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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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カナリアサバイバルキャンプの場所探し ~ぼくたちのsecret base編~



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レンタカー旅行二日目、朝。

クリスマスイブの夜は人の来ない登山道の駐車場にテントを張って乾杯。サンタさんは来ませんでした。




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さて今日の予定。

島内陸の山地はもう運転したくないくらい満喫したので海岸線をぐるっと周りもって、サバイバルキャンプ地を探す!


キャンプ地としての要件はまず第一に風の弱い所。

大西洋上の風の流れは一定して北風で、かなりの強さになる。
半島や山などで風が遮られる(風裏)であろう黄色線のエリアに目星をつけて巡ってく。




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さらっと山地やけど、見てみるとほんとに景色がデカい。
このたいして大きくない島の景色がなぜここまで大きくなるのか、不思議。


地味なとこやけど、こんな崖っぷちの山道でもガードレールがなく鉄のバーが立ってるだけやったりする。

不親切に見えるけど、反射灯中央線などはきちんと整備されていて、
遠くから見て目にうるさくなく、道路が自然の中でそれほど浮いてない。いいよね。




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海辺。

海抜0から200mまでをぐねぐね上ってぐねぐね下ってぐねぐねぐねぐね・・・


こんなとこ2日も運転してたらもともと運転うまいのにもはや神がかってきた。

無駄を一切省いたアクセルワーク、あくまで乗り心地重視のコーナリング、
素晴らしい燃費を実現する一段上のギヤセレクト。

加速度、重力、グリップ。すべてが調和し、クルマとぼくはいつしか一体化し自由に加速していく。


・・・その車、もはや自然!!なんのこっちゃ。




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目星をつけていざ来てみると、海岸線ははるか崖の下で降りるのが不可能やったり、
こんな感じに切れ込んでててリラックスできそうな平らなスペースがないとこばかり。

基本的に溶岩の島やから砂のビーチはでき辛いんやろうね。

暗雲が立ち込めてきたー

水際は侵食されて磯になってて、洞窟状の穴も見えるんやけど、生活するにはちょっと窮屈かなー




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よく見たら先端に人がおるねー!

どうやらサバイバーではなく釣り客のよう。うーむ。

ここは最寄りの町から徒歩1時間くらい。
水場はない。漁港が近いので船には見つかりまくりでプライバシーなさそう。

とりあえず保留しといて次見にいこう!




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本命にしてた浜辺は石ゴロゴロ。

海辺端の崖っぺりを水に入りつつ裏側に回り込むと50mほどのプライベートビーチになってた。

ただ、海までの距離が近すぎてうるさい。寝るとき背中いたそう。




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おっサバイバーの痕跡発見!

男の子なら自分試ししたくなるよねー




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島を半周して南部の海岸線に出た。

島の右半分の海沿いには無料の高速道路が通っていて、南端のマスパロマス(時計の6時の位置)から
州都のラスパロマス(時計1時の位置)まで、衝撃の45分ドライブで到着する。

そんなアクセスの良さなのでリゾート開発されたエリアが続く。
入り組んだ海岸線の湾になった部分(入り江)には巨大なホテルが崖沿いに並び、
どこかから砂を運んで来た人工ビーチで白人さんが押しくらまんじゅうリゾートしてます。

岬を回りながら、入り江に降りることが可能か、ビーチがあるかなどを探っていく。




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リゾート化された入り江から岬をふたつまわったとこ、
例にもれず崖が切り立っていて海辺が見えないような入り江。

他の入り江よりも崖の傾斜が厳しいのでなんとなく見劣りする。というか降りていく気にならない感じ。

こういうところが人が来ずねらい目。




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崖の上から岬の先端へ。

これは左隣の入り江の写真やけど、こんくらいの標高がある。
こっち側は降りていきやすいので、カナリア通の旅行客が毎日数組やってくるよう。




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下り開始。

ここは傾斜がゆるいけど、地面がミルフィーユのような地層むき出しで、足を置くとボロボロと崩れていく。
足を滑らすとまっすぐ谷底に叩きつけられる。でとりあえず死ぬっぽい。




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いくつかの難所を越え、谷底の川筋(水はない)へ降りてきた。

溶岩がかっこいいねー秘密基地みたいだ。

テントが張れそうな場所もある。海を見てみよう。




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入り江の奥にさらにひっこんだ小さい港。

付近に水場(飲み水)はなさそうやった。
けど最寄りの町まで10kmくらいなので最悪そこでなんとかできるか。

5kmくらい先にちょっとした山が見えてるので、そっちの方まで水探しにいくのもまた遊びとしてありやな。





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砂場はないけど水辺まで降りれるし、魚もいそうな地形。水もかなりクリアー。
おまけに車道からここら一帯は完全に見えないよう隠れてる。

いいんでないの!?




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入り江を見ていてふと頭に浮かんだ単語があった、PUERTO ESCONDIDO。スペイン語で隠された港の意味。

安住地を求め旅をし、僻地パタゴニアのさらに奥地で自給自足生活を送っていた人が、自分のコミュニティをそう呼んでいた。
なんか渋いなーと思ってたけど、ここにぴったりじゃね!?


というわけでサバイバルキャンプ地は、プエルト・エスコンディードに決定!!



次回、ついにサバイバルがはじまるよー!




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