ヘイメーン!!
現在U.Kの旅を終え、飛行機に乗ってバヒューン!と大陸へ。
やってきたぜHOKUO!!
ローマ字で書くと牛乳っぽいっけどまさにそんな感じ、乳くせーぜ北欧!!
いろいろツッコミどころはあると思うんだけどさ、
そこんとこは胸にプットして今はドントアスクだぜマイフレン!
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そーんなわけでブログはまだまだ8月真っただ中のイギリスのお話だゼーット!
自転車旅を再開、ロンドンからビートルズの町リヴァプールへ。
リヴァプール観光は3時間くらいでやっつけちゃって港へgo!
夜8時のフェリーで深夜1時に到着したのはIsle of Mann、マン島。
夜中1時着だったのでフェリーターミナルで寝れるかと思ってたけど夜間閉鎖らしく追い出された。
地図で発見したキャンプ場に行くにしても夜道を走るには遠い。
何よりキャンプ場の管理人もきっと寝てるよね。
どうしようかと携帯を見るも、イギリスの携帯会社と契約してあるのに電波が拾えない!!
それもそのはず?マン島は「英国王室属領」。
イギリスの一部ではなく、英国王室の一部らしい。
なんじゃそら大英帝国・・。
ってことは!! マン島もひとつの国でカウントしていいのか?? そりゃセコイか(笑)
そーんなわけで電波がない!
夜中に放り出されてネットもない、うーむ。
暗闇の中、目を凝らしてみると、首都(!)ダグラスの町とは反対の方向に山影が見えた。
山まで行って森の中に入り込めばきっとテントが張れるはず。
とりあえず朝になるまで山の中で夜を明かそう。
ダグラスの町のはずれ、普通の国道がこんなことになってる。
バイクのオイル会社MOTULのクッションバリアが道路脇に設置され、
よく見てみると車道と歩道の段差には白・黒のペイントが。
これって・・・ サーキット!!
そう!ここマン島はバイク乗り憧れの島なのだ!
毎年マン島では、市街地をぶっぱなす公道オートバイレースの世界最高峰「マン島TT」が行われる。
最高時速320km/h、平均時速220km/hでぶっ飛ばすのはサーキットではなく島の生活道路。
舗装もぼこぼこだったりマンホールがあったり、壁は普通に民家の壁だし、山の方はガードレールもないのでコースアウトするとそのまま崖下まで空を飛んでいくことになる。
恐ろしいことに1年あたり平均2人のレーサーが死亡している、超デンジャーなレースなのだっ!
現代日本の秘蔵っ子こと磯田喜之は自転車で世界一周してますが実はバイクの方が趣味だったりするのだ!
このマン島TTというのは1950年代、敗戦後の日本に希望を与えたいと本田宗一郎(HONDA)が初めて世界に挑んだ舞台であり、それってつまり工業国ジャパンがはじめて世界で注目されたってことなのだ!!工業日本の夜明けぜよー!
倒産寸前の本田宗一郎が日本に希望を~で、マン島TTに挑む「プロジェクトX」が超泣けるんよね。
この動画じゃないんやけど、これもイイっ。ハンケチ必須!
マン島では年に一度6月に行われるレース「マン島TT」が最高峰で、
その予選を兼ねていたり、より多彩なカテゴリを持つ「マン島クラシックTT」が8月に行われる。
今回はバッチリその期間にグゥ~なのだ!!
フェリー宿代が高騰してるのも気になんねぇ!キャンプだぜ!泳いでいくぜ!魚釣るぜー!!
長くなりましたが、「マン島クラシックTT」を見るためにここまでやってきた訳です。
そーんなわけで夜を過ごすためにやってきた山のほう。岬の灯台の下にスペースを発見。
天気も良かったのでテントを張らず寝袋にくるまって眠ると、数時間後に雨が。
あわててテントを張って眠りなおすと徐々に荒れ始めた天気は朝方にはA・RA・SHIに!
風が強すぎてテントから出れなく2時間ほどテントを押さえたけどいよいよ壊れちゃいそうなくらい荒れてきたので、覚悟をきめてエイヤっと外へ。
いろんなモノを風に飛ばされ失いながらもなんとか撤収、山を下りてふたたびフェリーターミナルへ避難。
フェリーターミナルのあるのは首都ダグラス。島の南東部。
周囲200kmほどの島で、4日滞在するベースキャンプは島の反対側、南西部のPeelという町のキャンプ場。
山道を40km走らなくてはいけない。
いやだー!いやすぎるー!
