どいつもこいつもゴキゲンヨウ! Jamica Yah-Man編
あいちゃんが帰り、やまちゃんもここでお別れ。やまちゃんはあと数日キューバを旅して先にメキシコに戻り、南米へと進んでいく。
3人になった俺達はキューバのハバナ国際空港からジャマイカエアラインで45分ひとっ飛び!
ヤーマン!憧れの島、ジャマイカへ!!

ファンキーばあちゃん。
同じくジャマイカエアライン待ち、ジャマイカに行くのが不安になるくらいのクレイジーっぷり(笑)
そしたら入国で問題発生!
入国審査がすごい厳しく、旅の資金、日本での仕事を根掘り葉掘り。旅の目的をジャマイカ音楽が好きって答えたら、じゃあどんなジャンルやが好きとか好きなバンドは?と。
こんな事もあろうかとメキシコシティで買っといたThe Skatallitesをサッと指さす。効果X-GUN!
なんとか通り抜けたーと思ったらさりなちゃんがつかまった。日本への帰国のチケットがないと入国させんと言われてるらしい。
ジャマイカを出るチケットは持ってるから関係ないやいやろ!と喰いついても「No」とあっさり。
ここで日本行きの高~いチケットを買うか、キューバに戻るか。ってもキューバに戻るにもチケット買わんと・・。
すったもんだ、絶望の風が吹き抜けたそのとーき!
係官「Can you dance?」
さりーな「Y..Yes...」
係「Dance.」
入国審査の張り詰めた空気の中、逆らったら絶対入れてもらえんと、引きつり笑いで踊り狂うさりーなちゃん。
最高にシュールな時間が無音で流れ、汗だくでさりーなちゃんは入国できました。とさ(笑) ヤーマン!

これがジャマイカだ!!
・・・。
特に特徴のない町並み(笑)
ジャマイカのレゲエ映画のイメージ、カンカン照りの下、舗装のないダート道を砂埃あげながら行き交うバイク、サトウキビトラック。
ってなイメージはまったくねぇ!! 意外なほどちゃんと舗装されてるしまともな車も多い。高い建物も特になく、汚れたコンクリートの壁と小さい商店、放置された空き地。 どっかうすら寒い感じがする。日本の田舎町に似てる。
ジャマイカの住民の多くははイギリス統治時代に連れてこられたアフリカ系の黒人で、これまで旅してきたアメリカ人やメキシコのマヤ先住民の黒人のいる町とは雰囲気がまったく違う。
見慣れてないことが原因やと思うけど、汚れた路地裏や道端でたむろしてる若い人らがジロジロこっちを見てると、正直怖い。
そんでもってジャマイカは旧イギリス統治国らしく物価が高く、治安が悪い。
ジャマイカの首都キングストンのダウンタウン、ゲットー地区は世界でも有数の治安の悪い場所で、ジャマイカ人も寄り付かない。
というか現地のジャマイカ人すら日が暮れてくると外を歩かなくなり、途端にゴーストタウンの様になる。
宿のオーナーに、外出するときには宿からタクシーを呼んで、車が着いてから門を出ろと何回も言われる。
街を走る車も薄汚れてこんな感じ。

WASH ME PLEASE!
ミクシーでおなじみ、ホンダのCR-Z。

さすがジャマイカ、レゲエの国!
街中を歩いてると絶えずどこからか大音量でレゲエが流れてる。
そして絶えずどこからか大麻のにおい・・・
この国、かなり狂ってる!ヤマーン!

通りがかったPUBの前ではおっちゃんがレゲエに合わせてしゃべりまくってました。(Youtube動画)

24時間レゲエを流すアイリーFM本社前。絶賛ヤーマン中!!

日本人旅行者の嘆きの壁。
土産物市場で、でっかいジャマイカ人がここの名物に案内してくれた。
日本人の有名なレゲエアーティストやダンサー、観光客までがこの壁に名前とメッセージを残していくらしく、ペンがあったのでメッセージを残す。
そしたらでかいジャマイカ人が、この壁を文化遺産としてギネスに登録する活動をしている。だから20ドル払え!と言ってきた。
意外な事にジャマイカには日本人旅行者がけっこういる。
レゲエの本場でダンスやDJの修行に来ていて、みんなバックパッカーではなく短期旅行で日本から飛んでくる。
・・となるとやっぱりぼったくられたり、気付かずに高いお金を払わされたりしてる人が多く、こんなおっきな兄ちゃんに迫られたら断りきれずすぐにお金を払ってしまう。
日本人はどこに言ってもいいカモです。やーまん。

ちゃんと取り締まってくださいよ~

ジャマイカでの主食、フライドチキン弁当。
何にしても高いのだジャマイカは!!
最下層のこの食事で300Jamica$=約300円。
そんなに高くないやんと思った日本の皆さん。他の国から比べたらむちゃくちゃ高いんです。けっこーキツイです。
ちなみに他の相場は、宿がドミでも2000円、2人部屋を3人で使って1700円。
食材とか日用品はむしろ日本より高いくらいやーまん。

ビールはジャマイカンビール、レッドストライプ。140円。
味はアメリカビールと違って軽くなく、苦味があってちょっとトロっとした感じ。モルツっぽいヤーマン!

