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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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メシウマインドネシアの自転車走行は地獄death ~越冬アジア旅GTパラダイスを目指して編~



これまた2018年10月ごろのインドネシアの続きだよーん
ジャカルタでJKT48の公演で恋をし、釣り道具も仕入れ、いざ自転車旅。
GT=ジャイアントトレバリーのいる海へ!



s-キャプチャ
ルートはこんな感じ。
ジャカルタから東に進み古都ジョグジャカルタを通りつつ、GTのいそうな海があれば釣りをしながらバリ島、ロンボク島、へと進んでいく。





polandia-punya-cara-atasi-kemacetan-jakarta-zmjkdftern.jpg
うすうす気づいていたけど、ジャカルタ都心部を横切って東に進むとなると、
この大渋滞の中を突っ切っていかなくてはいけない。
迂回するルートも考えたけど、どっちにしても大渋滞にかわりはないので、
右左折なしでひたすら直進できるルートを選び突き進むことにした。

が、、、あまりにこの大渋滞が辛すぎた。
写真なんて1枚も撮る余裕がなかった。地獄。

大渋滞の道路の端っこを走るにもマンホールのフタが無かったりぼこぼこで走れないし、
すこし中央寄りを走ると右から左から追い越していくバイク、車。
バスはかぶせるように前に回り込んで急ブレーキ、
人を昇降させ黒煙を浴びせながら去っていく。

前後左右を囲まれた状態でジリジリと進む渋滞。
タンデム自転車は前後2人のペダルが繋がっているので、いっせーのーでの掛け声で同時にペダルを踏みださないとバランスを崩してしまう。
スタートした瞬間前が詰まって急停止、すぐにまた動き出してを延々繰り返す。
その間もすり抜けしてきたバイクが左右後方からプレッシャーをかけてきて、
挙句の果てにはこの大渋滞の中を逆走してくるやつもいる。

あまりのキツさに汗はだくだくと流れ、イライラばかりたまっていく。

しばらく走ってみてこの国だけの運転ルールが存在することに気づいた。

「前方の車両優先の運転」。

前にいる車(バイク)の運転に自分が合わせ運転をする。後ろを気にした運転をする必要はない。

例えば前の車の無茶苦茶な運転を避けるとき、うしろの車を気遣ってできるだけやさしくよけたり、ウインカーをだしたりする必要はない。それを避けるのは後ろのドライバーの仕事だから。自分の前の車にいる車にだけ対応して運転する。
なのでバックミラーは必要がなく、誰も見ない。そういう連鎖で交通が成り立ってる。
これは本当に見ない。よく海外のドライバーはバックミラーを見ないというけどそういうレベルでなくてほんとうにまったく見ない。必要がない)

わき道からメインの大きな道にバイクが出てくるとき、普通なら合流前に一時停止をして右側を見て車が来ていないのを確認してから合流する。
しかしインドネシアでは確認するのは後方から走ってくる車の仕事なので、右側から車が来てようが確認する必要がない。何の確認もなく一時停止もなく、細い道からそのまま道路に飛び出し合流する。

これが自転車にとっては最悪で、こっちを見ずに合流してくるバイクを避けようにも、
車の流れより自転車が遅いので、車線側に避けることができない。
バイクが合流してくる度仕方なくブレーキを握り、一度もこっちを見ずに合流し走り去っていくバイクを眺めながら、スピードが落ちて重くなったペダルを力いっぱい踏んで再加速する。これを一日中エンドレスで繰り返す。


こんな大渋滞は街を抜けるまで3時間ちかく続いた。




jakji (1)
とにかく町の中心から抜け、幹線道路ではない道なら少しはマシかと思ったものの、
マイナー国道も、道路沿いにはエンドレスで家々が立ち並び、
車、バイク、トラックがぶっ飛ばしていく。

