モーリタニアの首都ヌアクショット ~さすが砂漠の国、首都も砂まみれ編~
ぬるぴょん!
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高熱に倒れ、マラリアの恐怖に震えた一夜は過ぎ、動ける程度に回復したので出発することにした。
回復しきっていないのに無理を押して出発したのは、
ひと晩すごした集落には満足な食料が売っていないことと、
つぎに病気がぶり返したら病院にいかなくてはいけないので、少しでも町に近づいておきたかった。
というわけで、モーリタニア首都ヌアクショットまで100km!!
病み上がりだからといって自然は容赦してくれない。
この季節サハラの風ハルマッタンが強まり、正午から15時ごろまで砂嵐が吹き荒れる。
贅沢セメント仕様の手書き地図看板。
ちょっと絵を盛り込む感じがアフリカっぽい。
イスラム教って偶像崇拝とかいかんので絵を描くことが基本的に少ない。
モーリタニアはほぼ100%イスラム教の国やけど南から来た黒人もいて(彼らもイスラム教徒)、
その彼らの文化がこの辺りからチラホラ見えてきた。
ヌアクショットが近づいてきた。
道路は新しくなり(砂まみれやがなっ)、前方に高架橋がっ!!
高架なんてかれこれ3000kmくらい見てなかったから、下を通るときなんかどきどきした(笑)
こっち見んな(笑)
この辺りはラクダを飼育して暮らす人たちがいる。
普段の移動手段としてはラクダより断然ウマとロバなので、いったい何用?食べるの?
後々町のひとに尋ねてみると、ライフスタイルは変われど自分たちのアイデンティティである遊牧民のステータスとして、
都会に暮らすお金持ちたちが所有し、預けて飼育させているそう。
年に何回か乗るくらいのためだけに、かなりのお金を払う。
民族が違えばお金の使い道も違っておもしろいね。
NKC(ヌアクショット)まであと10kmのマイルストーン。
日暮れ前、ようやく風も弱まってきてラストスパート。
マイルストーンの反対側は走ってきたヌアディブ(NDB)までの距離。
460km。
思い出すだけでも苦しくなる日々・・。
町に入ったー!日が暮れるぞー急げー
飛砂でガスってます。
目指してたキャンプ場に着いたのは真っ暗になってから。(写真は翌朝)
どうせなら町についてしっかりゆっくりしよう!と、町を目指し病み上がりの体で奇跡の100km越えやっさー!
首都を街歩き。
町の中心の電気屋街。
人だかりは賭け屋さん??
いちばん立派なビルは、モーリタニア国営銀行(Banque Nationale de Mauritanie)
日本銀行みたいなのではなく、一般の銀行業務もしてる。
豪華な建物でも、脇道は砂。
ほんっと砂。
大通りの車道しか舗装されていないので人々が歩くのは砂の道。
砂場のようにふかふかなので体感のインナーマッスル鍛えられちゃってるレベル。
この砂を排除する気はないんかなーってはじめ考えてたけど、空から砂が降ってくるような場所でそれは無駄か~。
GEANDE MOSQUE(大モスク)は絶賛建設中。
対の尖塔とかってモロッコにはなかったよね?
モロッコでもモスク横にはミナレット(塔)があったけど、
もっと装飾が質素で、モスクにミナレットは一つだけ。
トルコとかエジプトってこんな対になった尖塔のイメージ。
同じイスラムでも宗派が違うから?
娯楽の少ないここらで一番盛り上がるのはサッカー観戦。
カフェのテレビ前に陣取りゴールが決まると大歓声が巻き起こる。
ヨーロッパリーグの中継を毎日見てるから、みな世界のサッカー事情に精通している。
そしてほぼ全員バルセロナファンじゃないかと思うくらい、強いチームが好き。
街頭テレビに集まって力道山とか巨人とかを応援しているような感じか。
ちょっと高級、400円の晩御飯でござい~
観光して楽しそうなところもなさそうなので市場へ行ってみる。
服、日用品、食料、ガラクタなど、商品によってブロックが分かれている。
道を渡ると住宅建材の専門店街、奥のブロックは車バイク用品の専門店街と、
町も市場もごちゃごちゃのぐちゃぐちゃに見えて、しっかり区分けがされている。
ちなみに物価はあいかわらずモロッコより高いけど、
西サハラからの陸路輸入に頼ってるヌアディブよりはマシ。
ここらは南隣セネガルからの輸入品が多いみたい。
生活に必要な物、ぜんぶ置いてます。
西サハラではどこにも売っていなかった裁縫針を発見!
穴だらけの帽子を修理しなくちゃ。
人は乗せないけど荷物を運ぶならロバがメインで活躍してます。
それにしてもロバってなんか悲しく見える。
ロバどうしジャレてることもあるけどなんか楽しくなさそうやし(笑)
働かされてる感がハンパない(笑)
働いてるロバの方が自由にどこへでも行けるロバより幸福感が高いってTVでやってたけど、ほんまかいな。
失くしたり破れ散ったりと深刻なパンツ不足で、1枚のパンツを大切に回してきた。
それがついにパンツ2枚体制にっ!! みんなもサブパンツでゆとりある生活を!
女たちは横になって商売してる。やる気だせ(笑)
モーリタニアは、土着のベルベル人と後からやってきたアラブ人がmixしたムーア人の多い国。
北部ヌアディブではほとんどがムーア人で、テラテラの布をかぶったような独特の民族衣装を着ている。
南部のここヌアクショットは、見た感じ2割くらいが黒人。
彼らもイスラム教徒らしいけど、女性の装束は模様が派手派手。
イスラム文化にアフリカ文化が混ざり始めた。
こっからどんどん『アフリカ』になっていくんやろうなぁ。
安食堂に入るとはじめて見るカレーのような料理は100円くらいと激安。
モロッコや西サハラの基本食タジンは300円ほどしたのでかなりお安くなりました。
肝心の味は、、うーん。
カレーかと思って食べたけど辛くもないしイマイチパンチがない。
具は肉のカケラがすこし入ってるだけ。
臭みもないし不味くはないけどすぐ飽きるかなー。もっと具入ってたらいいのに。
※マフェというセネガル料理で、ピーナッツソースらしい。
この日の収穫物。
モーリタニア代表のサッカーユニフォーム(500円)、折り畳みバサミ(30円)、裁縫の針(30円)、
靴下2パンツ1(230円)、旅程図、顔写真を並べて普通にプリントした証明写真。
マイナーな国のサッカーユニフォームってなんかいいよね。
この辺り西アフリカのはアラビア文字が描かれてたり色遣いがアフリカ!やったり、
集めるのが楽しそう。西アフリカをコンプするぜー!
モーリタニア代表ユニフォーム、なかなかいいでしょ?
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| 48 MAURITANIA | 10:50 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
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| | 2019/08/11 07:47 | |