キングストンの観光と言えばここは外せない。ボブ・マーリーの家(笑)
まぁ、入場料2000円をケチって中に入らんとこうと思ってたら、ガードマンに敷地内までタダで入れてもらえた。
ご存知King of Reggae=Bob marleyは、イギリス人の父親とジャマイカ人の母親の裕福な家で育った。そのお家がこれ。

壁には見たことのあるボブ写真がいっぱい。有名アーティストもいっぱいだヤーマン!

庭の片隅にはボブの愛車1976ローバー。

MARLEY ROAD。

ぶら下がってる看板もラスタカラーでちょっとかわいい。
ちなみにわが実家、住吉カメラ店のシャッターもラスタカラーやったりする(笑)
ちなみによくラスタって聞くけどいったい何やねんとお思いの皆さん、説明します。
ラスタは正式にはラスタファリズムと言って、アフリカ黒人のエチオピア回帰を目標としたした宗教。
イギリスの植民地政策の下、奴隷として働かされていたアフリカの黒人たち。黒人指導者マーカス・ガーベイが演説の中で「アフリカを見よ。黒人の王が戴冠する時、解放の日は近い」と発言する。
その通り1930年エチオピアにハイレ・セラシエという黒人の王が誕生し、信徒を増やした。
ラスタファリアンは肉を食わず、刃物を体に当てるのもダメで髪もヒゲも伸ばしっぱなし、ラスタのトレードマークのドレッドヘアーは編みこんでるんじゃなくて、自然に髪の毛が寄り纏まって団子状態になったもの。Jah-Man!

博物館内にMarley Coffeeが名物のLegend Cafeがある。
ブルーマウンテンなどコーヒーが有名なジャマイカ。ウエムラコーヒー(UCC)の農園もブルーマウンテンにある。でも現地人はブルーマウンテンを知らんかった。

家庭菜園。でもよく見ると・・・ ヤマン!!

One Love!!
さてさて、これからがぼくが見たかったジャマイカ! レゲエ!!
ジャマイカで音楽を聴くにはライブハウスに行くとかクラブに行くのじゃない。
ジャマイカ独自のサウンドシステムという文化があって、でっかいスピーカーをスーパーの駐車場や空き地に並べてガンガンに音を流す。
ほとんどの場所は入場無料で、夜早いところで10時から始まり、朝まで踊り明かす。
朝までって言ったらほんまに朝までで、夜が明けて太陽が昇り、出勤の車が走り回ってそのまま仕事に行く人も多い。朝8時くらいまで続く。
今回行ったのはジャマイカで今一番人気のあるPasa Pasaというイベントのアニバーサリーイベント。
始まる朝3時まで他のイベントで時間をつぶし、いざ!

住宅街の一角でタクシーを降りると、先の道路がギラギラ明るくガンガン音が流れてくる。
びっくりしたのは、イベント会場のど真ん中を道が通ってる! 普通に車が来て、客は前後に分かれて避け、また音楽を聴く。
ってかびっしり家が詰まったこんな住宅街で夜通し大音量・・・ いいんですか??

でも何より驚いたのは、だれも踊ってない!ノってもない!
舞台下にカラフルに着飾った兄ちゃんらがいて、おそろいの振り付けでいっしょに踊ってて、他の人らはそれを眺めてるだけ。
その踊りも、格好も、見てる観衆もまさにツチノコ族!! ちょっとオタ芸(笑)
異様な光景に見てるだけ・・。 や、、まん、、、

おまけに音楽はDJとMCがセットで、唄ってるというよりしゃべってる。
曲はイントロの部分だけを何回も繰り返してなんやおもろいことしゃべって・・みたいな。
音楽にノることすらできない異様な状態!!
結局朝までずっと立ちっぱなし、超がつくほどの不完全燃焼。楽しく無さすぎる!!(動画)

なんか分からんけどOne Love!!
ジャマイカ編 次回に続くー!!やけくそでヤーマン!!
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| 5 JAMAICA | 13:15 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
やーまん!
ジャマイカいつか行くもーん!
レゲエを勉強しなければ☆
| ai | 2010/05/09 14:26 | URL | ≫ EDIT