怒涛のハプニングラッシュ! ~シャンゼリゼでおとまりんこ編~
身動きの取れない自転車と大荷物でパリオペラ座横で途方にくれる。時すでに夕方6時。
自転車屋を見つけるための頼みの綱、インフォメーションオフィスにも見放され、大都会の中で途方にくれていた。
この状況に陥ってひとつの可能性を思い出した。
少し前に日本で知りあっていた自転車の為の環境整備などの活動してくれている藤本さん。
タンデム自転車を手に入れるときも藤本さんのツイートから情報をもらって手に入れることができた大恩人。
その藤本さんがパリに自転車環境の視察に来ていて、滞在してるのがオペラ座から徒歩30分くらいの場所だったはず。
ずうずうしい考えながらもどにかして連絡が取れるなら今夜荷物だけでも預かってもらい、
明日の朝いちで自転車屋を探して修理することができる。
しかし連絡をとるには電話番号も知らないのでネット環境が必要。
オーストラリアではマクドでネットができたけど、マクドや通り沿いのカフェを回ってもワイファイの使える場所が見つからず、唯一の希望も絶たれてしまった。
万事休す・・。
にっちもさっちもいかない状態に再び戻ってしまい、キオスクでボッタくられた倍の値段のコーラをあおって途方にくれる。
日の長いヨーロッパの夏といっても、このままここで日が暮れてしまっては治安が悪く、危ない。
よりによってすぐ近くにナイトクラブの集まるエリアがあって、良からぬ感じの若者たちの往来が増えてきていた。
ここで夜を明かすことはできひん。なんとかしてここから離れるしかない。
できるだけ重い荷物をふたりのリュックに詰め込み、重量を減らした自転車を優しく押してオペラ座前から離れる。
キャンプのできそうな場所は地図のどこを見ても見当たらなかったけど、日が暮れるまでにとりあえず少しでも都心から離れんと。
ステムにベアリングのない自転車は、Fブレーキを使うとカツン!といやな音と、鉄を噛む手応えとともにガクッとハンドルがずれる。
リュックに荷物の大部分は移したとは言え、ふたり分の荷物をつんだ自転車の重みでベアリングのあるべきワンに傷が刻み込まれる感触が伝わってくる。
修理のきかないアルミの自転車、けっこうなお値段で手に入れたものを旅の初日、それも走行する前に壊してしまうことだけはしたくない・・。
もしこのタンデムが壊れてしまった時、タンデムあいのり自転車旅行を続けるためにもう一度タンデム自転車を買いなおすような余裕はない。
普通の自転車を買って旅するのもなんか違うし。そうなると旅を中止にして、帰国・・。
それは避けたい!!ってか避けんと!!
ヘッド周辺に傷がつかんよう、観光客でごった返すパリ観光の中心地を自転車を押して、歩く。

セーヌ川沿いに出れば芝生でキャンプができるかと思ったけど、セーヌ川沿いはコンクリートで固められた遊歩道になっていて、キャンプはできそうにない。
せめてホームレスのおっちゃんでもいれば仲良くなって・・・
次は少しでもパリ中心地から離れるためにセーヌ川南側の住宅地を目指すも、どこまで行ってもメゾンの続くエリアでキャンプのできそうな場所なんてまったく見当たらん。そうこうしてるうちに日も暮れてきた。
セーヌ川を渡る前に通ったルーブル美術館前の広場に公園があった。
夕涼みをする市民でいっぱいだったのでさっきはパスしたけど、林の奥で隠れて眠れそうな場所がないかと戻ってみるも、公園は夜の11時で閉まってしまうらしい。
暗くなったなかを当てもなく公園を通り抜けていくと大きな通りに出て、その道の先に大きな門が見える。
ということはこのとおりはシャンゼリゼ通りで、あの門は凱旋門か!?
こんな散々な状況で、まだ見るつもりもないのにオペラ座やルーブル美術館、凱旋門にシャンゼリゼまで中途半端に見てしまった。
初めて見たときのインパクトを大事にしたかったのになぁ。
シャンゼリゼ通りに出ると、通り沿いに緑地帯が広がっていて、警察が見回ってるものの、なんとか隠れてテントの晴れそうな場所を発見!!
近くに水道まであって、ようやく落ち着くことができた。
考えてみると、朝から何にも食べてない。風呂も丸2日は入ってない。
日が暮れる前に唯一開いていた食料品店で買っていたパンとワインで体と心が少しほぐれた。

