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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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おぉっ砂漠!ほんとにサハラ砂漠だよー!! ~砂丘はおあずけよ編~



@ダカール・セネガル

アパート借りてブログ&フラ語生活してるっちゃん。


いまブログで書いてるサハラ砂漠。

自転車で走ってても終わりがないように長かったけど、
ブログで書いてみるとこれはこれでまたしても終わりなき旅。
スターウォーズでいったらルークがライフセイバーを受け取ったあたりか。

まだまだ始まったばかりのサハラ砂漠縦断本編ですが、
フォースに目覚め帝国に立ち向かい宇宙の平和をめざした感動のラストまでしっかり書き切りたいと思っています!


フォースと共にっ!!





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サハラ砂漠が始まる町、El Ouatia。

ここから次の町Tarfayaまでの200kmは水や食料の補給ができるか怪しいエリア。

カラッカラに乾燥した無人の大地。ついにサハラ砂漠本番がやってきた~!




h (2)
3食3日分の食料を買い込んだ。水も自転車に積めるだけ積んだ。

タンデム自転車がこれまでで一番重い。




h (3)
町を出るとおぉー砂漠!! 地平線まで砂!砂っ!




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っぽいー!!




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この辺りは海沿い。

キレイなビーチでも広がってるのかなーと海に向かうと・・・




h (6)
崖ー!!

サハラ砂漠は海に切れ込む垂直の崖が延々と続く。

砂浜はほとんどなく、あったとしても100m近い崖を降りる道がない。
海水は青く透き通って最高に美しいのに、海辺の町特有のゆったりした雰囲気はない。
風がゴウゴウと吹きすさび、人はただ耐えるのみの過酷な自然。




h (7)
崖に巣を作るカモメ。 けっして海から離れて砂漠の方にはやってこない。




20160303025812bfa_2016030810284738c.jpg
崖に巣を作るヒト・・・じゃなかった、釣りをする遊牧民族ベルベル人.
100mほどの崖の上から糸を垂らし、釣った魚がこのあたりの主な収入源らしい。

たしかに砂漠じゃ農業は難しいし、物作るにも材料が砂以外ないし、ほんま釣りくらいしか現金収入ないよなぁ・・。




h (9)
地平線がエンドレス!!

こんな延々続く一本道やというのに横風が爆裂してる。

ものすごい風圧で路肩の砂場に押されるので、体を車道側に傾けバランスをとる。
向かい風でもないのに登山用の一番軽いギヤでないと走っていられない。時速6km。

恐ろしいのは、トラックが通過するときで、
横風が一瞬さえぎられバランスを崩したところに巻き込む風がグワン!と自転車ごと車道側に引っ張りこまれる。

もし後ろからトラックがきていれば一発アウト。ミンチ。

おまけにこの辺りはまだ町から近いので交通量も多く、1分に1台くらいでトラックがやってくる。
後方の気配に気を払いつつ、ふらつかないようハンドルにしがみつき、ひと漕ぎず確実にこなしていく。




h (10)
なんとか、、、1日が終わった。
砂漠に沈む夕日の鮮やかさはこの砂の世界唯一の平穏と思えてくる。

砂漠地帯も例にもれず夕方には風が止み、静かに夜が訪れる。




h (11)
出発準備。

夜中に数時間、風が吹き荒れあまり眠れずぐったりとも君。




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砂漠といえばこれっすよねー 硬くて太いトゲをもつサボテン。




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非常時に飲めるような水分をため込んでないかなー?と折ってみる。
砂漠でいざというときの為にいろいろ試しとかんとね。あと鳥取いくときの為にも!


白い樹液がじょわーっとあふれてきた! ペロリ。


閻魔様のペンチで舌をつかまれたような激痛!!

たったひと舐めしただけで2時間のあいだ、くちびるの周りまでひりひり痛んで悶え続けた。

サハラに来るみんな!そして鳥取県民のみなさま!
このサボテン、ダメなやつですよー!




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今日もトラックは多いなー 風つえーよー!




h (15)
砂が道路を侵食しているのもでてきた。砂漠っぺー




h (16)
崖上なので標高100mくらいある平地がずっと続いていた。

にわかに下り始めたと思ったら川があった!
これがあまたのサハラ関連書籍に登場する最重要サハラワード、ワジかぁ~(川跡のこと)

いや、まだ涸れてないからただの川か。そうだそうだ。




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しかし水があるのは河口付近のみ。すぐ先のところで川筋は地中に消えていく。
砂漠方向からの水の流れはなく、潮の干満で河口付近に海水がたまっているよな状態かな。
雨が降って砂漠から水が流れてくる「川」を見てみたい。 
どうでもいいけど、乾いた塩水ってくさいよね。

なもんで!
汽水域のギャングスター、ボラさえもここにはいなかった。

そーんでもってこれ以降、川どころかワジすらなくなっていく。





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そしてこれもこの辺りから始まった。警察(軍)のチェックポイント。

モロッコの南部には独立を主張する「西サハラ」がある。

西サハラとは、世界50か国以上から国として認められているものの、
近代、スペインからの独立のゴタゴタに紛れてモロッコが手を伸ばし、現在までモロッコに実効支配されている「国家」。
国連の介入で紛争は終結したものの独立を目指すポリサリオ戦線は現在亡命政府をアルジェリアで設立している。

ポリサリオ戦線の戦闘員はそこらじゅうの砂漠に潜んでいるといわれていて(モロッコ人曰くテロリスト)、
その反乱を押さえるため、すべての町に出入りする人全員のチェックが行われる。


砂漠の中の一本道にポツンとある詰所。

その手前で車も人も一旦停止。
警察様の来ても良し。の合図で近うより、丁寧にあいさつ。
身分証を出しどこから来てどこへ行くのか、その目的、職業などなど一連の質問があり、警察様は台帳に記録していく(アナログ)。

基本的にお巡りさんはいい人ばっかりやけど、向かい風で疲れ果ててる時に何回も止められるとけっこう辛い。
1回10分のピットストップ。

警察(軍)の施設なので写真は禁止だよ。こっそりね。




h (19)
おぉ!ガススタがある!!

人は住んでなくとも往来する車はある。ならガススタは必要よねー

でもどうせ建てるならさ、無人地帯を埋めていくようにすればいいのに、
前後100km何にもないってのに、なんでここだけ3軒も並んでやがんだ!

60kmごとに分散しよーよー




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エスタシオン(駅)と呼ばれるガススタには、こういった食料雑貨を売る商店とレストランが併設されている。

レジカウンター左側の小窓が厨房。タジンとコーラふたつずつー!




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あったけぇメシだー!!

モロッコ名物タジンも、ここで獲れる魚を使ったタジン。
貴重な野菜は人参、玉ねぎが申し訳程度。とはいえうめーよ!

魚は60㎝クラスでハマチかな。




h (22)
道路は続くよどこまでもー



2日で100/2000kmってとこです。





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