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現代日本の秘蔵っこ、磯田よしゆきの自転車世界一周旅行

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ロンボク島ラストにして待望のアタリっ!? ~越冬アジアGT釣り旅行編~

にゃおーん!
現在、中央アジアはタジキスタン。
とんでもない悪路を越えて世界の屋根と呼ばれるパミール高原のふもとにたどり着いたところです。
装備も自転車も自分自身もかなりのダメージを負っていて、ちょっと休憩かな。




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ブログは2018年終盤、越冬東南アジアGT釣り旅でのオハナシ。


yhjk (1)
ロンボク島ショアGTフィッシング。

バイクや歩きで3時間かけてたどり着いたポイント開拓最終章も空振りに終わり、
拠点のクタへの長ーい帰り道、
何日か前にポイントを探しに行ったエリアがちょうどド干潮で潮が引き、
浅瀬を歩いて沖の島まで渡れそうなことを発見した。




yhjk (2)
ありゃあ良さそうだぞってことで翌日アタックする。

クタからバイクで30分。
そこから歩いて30分。
普段は沖に浮かぶ小島が、干潮の前後2時間の間なら潮が引いて島まで歩いて渡れそう。

荷物をごみ袋に2重に入れて防水にし、竿と一緒に体に縛り付け、
激流の中をつま先立ちで渡っていく。

釣りで粘りすぎて帰りが遅くなると渡ることは不可能になる。
行って帰って4時間。




yhjk (3)
島まで渡って外海側のポイントまで30分。準備をして20分。
帰りのことも考えると釣りができるのは2時間。
しかも残念なことに潮止まりを挟んでの2時間なので釣りの時間としてはあまりよくはない。

それでも、昨日行ったポイントほどではないけどある程度外からの潮が入って水が流れてる。
バリ島もロンボク島も外洋の流れが南から島に当たるので、南側ならある回遊魚への期待はある程度は持てる。

それにしても連日のポイント探索で全身がバキバキに筋肉痛でGT用のルアーを投げるのが辛い。
竿もリールもルアーも何から何まで特大で、息を整え、全身の力を込めて投げる。
もしこんなコンディションの時にGTがかかったら、自分の体は魚の引きに耐えることが、
そして魚を陸まで引き上げることができるのか?

本来潮止まりのあまりいい時間帯ではない頃、投げて届く距離で小魚が何かに追われて水面を逃げまどう「ナブラ」が立った!

ここぞとばかりに特大のGTルアーを投げアクションを付けながら引いてくる。
小魚はルアーの大きさにさらに追われて逃げまどうばかり。
群れの下にいるはずの大きな魚はルアーに食いついては来ない。

散発的にナブラがたち、海面とにらめっこしながらあっちへこっちへと投げてみるけど、
場を荒らしてるだけで食ってくる気配がない。

GTではないのか?
ショアジギング用のロッドにスイッチ。

小魚の動きを模して、水面を滑らせるようにジグをゴリ巻きする。

出たっ!しかし乗らない!

ルアーを追って水面から飛び出してきたのはダツでもバラクーダでもない魚。

もっかい同じラインに投入。
3匹の魚が争うようにルアーを追ってくる。そら!食えっ!

水面から飛び出しながら1匹が食いついた!

ひさびさの魚の感触にも慌てず、反射的に大きくアワセる。
同時に水平に走り出す銀色の魚体!ショアジグロッドが気持ちよく曲がる~!

ルアーをしっかりくわえこんでるようで、追いアワセを追加して魚の引きを楽しむ。




yhjk (4)
手元まで寄せてからは波をかぶりながらフィッシュグリップでランディング!
上がってきたのはクイーンフィッシュ。テレビとかでしか見たことのないやつ。
日本名はオオクチイケカツオ。

確かに魚を追ってくる姿はカツオのようやったなー。

このサイズなら、外道といえども誇らしく宿に持って帰れる。
毎日釣りに行ってるのに何にも持って帰ってこないから、宿の人にあいつは釣りが下手くそだと思われてるやろうしね(笑)

2匹目を狙ってしばらく投げてみたものの、それ以降はナブラはたたず。




s-PB251210.jpg
宿に帰り、さゆっぴと2人分のお刺身用にだけ切り取って残りは宿のひとにおすそわけ。

暑い地域なのでキュッとしまった身ではないけど、アブラがのっててとろけるお味。柚子胡椒でいただきます。




s-PB251215.jpg
残りを宿の家族が作ってくれた魚のスープ。激辛。




yhjk (7)
ひーひー言いながらみんなで食卓を囲む。




yhjk (5)
その後何回も小島に渡った。4回?5回?

