世界一いい女、ヴィーナスへの道のり 前編

ヨーロッパ旅行前の資金貯めオーストラリア旅行で出会った香港ガール、ヴィーナス。
誰とでもよく話し、FC○KだとかSH○Tだとかを会話にバシバシ放り込んでくるざっくばらんな楽しさと、
何かあったときにはいち早く心配してくれ、誰よりも親切に面倒を見てくれるホスピタリティ溢れる女の子。
そこにいた誰もがヴィーナスこそが世界で一番イイ女だと太鼓判を押していた。
個人的な話をすると、
いつも仕事ギリギリに起きて慌てて準備するのを見て、
明日から私がヨシを(ぼくね)起こしてあげると、それから毎朝テントをガサゴソ、
仕事に出る30分前にきっちり起こしてくれた。
サッカーで背中を痛め、まともに歩けなくなっていたぼくに彼女は持っていた鎮痛クリームを丸ごとくれ、
毎晩風呂上りを見計らってクリームを背中にヌリヌリしてくれた。
あの時あの場にいた誰もがヴィーナスに親切にされたエピソードをひとつふたつもっているくらい、
誰もがヴィーナスの優しさを受け、誰もがヴィーナスを愛していたと言っても間違いはないと思える。
ただひとつ、ヴィーナスと言う名前とは裏腹にあんまり可愛くないことがタマにキズ・・・
※ヴィーナスは本名です
ってかそれを含めてヴィーナスなんです!
ってかてか、ヴィーナス中途半端に日本語理解するからもしこのブログ見てたら・・・
ヴィーナスソーリー(笑)
そんなヴィーナスは現在もオーストラリアでワーホリ中。
しかし9月の上旬に親友の姉の結婚式でポーランドにやってくることになっていて、
ぼくがオーストラリアから帰国する際、ポーランドでの再会を誓っていた。
8月17日にパリを出発し自転車でポーランドに向かった場合、
9月上旬にポーランドにたどり着くことはまず不可能。2週間で2000kmを走りきる事になる。
なもんで、前のブログのようにオランダ-ドイツの国境からベルリンまでの間は電車に乗ることにした。
ベルリンでは長い付き合いのサリナちゃんと会うことができ、
そこからヴィーナスの滞在するPoznan=ポズナンという町を目指して再び自転車をこぎだした。

時間に余裕は無いので毎日ひたすら自転車を漕ぎ、日が暮れる寸前に林に入ってキャンプ。
その繰り返しの日々。

自転車先進国ベルギー、オランダ、ドイツからやってくると、
ポーランドには自転車道路はないし、そもそも自転車に乗ってる人を見かけることが無い。
と思ったらこんなところにいっぱい自転車あったのね。

路肩になってるデカぶどう。
房じゃなくて単体でなってるからぶどうではない?
ブドウやらリンゴ、ベリーはほんとうよく生っているので栄養補給に助かります。

ベルリンから2日でポーランドとの国境の町に到着。
町のメインストリートはカール=マルクス通り。
マルクスさんの後ろには赤いワーゲンとマクドナルド・・。

川が二つの国を分けていて、その上に架かる橋は、ヨーロッパのシェンゲン協定によってパスポートコントロールなどなく、現地人・旅行者問わず誰でも自由に行き来できる。

ぼくのイメージ中のポーランドは、西欧文化とロシア文化の斥侯する場所だった。
まぁ、、、ヨーロッパでした。
ってか国境の町だけあって、ちょっと見栄を張ったような地に足の着いてない綺麗さが異様な町。

と思ったら、市民生活に根付いたこんなちょっとした水道にも遊び心があったりして。
なんかいいんでないの!?ポーランド!!

ミシュラン(?)のぽわぽわしたあのバケモンはぜったいこれ発祥。

休憩時にまず1本目のポーランドビール。
・・のはずが、オレンジジュース。
後ろにいるのがポーランド人。
骨太な体にムキっとした筋肉。そして短髪。
ポーランド人ってドイツとかの西欧よりロシアに近い感じの民族。
言葉はドイツに近い感じかなー。

