゃう感じ。
インドネシアは奥が深いよー!




rk (11)
これが祭りの主役っぽい馬に乗った子供たち。




rk (12)
このあたりで有名なかわいこちゃんたちがいるレストラン。
超かわいくて愛想がよくて、帰るとき、明日もまた来てくれますか?
とか言われたら来る来る来ちゃうー!って言っちゃいます。
味もおいしいしとにかくかわいいし、もうほんとかわいくておじさん辛抱堪んないよー!

でも値段が高いので結局1回しか行かんかったけど・・。
元気にしてるかなーかわい子ちゃんたち。




rk (13)
クタビーチの端っこには地元の人が漁に出るための桟橋がある。
ここでも釣りをしてみたけど、潮が完全に止まってまどろんでてダメやね。

にしても、ここ最近海外で見るようになったプラスチックのピースをつなげていく浮桟橋ユニット。
これなら波が来て沈むこともないし、可動域が広いので波で壊れることもない。
何より工事なしで敷設・拡張できるので、貧しい国や地域でも安全手軽に船に乗りこむことができる。
旅が終わって南の島にでも移り済んだら、家の前にこれ欲しいな~




rk (14)
さて、釣りの時間だ!!

このビーチは海水浴ができて、手前に見えてるボートはサーファーたちを波のある沖まで運んでくれるためのもの。




rk (15)
そんな場所で釣り道具を抱えたぼくはというと、見えている岬の先端を目指す。
ビーチの端から磯伝いに先までいけるかと思ったら、潮が高くて行けそうにない。




rk (16)
しようがなく、山を越えていく。
気温は35ちょっと。日が当たって体感は体温くらい。持ってきた飲み水が心配になる暑さ。

ちなみに、海の底のまだら模様は珊瑚礁。
といっても、湾内はどこも潮通しが悪いので大きな珊瑚礁帯はない。

日本もそうやしインドネシアも、2010年代はじめのエルニーニョ現象の影響で世界的に数十パーセントの珊瑚礁が死滅したと言われている。2年前日本に帰ってた時に石垣や西表島に行ったけど、見なれた海の珊瑚礁が悲しいくらいに失われてた。
珊瑚礁が失われるとGTも釣れなくなるし、順調に復活してほしいな~




rk (17)
ひと山超えて半島の反対側に見えてきたのはプライベートビーチ。
浅瀬の先からすぐリーフエッジになって深場に切れ込んでいるので、
シュノーケリングにも釣りにも良さそう。
でもここにたどり着くには丘越えを30分ほどせなあかんからさすがに誰も来てないね。

ぼくはというとビーチにおりて磯伝いに先に周り込もうとするも、崖になっていて先には進めないので、ふたたび丘の上に登って岬の先端を目指す。


が、
先端近くまでいったものの、この岬は先に降りれそうになかった。
1時間ほど歩いた道のりを引き返し、Googleマップで目星をつけておいた次の岬へ。

このGT釣りはポイントが命。
というのも、本来GTの釣りはボートから狙う釣り。

珊瑚礁帯の終わりは、崖のように垂直に20~30m切れ込んだ深場になっていて、
GTはそのがけ下に潜んでいる。
上の方を通りがかった魚を見つけると、海底から水面へと一気にアタックして捕食する。

ぼくのGT釣りのスタイルでは、珊瑚礁帯の終わりの急激な深場があって、その向こう側にルアーを投げこめる場所でなくては成立しない。
しかし急激な深場は陸上も急な崖になっているのがほとんどなので、こうしてポイントを探して歩いて行っても釣り座に立てないことの方が多い。

加えて、釣り場がただ深ければいいだけではなく、潮通しが肝心。
流れのないまどろんだ場所は水に溶け込んだ酸素量が少ないので、魚にとって快適な場所ではない。
特に大型魚になると消費する酸素量が多くなるので、GTのような遊泳力の強い大型魚は激流の中に潜んでいる。