雨の中走行が嫌すぎてむだに荷物・雨具のチェックを2時間くらいしてみたものの天候は回復せず。
ぶつぶつ言いながら外へ出て出発。はぁ~いやだ~
すると後ろから呼び止める声。 ん?誰か乗せてってくれるの??
超フレンドリーな笑顔のおじさんで、旅の話など雑談してるとガサゴソとカバンからマイクを取り出した。
なんとラジオ番組のパーソナリティーらしく、雑談が取材に切り替わった。
同じようなことをもういちど話してると、雨が小降りになってきたのでごめんやけど行くよ。とバイバイ。
走り出してから、ラジオ会社聞いときゃ良かったなーとか考えつつ、
でもラジオがないからなんにしても聞かれへんことに気づいた。
そーんなわけでパンツの中までビショビショになりつつPeelのキャンプ場に到着。
なんやかんやでその日は終了。
マン島2日目!! 写真はピール城。
今日はレースの行われる日。
ってか昨日もレース日やったけど雨で中止になってたらしい。
レースが行われるってことは、島のメイン道路が通行止めになる。
そうなると昨日ダグラスからここピールまで走ることはできひんかったので雨でラッキーやったんかも。
キャンプ場は世界中のバイク乗りの数百台のバイクとテントでぎゅうぎゅう詰め。
浮かれず落ち着いてキャンプを楽しんでるとなりのおじいちゃんは何十年も続けてやってきてるらしく、
おすすめ観戦ポイントを教えてもらい向かってみると、
「もしかしてそのタンデム自転車で世界一周してる日本人か?」と話しかけられた。
昨日受けたラジオの取材はあの直後に放送されたらしく、それを聞いて声をかけてくれたらしい。
ラジオ局は島いちばんのラジオ局「MANX RADIO」で、かなりの聴取率らしく、この後あちこちで声をかけられることになる。
さてさてレースのほうはこの時クラシックレース!
なんということか、ぼくの大大大好きなジャンル!!
ぼくは上の写真のバイク以外にもあと2台、合計3台のバイクが家にある。
その中でもいちばん手を入れ愛情を注いできたバイクはカワサキ・エストレヤ。
イギリスのクラシックバイクをモチーフにしたバイクをさらにモチーフにしたバイク(笑)
ぼくのはそれを1960~70年代の旧英国車風に改造している。カフェレーサー!
そんなぼくの趣味ど真ん中ドストレートの胸キュンストライクバイクたちがー!!
おっと、レースが始まりまずあらわれたのは普通のバイク。今どきのヤツ。
おや? 微妙~に古い、CBR。
こ、、これは「つうかあ」!!じゃなかったレーシングニーラー。
超絶体重移動が面白かっこいいサイドカーバイク。
ってかその先にクラシックなのいるじゃーん!
ここからはクラシックバイク祭りひゃっはー!!
ビモータ、ドゥカティ、トライアンフ、BSA、ノートン、MVアグスタ、、、
ほかにもぜんぜん知らんかったマチレスとかヴィンセントやら、
セパハン&バックステップ&ロケットカウルは飾りじゃねぇ!
走りのために生まれた装備なんだっ!!
こーんな50歳以上の旧車がフルスロットルで駆け抜けてく。老体にムチー!
クラシックバイクのシングルサウンドが北別府じゃなかった五臓六腑に染みわたるゼー!!
インディアン!!
うぎゃー!!ついにきたー!!モノホンのホンダー!!!
他のクラシックレーサーより甲高いサウンド。マフラーがびびるような音を立てて駆け抜けていく
ホンダRC。世界でいちばん好きなバイクです。
RCがくるー!いっぱいくるー!!
物知りおじさんによると、今年はホンダとマン島TTの何かしらの何十周年らしく、
特別ホンダRCが多いらしい。そんでもってホンダイベントがあるとかないとか?
ライムグリーンの風が吹き抜けるー!
オトコカワサキラブズッキューン♡
何がうれしいって、自分は日本人でホンダやカワサキやスズキヤマハにプライドを持ってるけど、
超絶プレミアムなこんなオールドバイクを整備しレースに挑み、愛し続けてくれてる人たちが世界中にいるってこと。見下してるアジアの小国にお株を奪われて憎む。ってならず、いいモノはいいと認めてる。
ここにいると日本人ってことが誇らしく感じる。
ありがとうホンダカワサキスズキにヤマハー!!バイク好きでよかった!
