イカダ転覆日記 その1 激突 ~アマゾン川いかだ下り!!~
イキトス出港前にこれはやっぱ書いとかなあかんよね。
イカダ転覆日記DAーー!!!
イカダ下りを始めて13日目の夜。
この日は朝からよく進んだ。
ずっと本流の中にいて、カーブを4つか5つ抜けて、夕方になってもまだ本流の真ん中にいたので、
けんちゃんとも特に話し合う事なく、夜の間もそのままイカダを流しっぱなしにする事にした。
まぁそれまでも毎晩、イカダを流しっぱなしにしてたから、
たまにカーブ外側に寄せられて夜中に立ち木に当たることはあったけど、
たいがいは夜の間に流れのない所で何かに引っ掛かったり、
砂浜の浅瀬で座礁して止まってることが多かった。
夜中に船とすれ違う時にはエンジン音で目が覚めるので、
起き出してライトで船に合図し、衝突しそうな目にもあってなかった。
少しでも危険な目に遭ってたら、夜の間もイカダを流すことに着いて話し合ったりしてたやろうけど、
マフィアや麻薬シンジケートによる強盗ばかり心配していて、夜も流しっぱなしにすることに対しては安心しきっていた。
一日よく進んだことでぼくもけんちゃんも気分が良かったし、
おまけに今日は風も波もまったくない、完全な凪。
水面は鏡のように景色を反射して、たまにイルカが飛び跳ねるこれまでで一番トランキーロ(平和)な夕暮れで、
晩御飯を食べた後にデッキでの一服を楽しみにしながら、夕食を作って食べた。
夕食がすむと、すぐに寝れる準備だけしておいてデッキに出た。
予想通り、空は満天の星空!
ぼくらのイカダは天の川に沿って進んでいて、
ロッキングチェアーで揺れながら1時間くらい、
これ以上ない順調な一日について気分良く語り合ってた。
夜9時ごろ。
どこからともなく、ザァーという音が聞こえてきた。
これは細い川が勢いよくウカヤリ川に流れ込んでいる時や、
カーブ外側の流れの速い場所に立木がある時に聞こえてくる音。
この時は後者だった。
ぼんやりと見えるジャングルのシルエットが通り過ぎていく速さで、イカダのだいたいのスピードを計ることができる。
かなりスピードが出てる様子で、しかもだいぶ外側に寄せられている。
川の中央に向かって漕いでおくかな。と考えながらも、冗談半分でけんちゃんに、
「滝みたいな音してるね。ナイアガラクラスやで!」 と笑っていた。
しばらく間があって、
「川の中に3本、なにか立ってるように見えるね」と、けんちゃん。
「ん?見えへんけど、どの辺?」
「あの右の方・・・」
暗闇の中に目を凝らすと、3mくらいの間隔で3本、水面からまっすぐ上に向かって飛び出した立ち木が見えた。
「漕いどこか?」
そう言ってリラックスモードから切り替えてパドルを握った。
まずは下流に向かっている舳先を川の内側へと向け、真っ暗な水面に力いっぱい櫂を入れる。
その間もザァーという音は徐々に大きくなってきていて、もはや地鳴りのような轟音に変わっていた。
緊張感は高まって行くけど、まずは漕ぐことが最優先、左右のバランスなど考えず力任せに思いっきりこぐ。
しかしぼくらの焦りとは裏腹にイカダの前進はひどくゆっくりだ。
俯いて歯を食いしばり、ガボッ、ガボッと、全ての力を込めて水を前から後ろへと押しやる。
1分か、30秒か、会話する余裕もなく時が流れ、どれくらい進んだのかと顔を上げた。
目の焦点が合わない。
遠いのか、
近いのか、、、
ようやく立ち木にピントが合ったとき、巨大なシルエットはわずか数メートル先にあった。
3本並んでいるうちの左端の木が、水中からこちらに傾いて飛び出していることを認めたのと同時に、もはやこれは避けられないということを悟った。
自然と漕ぐ手を止め、けんちゃんに向かって叫ぶ!
「けんちゃんあかんわ!」
もう一度立ち木の方に振り返った時には、太い木の先端がぼくの顔に向かって伸びてきた。
反射的に左側に逃げようと立ちあがったその時、
ドンッという衝撃とともに木の先端がイカダ前面の壁板、一瞬前までぼくが座っていた所にぶつかった。
立ちあがった足元をすくわれけんちゃんの方につんのめる、
スローモーションの視界の中、
衝突の勢いと後ろからの川の流れに押されてイカダは右弦が沈み込み、垂直に向かって激しく傾いていく。
水面ギリギリにあるはずの左舷の床板がぼくの顔ほどの高さに見えたと思うと、 ぼくの視界はブラックアウトした・・。
(´;ω;`)ツライハナシダナー
いやー続きが気になるね~!!
とはいえ、あんまし根つめてもね。 ←書きたくないだけ
今回も行きますか、イカダに貼ってあるオタポスター紹介w
1回目はシェフなっちゃん。
2回目は立候補じゅりたん。
3回目はワロタ6。
こう来たら、お次はシンプルに。

はるごんをイカダ下りに連れてきたらすげーはしゃぐんやろなー
飛んでるトンボ見つけて小屋からダッシュしてそのまま川に落ちそう。
遊び疲れてスイカ持ったまま寝るんやろな~
まったくラブくるしいぜっ!!