いかに深く切れ込んだ潮通しの良い場所を見つけるか。
それが陸からのGT釣りでいちばん肝心なことなのだっ!だっ!!





rk (18)
別の岬の先へとやってきた。
島の生活道路から外れてダートを走り、岬の付け根からハイク開始。
ここも崖っぷちっぽいなーと思いつつたどり着いた先端には、
なんとか釣りができそうなスペースがあった。
潮通しはまぁまぁあって釣りには良さそうやけど、水面からの高さが5mほどある。

これが問題。

釣りには良いポイントかもしらんけど、考えておかなければいけないのはもしGTが釣れた時のこと。
数十キロもある魚を崖の上までひっぱり上げることはひとりでは不可能。

そういう場所で釣りをしてかかった魚をなすすべなく殺してしまうということは、
釣れてくれた魚に対してあまりにも無責任。


けどさぁ・・・
やっぱりここまで来たからには投げたいよねー!



その頃さゆっぴは、、、




rk (22)
なんだかうまそうなスイーツ食ってやがった!!




rk (23)
飯も美味そうじゃないか!




rk (19)
どうやら市場にいってたようだ。





rk (20)
アジア旅満喫コースかっ!




rk (21)
こんなことしてたんやねー




rk (24)
ゲストハウスでギターひいて疲れたらぶらぶらして犬と遊んで、、みたいなことかっ!!

このワン公、全身大きなキズだらけ。
いまは歳とってゆっくりしてるけど、昔はこの辺りをしきるボスやったんやろうねー。

なぜかうちの部屋の前にいつもやってきてゴロンしてる。
砂まみれになるからうっとおしいけど媚びてこないええヤツ。




rk (25)
テイクバックの取れない投げづらい場所やけど、せっかくここまできたし粘ってみることに。
もしGTが釣れたらなんとかして引き上げて持って帰って食ってやる!!

とはいえ、とんでもないウネリの高さ。
バリでも日本で見たことのないウネリやったけど、別に天気が荒れてるわけでもないのに波の高低差は常に2mくらいあって、ときたまとんでもない大波の周期がある。

こうなると手前側ではルアーが波にもまれてアクションしないし、
何より大波が崖の上まで駆け上がってくる。怖い!

夕方まで粘って一回ダツが追ってきたのと青物のナブラが立ったくらいで、
GT用のタックルにはアタリはなかった。

日も落ちてきたころ潮がいい感じに効いてきたけどこのまま釣りしてると、
帰り路は真っ暗ななか崖を登って山を歩くことになるよなー。

激重GTタックル投げるのも疲れたし、
小物でも釣って帰れたらいいかとちょろっとメタルジグで潮目を狙って帰ることに。




rk (26)
結果。

ツムブリをなんとか1匹ゲット。

ふぅ・・。
あんだけ歩いて崖降りて、これ一匹か・・。

あのポイント、深さと潮通しは良かったけど、いざGTをかけた時には対応しようがない。
封印やな。

GTにたどり着くにはまだまだ遠そうなロンボク島ショアGTフィッシングの始まりでしたー



そーんな感じでインドネシア釣り生活編に突入してくぜフォンフォーン!!!
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| 71 INDONESIA | 07:01 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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バリ島~ロンボク島、ギリ島でシュノーケリング ~越冬東南アジア旅行編~

現在はイラン・テヘラン。
巨大魚を狙いに行った釣り旅行に3週間を費やし、痩せこけ傷つき、
快適なゲストハウスでチルしてるとこです。
そろそろ自転車旅再開かなー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブログはまだ去年!
越冬東南アジア旅行。
インドネシアのビザ更新のためにマレーシアに2泊で行って帰ってきたところから始まります。


s-gn (1)
マレーシアはなんもなかったなー。
インドネシアより都会できれいで、ちょっと物価が高くて。
マレー半島の人間以外にインド人と中国人が混ざり合って生活してるのは面白かったけど、
他に取り立てるような場所も物もなかった。

