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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

2019年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年11月

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インドネシアGT最後の希望、ヌサペニーダへ ~ジュクンの帆を上げろ!編~


てぃす!
現在パキスタン。風の谷のナウシカのモデルといわれるフンザにいます。
こっちの旅行シーズンが終わって閑散としてるものの、お友達のちょこちゃんと再会したり、
いい感じに同世代な旅友達ができてかなりゆっくりしています。

というのも、
パミール高原とカラコルムハイウェイという5000m弱の高地をずっと走ってきて、
ようやく高地とおさらばしてイスラマバードへ下っていける!
と思っていたら・・。

距離的にはフンザからイスラマバードが700km。標高を2000m下げる。
しかし、標高的には下がるはずやのに道路の作り方が悪いせいでとんでもないアップダウンが続くらしい。まっすぐ2000m下らせてくれたらいいのに、、、

調べてみると、700kmの工程の間に上り坂がトータル12000m。下り坂が14000m。
富士山を3つ登って富士山4つ下りるみたいな感じ。


なんとおろかな・・。


途中には8000m峰があったり紅葉の景色は良いやろうし、
釣りパラダイスもきっと見つけられるとは思うんやけどさ、
目の前に富士山3つあると思ったら出発する気にはならんよねー(笑)


ってなわけDE!
申し訳程度にこの前の冬、越冬東南アジア巨大魚釣りの続きのお話だよー

時は2018年11月ごろ! もはや1年前!!




hj (1)
バリ島、ロンボク島での巨大魚GT(ロウニンアジ)釣りに挑んだものの、
本命の姿を拝むこと、1度のアタリすらなく敗退となった。

陸からこの魚を釣ることはそれだけ難しく、インドネシアに入って2か月、
まともにこの釣りができるポイントは1~2か所しか見つけることができなかった。

シンガポールに飛んでタイを目指す自転車旅行に戻るいいタイミングなのかもしらんけど、
このGT釣り、負けっぱなしのままで終わりたくない。

タンデムでいっしょに旅をしてるさゆっぴに無理を言って、
あと1か所だけ、GT釣りをさせてもらうことに。ありっぴー!


ロンボク島からフェリーでバリ島、翌日別のフェリーに乗り換え向かったのは、
バリ島沖に浮かぶヌサペニーダ。ヌサは「島」の意味




hj (2)
じつはこの島、バリを旅行で訪れた観光客なら一度は足を運ぶ島。

バリ島のアクティビティ、ダイビングやシュノーケリングのポイントは
ほとんどヌサペニーダ周辺に集中していて、インスタで有名になった岬などもある。
そしてなんといっても!
バリ島GT釣りの大本命ポイントこそがまさにこの島!!

なんでそんな島を後回しにしていたのかというと、

そもそもGTを釣るのはボートからの釣り。
1日あたり安くても4万円くらいのボートを雇う釣り。
日本より安いとはいえ、まぁ無理よね。

陸から狙うにしても島は断崖絶壁だらけ。釣りができるポイントは限りなく少ない。
なので他の島でダメだった時用に後回しにしてた。

しかし惨敗続きのいま、最後の希望をたくしてヌサペニーダにやってきたのだっ!!




hj (3)
島のメインロード。
しずかでのんびりした島やなーと思ったけど、じつはこれでもにぎやかになった方らしい。

つい2年前までヌサペニーダに舗装路はなく、
観光客は日帰りで島にやってくるだけで島民の生活は苦しく、
伝染病が蔓延したり餓死者すら頻繁に出るほど貧しい島だったらしい。

それが道路ができたのおかげで交通の便が良くなり、小規模なゲストハウスが立ち始め、
観光客も日帰りではなく島に滞在するようになり、結果島民の生活は劇的に改善された。

現在では70軒のゲストハウス・安ホテルがあり、200軒の建設計画があるらしい。
(島を回ってみたけど宿は30件くらいじゃないかなーと感じたけど)




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フェリーが着いたパダンバイ港近くの釣り道具屋NUSA PANCINGに寄っていく。
釣りでいちばん大事な「情報」をゲットするため。




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店の若夫婦は英語がほんの少し話せ、GT釣りポイントなどを教えてもらう。

と、この近所に移住してるらしいブラジル人セルジオがやってきた。
普段はスピアガンで潜って魚を突いてるらしいけど、
釣りをはじめようと釣り道具を買いに来たとこで、竿や釣り具を選んであげる。
ラインの結び方などをレクチャーしてると、店員もPEの結び方を知らないようでいっしょにお勉強。
最近は海外でもPEが売ってること多いけど、
正直その使い方とか結び方を知っている人はかなり少ない。

セルジオがうちに泊まればいいと誘ってくれたけど、
今日はとりあえず島の北西にある観光エリアのトヤパケへと走った。




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トヤパケ。
海沿いの小路に宿や旅行会社がちょこちょこ。
このコンパクト感、、、快適な予感っ!