2億6千万人の人口はダテじゃない!!
大都市部だけでなく、郊外に出ても田舎に行っても、
どこもかしこも家々で埋め尽くされている。
農村部だとしても人のいないキャンプのできそうな無人区間なんてなく、
とにかくすべての場所に人がいる。バイクがいる。
それがみんな右から左から狂った運転をするもんやから一秒たりとも気を抜くことができない自転車乗りにとっては最低最悪の国。




jakji (2)
ホンダのスクーターを隙間なく満載したトラック。
路肩がないのでこれが30cm横をすり抜けていく恐怖と言ったら・・・




jakji (16)
熱帯の暑さにもやられた。




jakji (3)
涼しそうな屋台で昼ご飯。




jakji (4)
MIE AYAMは、ミー(麺)+アヤム(鶏)
ガスコンロで麺を茹で、トッピングの野菜をその場で刻み、乗っけて完成。




jakji (5)
ここのミーアヤムはトマト入り。
ダシはつけ麺のような濃いもので、濃厚な唐辛子が入って辛いけど、
香草がきいていて味が多い!旨い!!
これはインドネシア前半で食べたベスト屋台。

インドネシア料理はなぜかどこでも量が少ない。
麺料理でもナシゴレンでも、米菓子(味付きの時もある)やえびせんと一緒に食べてお腹を膨らませる。




jakji (6)
幹線道路からマイナールートを選んでのんびりしたような景色になったけど、
車やバイクの交通量が減ることはなかった。おまけに、車線が減る分だけ車が近く、
自分の横で車同士がすれ違う時の危険さといったら・・・

これならむしろ幹線道路の方が安全なので、メインの国道に戻ることにした。




jakji (7)
泥棒発見?
ホテルの部屋のカギを閉じ込めたらスタッフが扉をこじ開けてくれた。

自転車で走行すしているときはあまりホテルには泊まりたくない。
タンデム自転車から荷物を外して宿内に運ぶ労力と、
スタッフによる盗難のリスク。キャンプの方が時間を気にせず気楽やし楽しいよね。

けど今はさゆっぴ(女子)もおるし、こっちの物価は1泊800円くらいと安いし、
クーラー付きの宿にチェックインしてシャワーを浴びたら屋台へGO!
これが正しいインドネシアの歩き方。
クーラーガンガンじゃないと眠れないカラダになっちゃったよー。




jakji (8)
ほんと北欧ヨーロッパから比べると料理のバリエーションは100万倍増えた。
野菜の種類も多い。タケノコなんて5年ぶりくらいに見たでほんま。
揚げた魚と鶏、謎ソース。米があるっていいねー。辛し。




jakji (9)
ほう!自転車道路!!
と思ったらバイクは来るわ、逆走だらけやわ、むしろ危ないサイクルレーンでした。




jakji (10)
世界最低最悪ファックでシットでクソでうんこなインドネシアの交通状況。

でもなぜか、停止線は守る。

急ブレーキで後ろから突っ込んでくることになろうが何が何でも事故ってでも
停止線の手前で止まる。信号無視しまくりのバカ運転のくせに停止線だけは絶対に守る。

なんでやねんインドネシア・・。

あれだけクソな運転しといて停止線なんて、もうどうでもいいやろ・・。
停止線だけ守ってんじゃねーぞインドネシア!守るな!もう停止線守るな!!!


あとで聞いてみたら、停止線を守ってないのは警察が簡単に取り締まれちゃうから、
罰金がこわくて停止線を守ってるとのこと。
つまりは信号無視とか無茶苦茶な運転とかはそのまま逃げちゃうってことやんね。




jakji (11)
宿に泊まってぶらぶら。
おさかな屋さんで並んでる魚を見てビツクリ!
近海もののカツオ、フエダイ、スズメダイ系のやつ。そこ混じって、バラマンディ!!

バラマンディ、近種の魚も合わせて世界中の釣り人に大人気のターゲットで、
アフリカではタンザニアでナイルパーチ、日本でも近種のアカメをある地方に狙いにいった。
大型化するしその強烈な引きといったらヤミツキだぜバラマンディ!ディ!

