現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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降伏か死か!この命ある限り ~Boder in the middle of nowhere~ その2


予約投稿でーす。
ただいまのぼくはとうとう、と言うかやっぱり? いや、案の定??

うん、案の定。真冬に突撃してしまったパタゴニアを南米最南端ウシュアイアに向かって走ってます。生きてればね。

天気予報では今朝の最低気温-7℃。


魔冬w


このブログで何回もパタゴニアの魔冬はさすがにヤバい、魔冬に入るのを避けるために急がなアカンって重ね重ね書いてきたのに、あれはフラグか前振りか(笑)


んーなわけで地獄国境越え、パート2death!!


1_20110605151050.jpg
前回日記、イミグレで道を聞いたら係官はこの川を指さしひとこと。


見えるだろ、対岸。 と、、


そう、オヒギンスでサビエルと国境警備隊が言ってた地獄国境がついに始まったのDA!!


ここで国境警備隊が言ってたこれからの道をおさらい。

・車の通れない登山道のような泥の山道

・雨季の水かさが増した橋のない川越え、

・幅30cmで長さ30mの橋(謎)

でだ、
とりあえずイミグレを出て、考える。

この川どうやって渡ろう?

ってかそんなことは分かってんねん。
自転車の荷物をぜんぶ外して、靴脱いで川に入って荷物と自転車を運ぶしかない。3往復くらいか・・。

そんだけの事せなあかんし他にやりようがないってのもちゃんと分かってるんやけど、
すぐにはこんなとこ突っ込んでいかれへん。ちょっとでも間を置いてこの後の辛い時間から目をそらしたい。


ちなみにこの時の気温は3℃くらい。風はゴォゴォ、立ってるのも辛いくらい。

試しにちょっと触れてみた川の水。
さすが、雪解け水。


飛びあがるほどチベテーー!!!


小宇宙燃やしてもムリーーー!!!
(ここんとこ星矢ネタが増えてますが、ググってでもついてきてくれ!!)


こうなったら最後の手段、アレしかねー!!

川を前に考え込んでるはるか地球の裏側から来たハポネスアミーゴをイミグレ係官が見て不憫に思い、建物のすぐ脇に停めてある軍用車で対岸まで送ってやろうかボーイ!!と声をかけてくれるのを待つ、人の優しさおんぶに抱っこ大作戦!!

それっ、考える人ポーズ。 (実際けっこう使えます、この技w)
























5分経過。
さむー!!
すでに体の芯まで冷え切ったぜ・・。
早くイミグレのやつ声かけてこいYO!!
くっそーこうなりゃタバコに火つけて、どのルートで川を渡るか考えてる人のポーズだっ!!
























10分経過。
手の感覚なくなって何回タバコ落とすねん状態。早く気付いて~!
石を投げて川の深さを測ってる、アウトドア知識の豊かな人が小首を傾げ、
ここひょっとしたら渡られへんくらいに深いんちゃん?って訝ってるポーズっ!!






























15分経過。
ムリ。カツラ飛ぶってw
イミグレのやつ、メシ食ってるからぜったいおれのこと見てないしw





























15分10秒経過。
ごんむえぇ~んおにいちゅわぁ~ん
あすぉこのくるぅまであっっっちまでおくぅってくぅんないっ??

イミグレに戻って娼婦ばりに甘えた声で係官に媚びてみた。






























ダメーwww




































分かってんねん・・。そんなこと全部分かってんねん。

たださ、
ちょっと決意がつかんかっただけやねん。
だってきっと辛いやろうしさ、怖いしさ、、、

いやでも、そんなこんなでだいぶ時間かかってもうたな。
行こう!何時間ここでおったっていつかは川渡らなしゃーないし。

そう決意すると早い。
テンションが冷めてまえへんうちに靴を脱いで川に向かう。
この川は幅は30mくらいあるけど、細い流れに分散してるところを渡って行けば水に入るのは3~4回くらいで済むかな。

よしっ、まず手前のに、。ざぶっざぶっ。







ヒャド━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!






冷たすぐる!!

でも行くっ!!まだおれの小宇宙は消えてないぜ!燃えろ、俺の小宇宙よ!!

20kgくらいあるリアのバックを抱えて川の中を進む!!

滑りやすい川底の石に気をつけてフラフラ一歩一歩。
水の冷たさで指先がちぎれそうなほどジンジンする。
でもその痛みはすぐに足の裏が水底に着地する衝撃と相まって、
足の裏から突き抜けてくるズンズンにレベルアップ!! ヒャダルコ━━━(゚∀゚)━━━!!!


うぎゃー!


あひぃ


ぐぐぅ・・・


どんどん叫び声もテンションが下がっていく。
たかだか3mくらいの一回川を渡るのでこの騒ぎ。
この辛さは対岸までの片道すらヤバいって!
荷物多いから4往復、8回も横断なんてしたらもう・・・



そんな時、ぼくの100倍のザブザブ音が後ろから聞こえてきたっ!!


OMG!! TOYOTAのハイラックスジャマイカー!!!


くーるーまぁーーー!!!

のじでぐでぇーーー!!!!