hj (7)
トヤパケの海はビーチやけど、観光船のたまりになっていて泳ぐ感じではない。

ちなみにこの島もバリといっしょヒンドゥー教エリアなので、
ビーチでビールをぐいぐいイケちゃうの💖




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1部屋800円くらいでエアコン付き快適なホテルにイン!
さゆっぴはロンボク島で買ったギターの練習。
聞くに堪えないけど楽しそうにやってるのでヨシ。




hj (9)
バリ島から日帰りツアーのためのフローティングベースが浮かんでいる。
ベースにはシュノーケリングやジェットスキー、バナナボートが楽しめたり、
レストランまであって、ほとんど中国と化している。

そんな中の一つ、某サーフブランドのベースではなんとGTの餌付けに成功しているらしい。
ベースの下には数十匹のGTが集まってるとかっ!!

ビーチからベースへの距離およそ300m。
ルアーを投げても届かない距離。でも投げてみたい・・。

もちろんここのGTを釣ることは暗黙の了解的に禁止されてます。




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トヤパケの防波堤は沖に200mほど突き出していて、
夕方には雑談がてら釣り人が集まる。




hj (11)
西の小島との水道に面していて、潮の流れがとんでもなく早い。

餌付けされたGTの通り道になってるんじゃないかと早朝・夕方とかなり通ったけど、
何事も起こらず海は平和でした。




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トヤパケ湾の先端へと回り込んでいく道を発見。

道はしだいに薄くなり藪をこぎ進むと、深さのある青い海。
珊瑚礁帯の切れ目の底からスズメダイやらカラフルなのが見渡す限り数百匹!!
GTはいそうにない地形やけど、ほかの魚を餌釣りで楽しめそう。

駄菓子菓子!

そんないいポイントはやっぱりシュノーケリング・ダイビングの人気スポットになっていて、
早朝から日暮れまで1日中ボートが途切れることがなかった。
トラブルの元なので釣りは自粛。無念・・。




hj (13)
発泡スチロールをボートにする漁師さん(笑)




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釣り道具屋で会ったセルジオ宅におよばれ。
竹とヤシで作った東屋で海を眺めながらブラジル料理とピニャコラーダ!

ブラジル人セルジオとロシア人ヴィクトリアの夫婦は白砂ビーチに立つ一軒家に住んでいる。
舗装路ができる前に移住してきて、すげー安く手に入れておいた土地でウハウハだとか?

のんびり海を眺めて日が暮れていく生活。
景色も環境もすべてがゆっくりで、ふたりも心の底からリラックスした暮らしを送っていた。




hj (15)
バイクを借りてブラブラ。
1日350円くらい。




hj (16)
白い砂のビーチは島に点在していて、観光客の来ない隠れ家的な所も。




hj (17)
インスタ映えする小島、ヌサ(島)バトゥアバ。
崖っぷちに階段があって、その下には白砂のビーチがござんす。

写真には写ってないけど島の右側に別の小島があり、
さらにその沖に巨岩が2本海中にそそり立っている。
それこそがバリGT釣りのNO.1ポイント!ヌサバトゥアバ!

このきれいに見える海やけど、
実際は太平洋の海流が2~3mのウネリとなってぶち当たる。
島と島の間はせまくなってるので見たことのない速さで潮が流れる。
GT釣りの舞台としては完璧としか言えないロケーションっ!!!




hj (18)
はっ!!島の先端に小屋がある!

さすがに住める大きさではないし、、、漁師の避難小屋かな?
人は見当たらんけど、もしかして岸から泳いだらたどり着けるのか??

なんとかあしてあのバトゥアバに渡られへんかな~
ちょっと島の住民に情報収集してみよう。




hj (19)
後日。ブラジル人のセルジオと釣りへ。
ヌサバトゥアバを見渡せる激流ポイント・・・の崖の上。

外洋からの流れがバトゥアバの島の間で加速して潮目になり、まっすぐロンボク島に向かっている。
海中を見下ろしてみると水は透明。足下の珊瑚礁からすこし沖で垂直に切れこみ深場となる。
そこには小~中型の魚が無限に湧いていて、ウミガメが呼吸をしに水面から顔を出したり、
毎日昼間にイルカの群れが回遊してくる。

釣りのポイントとしてはいいんやけど、
30mくらいの崖の上からなので風にラインが煽られて釣りにならず。




hj (20)
釣具屋NUSA PANCINGで買った釣り具。

左のシンキングミノー(90g)は450円。ポッパーは350円。
どちらも重心むちゃくちゃで泳がなかった・・。
ジグ(ひとつ250円)、フック(1本30円)、ライン(50lb=250円)はまぁまぁ使える。

こいつらはGT用にはちっさいもんばっかりやけど、わざわざ用意したのは理由がある!!




hj (21,)
現地の漁師と交渉して、ジュクン(ローカルボート)で釣りに行くのだ!
目指すはバリGTの聖地、ヌサバトゥアバー!!!