聞いてみるとこの近くの浜で獲れたとか。
そういや汽水域に集まったりするみたいやから川があったら調査に行ってよう。
インドネシア釣り旅行の楽しみがまたひとつ増えたー!




jakji (12)
デコボココンビの食堂もおいしかった!




jakji (13)
SOTO AYAMという、鶏ガラスープのラーメン。
どれだけ感じ取ろうとしても、何が入っているのかまったく分からない複雑な薄味。
調味料を自分で足して好みに完成させる。

インドネシアでいちばん好きになった料理。




jakji (14)
2週間ほどこいでようやく曇りの日。ちょっとマシだ。
さゆっぴも笑顔。



jakji (15)
SANKYO





jakji (17)
どこにでもある料理。フライドチキン。 
これは世界中にあるからあえて食べる必要もないんやけど、
何も見つかんなくてしょうがなく食べてみたら、炭火焼きだからむちゃウマ!





jakji (18)
信号赤かー。ん?何かおるぞ。

クネクネくねくね動く不気味なやつ。
近寄りたくねぇな・・・




jakji (19)
やっべーこりゃ絡まれたら大ケガするやつだー
目線合わしたくないけどこっち見ながらクネクネ踊ってるー(恐怖)

でもこの生物、案外おだやかなようでこころよく写真を撮らせてくれた。




jakji (20)
田舎だー米だー!われら米の民ー!




jakji (21)
道端にはいろいろ売ってて休憩しやすい。南国にきたのを実感。
さゆっぴが食べたことないっていうのでストップしてみる。




jakji (22)
こっちではお高い100円くらい。
実際とくべつおいしいもんでもないんやけど、たまに飲みたくなるよね




jakji (23)
陽がでるとほんとに暑いー。 自転車をこぐのはきっちり1時間。
商店で自転車を止め、冷たい炭酸をキュイーンといっき飲みだぜコンチキショー!




jakji (24)
だいぶ進んできました。
ジャワ島の東端ジャカルタから中部に入ってきた辺り。
農地が増え、お米やらお米やらお米を盛んに栽培している。




jakji (25)
インドネシアの有名料理、ミゴレン(MIE GORENG)、焼きそば。
これも外せない安定の味。





jakji (26)
高級っぽいホテルが安くてラッキー、1泊1部屋800円くらい。
宿の中心には広ーい屋根ありスペースがあって、象の神様ガネーシャが鎮座。
インドネシアはイスラムの国ながら、島や地方によってヒンドゥーやキリスト教徒もいる。

旅をしていてヒンドゥーエリアに入るのは初めて。
なにやらいい香りのお香が漂っていてなごみますー




jakji (27)
デパートで中華料理。
中華はやっぱりセカイイチ!!




jakji (28)
これまた豪華な料理。
淡水魚ティラピア。
こっちの川で獲れたやつっぽくて泥臭さがたまんない。空芯菜と。




jakji (29)
どんだけ腹いっぱい食べてもスイーツを食べたがる別腹系女子さゆっぴがみつけたロティ。




jakji (30)
ホットケーキみたいなパンにチョコとかアーモンド、各種フルーツのジャム
なんかをはさんで焼いたやつ。日本でも流行ったとか?

めちゃうま!激太り!危険なヤツ!!




jakji (31)
脱落して必要だったボルトを買いに寄ったバイク屋さん。

インドネシア人は運転はクソでカスで最低でどないかなってまえといつも思ってるけど、
人はほんっとにあったかくて穏やかで、適度な距離感があるから大好きです。




jakji (32)
インドネシア第二の都市、古都ジョグジャカルタに向かう山道に入った。
1000mくらいの標高を上るルートになると雨が。インドネシアでは初の雨。

これが2018年の雨季で初めての雨らしく、
空気中のホコリが雨水に含まれるので町も自転車もドロドロに。

インドネシアでの自転車走行は交通状況、気候、風景の変わらなさも相まって、
これまで旅してきた70数か国の中でダントツに辛い場所やった。

美味いネシア飯と、タンデムに乗ってくれるさゆっぴがおらんかったら
途中でくじけてすぐにヒッチハイクしてたんやろうなーと思う。




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