観光都市マラケシュ到着と自転車乗りイスマイルとの出会い ~マラケシュ初日編~
現在モロッコ南部、DAKHLA(ダフラ)に滞在中!
タンデムあいのりのパートナーとも君が、荷物受け取りのためにカサブランカに行くことに。
そんなこんなでまた時間ができちゃったのでこれからに備えてブログをいっぱいアップしとうこうと思ってます。
ただいま19:31。 今日書いたブログ記事数、1。 がんばります。

マラケシュも近づき、「村」の間隔がせまくなってきた。
こうなると食料を持たず、毎食どっかのレストランで食べることができるので旅は楽になる。
反面、町を通り抜けるのに車が多かったりなんやかんやと時間がかかるし煩わしかったりもある。
今日のお昼は何にしようかなー

肉焼けてるよー食ってきなよ!
炭火で焼いた牛肉を、塩、クミンパウダー、トマトと玉ねぎのソースなどに付けてパンと一緒に食べる。

マラケシュまで40km。
今日は宿代をケチってマラケシュの手前でキャンプかな~と走っていると、
この国ではまぁ珍しいちゃんとしたスポーツ自転車に乗ったちゃんとしたサイクリストに出会った。
イスマイルはマラケシュの大学生で、休日を実家で過ごした帰り。
ぼくよりはるかに流ちょうな英語を操るナイスガイ!
モロッコではスポーツとしてのサイクリングはまだ一般的じゃないからいつも一人で走っているらしい。
ってなわけで、マラケシュまで一緒に走る。

目処をつけていた宿はジャマ・エル・フナ(フナ広場)からすぐ近く。

細く入り組んだ路地をイスマイルに案内してもらった。
一人じゃ見つけらんなかったやろなー
明日も学校が休みだというので会う約束をして別れた。

この何とかってホテル(Hotel Afriquia?)は日本語を話す兄ちゃんが2人もいた。

パティオが吹き抜けになったモロッコの伝統的な建築様式で、
これでもかというくらいにこれまたモロッコ伝統のモザイクタイルで装飾されていた。
屋上からは遠くに雪をかぶったオートアトラス山脈と、
旧市街メディナの入り組んだ路地と家々の暮らしを覗き見ることができる。
夜には星もキレイで毎晩屋上に上がっていた。

宿で出会ったウラシマ君と晩飯に出た。
昼も人が多かったフナ広場、夜には燃え上がるような熱気に包まれる。
常設の飲食店エリア、シートを広げお祭の出店のようになったエリア。
コブラ使いがピーヒャララと笛を吹いていたり、
講談師のような胡散臭そうなおっさんや音楽を演奏する人たちの周りには人垣ができていた。

レストランもあれこれと趣向を凝らしていて、
食材をきれいに大迫力に陳列し、この店ではおっちゃんらが歌を歌っていた。
そして何より、100件以上ある同じようなレストランの中でモノを言うのは営業力。
店で働く人の半分ほどが客引きで、アラビア語フランス語に加えて英語スペイン語、
ある程度の日本語を話すやつまで現れ、ナニタベタイ?ヤスイヨ!
ソンナノカンケーネー!と一発芸まで見られます。

ウラシマ君希望の鳥まるまる一匹食い。
彼は格闘家。やっぱ上質のたんぱく質といえば!ですよね。

いい香りを放ってたケバブ。
炭焼きの牛肉やらなんやら入ったミックスケバブのセットは、観光地価格でちょっとお高めの1000円ほど。

翌日はイスマイルが宿まで迎えに来てくれ観光案内してくれた。
フナ広場の近くにそびえるミナレット(モスクの尖塔)は、道に迷った時のいい目印。

その横には広大なイスラム庭園が広がっている。
ごちゃごちゃした町の喧噪とは正反対の世界。
こういうのをちゃんと町の中に作っちゃうバランスの良さがイスラム教。

旧市街から放射状に伸びる新しい道路。まっすぐ。

歩いて30分ほどでメナラ庭園へ。
ヤシの木の広大な庭園と、それをまかなう為の長方形の貯水池。
朝にやってくると水を打った静けさを楽しめます。

ライトハウス(灯台)と呼ばれる小屋から。
水門やらなんやら管理するための小屋やったことでしょう。
数キロ先からでもライトハウスの明かりが見えたという、当時の夜の目印。

池に流れ込む水路。
現役で使われているであろうこの水路、遠くに見えてるオートアトラス山脈まで続いているらしい。
こういうのってイスラム建築の特徴やなと思う。
そのスケールやち密な装飾もさることながら、途方もない労力、ちょっと普通ならそれはせえへんっやろ?
ってなことを実際にやってみた、どや!みたいな。いやはや、素晴らしい。

帰り道は南国な遊歩道。

ラクダとすれ違う。
暑い中だらだら歩きつつ、イスマイルにイスラム教やモロッコについて聞きたかったことをたくさん聞いてみた。
宗教関係の話って気軽に聞いてしまうのが悪い気するのと、やっぱり言葉の問題でなかなか理解しあえる人と出会うことがいない。
一般人に英語が話せる人が少ないってのと、たまにいるあまりにも英語がうますぎる人ってのも、こっちが理解できひんしね(笑)
この国で大学にまで通えている時点でかなり「意識高い系」と言えるんやろうけど、
彼は自分の国のことを客観的にとらえていて、卒業後は海外に出たいとも考えていた。
モロッコはイスラムの国といえどもやはり世代ごとに急速に西欧列強化は進んでいて、
彼もまたイスラム教徒ながら民族衣装を着ず、1日5回あるお祈りも特別な時にするくらいだと言っていた。
豚肉を食べたり酒を飲んだりはさすがにしないんやけど、会話の中にイスラム教への信仰心と、信仰心からくる強さのようなものが垣間見えた。
・・・。
こう書いてしまうとなんか高等な会話をしてたみたいやけど、実際は、
「そういや彼女おんの?」
「欲しいけどまだいないんだー」
「それってさぁ、エ、エ、、、エッチとかしちゃってもいいの?」
「ほんとはマズイんだけどね、イスラム教的に。それでもいまはしちゃう子が多いよ。
結婚までしっかり守る人って10%くらいじゃないかな。」
そんなような事です(笑)

目印のミナレットに帰ってくるころには夕方に。そんなマラケシュ滞在1日目でした。

イスマイルとの出会いのおかげで、マラケシュ滞在がどんどんディープに。
長居したマラケシュ日記、まだまだ続くよー!
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