独立国?紛争?? 西サハラに突入だよーん!
サハラの洗礼砂嵐でボロボロにされ、Tarfayaで休息。
気持ちを取り戻して100km先のLaayoun=ラーヨーンを目指す。

とも君、ほほ笑んでるのではなく、歯を食いしばって風に耐えてます。爆裂向かい風。

その風を利用した風力発電はなんとアフリカ一の規模!
奥に15機ほど並んだラインが何十列。
この発電エリアを抜けるのに2日以上かかった。

なんの骨やろう。
こんなきれいな骨になるくらい乾燥してる。喉かわいてきたー

町? 町だよねー!?

やったー! Tahの町!

国王の写真とか国旗とかがやたら掲げられた新しい町。
ここもまた道路、建物の割に人が少なく、どことなく不気味。
後から気づいたけど奥の三角のモニュメント、あそこが西サハラとの国境だ!!

「西サハラ」とは世界50か国以上から認められた独立国。
しかし実際はモロッコに実効支配され、アルジェリアに亡命政府が置かれている状態。
スペインの植民地支配の終結時、隣国モロッコ、モーリタニアが領有を主張し、
独立を目指す住民側ポリサリオ戦線との三つ巴の紛争となった。
モーリタニアは首都まで落とされ早々に戦線離脱したものの、モロッコと戦闘が続き、
国連の仲介で停戦。地元住民による投票で独立かモロッコ併合かを問うこととなった。
しかしなんだかんだとモロッコ側からケチがつき、いまだに投票は行われていない。
その間も実効支配しているモロッコは、砂漠の荒野に道を引き、町を作り、
移住者を募って将来行われる投票に向けて「票」を蓄えている。
まぁそんなわけで「国境」と言えども国境線やイミグレーションオフィスがあるわけでもない。

夕暮れ時で宿をもとめて来てみたものの、町と言っても国道沿いに数件の商店があるくらいで、宿がなかった。
こりゃ参った。
おまけに広場の子供が石を投げてきた。
うぐぅぅ~イライラするー。

日暮れぎりぎりまで走ってようやく、凹地になって風を防げそうな場所を見つけた。

今日も風車発電地帯を走る。
そか、風車があるってことは風強いってことよな。

あっち→ キャンプ場4.5km。
見渡してみてもないよね、こういうのは。

夢の国みたいなガソリンスタンドー!!

川の向こうは大都会!

「西サハラ」の首都、ラーヨーンに到着だー!

おっ、国連(UN)の車両!
この町中では国連の車両をよく目にしたけど、半分は白人、あと半分は現地人が運転してた。
ちなみにこの建物はホテルで、国連職員が宿泊してる。(なのでお酒があるっ!!)

町の広場。
ほかの町なら日中から屋台や出し物が出てそうなもんやけど、
この町も新しい建物だらけでインフラも整ってるのにやっぱり人が少ない!
町の中心近くに宿をとった。
その辺りはにぎやかで、商店も、少し歩けば安い食堂街もある。
さすがに「首都」というだけあってたしかに村ではない規模。
にしてもこの町もまた、、、バカにしてくるやつが多い。
子供らは群れてれば高確率で石投げてくるし、
珍しいことに、大人の女性が差別的。
そもそも女性はむやみやたらに外を出歩かないイスラムの国。
町中で女性を見かけることがあったとしても、ゲラゲラ笑いながらバカにしてくるなんて
モロッコでも、、これまで旅したほかの国でも遭ったことがない。

なんだかなぁ・・。
まぁこういうのは西アフリカを旅するなら慣れていかんとあかんことなんかもね。
心配してた「西サハラ」の治安。
見たところ、西サハラに入る前も入ってからも全ての場所はモロッコが支配していて、
独立を求める機運なんてものは感じることはない。
ポリサリオ戦線によるありがちなスローガンとか公共の場へのゲリラ落書きとか、そういったものもまったく目にしない。
軍人や警察もめんどうくさいくらいそこら中におるし、治安の悪さを感じること全くなかった。
シノワ攻撃以外はなっ!
もしかして西サハラって中国と戦争してんじゃないかと思えてきた。
再見!!
295km / 2300km
次回! 『サハラ縦断、さっそく中断!! ~砂漠チャオっ!編~』
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