ほんとに長い一日やった・・。
元をたどれば自分の準備不足と小さなミスの積み重ねなんですが(笑)
飛行機の荷物積み込みで揉めてたのなんて遠い昔のようだぜ・・。
この日は時差ぼけもあって酔っ払ってすぐ眠りに落ちた。
次の朝、ツーリストインフォで教えてもらった自転車屋に向かう。

大通り沿いの個人商店で、ママチャリ系の自転車が多く、マウンテンバイクのパーツ見当たらん。やな予感・・・

ちょっと不安になるも、このおっちゃんらのテクニックがすさまじかった。

ノーマルフォークからアヘッドへのワンの取り外し打ち変え、コラム内にネジぶっこんだりキャリアのステーをそこらにあった金具で流用して製作するのにたった30分!

英語の話せる若い兄ちゃんが店長さん。
代金も旅行者ってことでちょっとまけてくれた。メルシーボンジュール!!
ようやく自転車に乗れる!!
フルパッキングでの初走行が人と車でごった返すパリ市街とは(笑)
ふらふらで漕ぎ出し、郊外のキャンプ場へ向かいながらめぼしい観光地に寄っていく。

ルーブル美術館。
昨日は暗闇の中で不気味な要塞に見えてたけど、こんな感じやったんやね。
中に入るのはまた明日。

凱旋どころかようやく始まったところですが、凱旋門。
七転八倒ありましたが、ようやくタンデムあいのり自転車旅行のスタートだよー!!
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自転車屋を見つけるための頼みの綱、インフォメーションオフィスにも見放され、大都会の中で途方にくれていた。
この状況に陥ってひとつの可能性を思い出した。
少し前に日本で知りあっていた自転車の為の環境整備などの活動してくれている藤本さん。
タンデム自転車を手に入れるときも藤本さんのツイートから情報をもらって手に入れることができた大恩人。
その藤本さんがパリに自転車環境の視察に来ていて、滞在してるのがオペラ座から徒歩30分くらいの場所だったはず。
ずうずうしい考えながらもどにかして連絡が取れるなら今夜荷物だけでも預かってもらい、
明日の朝いちで自転車屋を探して修理することができる。
しかし連絡をとるには電話番号も知らないのでネット環境が必要。
オーストラリアではマクドでネットができたけど、マクドや通り沿いのカフェを回ってもワイファイの使える場所が見つからず、唯一の希望も絶たれてしまった。
万事休す・・。
にっちもさっちもいかない状態に再び戻ってしまい、キオスクでボッタくられた倍の値段のコーラをあおって途方にくれる。
日の長いヨーロッパの夏といっても、このままここで日が暮れてしまっては治安が悪く、危ない。
よりによってすぐ近くにナイトクラブの集まるエリアがあって、良からぬ感じの若者たちの往来が増えてきていた。
ここで夜を明かすことはできひん。なんとかしてここから離れるしかない。
できるだけ重い荷物をふたりのリュックに詰め込み、重量を減らした自転車を優しく押してオペラ座前から離れる。
キャンプのできそうな場所は地図のどこを見ても見当たらなかったけど、日が暮れるまでにとりあえず少しでも都心から離れんと。
ステムにベアリングのない自転車は、Fブレーキを使うとカツン!といやな音と、鉄を噛む手応えとともにガクッとハンドルがずれる。
リュックに荷物の大部分は移したとは言え、ふたり分の荷物をつんだ自転車の重みでベアリングのあるべきワンに傷が刻み込まれる感触が伝わってくる。
修理のきかないアルミの自転車、けっこうなお値段で手に入れたものを旅の初日、それも走行する前に壊してしまうことだけはしたくない・・。
もしこのタンデムが壊れてしまった時、タンデムあいのり自転車旅行を続けるためにもう一度タンデム自転車を買いなおすような余裕はない。
普通の自転車を買って旅するのもなんか違うし。そうなると旅を中止にして、帰国・・。
それは避けたい!!ってか避けんと!!
ヘッド周辺に傷がつかんよう、観光客でごった返すパリ観光の中心地を自転車を押して、歩く。

