地震の話。海外にいるぼくにもできること。
now I'm in Easter Isl.
I heard the news of the earthquake by Santiago in Chile three days ago.
I called to my family immediately and everyone is safe.
There was no problem because Osaka city where my family lived was 1000km far from the epicenter.
However,it was not possible to contact to some my friends is living near the epicenter.
but finally I confirmed that all guys are safe while ago.
but the damage is terrible huge. even now people are gone to die under the debris.
the thing I can do is a only praying Japanese safe and be well.
in this time, so many friends sent me e-mail for confirming my safety.
and all of them worrying also about all Japanese.
our Japanese are getting your cheering message and the messages let us encouraged us!
I actually appreciate my fellows!!! please continue to pray for Japan!
4日前、チリのサンティアゴのホテルで早朝、
オーナーがぼくが寝てるベットにやってきて、
「日本で大きな地震があった、すぐ家族に連絡しろ!」
テレビで流れてたチリのニュースでは、
典型的な地方都市が崩れ落ち、あちこちから空襲後のような炎と煙が上がり、
コンビナートではガソリンタンクが爆発交じりに燃えていて、
畑の広がる大きな景色は津波で水没し、海と陸地の境界は消えていた。
津波で流された車は一ヶ所に留まり、薪のように粛々と燃えていた。
すぐに思いだしたんは最近出会って大好きになった旅人のこと。岩手の出身やった。
彼女はいまどうしているんか? 無事なんか、もしかして・・・
TVで流れる映像にはすべてが崩れ、燃え、流され侵される、数千、数万、数十万の悲しみだけで満ちた大地があった。それしかなかった。
ヘリから撮影されるそんな景色の中に、人の姿はひとつとして無かった。
完全なまでに一方的な蹂躙。
人間がこれまでの発展の中で「自然」に対して行ってきたような・・。
でもこれはありきたりな何かの警鐘とか教訓でもなく、
今後人間が奇跡的な変革を遂げ地球にやさしい生活を手に入れたとしても、
そんなことには何のお構いもなく、定期的に、人間が生きているかぎり永久に繰り返されるイベントにすぎない。
そう思ったとき、「地震大国」日本に暮らすということはとてつもなく理不尽な足枷を負わされたようなものだと思った。
もちろんそれは地震大国日本だけでなく、地震がないとされている国・地域にも何らかの天災は起こるやろうし。人類すべてに課せられた、嫌いな言い方やけど、業のような・・。
そして、「自然」に対して、ぼくら人間ができることはあまりにも少ない。
その日はイースター島に行くため、ペルーのリマへのフライト日だった。
日本人旅行者に見送られてカバンを背負って町に出た僕に、多くの人の視線が向けられた。
それまでのアジア人蔑視や好奇心からの視線とはあきらかに違った、同情のような視線。
空港行きのバスに乗って席に落ち着くと、近くに座っていた若い女性が話しかけてきた。
あなたは何人? コリア? チャイナ? ジャパン??
地震のニュースは知ってるわよね? 家族に連絡はとったの?
ぼくの家族や日本のことを心配してぼくの顔を覗き込む彼女の顔は、ぼくよりも数倍、悲痛な顔をしていた。
バスを降りるとき、ほとんどの乗客がぼくに声かけてくれ、日本は必ず復興できると、勇気づけてくれた。
正直、この時は地球の裏側で燃えている東北のニュースにいまいち実感がなかったのかもしれない。
その日から、道端ですれ違っただけで話しかけ、心配してくれる人の多いこと!
前回はチンチョンチャン!と罵声を浴びせてくる奴が多かった町、リマですら一変していた。
次々と送られてくる外国人からのぼくと日本を気遣うメール。
韓国から、コスタリカ、アメリカ、ペルー、ノルウェー、フランス、イギリス、ドイツ、南アフリカから。
なんやねんこの連帯感!! 沈黙の艦隊か!? 地球人という言葉が浮かぶ。
地震発生からこれまでの間でどんだけみんなに激励の言葉をもらったことか・・。
みんなどんだけ優しいねん!!!