ヴィーナスとの再会でしこたま散財する予定なのでお金を節約。池で水浴び。
素敵な夕暮れは意外と冷える。
なんとかヴィーナスとの約束の前日にポズナンまで10kmのところまで走ってこれた。
日暮れ前にネットを見つけて連絡をとると、明日集合する場所の住所が送られてきて、
google mapに放り込んで出てきたのはなんと!ポズナンとぜんぜん違う町(笑)
ヴィーナス曰く、ポズナンは友達の結婚式の場所、滞在してるのはコッチだよーとのこと。
せっかくポズナンまでいっさいの遊びを省いてひた走ってきたってのに・・。
ヴィーナスの滞在しているGlogow=グウォグフという町は、ポズナンから南に100km。
もう日暮れやし、明日の昼までに100kmなんて走れたもんじゃありまへん。

ってことで当日の朝、早起きしてポズナンから電車に乗ることに・・。
ところがドスコイ!!
たった100kmの距離。
時間に余裕を持って8時に出てきたのに、切符を買った9時の時点で到着予定時刻は20時とか!
電車どんだけ遅いねん(笑)
まぁでもしゃあない。とりあえずその方法しかグウォグフに向かう術はない。

車掌さんに聞いておいた乗り換え駅まで4時間もかかった。
地図で確認すると、グウォグフからあさっての方向に200kmくらい走ってもてる(笑)
そりゃ20時にもなるんやなぁ・・。と、へとへとで自転車を別のホームまで押し上げ、次の電車に乗り込もうとすると、
乗車拒否っすよ。
何回も時刻表を確認して車掌さんにも確認したのに!!
そこらじゅうの人に聞いても人によって言うことが違う。
「&×”#&%÷#$?$!!」
by乗車拒否した車掌さん
「グウォグフ手前の陸橋が工事中のためバスで代替輸送をしてるけど、バスで自転車は運べません」
by英語を話せるおばちゃん
「ここはポーランドだ!英語じゃなくてポーランドを話せ!!」
by乗車拒否した車掌さん(英語はなせる人の通訳)
「いったんポズナンに戻って別ルートでグウォグフを目指せ!」
by通行人A
「どこどこの町でどこどこ行きに乗り換えてどこどこの駅でどこどこの・・・」
byどこどこの人
「だーから、ポーランド語を話せっつーの!」
by乗車拒否した車掌さん
「行け!乗り込めー!」
byその辺のジャンキー
もう誰を信じていいのやら・・・。
とっくに待ち合わせの13時は過ぎて西日が射してきてる。
いっぱい人に尋ねた中ではポズナンに戻れって人が多かったけど、
4時間かけてきた道をまた4時間かけて戻ってそっからまた別ルートでってなったらもう今日中に着ける気がしない。
ってかそもそも乗り換えの駅を聞いた最初の電車の車掌が間違えてたのがそもそもの始まり。ちゃんとしよーよ。
フランスでの地下鉄工事にしても、数年に一度の大工事にこんな短期間で2回も当たるとかないよね。ツイテナイ洋一君かっ!
で、、グウォグフへの行き方をたくさんの人に聞いた中で、19時の電車ならグウォグフまで行く。って言った人が2人いた。
同じ行き先の電車で鉄橋は工事中のはずやのに、なぜか19時の便だけは行くと。
その2人とも英語が満足じゃなくて、しつこく聞いてくる中国人を適当にあしらったーって感じがアリアリやったけど、乗っかれる船はもうそれしかなかった。

午後10時、グウォグフ着。
着いた。なぜか着いた。
工事中の鉄橋はどうした?? 映画「スピード3」ばりに飛び越えたのか?
はたまたすべてはぼくの英語力の無さ故の勘違いだったんじゃないかと思うくらい、普通に着いた。夜10時やけどなっ!!!
ヴィーナス起きてるかな?感動の再会やろうなぁ! とかニヤニヤしながら与えられた住所を目指す。
ズウォーテ通りの4番地。google先生のおっしゃるとおりにやってきたそこは、ぜんぜん違う名前の通りでした・・。
街行く親切な酔っ払い青年があちこち電話を掛けてくれた、彼の母親(グウォグフの生き字引き的存在)が、
ズウォーテ通りはずいぶん昔に無くなった通りとのこと・・。
万事休す。どこにいんだよヴィーナス!!

最後の希望でマクドのネットで連絡をとるも、返事は返ってこない。
ヴィーナスの帰国は翌日。
ヴィーナスはおれらに会いたくないのか!?!
どんだけ試練を与えんだよ、、、 ヴィーナスっ!!!
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| 27 POLAND | 17:39 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
ビーナスに失礼な事書くから、そんな目にあうんやわー(´・_・`)
| なお | 2013/10/07 01:17 | URL |