やっぱバリはおちつくよー
バリヒンドゥー最高すぎますー💖




s-gn (2)
バリ島ではめぼしい釣り道具屋をすべて回った。
この店が日本製の高級品もいちおう取り揃えているバリでいちばんの店。

世界屈指のGT(ジャイアントトレバリー)釣りのポイントであるインドネシアは、
案外釣り先進国で、最高級の日本製品や安い中国製だけではなく、
日本製を語ったコピー製品を独自に作っていたりする。

ちなみに、
世界的に見て、釣り道具、釣り方、釣り人の技術などすべてにおいて日本がダントツで進んでいて、すべての釣りは日本から世界へ発信されていると言ってもいい。
たとえば日本を10満点としたら、2位は同率でアメリカ・北欧が3、そしてここインドネシアもマレーシア・シンガポールとともに3点をあげてもいいレベル。
まぁ所詮は日本の20年前の釣りのレベルやねんけど・・。

バリ島からはさらに東のロンボク島に渡る予定で、
この越冬旅行の目的であるGT釣りの未知なるポイントを探し当てるのだ!!
バリはヒンドゥー教エリアでゆるーくてお酒もあるし快適やけど、
釣りをするには人が多すぎる。どこもかしこも開拓され、釣り尽くされてるからね。




s-gn (3)
なんとバリ島産のGT用ルアー。バリ人のビルダーが作ってるらしい。
形だけ見るといい感じ。木製で貫通ワイヤー、ペイントもまぁキレイ。
使って動きを見ないと分からんけど、アラを探すなら木の密度が低そうなくらいか。
大きさの割になんか軽い気がする。

ちなみにインドネシアGTルアーは日本普通なら安くても5000円はするGTルアーが
2000円くらいから。日本の有名ルアーのコピー製品みたいなものある。




s-gn (4)
GTルアーは見てるだけでワクワクするよね!!!

ちなみにGT釣りはとんでもなくお金がかかる。
竿が10万円、リールが10万円、糸がひと巻き1万5千円。これが2セット必要。
ルアーひとつ6~7000円を10個。
さらに釣り用の小物数々、ライフジャケット、グローブ、シューズ、
加えて!遠征費用。

GTという魚のパワーはとんでもないもので、
中途半端な道具では壊れたり、魚を釣り上げることができないだけではなく、
魚に引きずりこまれて大ケガをしたり、魚にルアーを残して殺してしまうこともある。
パワーのある道具でないと成り立たない釣りなのだ。




s-gn (5)
ルアーはネシア産でいいとしても、フックはちゃんとしたのを選んどかんとね。
ぼくは日本から釣り用品を送ってもらったけど、こっちで買うこともできる。
ST-55の4/0、5/0が2000円。
日本製のPEやリーダーもあるけどそっちはすごい高かった。
リールに関しては1.5倍くらいする。





s-gn (6)
インドネシアの釣り雑誌にGT釣りの写真があった。
GT=ジャイアントトレバリーという魚は1.8m、80㎏まで成長する魚。
この写真の魚はGTとは呼べない大きさ。




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釣りジョーク。




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これが日本から送ってもらったGT用の釣り具。
これにインドネア産のGTルアーをいくつか買い足した。




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購入したのは2000円くらいのダイビングペンシルと
2500円のトランペット。



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さーあ時は来た!

バリ島クタビーチから自転車で3時間、港のあるパダンバイへ。
そこの海も釣りによさそうで2日ほど釣りをした後、フェリーに乗っていざロンボク島!!