さっきの観戦場所は90°コーナーからの立ち上がりでいまいちスピード感がなかった。
(代わりにシングルバイクの前開ドコドコサウンドが楽しめたけどね)
なので封鎖されてる道を迂回して山を越えダートを走り、長いストレートにやってきた。
会員制なのか有料なのかすんげー特等席な敷地があるけど、入ったらまずいよなーと思ってると、
これまたラジオを聴いてくれたおっちゃんに話しかけられ一段高いVIP席へ!!
おまけにヒーコーにマフィン、サンドイッチなどなど出してもらいレースの説明、
お願いしたら肩でも揉んでくれそうなVIP待遇。ほんとに感謝です。
このおっちゃんがVIP席に招待してくれた。
ちなみにこのバイク、世界に一台しかないBURNEYというものらしく、
世界中の金持ちから言い値で売ってくれという話があるけど手放さない宝物。3速手動変速。
なのにそんな貴重なバイクが現役で!しかもロンドンから奥さんとタンデムでマン島まで毎年来てるらしい。乗っちゃだめだよ!!
さらにさらにはオリジナルにこだわってるから塗装が剥げても塗りなおせへんという、
大事にしてるのかそうでもないんかよく分かんない愛し方(笑) まぁバイクは乗ってこそやんね!
秋に行われるオバケカボチャの品評会。その為だけにビニールハウスが。
ヒマなんでしょうね、ここの人ら。
バイク漁りにGO!
手前から1960年代、70年代、80年代とならぶカワサキグリーン。
ロケットカウルのもっこり感が好きだー!
70年代のん。
直線的な感じが混ざってくるね。
80年代の。
なんだタンクのとこの丸はっ!
カクカクしてるテールといい、これはこれで好き♡
無料のバイク博物館に入ってみる。
ピカピカのBSA。鏡代わりに一家に一台。
スズキ、GT380。
ほぅ、2stで三気筒。マッハとかのライバル車なんかなー。
乗ってみたいね~
だれだか有名レーサーが乗ってたTRIUMPH。
トリンプじゃないよ!トライアンフだよ!
TRITON。
なんでもTRIUNPHのエンジンをNORTONに搭載したバイクらしい。
TRIUMPH+NORTON=TRITON!!
無駄なものが一切そぎ落とされたシンプルなエンジン回り。
赤と銀ってこんなに合うんですね。
ハンドル回りもシンプルビューティー!
自転車のハンドル回りとたいして変わらんシンプルさ。美しいゆおー!
ダイナミックだよタンク&シート!!
乗ってみたくなりすぎますー!
いやぁほんとシンプルで整備がしやすそう。
でもボルトナットのサイズは英インチサイズというアメリカで使われてるあのインチと互換性のないサイズらしい。英旧車を買うときは注意なっ!
どっひゃー!!ホンダが初めてマン島TTに出場した時のやーつ!!!
「1959 HONDA MECHANICS CAP」
マン島に来て見たものの外車との差に愕然とし、毎晩夜通し作業を続けバイクを仕上げていたホンダクルー。そんな彼らをイギリスの新聞は「日本人は天井のネズミ」と揶揄した。
誇り高き天井のネズミキャップ!!
VELOCETTE ベロセット。
オイル漏れが点滴レベル!
RUDGH-WHITWORTH。
もはや1920年代・・。
ARIEL。1930年代。
ふぅ、なんだか落ち着くね、BSA.
ラビットとかに通じるこのベージュ、好きです♡
20年とか30年くらい前のんじゃ新車と変わらんよね?
大好きなクラシックバイク、それもホンダRCをリアルで見ることができて、
それも全開でぶっ飛ばしてるサウンドを全身で浴びまくったマン島クラシックTT。
ラジオ出演のおかげもあってほんとみんなにかわいがってもらった島滞在でした。
クラシックレース以外にも最新鋭のSSバイクのレースやら数十カテゴリーのレースが2週間にわたって行われていて、それを見に来たバイク乗りやレース出場者で島全体がテンション高く、一年のうち数か月がこんな状態で慣れてるはずのマン島の人たちですらウキウキ楽しんでた。
ちなみにレースや来島者のバイクを見ていると、半分くらいが日本製バイク。
日本の工業発展のシンボルともいえるホンダ、その活躍と現在も愛されている姿を見ることができてうれしかったなー。ホンダRCかっこよかったー!
・・ってもまだまだい終わんねーぜマン島!!長くなったから次回につづくー!!
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