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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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モーリタニア・セネガル、悪名高いROSSO国境内でキャンプ?編~

てぃす! セネガルより空前絶後のブログ予約投稿中だよー 
あと残り5本。ここまで1ヶ月かかった。 長かった・・。 とても長かかかかかかった。


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セネガル国境が近くなると、急に木が増えてきた。 
地面は相変わらずの砂地なんで、砂漠でもないし草原や森林でもないしという見たことのない風景。


  e (2)
道路には等間隔にひびが入っていて、ガタゴトガタゴトと一定のリズムを奏でる。尻が痛ぇ。


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砂丘にアスファルト乗っけただけの舗装。 
小さなアップダウンが延々続く。 

お昼過ぎ、気温がガンガン上がってくると、サハラ風ハルマッタンも釣られてやる気を出してくる。 
 気温40度の台風の中にいるみたい。
 気温がピークの14~16時あたりは、日なたにいると生命の危険を感じるレベル。 現地人も一切外を出歩かず、日中は家で過ごしているもよう。


  e (4)
学校帰りの子供たち。


  e (5)
真ん中の男の子の服がモーリタニア独特の衣装。 
長ーい布の中心に穴が開いていて、そこから首を通すという着方はシンプル。 
横側はぜんぶ開いているので風通し抜群。
砂が強いときは布なので口をふさげるし 昼寝するときは布団にして蚊から身を守ることができる、 なんとも合理的な一品でございます。


  e (6)
別の休憩の時、昼ご飯をごちそうになったり、お茶を注いでもらったり。 
モーリタニアはほんとうにみんな親切な国です。


  e (7)
これが女性たち。隠し撮りでごめんなさーい! 
イスラム女性は写真を毛嫌いする人が多いんです。 
ブラックアフリカの黒人さん、イスラムの衣装なのか民族衣装なのか分からない派手さ。


  e (8)
この辺りは延々小さな集落が続いている。 
ひとつ過ぎたと思ったらそこから次の集落がはじまっていて、切れ目がない。 
同じ砂漠でもここいらは木があるから快適に生活できるんか。日陰もできるし風も防げるもんなー。 
しかし自転車で旅している者としては深刻な問題。 
人のいない場所でテントを張りたいし、ほんとに疲れている時の休憩は人と会話せず、木陰でごろんと横になりたい。 
道路に沿って延々小さな集落か放牧する人がいるので、 休憩しようとぼくが自転車を止めた瞬間には誰かしらがこちらに向かって走り出している。 
過酷な環境にぼく自身がまだ慣れていないので、正直しんどいなと思う時もある。 
まっ、そのうち慣れていくんでしょう。


  e (9)
私有地ですよー。
砂丘を区切って畑でも作るのかな?


  e (10)
自然美。素晴らしい。


  e (11)
モーリタニア最後の町ROSSO(ロッソ)に入ったー!!セネガルでビール飲むぞー! 

しかしここロッソ、係官がしつこく賄賂を要求してくる国境として有名。 

戦いがいま、始まる・・。


  e (12)
国境エリアはもちろん写真禁止なので遠くから。
 
前方奥のゲートがイミグレーションオフィス。 
係官みたいな顔をして人のパスポートを奪い、手数料やら出国税やら、 あの手この手で金をせしめようとする「勝手に代行屋」が群れている。 
誰がほんとの係官かを訪ねようとも、よりによって英語を話せるのはそいつらだけ。 
ここのはかなりしつこく、力づくでパスポートを奪い返し、怒鳴って追っ払い、無視し続けて自分で手続きをする。 
手続き自体はなんの問題もなく簡単に済む。


  s-P2079038.jpg
モーリタニア・セネガル国境にはセネガル川が流れている。 
2000kmぶりの「川」を愛でたいんやけど、そうはさせてくれへんうるさい客引きたち。
 
うさん臭いヤツラが言うのは、今日はもうこの川を渡るためのフェリーが出ない。 
だからお前はボートを雇って向こうに渡らなければならない!
50ユーロだ!(約7000円)

はいはい。 
ここの国境にはしっかり両国が運営する無料のフェリーがあることは情報入手済み。 
それを伝えてもまぁやつらは引かない。 
冷めた顔をして手でシッシと追い払う。 

 しかし、フェリーがないのは本当だった。 
 イミグレに到着したのが18時。最後の船が出たあとだったらしい。 
と、いうことは、、、  さっきパスポートに出国スタンプをもらったから、こっから出られへんのじゃあ・・・ 
もしかして、営業時間が終わって追い出される時にモーリタニアビザをもう一回取らされるとか・・・ 
慌てて警官に確認しに行くと、ここでテントを張って寝ればええやん。と。 
敷地内には他にも同じ境遇の大型トラックがいた。

まぁ問題はないのか・・。 

イミグレーションオフィスが閉まると、軍の施設内やから一般人は外に出されるので安全なことは間違いない。 
まぁ、ぼくらが一番の一般人なんですが(笑)
 切実だった水・食料は、施設内に売店があるという親切設計。


  e (15)
ってなわけで、どこの国にも入国していない宙ぶらりんこな身分で一晩過ごすことに。
 その頃なお君は・・・ 

モーリタニアの滞在日数をオーバーしていたことが発覚。 
120ユーロ(18000円)でもう一度ビザを取り直すという面倒ごとに発展していて、 
そのどさくさに現れた「勝手に代行屋」にパスポートを奪われていた。 
お偉いさん(偽)の部屋に連れてかれ、50ユーロの船に乗らなくてはいけない!
と迫られたり、 なぜかほっぺた引っぱたかれたり、なかなかパスポートを取り返せず困っていた。 

そいつらを追っ払いに行く。 
ボスがむちゃくちゃ強気で今にも殴り掛かってきそうな黒人の大男。
こういう時はビビってると思われるのがいちばんダメ。
 ひるんだ様子を見せず強気でこっちも怒鳴り、追い返す。 
黒ゴリラの捨てゼリフは「そのちっちぇー目を見開いてオレの顔を見ろ!忘れるんじゃねえぞ!」でした。 
顔を近づけてオープンユアアイズとか言われるからキスされるんかと思った。ごっつぁんです。 
 ガラの悪い黒人たちは、セネガル人やった。 
セネガルは強盗も泥棒も多くて危ないから気を付けろとモーリタニア人が言ってたけど、すこし納得。 

モロッコからモーリタニアまで、胡散臭いやつは寄ってくるけど、手を出してきそうな事はなかった。 
さっきのやつらは朝普通にボートで渡ってきて、こっちで人の金をかすめ取って夕方セネガルに帰っていく。 
つまりここの係官、モーリタニア側の軍隊・警察がそれを見逃しているということ。(上前をもらってるから) 
悪いことが大衆の面前で大っぴらにできてしてしまう場所というのはほんとうに恐ろしい。 
何か深刻な事態に陥ったとき、周りはあてにならないし、 自分の常識や物事の正しさが物事の判断基準ではなくなる世界。 

 はぁ、、西アフリカ・・。


  e (13,)
そんなわけで結局ビールは明日へ持ち越し。 
明日は朝いちで川を渡ってビールで乾杯だー! 


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