ジュクンのスペック。
FRPの船体は前後3m、人の体ほどの横幅で両側にアウトリガー。
小さなエンジンに加え、頭の上の木の棒に巻きつけてある帆でも航海できる。

ペニーダの漁師は早朝エンジンをかけて沖に出て刺し網、手釣りでカツオの若魚を、
浅瀬では珊瑚礁帯での追い込みでカラフルな熱帯魚を捕り、帆を立てゆっくりと帰ってくる。
年明けからはキンメダイのシーズンに入ったようで(この時は2018年10月)、
足の踏み場もないくらいキンメを積んだまっ赤なジュクンで村は盛り上がっていた。




hj (22)
セルジオ家の近くからジュクンに乗ってヌサバトゥアバまでは1時間。

バトゥアバ近海は前述の通りの激流。
流れの速さだけではなく、ウネリが2~3mの高さ。
波の上から一気にボトムへ叩きつけられる時の衝撃は絶えづらい怖ろしさ。
しかし狙いのGTはその流れの真っ只中に潜んでいる。


虎穴に、、 激流に入らずばGTを得ず!!


アクセル全開うなりを上げたエンジン!激流へ真正面から突っ込んでいく。
どっかんばっこんと船底が割れるような衝撃!上からかぶさる波、
振り落とされないようジュクンにしがみつく。

こみ上げてくるのはアツい巨大魚への思いっ!憧れ!! ・・ではなくひどい吐き気。

ポイントに着いたころには酸っぱいツバがじわじわ滲み、それを胃袋へ押し返すこと数回。


うえぇぇ~ゲロゲロ~


・・ってな訳で、2~3投してダウン。うぇっぷ。

セルジオは元気にGTロッドを狙ってたけど心配してくれ、
陸からはたどり着けない小さなビーチにおり、ヤシの下に日陰を見つけ横になる。

セルジオはスピアガンを持って潜りに行った。
薄れゆく意識の中で楽しそうなセルジオ。まるで夏休みの小学生(笑)


1時間ゆっくりしてマシになったものの、潮の流れる時間が終わってしまい釣りは終了。
ってかほとんどギブアップやったね。





ようやく帰れるとホっとしてる様子(Youtube)

結果はアレやったけど、とりあえずこの島のポテンシャルと
陸からGTをゲットするには何が必要か垣間見えた気がする。
GTが釣れる予感しかしねーぜヌサペニーダ・・。


ペニーダGTの火ぶたは切って落とされたー!!!



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次回は9月22日!
ネットでいつでも聞けちゃうよー!
NHKラジオ第一「地球ラジオ」

| 71 INDONESIA | 20:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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近況:カラコルムハイウェイでパキスタンなう。~インターネットはじめました編~

いやーすげー長い間オフラインでした。
前回投稿したカザフ?キルギスからはネットがなく、
中国に入ったもののインターンネットは規制されててほとんど繋がらない状態で、
ふたたび4000mオーバーのカラコルムハイウェイを越えパキスタンに入ってネットに繋がりました。
たまってるブログも上げたいんやけどまずは生存報告。



01_20191022000957825.jpg
15年ぶりくらいの中国はやっぱりおいしい国でした。
「食」以外はほんとクソで、
新疆ウイグル自治区はウイグル人への隔離・差別的な政策がすさまじく、
入国の時にナイフ・ガソリンは取り上げられるし、
道路上にも街中、村への入り口などに監視カメラだらけ。
IDチェックの検問もものすごい数。
イスラム教徒のウイグル人は数少ないモスクでもお祈りさせてもらえないという異常な環境。
自転車で走っててもずっと公安が隠れてついてきて、
文句言って写真・動画を撮りに行ったらあとあと逮捕されて全部データを消させられたり・・。




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ただ、自然はやっぱり美しい、でかい国。




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パミール高原の4300mの峠を越えキルギスから中国。
新疆ウイグル自治区の中心都市カシュガルは1000m。
そこからカラコルムハイウェイを上り返してふたたび4000mの世界へ。
カシュガルで買っといたポテチはパンパン。




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7546mのムスタグアタ山とカラクリ湖。
政府はクソだが景色は素晴らしいっ!!




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なんやかんやでカラコルムハイウェイの中国・パキスタン国境を越え、パキ入国。




06_2019102200100354f.jpg
ロストホライズンや風の谷のナウシカのモデルともいわれるフンザ渓谷。
ここはもう秋の始まり。




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トニカク少女がカワイイ。
登山家の長谷川恒夫がなくなった場所らしく、
「長谷川メモリアルスクール」が建立され、900人以上の子供たちが学んでいる。




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そこら中に7000m以上の山が見える。




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シスパーレ(7611m)
つい最近、某動画サイトで平出和也のシスパーレ(7611m)登山を見たばかりで、
そのルートが手に取るように見ることができた。



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2015年にスペインで3週間タンデムに乗ってくれたちょこちゃんと再会。


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