あつーい砂漠の1日と、サハラを歩き続ける『サハラウィ』

内陸に入ると、サハラでよく見かける丸裸の車。
部品はすべて取り外し不法投棄されたよう。 鉄くずで売れそうやけどなーこの時代。
はぁ、、、今日もあつくなりそうだ。

よく見る作りかけの町は、西サハラを実効支配するモロッコが人を送り込んで既成事実化するための町づくり事業。
うす気味悪いくらい、家々に生活臭がない。
あっ、ぼくは別にどっちの味方ってわけでもないですが、別の国として考えた方が旅が面白くなるので
西サハラを独立国としてカウントしてます。

日陰だぁー!!!
サハラ砂漠に入ってほんと休憩できる場所がなくなった。
日差しもすごいけど風も強く砂が飛んでくるので、遮ってくれるものがないと休憩をとってるのにむしろ疲れてしまう。

日陰で休みつつ日なたで充電。
ソーラーパネルは5wでPC以外の電化製品を。
右下のはいま流行のエアーランタン。自転車旅行にすげー使える。

さぁ、走ろう。 ん??

この砂漠まっただなかで人。
この辺りには街もなければ遊牧民もいない。
40℃を越える日なたをいったいどこにむかって・・・
ボロのジャケットにスラックス姿で、カバンもなければ水すら持っていない様子。
髪の毛は垢や皮脂で毛どうしがくっつきナチュラルドレッドになっている。
見た目はいたって普通のホームレス。 でも普通じゃないっすよ、この環境・・・。
こんなとこ2時間歩いただけで熱中症でぶっ倒れると思うわ。
挨拶してみても無視されたのでそれ以上何もなかったけど、
この数日後、道の先をゆくこのおっちゃんがまた追い越した。。
昼夜関係なくふらふらと歩き続け、ホテルで2泊していたぼくらを追い越したよう。 すごすぎる・・。謎すぎる・・・
後で現地人から情報をゲットしたところ、
あの人たちは『サハラウィ』(サハラの人)と呼ばれ、このあたりの住民から尊敬を受けているらしい。
サハラウィとはもともと西サハラに住んでいた遊牧民のこと。
独立を求めた人たちは紛争後、亡命政府のあるアルジェリアやヨーロッパに移住(亡命)した。
しかしこの歩く人たちは、難民にならず、モロッコの支配も受けず、「遊牧民」として自由に生きることを選んだ。
彼らは車に乗らずただ風の向くまま歩き、疲れたら路肩で眠る。
車で通りがかる人たちがパンや水を差し入れる。
きっと、彼らにとっても簡単でもっと楽に生活をする方法は知っているけど、
そんなもの以上にこの生活を守るのは、「信条」や「目的」を持ってるんやろう。
世界の人の中で、ぼくからいちばん遠いところにいる人かも。
こういう時、現地語が話せたらいいのになと思う。
880km /2340km
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