吸い込まれそうに青い町、シャフシャウエン

モロッコ北部のリース山脈。
大きな町もなくなり小さな商店のある集落が10kmごとに現れる。
アフリカ大陸とは思えないような緑濃い谷や荒涼とした峠を越えては下る道のり。
日中の気温は30℃ちょい。坂道を登って汗だくで商店に飛び込み飲むコーラが格別!

車に轢かれたロバ。首がへんな方向に曲がっていてすでに異臭を放っていた。
しかし子供と見えるロバはその場を離れようとする気配がなかった。

国道から外れ激坂を上りきってシャフシャウエンに到着!
ごちゃごちゃした町並みは活気ある発展途上国と変わりはなかったものの、
町の中心にはイスラム教国特有のメディナ(旧市街)がある。
メディナは城壁で囲われた古くから形を変えることなく保存?使用されている市街地で、
敵からの侵攻を妨げるため通りを細く、複雑に入り組むよう作られていてさながら迷路のよう。
その中に同業の商店が集まったスークがある。
肉野菜のスーク(市場)、大工家具職人たちのスーク、電気屋のスークなどなど。
それに加えて人々の住居、ハマム(イスラムのサウナ風呂)、モスク(イスラム教の寺院)などが詰め込まれている。
地下水をくみ上げた水場もいたるところにあり、メディナから一歩もでることなく生活が完結する。
そんな場所なので常に現地人と観光客で混雑していて、あちこちから客引きの声がかかる活気のある場所。

まずは広場から。
モロッコの人たちは写真を嫌う人が多い。
人のいないタイミングを狙ってカメラを構えるか、小さくて目立たないGoProでこっそりと写真を撮る。

シャウエンの町は観光客目当てのみやげ物屋が多かった。

乾燥したモロッコの風景と対照的にカラフルな町並み。

おしゃれなお店も多い。
ここシャウエンは建物が青く塗られた町並みで有名。

イスラム文化では猫が厚遇される。
人を避けることなくご飯を食べてるとおねだりにやってくる憎めないヤツ。
青い世界へと入っていく。

水性塗料を重ねて塗るのでただ青いだけでなく吸い込まれるような深みがある。

いちばん青かった通り。
この青をキープするにはなかなか大変そう。
ちなみに、このメディナで家を他の色に塗るのは違法らしい。

紡いだ羊毛を乾燥中。
観光客のやってこない居住区エリアに入った。

洗濯物すらセットの一部のよう。

山手へ向かう道。

夕暮れごろ、夜の水を汲みに来たり足りない食材を買い足す女性たち。

「通りたかったら頭を撫でてくにゃん!」

山手に出ると眺めのよさそうなところを発見。
仕事、学校終わりの若者たちが日が暮れるまでサッカーをしていた。
サッカーのグラウンドごとにこの町のリーグ戦が行われていて、
いちばん高い場所にあるこのグラウンドは一部リーグ。

おなかがすいたのでメディナの中心広場沿いのレストランへ。

店員さんお勧めの牛肉ミンチを炭火で焼いたケフタ(ハンバーグみたいなの)入りのタジン
(知ってるよね?)を注文。
豆を挽いたスープとオレンジ生搾りジュース、食後のコーヒーがついて70DH(ディルハム)で800円くらい。
一般人の入るレストランの倍近い値段。
初モロッコ料理なので奮発っちゃん。

夜にも宿から出てきてぶらぶら。
観光客が多いせいか、治安の悪さを感じることはなかった。
宿はメディナの外ですこし高めの100DH=1200円。
安宿はメディナ内に集まっていて、タンデム自転車を押してそこまで入っていくことは不可能だった。
それでも安く済ませると一食が150円くらいなので、
自炊に追われていたヨーロッパから離れ、山脈地帯を越えてきた休息がてら長居をした。
一日に一食だけおいしいものを食べ、宿で自転車を整備したり漫画を読んだり。
何かと力強いアラブの国に未だ慣れておらず、出発するのをためらってたってのが正直なところ・・・

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