その最後。

この日はナブラもたたず潮が上げ止まり下り始めても沖にいい潮の流れがなかった。
ゆるやかに大きな湾の潮の出口がちょうど立ってる磯に沿っていて、
一部だけ激流になっている。
でも深さはなく数メートルほど。底も砂地と思われるのであまりキャストしてこなかったけど、
何となくそこにキャストして足元でルアー回収しようとしたとき、
砕けた波で真っ白に荒れた水中から魚が飛び出しルアーを加えて走り出した!

バラクーダだだだ!!
 
ガツンとアワセをいれたものの魚は勢いを増しながら沖へと走っていく!
全体重をロッドにかけて魚の引きに耐えるもリールからは糸がジャンジャン出ていく。


気持ちよいー💖💖


銀色の魚体は1mはゆうに超える、1.3mくらいあるか?
これまで釣ってきたバラクーダと種類が違うのか、太い!
胴体が中野浩一のふとももくらい太い!

イヤッホー!とか叫びながら魚の引きを堪能し、
魚のランを止め、強引にこちらを向かせて寄せにかかる。

10㎏以上ある魚が何度も豪快に水面を割ってジャンプ。轟音とともに水面が爆発する。

体重を使ってぐいっと竿を立て、水平に戻しながらラインを巻き取る。何度も繰り返す。

足元まで寄ってきたとき、動画を撮ってなかったことをふと思い出し、
竿から片手を放して胸に取り付けたゴープロを操作する。
動画スタート!とともに魚が最後の力を振り絞ってジャンプ!!


フっ・・・



外れたー!! シイィィィーーット!!!!


魚がジャンプした時のロッドワークに片手では対応できず口からルアーが外れてしまった。
くっそーでかかった!逃がした魚はデカいっていうけど、あれはマジででかかった!
1.3mとは言わず2mくらいあったんちゃうかな?10㎏?20kg? クジラやった??


くっそー!!


はぁ、、。

とは言ってもGTではなくバラクーダ。自分の釣りでは外道になる。
たぶんこのポイントでは底の地形的にGTが居ついてるとは考えにくい。
回遊のGTを狙うことはできるかもしれへんけど、それじゃ釣りの効率が悪い。
このポイントはここまでとしよう。

この小島まぁまぁよかったんやけどなー

小島から岸へと戻る道中は、大潮からだいぶはずれていたのもあって干潮になってもあまり潮が下がらず、ゴウゴウと流れる流れの中を、水面から顔だけ出して荷物を頭の上にのせて泳いで渡るようなこともあった。

ほんと、陸からGTを狙う釣りってのは危険が多い。

ぼくは泳ぐのが得意で、アウトドアの知識が最低限あるからこれまで大きな事故に遭うことなく釣りをしてこれたけど(GT釣れてないけどw)、誰にでもできる釣りではない。
友達とか、誰かと一緒にこの釣りをするってのはほんと難しいよなー。
もしさゆっぴなんて釣れて来てたら釣り場までたどり着かずにビーチでまっ黒に日焼けしてたやろうな。




yhjk (8)
バリ島に引きつづき、ロンボク島でもGT釣りは惨敗。
ビザの期限もまた近づいてきたのでロンボク島を後にするしかない。




yhjk (9)
快適で2週間ほど過ごした宿ともお別れ。いいお宿でした。




yhjk (10)
ここまでバリ島、ロンボク島と釣りだけでもひと月以上の時間を費やしてきたけど、
ほんとうにただの一回もGTの顔が見れていない。

GTの住む環境としては良いと思うんやけど、岸からの釣りが成立する場所を見つけることが難しい。
バリ島・ロンボク島でめぼしいところはほとんど攻めた。
ビザも切れるし、また外国に出国してビザを延長して釣りをするのか、撤退か。

うーむ・・。


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