強盗?警官?戦いの火ぶたは切って落とされた・・・
セネガルはダカールから予約投稿だよー
アップされる頃はどこを走っていることやら・・。

日暮れごろ、一本道を走っていた。
一台のセダンが後ろからついてきていることに気づいた。
嫌なものを感じ、車を先に行かそうと立ち止まってみる。
するとそのセダンも一定の距離を保ったまま停止し、動きそうもない。
うーむ、やな感じだ。
頭によぎっていたのは旅の序盤、ホンジュラスで遭った強盗のこと。
当時あの辺りで大流行していた、車で自転車ごとはね飛ばし物を奪う強盗の手口。
あの時はちょっとした殴り合いになり、運も良くて無事やったけど、、、
タイヤをチェックするふりをして急停止してみたり、スピードを上げたり逆にゆっくり走ってみたり、
そんなことをしてみても、セダンはぼくらの近くまで寄ってはこない。
こっちが二人やから迷っている。仲間が来るのを待っている。・・ってとこか。
こりゃ先手をとるしかない。
手を上げ、セダンに向かって歩いていく。
モロッコナンバーのセダンの運転席に座っていたのは普通のおっちゃんだった。
特に緊張感もなく、あいさつし話してみると自分は警察官だと言ってる。
そして、「お前たちをガードしてやる」と・・。
今日は警察所でテント張らせてもらう予定だったので、
そこまで行くから先に行っててくれと伝えても、ぼくらの後ろを車でついてくると譲らない。
このおっさん、、、パトカーでもないしおもっきり私服。正直警察とは信じ切れない。
それに、後ろからついてこられるということは、相手が悪人なら常に跳ね飛ばされる危険があるし、
なにより後ろに車がいる状態というのは自転車乗りにとってものすごい居心地が悪いこと。
「どっか行ってくれ」
「なぜだ!護衛だぞ」
「いらん!」
「無料だぞ!」
「迷惑だ」
結局、追い払おうにもラチが開かず、ぼくらの周りをちょろちょろとついてきた。
ぼくらのスピードにイライラして突然ぶっ飛ばしたり、先の空き地でしょんべんしながら待ってたり。。
こっち見てるのに目はそらしやがるしおれらの周りをうろちょろすんじゃねーイライラするー!!

テントを張らせてもらおうと思ってた警察の検問所。
ついてきてた自称警察官が保護者ヅラしてしゃしゃり出て、
「ここでは泊まれない、キャンプ場があるからおれについてこい」と・・。
おまえがいなけりゃここでテント張らせてもらえたんだよ!!
揉めに揉め、結局日が暮れ始めたのでしょうがなくついてくことに。
国道を外れ、海まで5km駆け降りる・・。

キャンピングカーが集まるビーチ。
風ゴウゴウのこんなとこにテント張れるわけないやろうが!!
ええとこやろ?みたいなドヤ顔してるしムキーっ!!!
1日つきまとったあげく5km下ってこんなクソみたいなとこに連れてきやがってもう・・。

近くの漁協の裏手にテントを張らせてもらえるよう自分たちで交渉。

仲買人のおっちゃんはスペイン語を話した。
「日本人は鯛が好きなんだろ?」
鯛をプレゼントしてくれた!真鯛っちゃー!
お刺身でおいしく頂きました。

翌朝、きのう下った5kmを上ることから1日がはじまった。
昨日の検問はガススタに併設(?)されていて、ガススタには食堂と商店がある。
こっから先は町がないのでお腹いっぱい食べておく。

(^p^) アツクナリソウダナー

DAKHLAまで167km。
風向きはあいかわらずの東風で爆裂している。
なお君と待ち合わせしてるけど、あと2日じゃ無理かも・・。

遠くにスラムっぽいのが見える。こんな砂漠で??

スラムっぽいのはバラックの集まった巨大集落。
貧しくて・・・とかではなく、季節労働でやってくる漁民の為の村だったみたい。
遠洋に出てた船がついたのか、国道ではヒッチハイクの行列ができてた。

夕方になると風が弱まる。
毎日朝からサボらず必死に漕いで、夕方までで40kmくらいしか走れない環境。
絶望的に疲れ果ててるけど、日暮れまでの1~2時間で距離を稼いでおかなくては。
それでようやく1日の走行距離が50~60kmになる。
もうひと頑張りしよっか、とも君。
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