サンマリノ出発だよーん!

毎日のように連れ出してくれ、10人20人と友達を紹介してくれたファビオ・ゆうこさんのスウィート夫婦。
大破した自転車も彼らのおかげで無事に修理が完了し、さぁついに出発のとき。

にんちゃん!
サンマリノでのすべての思い出もタンデム自転車を預けることができたのもぜんぶ彼のおかげ!
サンマリノにお越しの際はぜひ彼のベジタリアン寿司を!!

出発してファビオの職場に寄る。
なんとおもちゃの問屋というかわいすぎるお仕事で、ドラえもんを連れての登場。しゅるるるる。

ぼくの話を聞いた職場の人たちが盛大に送ってくれた。
自転車好きの人からプレゼントまで!
サンマリノで会うべき人にもあってさぁ出発。
スウィートな思い出のおかげで寂しさもマックスだぜ!

ファビオの会社からわずか50m。
すれ違った挨拶するとなんと話が弾んでタンデムに乗ることに!!
寂しさに浸りたい気分やったけどこういう出会いを大切にしてかんとね。
ってなわけでサンマリノから20km、リミニの町まで乗せてったタンデム旅で通算5人目のパートナー。
今気づいたけどよく見たらえらいTシャツ着てるがな(笑)

出発翌日にはマルコ=パンターニの生まれた町チェゼナティコの彼の銅像によってお花を供えた。
パンターニが活躍したラルプエデュエズに行ってくるぜ!

チェゼナティコを出ると内陸に入り、しばし海とはお別れ。
つぎ海を見るのはだいぶ先、スペインかな。
イタリア北部の平野地帯はずっとこんな田舎道。
時期悪くフランスからイタリア北部あたりにかけて熱波が来ていて、
日中の気温は38℃に上がり、道路の照り返しや排気ガスのあるところでは一時的に43℃にもなっていた。
サンマリノで3週間のあいだみんなにちやほやかわいがってもらった結果、
日本出発前に蓄えていた7kgの脂肪はさらに厚みを増していた。
ちゃんと計ってないので分からんけど、少なくとも普段から10kgは重い。
その体から脂とか塩とかが吹き出しびしょびしょべとべとでもうぐっちゃぐちゃ。

すげーかわいい教会もちゃんと考えて写真を撮る余裕がない。
頭が働かずもうろうと自転車をこぎ町から次の町へとひとつづつこなしていく日々。

夕方になっても暑さは収まらず、夜中に少し冷えてくるくらい。
ただ、イタリアには街中にかつて交通を担っていた馬用の水道がところどころ残っていて、
水の補給に困ることがなく、夕方には水を贅沢に使ったシャワーが浴びるられる。

灼熱の一本道は大小さまざまな町の中心を通り、また次の町へとつながっている。
町の中心は中世の町並みが残っていて世界遺産クラスにきれいなものの、石畳の道には毎日泣かされた。

たまに見かけるリサイクルボックス。
使わない衣類をアフリカに送ろう!
こういうの国がやるといいよね。

乾きに乾いた一日の終わりには何かしら飲み屋に入ることに決めている。
田舎ではガソリンスタンドにバーが併設されていて、タバコを吸いに外へ出てきた人が
ふつうにタバコをその辺に投げ捨ててる光景も。
この日仲良くなった2人にはビールをおごってもらってべろべろになった。
イタリア庶民の生活苦と社会問題から昨今のヘビメタ事情についてあつく語った夜。

次の日に出会った彼、謎の電動一輪車で田舎道を華麗に爆走していた彼。
世界を変えるイノベーションを目指し、日夜新製品の開発とイタリア庶民の意識改革に励む彼。
この後10km先のPiachenza駅までタンデムにライドンっ!!
わずか3日で2人もタンデムに乗せた。
前回は最低でもタンデム自転車に慣れる2週間を目処にパ-トナーを探していた。
でもそれじゃあ旅行者くらいしか出会うことがないし、その中でも長期で無計画な人と、
かなり制約がありなかなかパートナーは見つからなかった。
なので、今回からはちょっとそこまでのタクシー営業的にパートナーを見つけていくことも始めている。
この勢いならすごい数の人を乗せれそうな予感。
まぁ長く乗って欲しいのは欲しいんやけど(笑)

フェスタがあると寄り道したトリノの近くの小さな村。しかし着いたときには終わってました。
これだけ明るくても夜9時。夏のヨーロッパは日が長す。

祭りのあとで黄昏てたロメオおじいさん。
若い者はどっかいっちまったよ、と寂しそう。

さあ!イタリア北部の平地を6日間走って見えてきましたアルプス山脈。
夕陽のあたりには2500m級の山々が連なってます。
700mくらいまで上ったイタリア最西端の村からフランスに続く長いトンネルがある。
しかしそこは高速道路なので自転車は通行不可。
なのでその区間だけ電車に自転車を積んで抜ける予定。

地図で見ると700mくらいのはずが1200mまで上ってきたぜ・・・ひとりタンデムで登れる限界death。
バルドネッチア駅に向かい、フランス行きのチケットを買う。
が、、、
自転車は無理だと抜かすがな!!!
この区間だけは電車を降りてバスに乗ってトンネルを抜けるらしい。
見に行ってみるとバスはミニバスでタンデム自転車を乗せれるはずもなく・・。
この道以外にフランス側に抜けるにはせっかく上ってきたこの山を下り、
2000mクラスの峠が乱立するアルプスのど真ん中を横切るルートしかない。
この時点でツールドフランスまであと3日。
ぜったい間に合いません。ってか2人分の荷物を積んでるこの自転車じゃ走りきるのが不可能に思えるハードコース。

強行突破も視野に入れ、とりあえずトンネルの入り口に向かう。
実際問題国境を越える高速道路、料金所もあるような大きな道を突破する度胸なんてなく、ヒッチハイク。
20分に1台くらいしか車通りまへん。
おまけに小型車ばっか。
一台止まってくれたけど、タンデム見てびっくりしてた。
そりゃそうだよ。ルノーメガーノに乗せれるわけないもんね・・・
今日一日、日が暮れるまで粘ってみよう。
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| SAN MARINO - ITALIA | 18:00 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑
祝 サンマリノ 出発
サンマリノ御出発、おめでとうございます。
お元気そうでなによりです。
京都も暑いです。そりゃーも~、人生嫌になるくらいです。
では気をつけて旅を続けてください。ではでは、
| まつだ えいじ | 2015/07/30 18:35 | URL |