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位置関係はこんな感じ。
時間も値段も忘れたけどまぁ安かった。




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ロンボク島は平和だなージャワ島とはえらい違い。
同じインドネシアなので人口はもちろん多いけど、こっちの方が自然が多い分人の住んでるエリアが限られてるよう。
幹線道路を走っても楽しくないので小さい道を走っていく。




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ちょうどトウモロコシの収穫期だったよう。




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収穫の人夫たちも収穫期は笑顔がとまんないよね。




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ロンボク島北西側にあるリゾートエリア、スンギギを目指す。
こっちの海は色が濃い。
これは水が汚いのではなく、磯が多かったり砂の色が黒かったりするからで、
晴れた日のビーチの透明度はすばらしかった。




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ボートも見える。これで釣りいってもいいなー
写真はどっかいったけどスンギギは国道沿いに広く薄く伸びたエリアで、
泳ぐにしてはいいビーチもないし移動が大変なのであんまし来ても楽しくないかも。




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バイクのレンタルをしてロンボク島イチの都会、マタラムへ。




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ショッピングモールはどこもキレイ。



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ペーさんとペグレット




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ジャワ島東側からバリ、そしてロンボク島でもチャンプルー。
沖縄料理と同じ「混ぜる」という意味のぶっかけご飯。




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煮込んだ鳥や牛肉とご飯がメインで、店によっていろいろな副菜が付いてくる。
ナムルのようなもやし、ひとかけらの魚の燻製、パリパリに揚げたジャコ、ピクルス。
どの店でもたいていひとつまみの焼きそばがどこでもついてくるけど、これはいったい。




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チャンプルーはゴーヤと卵を炒めたものが載ってた。
ほとばしる沖縄感っ!!




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ノリノリっぴ。

ぼくが釣りしだすとさゆっぴはヒマなので、ギターを買って始めることに。
ついでにビーチでいつでも潜れるようにシュノーケルも。




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スンギギからはさらにボートに乗り、スーパーツーリストアイランド、ヌサギリ(ギリ島)へ。



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キレイだ!トロピカル!!




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ギリ島は3つの小島からなるリゾートアイランドで、一番栄えてるのがここトラワンガン島。
物価は本土の1.5~2倍ほどと高いもののそこには美しい海とアクティビティがある!




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島内に舗装された道路はなく、エンジン付きの乗り物も禁止。
未だに馬が荷物の運搬を担っている。




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ぼろ自転車をレンタルして島を一周。
内陸部はヤシの木が生い茂る林。




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海沿いにはシャンティなバーが立ち並ぶ。
この時はシーズンオフで気遣っちゃうくらい閑散としてた(笑)




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この透明感!! デビュー当時の夏帆クラス!




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物価の高い島ながら、働きに来てる人用の安レストランも発見した。




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なんといっても目玉は格安シュノーケリングツアー!
ボートでポイントを3~4か所回るツアーが1000円もしない。

運が悪いことに(?)、この時はぼく以外全員が女性。




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魚はまずまず。
パンとかエサをあげるとかわいいとか言ってられへんくらいパクパクしにやってきます。




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謎のモニュメント。




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このツアーメンバー、泳ぐのが下手な人ばっかり(笑)
ガイドの男は先頭になるので、難波のミズスマシこと泳ぐのが得意なぼくはいちばん後ろから脱落する人いないか見ることに。女のケツを追っかけ続ける一日でしたとさ。




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泳ぐのヘタな人たちの中でも一番ヘタなのがさゆっぴってとこがいいよね!




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カメがいっぱい見れます。
普通に触れるけど触っちゃダメよ。

無人島に漂着した時はカメだよね。
肉は食べれるし油も搾れる。さらに甲羅はお皿にもなる。
カメを見つけた時はひっくり返しておいておくと逃げられない。これマメな。




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水平線に沈む夕日を追いかけてみな島の西側へ。

夜にはビーチでパーティがって話やったけど、なんだんかんだダラっとしちゃって
あんまし出歩かんかったなー



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気温53℃ 巨大魚マンガル釣りより敗走 ~近況報告@イラン~

てぃすー!!