2_20110605151017.jpg
助かった、、マジで助かった、、、

正直帰ろうと思ってたもん。絶対無理やってこんなん。
いくらドMと言ったって愛のない痛みには耐えられまへん。

そんなことより、
ぼくを乗せてくれた車、たまたまテレビのクルーが自然の何やかんやを撮影する下見に来てるらしい。
普段ならこんなとこに車が来ることなんてありえへんくらいのことらしい。


ムーチョラッキー!スーペルグラシアス!! ほんま助かった~



3_20110605151017.jpg
対岸を渡ると民家があった。

ここは両国のイミグレの間の国境緩衝地帯。
言わばどこの国でもない場所。

そんなところで数十匹の犬に囲まれ、髭の濃い青年がふたり(ここ大事w)、住んでいる。

想像してしまうのは、
人の目、家族の目からも逃げた許されぬ関係のフタリ。
逃げて逃げて、行きついた先はどこでもない場所。
ここのことボーイズはエデンとか呼んじゃってんだろなー

いやー妄想膨らむねーw



4_20110605151016.jpg
さて、川越えを乗せてきてくれた車は謎ボーイズ家の敷地内で停まった。
テレビクルーはここに車を置いて歩きまわるらしい。

アルゼンチンのイミグレまで行ってくれるんかと思ってたのに・・。残念。

そして家の敷地内で自転車ごと下ろしてもらい、こっからは自分で走りな、と。

ここでイミグレの係官にも言われたし謎ボーイズも口をとんがらしてすっぱくして教えてくれた、今後のルート。

こっからは車の走れるような道はない。山の中を自転車を押して進まなあかん。
崖とか川とか泥とか~~~(←分からんスペイン語)とか、自転車を持ち越える所がいっぱい。
数キロでジャンプで越えられへん大きさの川があるので、そこに突き当ったら、
3kmその川沿いに遡って行く。橋があるか。らしい・・。。

あとは、ずっと東に進め。
ずーーーーっと、ずずずーーーーーーーーっっっっと、東に進むだけだ。
あっ、プーマとかおるよw


オッケーりょうかいグラシアスチャオチャオー
・・って、
後ろを振り向いて出発しようと思ったら柵にどーん!!

まず第一の関門、胸の高さまである柵。

まだTVクルーとか謎ボーイズが見てたのでみんなが手伝ってくれ、60kgの自転車を担いでその柵を越えた。
胸ポケから黄色いハンカチ取り出して今度こそ、チャオチャオ!! いろいろグラシアス!!




5_20110605151016.jpg
どーん!!ふたつめー!!!

どんだけ侵入ふせぐねん!!

冷静に考え、プライヤーを取り出して木を留めてるワイヤーを外し
、一番下の木を抜いて地面とのスペースに自転車を滑り込ませる。

なんとか荷物を外さんですんだ。ふぅ。
もちろん、後には柵を元通りに直したよ。

そっからしばらくは登山道のような人の通った跡を進む。
さっそく倒木バカバカ倒れてて、藪の中を自転車押して迂回する。
この時点ではゆっくりやけど、自転車にはまだ乗れてた。

乗れなくなったのはココから・・・


6_20110605151015.jpg
踏み絵かっ!!
いつかぜったい踏んでまうやんw


なるほど、、、
この道は人が馬に乗って通る道なのね。

にしてもこんな堂々と、自信満々に道の真ん中にう○こするのって、、、 気持ちいいやろうなぁ。



7_20110605151015.jpg
1kmも進まんうちに道が細くなってきた。
両側にせり出した植物にはトゲがあって、その間を押して進むにもカバンの両側からトゲに挟まれて突っ切れずに止まってまう。
手を離しても自転車は自立してるような状態で、ハンドルを右へ左へ、押したり持ち上げたり引っ張ったりして少しずつ進むしかない。

そしてザクザク足にトゲが刺さるw



8_20110605150800.jpg
丘を登って下ったら小川があった。
こんな丸太の上を自転車通すだけでもだいぶ時間がかかる。難しい。



9_20110605150800.jpg
出た・・・

ジャンプで越えられへん川ってこれ・・・?

いーんや、こんくらいやったらまだジャンプで飛べる。
自転車じゃムリやけど。

記念すべき、一回目の荷物全外し。

自転車から荷物外すつっても、このカバンはガチっと固定できるかわりにストラップが多い。
おまけにギターとかもあるしね。外して着けるだけでも30分。

それに加えて荷物と自転車を運ぶ。4往復の道のり。

川の深さはふくらはぎ程度やけど、やっぱり雪解け水。死ぬほど冷めてーよ!!

結局こんな小川一本越えるのに1時間近くかかった、。



10_20110605150759.jpg
さぁどんどん道が険しくなってまいりました!!

馬のトレイルはこの木々の間に延びてるけど、カバンのついた自転車の幅じゃ通行不可。
迂回できるようなスペースもなく、、、


記念すべき2回目の、荷物全外し。


さっき荷物付けてから50mしか進んでないのに、、、

頭おかしなりそう・・・



11_20110605150759.jpg
2回目の荷物を装着した後で、いいことに気付いた。
荷物を外したらその難所を越えてもすぐに荷物を装着せんと、
もうちょい先の方にまた荷物を外さなあかんような場所がないかどうかを調べに行けばいいんや!!
そしたら付けたり外したりの手間が省ける!

と思ったけど、荷物だけで40kg近い重さ。
それを森の中で4往復して運ぶのも、やっぱりキツい。

自転車があるだけでこんだけの荷物を楽に運べるんやね~。
やっぱ偉大だ、自転車は。


12_20110605150759.jpg
こんなんばっか。
迂回するにも、トゲがあるところを避けたりせなあかんし、
どこもすんげーデコボコしてて倒れた木だらけの密度の濃い森の中で、
自転車が通れるようなルートって実はなかなかない。ってか森の中に平らな場所なんてねー!
自転車を持ち上げるように押して進む。


13_20110605150758.jpg
はい3回目ー!!

頭おかしなるー!!


もぅさっきからぜんぜん進んでない。

チリのイミグレからたった3kmくらいの距離を4時間もかかってる。
そして3回目の荷物全外し、死ぬほど冷たい川を、4往復・・。


とはいえ、まだ余裕あったんかもね。写真とってるくらいやし。


ただ、、こんなひょうきんな姿はここからはなくなります。
ってか辛すぎて写真すらなくなるっていうw




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