セーヌ川沿いに出れば芝生でキャンプができるかと思ったけど、セーヌ川沿いはコンクリートで固められた遊歩道になっていて、キャンプはできそうにない。
せめてホームレスのおっちゃんでもいれば仲良くなって・・・
次は少しでもパリ中心地から離れるためにセーヌ川南側の住宅地を目指すも、どこまで行ってもメゾンの続くエリアでキャンプのできそうな場所なんてまったく見当たらん。そうこうしてるうちに日も暮れてきた。
セーヌ川を渡る前に通ったルーブル美術館前の広場に公園があった。
夕涼みをする市民でいっぱいだったのでさっきはパスしたけど、林の奥で隠れて眠れそうな場所がないかと戻ってみるも、公園は夜の11時で閉まってしまうらしい。
暗くなったなかを当てもなく公園を通り抜けていくと大きな通りに出て、その道の先に大きな門が見える。
ということはこのとおりはシャンゼリゼ通りで、あの門は凱旋門か!?
こんな散々な状況で、まだ見るつもりもないのにオペラ座やルーブル美術館、凱旋門にシャンゼリゼまで中途半端に見てしまった。
初めて見たときのインパクトを大事にしたかったのになぁ。
シャンゼリゼ通りに出ると、通り沿いに緑地帯が広がっていて、警察が見回ってるものの、なんとか隠れてテントの晴れそうな場所を発見!!
近くに水道まであって、ようやく落ち着くことができた。
考えてみると、朝から何にも食べてない。風呂も丸2日は入ってない。
日が暮れる前に唯一開いていた食料品店で買っていたパンとワインで体と心が少しほぐれた。

ほんとに長い一日やった・・。
元をたどれば自分の準備不足と小さなミスの積み重ねなんですが(笑)
飛行機の荷物積み込みで揉めてたのなんて遠い昔のようだぜ・・。
この日は時差ぼけもあって酔っ払ってすぐ眠りに落ちた。
次の朝、ツーリストインフォで教えてもらった自転車屋に向かう。

大通り沿いの個人商店で、ママチャリ系の自転車が多く、マウンテンバイクのパーツ見当たらん。やな予感・・・

ちょっと不安になるも、このおっちゃんらのテクニックがすさまじかった。

ノーマルフォークからアヘッドへのワンの取り外し打ち変え、コラム内にネジぶっこんだりキャリアのステーをそこらにあった金具で流用して製作するのにたった30分!

英語の話せる若い兄ちゃんが店長さん。
代金も旅行者ってことでちょっとまけてくれた。メルシーボンジュール!!
ようやく自転車に乗れる!!
フルパッキングでの初走行が人と車でごった返すパリ市街とは(笑)
ふらふらで漕ぎ出し、郊外のキャンプ場へ向かいながらめぼしい観光地に寄っていく。

ルーブル美術館。
昨日は暗闇の中で不気味な要塞に見えてたけど、こんな感じやったんやね。
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| 23 FRANCE | 20:09 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
前オーナーより
おっ!
リヤサドルはそのままですね、ちと硬いかも・・・
| 横井昌市@笹舟倶楽部 | 2013/08/26 14:34 | URL | ≫ EDIT