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イカダ下りを始めて13日目の夜。
この日は朝からよく進んだ。
ずっと本流の中にいて、カーブを4つか5つ抜けて、夕方になってもまだ本流の真ん中にいたので、
けんちゃんとも特に話し合う事なく、夜の間もそのままイカダを流しっぱなしにする事にした。
まぁそれまでも毎晩、イカダを流しっぱなしにしてたから、
たまにカーブ外側に寄せられて夜中に立ち木に当たることはあったけど、
たいがいは夜の間に流れのない所で何かに引っ掛かったり、
砂浜の浅瀬で座礁して止まってることが多かった。
夜中に船とすれ違う時にはエンジン音で目が覚めるので、
起き出してライトで船に合図し、衝突しそうな目にもあってなかった。
少しでも危険な目に遭ってたら、夜の間もイカダを流すことに着いて話し合ったりしてたやろうけど、
マフィアや麻薬シンジケートによる強盗ばかり心配していて、夜も流しっぱなしにすることに対しては安心しきっていた。
一日よく進んだことでぼくもけんちゃんも気分が良かったし、
おまけに今日は風も波もまったくない、完全な凪。
水面は鏡のように景色を反射して、たまにイルカが飛び跳ねるこれまでで一番トランキーロ(平和)な夕暮れで、
晩御飯を食べた後にデッキでの一服を楽しみにしながら、夕食を作って食べた。
夕食がすむと、すぐに寝れる準備だけしておいてデッキに出た。
予想通り、空は満天の星空!
ぼくらのイカダは天の川に沿って進んでいて、
ロッキングチェアーで揺れながら1時間くらい、
これ以上ない順調な一日について気分良く語り合ってた。
夜9時ごろ。
どこからともなく、ザァーという音が聞こえてきた。
これは細い川が勢いよくウカヤリ川に流れ込んでいる時や、
カーブ外側の流れの速い場所に立木がある時に聞こえてくる音。
この時は後者だった。
ぼんやりと見えるジャングルのシルエットが通り過ぎていく速さで、イカダのだいたいのスピードを計ることができる。
かなりスピードが出てる様子で、しかもだいぶ外側に寄せられている。
川の中央に向かって漕いでおくかな。と考えながらも、冗談半分でけんちゃんに、
「滝みたいな音してるね。ナイアガラクラスやで!」 と笑っていた。
しばらく間があって、
「川の中に3本、なにか立ってるように見えるね」と、けんちゃん。
「ん?見えへんけど、どの辺?」
「あの右の方・・・」
暗闇の中に目を凝らすと、3mくらいの間隔で3本、水面からまっすぐ上に向かって飛び出した立ち木が見えた。
「漕いどこか?」
そう言ってリラックスモードから切り替えてパドルを握った。
まずは下流に向かっている舳先を川の内側へと向け、真っ暗な水面に力いっぱい櫂を入れる。
その間もザァーという音は徐々に大きくなってきていて、もはや地鳴りのような轟音に変わっていた。
緊張感は高まって行くけど、まずは漕ぐことが最優先、左右のバランスなど考えず力任せに思いっきりこぐ。
しかしぼくらの焦りとは裏腹にイカダの前進はひどくゆっくりだ。
俯いて歯を食いしばり、ガボッ、ガボッと、全ての力を込めて水を前から後ろへと押しやる。
1分か、30秒か、会話する余裕もなく時が流れ、どれくらい進んだのかと顔を上げた。
目の焦点が合わない。
遠いのか、
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3本並んでいるうちの左端の木が、水中からこちらに傾いて飛び出していることを認めたのと同時に、もはやこれは避けられないということを悟った。
自然と漕ぐ手を止め、けんちゃんに向かって叫ぶ!
「けんちゃんあかんわ!」
もう一度立ち木の方に振り返った時には、太い木の先端がぼくの顔に向かって伸びてきた。
反射的に左側に逃げようと立ちあがったその時、
ドンッという衝撃とともに木の先端がイカダ前面の壁板、一瞬前までぼくが座っていた所にぶつかった。
立ちあがった足元をすくわれけんちゃんの方につんのめる、
スローモーションの視界の中、
衝突の勢いと後ろからの川の流れに押されてイカダは右弦が沈み込み、垂直に向かって激しく傾いていく。
水面ギリギリにあるはずの左舷の床板がぼくの顔ほどの高さに見えたと思うと、 ぼくの視界はブラックアウトした・・。
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いやー続きが気になるね~!!
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今回も行きますか、イカダに貼ってあるオタポスター紹介w
1回目はシェフなっちゃん。
2回目は立候補じゅりたん。
3回目はワロタ6。
こう来たら、お次はシンプルに。

はるごんをイカダ下りに連れてきたらすげーはしゃぐんやろなー
飛んでるトンボ見つけて小屋からダッシュしてそのまま川に落ちそう。
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