海底鬼岩城へ突っ込むのはバギーだけではない。サイクリストもDA!! ~Cerro Castillo編~
チリ・パタゴニアに入って420km、カルテラアウストラルメイン都市、COIHAIQUE(もしくはCOYAIQUE)に到着。
もしくわ・・の下り、もうめんどくさいんでこのブログではコジャイケに統一でw

ツーリストオフィスで聞いた宿を周ってもフルやったり教えてもらった場所になかったり、値段変わってたり・・。
この町のHospedaje=安宿ぜんぶ周ったんちゃうかいうくらい3時間坂の町を走り回って、
結局安いとこが見つからず、その日はちょい高めの汚いホテルへ。
んでもって次の日、近くのちょっとキレイめHospedajeに念のため値段聞いてみたら案の定高い。
でもキャンプならまだ安い。幸いその日は晴れてたし、ネット付きで自転車乗りも泊ってると言うのでココに決めた。
ウシュアイアから北上してるスペイン人自転車乗りミゲール。
同じくウシュアイアからコロンビアまで2年かけて歩いて北上するフレンチ女子3人組。
地元のなんとかいう24時間遊び続けるTHE遊び人。
サラっと書いたけど、けっこうスゴいメンツよね。毎晩夜遅くまでお酒飲んで遊んでた。

そこにやってきた、素敵なお年フレンチカッポーは2人の後ろのオーストリア製軍用トラックで世界旅行してる。

シンプルやのに訳のわからんレバーやらボタンやらがいっぱいの運転席。 コレなに!コレなに!とテンション激アガり。
ちなみにこのトラック、2~6輪駆動に切り替え可能で走行性能は砂漠でも余裕とハンパないけど、
さらにハンパないのはリッター4kmのガス食い虫。

おっちゃん自らの改造で、ガス台から冷蔵庫まで完備。
もちろんリアのシートを倒してベットにもなる、完全キャンプ仕様。

こちら手前の青いのがコンプレッサー。タイヤの空気入れから掃除機まで動かせます。
奥のタンクが冷蔵庫のコンプ。
とても気になるこの車のお値段は・・・
怖くてきけんかったw

ミゲールと素敵なお年夫婦に見送られて3日滞在したコジャイケを出発。チャオっす!

平らなようなアップダウンのような、、
カルテラアウストラル中部特有のパンパ&丘陵地帯を越えていく。
ここらは北部よりも圧倒的に晴れの日が多い。その変わり、川や湧水がほとんどなくいので飲み水に困る。
んでもって釣り場所も減った。こっちのほうがもっと困る。

コジャイケを出るとカルテラアウストラル最高地点まで上る峠に入る。
350mのコジャイケから1000mへ、一旦下って800m、もっかい上って1100m。
その峠の下でキャンプしてたら近くでキャンプしてたらしいオーストリア人カッポーが。
ここまでは特に珍しくもないんやけど、なななんと!!彼らもウシュアイアへの南下組なのだ!!
この季節の南下組に会うのは初めてDA! ・・ても、、
アウストラルの終点オヒギンス村からのフェリーが今季はすでに終わっているらしいので、
彼らは途中のチレチコからアルゼンチン側に抜ける予定だとか。誘ってみたけどダメやったー
そんでもって彼らの友人もちょっと後から南下してきてるけど、やっぱりアルゼンチンへの編入組らしい。
さらにはさらには、このころ知ったけど、ぼくの後にも日本人で同じJACCの伊藤心さんたちが南下してきてる。
でもって彼らもまたチレチコからアルゼンチンへの編入組・・。
うーん。やっぱり自力でボート探して行こうって同志はおらんらしい。
オーストリアンカッポーとは走るスピードが合わず3日間キャンプ場所で落ち合って過ごし、アルゼンチンへの分岐で別れた。

どんな下りやねんw
ひとつ目の頂上。

標高は高くても舗装はされてるし角度が緩い。
寒くなかったらほんま楽勝なんやけどな~。
ちなみにこの日の予報は2~7℃の雪ダルママーク。

すぐお隣の山は2000m。道路との標高差1000m。
山頂にある氷河や雪の冷気が低い場所に流れ込んで強くて冷たい風になる。
太陽が隠れると体感気温は0℃近い。

2つの峠を上り切ったらドカーンと下り。
途中の展望台に止まろうとブレーキ握ったけど20m以上通り過ぎてやっと止まった。
そして道路から顔をあげたらこれまたどーん!!
カルテラアウストラル名物のひとつ、セロ(山)カスティージョ、(Cerro Castillo、2300m)
雪をたたえた山々の中から飛びぬけて高く、険しい峰。
空を突き刺すナイフのような迫力にいっぱつでノックアウトされた。

展望台からは右にセロカスティージョ、正面にはこの九十九折り。
左側には北から南へとアンデス山脈が繋がり、ゆるやかに蛇行した川が谷底に付き添う。
そんな雄大な景色の真ん中に自転車乗りが、ぽつん。

峠からはLago(湖)General Carreraへ下って船で対岸に渡っていく道が距離が短くかなり楽な道のりがある。
しかし、セロカスティージョを真下から眺めるために山の中を何十キロか遠回りしりドMルートを選ぶサイクリストも多い。
あのオーストリアカッポーももちろんこっち。
うーん・・。
ここまで来たなら行くでしょ(笑)
毒を食らわば皿も箸も紙ナプキンまでまとめて丸飲みでいったらんかーい!!

そんな麓に暮らす人たちもおる。
暖炉の暖かい部屋でウイスキーとか飲んじゃうんやろうな~
Que Bueno!! How贅沢!!

Castillo山の両どなりの2峰も同じくらいの高さがある。
やけどやっぱり迫力が違う!!

悪魔の顔のような山頂(悪魔みたことないけど)はまるで海底鬼岩城。
バギー!!! (ドラ映画ね)

セロカスティージョ村(Villa Cerro Castillo)はその名の通り、セロカスティージョの真下にある。
村のどこからでも山が眺められる、かわいい村。
右手のバスはカルテラアウストラルの小村に3店舗出してるハンバーガー屋。
この村で食料補給だけしてチャオ、セロカスティージョ!!
こっからはパタゴニアの2大氷河地帯のひとつ、Campo Norteの真横を通る道になる。 寒なるよ~!
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I'm apearing on this NHKradio program!
http://www.nhk.or.jp/gr/shoukai/
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