ブログは遅れに遅れて8か月遅れ。
たまに更新するFacebookを見てくれてる人は今どこを旅てるか分かってくれてるやろうけど、
ブログだけの人はもはやぼくが生きてるのか死んでいるのか・・・

まぁ生きてるんやけどさ。いやーほんとひさびさ死にかけた。

タイトル通り、イランで巨大魚を釣りに行ってたんやけど、
その暑さ、釣れなさのなんと過酷なことか・・。

詳しいことはまたかなり先になるけどブログに書くのでとりま軽ーく。




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これが狙いに行ってた魚。
マンガル = スング(イラン名) = キングバーバス(英名)
2.4m、80㎏にもなるとか??




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生息する場所はネット情報をもとに図鑑やグーグルマップを駆使して調べた。

イラン首都のテヘランで釣具屋を回って情報を集めてるとき、なんと!
この国に1人しかいないと思われる(もしくはもう1人いるかも)フィッシングガイドと出会った。

日本の有名な怪魚ハンターをガイドしたと写真をたくさん見せてくれた。
ぼくはガイドを雇うようなつもりはハナからないけど、そこでの釣りは禁止されているだとかパーミット(許可証)を取るのに袖の下が・・・とかいろいろ言った挙句、ガイドの彼が提示してきた額は大卒初任給2か月分の大大大金。
たかだか5日間の釣りにこんな金払ってるんかよ怪魚ハンターさん・・。
ガイドの言う釣り禁止だなんとかっていうのはお金を巻き上げるためのウソやって簡単に分かるよね。

ってか、ガイドつけてポーター&料理人をひきつれ3食付いてのボート釣りって、
ただの釣り旅行であって怪魚ハンターの釣りじゃないよね。
ハンターってんなら魚がいるところを自分で探し当てんと。
釣りでいちばん難しいのはそこでしょ。

最近は上辺ばっかりの偽物がほんと多い。




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結果的に3カ所に釣りに行った。
こういうのの情報を残すのは後の人にとって良くないというポリシーなので、
詳しいことは書けへんけど、まぁ、、、過酷やった。




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最高気温は53℃。
おそろしいことに日陰の気温。

もう言葉になんない熱さ。陽の下に出ると皮膚が焦げ、風が吹くと目ん玉が焼ける。



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水を10リットル、トータル25キロのザックを担いでポイント求めて何時間も歩く。
たどり着いても釣りなんてできやしません。




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夜8時、まだ明るい。そしてまだ気温は40℃。
食わなきゃ死ぬのでがんばって食う。




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夜になっても熱風が吹き荒れて朝方まで眠れない。
5時に起きるころが1番涼しく、唯一落ち着ける時間。

って落ち着いてる場合じゃねー!釣りだよ釣り!!




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別の湖。
いくつもの山を越え、最後は標高差500mの崖を下った。
水辺にたどり着いたころには日が変わっていて、体はボロボロ。
寝て起きると筋肉痛で身動きが取れなくなっていた。




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最後に訪れたポイントでは漁師のボートをチャーターしていいポイントに渡してもらうことに。




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何から何まですったもんだありすぎて、怒鳴ったり暴れたり、
警察に追い返されたり軍人に捕まったり。
釣りから町へ戻ると体調くずして寝込ぶくらいキツかった。




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多くの食料は運べないので釣った魚は貴重な食糧。
こんなことなかったら鯉なんて食べへんよね。




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狙っていたマンガル。釣れたのはこの1匹だけ。

酷暑期のこの時期は釣りのオフシーズンというのは分かっていたけど、
大物用のタックルには計3週間費やして1度のアタリもなかった。


ボロ負けだー!!!

もうイランはいらん。
ディープなとこ行きすぎてイランに疲れた。

明日からひと月ぶりの自転車旅行に戻ります。
国を2つ3つまたいで、またひと月後くらいに別の巨大魚をねらいにいく予定。

大きな魚釣りたいなー




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| 82 IRAN | 22:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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