んでもってむっちゃありがとう!!
チリでもペルーでもわずか数年前に地震と津波で大きな被害があった。ニュージーランドでもこないだ。
つい最近もニュージーランド人のサイクリストに出会ったとき、ぼくは地震があったことに対して何にも言わんかった。というか、そのことを思い出してすらおらんかった・・・
我ながら気付くこともできひんくらいの思いやりの無さ・・。 連帯感のかけらすらない・・。
でも今はそんな自分を恥じるより、自分に何かできることを探すべきやと思った。
海外にいて自転車で旅をしている自分にもできることって・・・
災害に会った友達を元気づける。
災害地に役立つ情報を少しでも流したり、現地の惨状を伝える。
HPでみんなに募金を呼びかける。
日本にすらおらんぼくがそれをすることはなんかちょっとちがうような気がした。
というか、なんか偽善っぽく思われたりすることに抵抗があったんかな?
そんな風に何も考えは浮かばず、行動もできず、何ひとつすることなく、ただ時間が流れてしまったイースター初日。
ボリビアで出会った就活中の大学生、ゆうき君がmixiでいろんなことをつぶやいていた。
それは海外から届いた心配や応援のメッセージであったり、被災者に役立つ情報だったり。
読めば涙が出るような話も多く、そしてそのメッセージはベタに、そして確実に激しくぼくの胸を打った。
海外からのメッセージや、行動を起こしているゆうき君に。
繰り返すけど、彼は関東に住む就活中のいち大学生。
忙しい生活の中で被災者のために自分のできることを考え行動を起こしている若い彼を見て、自分にもできることがあるんや知った。
そういうのを偽善と言う人もおるかもしらん。自分でもそう思ってるくらいやしね。
でも彼のつぶやきを引用させてもらうと、やらない偽善よりやる偽善の方がいいよね。
↓そんな彼のつぶやき一覧。mixiをやってる人は見れると思います↓
http://mixi.jp/list_voice.pl?owner_id=17086272
というわけで、この日記を書くことにしました。
そんでもってネットを通じて少ないながら募金もしようと思う。
被災された方、家族・親戚・知人をなくしたり、行方不明だったりして今も絶望・不安の中にいる方々。亡くなった方々。
そんなひとたちにぼくが言えることはただひとつ。
受けた身体や心の傷は癒えないかもしれない。
でもいつか必ずそれらを受け入れて乗り越えれる日はやって来ると思います。
それまでどうか頑張って!
僕のような小さい人間だけでなく、世界中の人たちが注目して応援・復興のメッセージを送ってくれています。
どうか、、がんばって!!!
あとちょっと思ったこと、、、
被災者に重要な情報も多数書き込まれているmixiやfacebook、twitter。
そのつぶやきにどうでもいいこと(ぼくからすると)を書きこんでいる人がいること。
被災地から遠く、仕事や学校に行って通常の生活を送っている人たちにはリアリティが薄いことは分かる。
それでもこの状況で現地の人たちがそんなつぶやきを見たらどう感じるだろう?
大事な情報がどうでもいい書き込みのせいで一覧の下へ下へと追いやられ表示欄から消え、必要としている人に届かないこと。
少し考えれば誰でも分かることやとおもうんやけど・・・
腹立つ人もいるかとは思いますが、こういう時です。
もし思い当たるフシがあるという人は、どうか心遣いを。
ばばっと書いたから文章やからぜんぜんまとまってないし、言葉遣いがひどかったり配慮に欠けた所もあるかと思いますが、どうかご容赦を。

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| 20! CHILE | 12:55 | comments:17 | trackbacks:0 | TOP↑
こんにちは。このコメント欄で意見交換するのもちょっと気が引けますが…
>大事な情報がどうでもいい書き込みのせいで
必要不必要を選別するのは使う側がリストやフォロー解除で情報整理すべき話では。何が必要かは人によっても違いますし、自粛しすぎで緊張や日常を送る事に罪悪感を強いるのは良くないですよ。
| someyoung | 2011/03/16 18:29 | URL |